Wantedlyの分析画面で見られる数値|画面の数字と台帳で数える数字

Wantedly機能・仕様 更新日 2026/9/30

Wantedlyの効果を社内で説明しようとして、管理画面のアナリティクスを開いたものの、どの数字を報告すればいいか迷うことがあります。結論から言うと、アナリティクスで見られるのは会社ページ・募集・ストーリーが「どれだけ見られ、どれだけ反応されたか」までで、面談や採用に進んだかは画面の外で数える必要があります。この記事では、公式ヘルプに書かれている分析画面の数値と集計期間、読むときの注意点を整理し、画面に出る数字と自社で数える数字の分け方をまとめます(2026年9月30日時点。最新は公式ページでご確認ください)。

結論|画面で見るのは「見られ方」、採用までは台帳で

アナリティクスで見られる数値を大きく分けると、次の3つです。

画面主な数値
概要訪問数・PV、累計フォロワーと新規フォロワー、最近の募集5件(PV・ブックマーク・応援・応募)、最近のストーリー5件(PV・いいね・シェア・はてな)
募集表示回数・ブックマーク・応募・応援、閲覧者の職種・年齢層・アクセス元
ストーリー表示回数・いいね、「採用への貢献」(閲覧後に会社をフォローした人・応募した人。全期間のみ)

集計期間は、直近7日・14日・28日・3ヶ月・6ヶ月から選ぶか、カスタムで指定します。面談の実施や選考の結果は、この画面には出てきません。

仕組み|画面ごとの数字の意味

概要

概要は、会社全体の見られ方をつかむ画面です。訪問数とPV、フォロワーの累計と新規、最近の募集とストーリーそれぞれ5件分の反応が並びます。会社ページのフォロワーは、すぐ応募には至らないものの関心を持った人の数として、期間ごとの増え方を見るのに向いています。

募集

募集の画面では、募集ごとの表示回数・ブックマーク・応募・応援に加えて、閲覧した人の職種・年齢層・アクセス元が見られます。「こんな人に来てほしい」と書いた募集に、実際にどんな職種・年齢の人が来ているかを比べられるのが、この画面のいちばんの使いどころです。

アクセス元の「Google」は、Google検索から募集へ直接来た場合だけを数えるとされています。検索から会社ページに入ってから募集に移った場合などは含まれないため、検索からの流入を広めに見たいときは、この定義を踏まえて読みます。

ストーリー

ストーリーの画面では、表示回数といいねのほか、「採用への貢献」という数字が見られます。ストーリーを読んだあとに会社をフォローした人、応募した人を数えるもので、集計は全期間のみです。直近の期間で区切って見られないため、月ごとの比較には向きません。記事の効き方を長い目で見る数字として扱います。

確認する項目|数字を読む前に押さえる定義

分析画面の数字は、定義を知らずに並べるとずれて見えます。ヘルプで確認できる注意点は次のとおりです。

  1. スカウト経由の応募は、募集の応募数に含まれない:スカウトを多く送っている会社ほど、募集の応募数だけでは実態より少なく見えます。スカウトの返信は別に数えます
  2. ホームの数字とアナリティクスの数字は一致しない:ホームはユニークユーザー、アナリティクスはPVで数えています
  3. 「Google」は検索から募集への直接の流入だけ:会社ページを経由した流入は含まれません
  4. 「採用への貢献」は全期間のみ:期間で区切った比較はできません
  5. 候補者データは一括でダウンロードできない:候補者の一覧をCSVなどでまとめて取り出すことはできません(ATSによっては取得できる場合があります)。スカウトの送信履歴はCSVを作成できます

とくに1と5は、報告の数字をどこから取るかに直接関わります。募集の応募数とスカウトの返信を足した数を「Wantedlyからの応募」として報告するなら、スカウトの側は送信履歴のCSVや候補者の一覧から数える必要があります。

エージェントベストの見解

分析画面の相談で最も多い思い込みは、「募集の応募数がWantedlyの成果のすべて」というものです。実際には、スカウト経由の応募は募集の応募数に入らないため、スカウトに力を入れている月ほど、画面上の応募数は少なく見えます。当社は3媒体の販売パートナーとして運用の数字を見ることが多いのですが、OfferBoxやワンキャリアと並べて比べるときに、Wantedlyだけ数字が小さく見える原因の一つがこの定義の違いです。媒体の画面は、それぞれの媒体の定義で数えているので、そのまま横に並べると比較になりません。当社が案内しているのは、どの媒体でも「候補者と最初に話をした数」という自社の定義を一つ決め、各媒体の画面の数字はその手前の段の参考として扱うことです。自社の定義で数えれば、媒体の画面の違いに振り回されずに済みます。

注意点|画面にない数字は台帳で持つ

分析画面に出ないのに、更新や予算の判断に要る数字があります。

これらを社内の台帳で持つと、分析画面の数字は「台帳の手前で何が起きているか」を読む材料として使えるようになります。台帳の段の分け方はWantedlyの効果が測れないときのKPIの置き直しにまとめています。

エージェントベストの見解

数字を見る順番にも型があります。先に見るのは募集の画面の「閲覧者の職種・年齢層」で、応募数はそのあとです。募集に書いた「来てほしい人」と、実際に見に来ている人の職種がずれているなら、応募数を増やそうとしてスカウトを増やしても、面談で話が噛み合わない人が増えるだけです。当社が運用の見直しで最初に確かめるのは、この「見に来ている人」が狙いどおりかどうかです。狙いどおりなのに応募が少ないなら、募集の中身やタイトルを見直します。狙いからずれているなら、募集の書き方か、スカウトを送る相手を見直します。表示回数やPVは、この切り分けが済んだあとに、打ち手の効き目を確かめる数字として使うと、報告のための数字ではなく、次に何をするかを決める数字になります。

まとめ

よくある質問

スカウトから来た候補者は、どこで数えればいいですか

ヘルプによると、スカウト経由の応募は募集の応募数に含まれません。スカウトに返信した人は「候補者」の一覧に入るため、そこで数えるか、スカウトの送信履歴をCSVで作成して、返信の有無と照らし合わせて数えます。

候補者の一覧をExcelに書き出せますか

候補者データの一括ダウンロードはできないとされています。利用しているATSによっては取得できる場合があります。スカウトの送信履歴はCSVを作成できます。

ストーリーの効果を月ごとに比べたいのですが

ストーリーの表示回数といいねは、集計期間を選んで見られます。一方、閲覧後に会社をフォローした人・応募した人を数える「採用への貢献」は全期間のみの集計です。月ごとの比較は表示回数といいねで行い、「採用への貢献」は累計の効き方として見ます。

出典

本記事は 2026/9/30 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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