現場を巻き込める会社の媒体の選び方|現場の時間が効く場所に合わせる
現場を採用に巻き込める。配属先の社員が面談に出られ、経営層も協力的。採用媒体を、どう選ぶか。ところが、現場に全部を頼んで疲れさせ、現場の協力を前提に媒体を増やし、現場の言葉を人事が書き換え、半年で協力が止まる。結論から言うと、現場が出られる会社は、「現場の時間が最も効く場所」に媒体を合わせます。現場が名義・仕事の一文・面談に出るならスカウト型、現場が「話す」ならWantedlyの記事、現場が回に出るならワンキャリアのイベント。現場の時間は多く見積もらず、三つに絞って人事が負担を吸収し、若手一人から始めます。 この記事では、現場を巻き込める会社で起きる失敗、現場の時間が最も効く場所、3媒体で現場が出る場面、現場に頼む三つ、若手一人から始めること、協力を続ける形、経営層の一言、現場が出られるかの確かめ方、分担を整理します。現場の巻き込み方はOfferBoxの現場を巻き込む方法、Wantedlyのスカウトを現場の名前で送る、Wantedlyの記事づくりに社員の協力を得る方法、協力が得られないときは現場が非協力的なときのOfferBox運用で書きました。
この作業の目的|現場の時間を、「最も効く場所」だけに使う
現場を巻き込める会社の強みは、学生が「その仕事の人」と会えることです。文面の送り主が現場の若手で、面談に現場が出て、記事に現場の言葉がある。これは、人事だけで回す会社には作れません。ただし、現場の時間は有限で、採用に使うほど本業が削られ、協力は続きません。
目的は、現場の時間を「最も効く場所」だけに絞り、媒体をその場所に合わせて選ぶことです。
現場を巻き込める会社で、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 現場に、全部を頼む | 読む・書く・送る・返信まで頼み、現場の本業が削られ、協力が止まる |
| 現場の時間を、多く見積もる | 「週に数時間は出られる」が、繁忙期に消え、面談の枠が空く |
| 現場の協力を前提に、媒体を増やす | 現場が出る場面が二つの媒体で重なり、現場の時間が足りない |
| 現場が疲れて、協力が止まる | 一度止まると、再開が難しい。「採用は人事の仕事」に戻る |
| 現場の言葉を、人事が書き換える | 現場の名義なのに、人事の言葉になり、学生に「読んでいない」と分かる |
| 巻き込めるのに、人事だけで回す | 強みを使っていない。文面も面談も人事の言葉で、他社と同じ |
共通するのは、現場の時間を「あるもの」として使い、「最も効く場所」に絞っていないことです。
現場の時間が、最も効く場所
| 場所 | なぜ効くか | 現場の時間 |
|---|---|---|
| 文面の名義と、仕事の一文 | 学生は「その仕事の人」からの文面を開く。仕事の一文は現場にしか書けない | 一度直せば使い回せる。短い |
| 面談 | 学生は「この人と働くか」を面談で決める。人事より現場 | 週に数枠。最も効く使い先 |
| 記事の「話す」 | 現場の言葉の記事は、人事が書いた記事と違う。書くのではなく話す | 一度に短く。人事が書く |
| 少人数の回に出る | 仕事の話を、その仕事の人が。確かめる場になる | 回ごとに短く。型で回す |
| 面接官として、面談の続きを | 面談で聞いたことを、面接で続きとして。引き継ぎがあれば短い | 面接の枠 |
「読む」「書く(全部)」「送る」「返信」は、現場の時間が効かない場所です。人事が持ちます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「現場が協力的なら、媒体を増やしても回る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、現場を巻き込める会社の相談を受けていますが、現場の協力を前提に媒体を増やした会社は、現場が出る場面(面談・記事・回)が媒体ごとに増え、現場の時間が本業を削り始めたところで協力が止まっています。逆に、現場の時間を「面談」に集中させ、媒体は一つで、名義と一文だけを現場に頼んだ会社は、現場の負担が小さいまま、学生が「その仕事の人」と会えていて、協力が翌年も続いています。現場を巻き込める会社の媒体選びは、「現場が出られるから増やす」ではなく、「現場の時間が最も効く一つの場所に、媒体を合わせる」です。当社がこの相談を受けるとき、最初にやるのは、「現場の時間を、面談に使いますか、記事に使いますか、回に使いますか」を一つ選んでもらうことです。
3媒体で、現場が出る場面の違い
| 媒体 | 現場が出る場面 | 向く現場 |
|---|---|---|
| OfferBox | 文面の名義と仕事の一文、承認後の面談 | 面談に週に数枠出られる若手がいる。「自分の後輩を自分で選ぶ」と言える現場。OfferBoxの現場を巻き込む方法 |
| Wantedly | 記事に「話す」、スカウトの名義、話を聞きに来た人との面談 | 仕事について話せる社員がいる。書くのではなく話すなら、と言える現場。Wantedlyの記事づくりに社員の協力を得る方法 |
| ワンキャリア | イベントの少人数の回に出る、体験談と揃えた面談 | 回に出て仕事の話ができる社員がいる。書いたとおりに運用できる現場。イベントからの母集団形成 |
優劣ではなく、現場の時間を「面談」「話す」「回」のどこに使うかで、先に検討する媒体が変わります。どの媒体でも、現場が出る場面は一つに絞ります。時間の使い方の違いは3媒体の違いと選び方の「軸3と軸4」で書きました。
現場に頼む三つと、人事が吸収するもの
| 頼むこと | 現場の負担 | 人事が吸収すること |
|---|---|---|
| 名義になる | 名前を出す。一度読んで口調を直す | 文面は人事が書く |
| 仕事の一文を直す | 数行を自分の言葉に。一度直せば使い回せる | 下書きは人事 |
| 面談に出る(または話す・回に出る) | 出て、仕事の話をする | 日程、案内、事前の情報、記録、面談後の連絡は人事 |
三つで回り始めてから、現場が「もっとやりたい」と言えば広げます。最初から広げません。三つの絞り方はOfferBoxの現場を巻き込む方法の手順1と手順2で書きました。
若手一人から、始める
- 最初は、入社してまもない若手一人:学生に近く、「自分の後輩を自分で選べる」が伝わる
- 全員に一斉に頼まない:一人で回り始めてから、二人目
- 若手の上司の合意を先に取る:若手が動きやすい
- 若手に、反応を戻す:「あなたの名義の文面に、返信が来た」「面談した学生が次に進んだ」
- 始め方はOfferBoxの現場を巻き込む方法の手順3と手順4
現場の協力を、続ける形
- 反応を、戻す:返信、面談の結果、内定、入社後。戻さないと「やった意味」が見えず止まる
- 負担が増えたら、減らす:繁忙期は面談の枠を減らす。頼む三つを二つに
- 現場の言葉を、書き換えない:口調が違っても、現場の言葉のまま
- 「採用は人事の仕事」に戻さない:現場が出る場面を、業務として位置づける
- 段階的に広げる:OfferBoxの現場を巻き込む方法の手順7
- 断られたときは、理由を聞いて、頼む形を変える:Wantedlyの記事づくりに社員の協力を得る方法の「断られたときの扱い」
経営層の、一言
- 「採用に出る時間は、業務です」の一言を、経営層から現場に:人事が頼むより通る
- 現場の上司が、面談の枠を業務として認める
- 現場の評価に、採用への協力を入れるかは自社の制度で:入れるなら、負担ではなく評価に
- 経営層が、面談や回に出る:現場に「自分も出る」が伝わる
- 一言の取り方はOfferBoxの現場を巻き込む方法の手順6
現場が、出られるかの確かめ方
- 面談に週に何枠、出られる人がいるか:本業の繁忙期を除いて
- 名義になり、仕事の一文を自分の言葉に直せる若手がいるか
- 仕事について話せる(記事の「話す」、回で話す)社員がいるか
- 現場の上司と経営層が、採用に出る時間を業務と認めるか
- 反応を戻す型が、人事にあるか
五つが「はい」なら、現場の時間を一つの場所(面談・話す・回)に絞り、その場所に合う媒体を一つ選びます。「いいえ」があれば、現場を前提にせず、人事一人で回す採用媒体の大きさの形で始め、現場は後から。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 現場の時間を使う場所を一つ選び、媒体を一つ選ぶ | 人事責任者と現場の責任者 |
| 「採用に出る時間は業務」の一言 | 経営層 |
| 名義、仕事の一文、面談(話す・回に出る) | 現場の若手 |
| 文面の下書き、日程、案内、記録、面談後の連絡 | 人事 |
| 読む、送る、返信、台帳、集計 | 人事 |
| 反応を現場に戻す | 人事 |
| 繁忙期に頼む三つを減らす判断 | 人事と現場の上司 |
運用代行や代理店が支えられるのは、現場の時間が効く場所の整理、媒体との相性の整理、頼む三つの型、文面の型、反応を戻す型までで、現場に頼むこと、現場が出ること、経営層の一言、人事が吸収する作業は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは向き不向きの話です。現場を巻き込める会社には、スカウト型が向きます。学生は「その仕事の人からの文面」を開き、「その仕事の人との面談」で決めるからです。逆に、現場が出られない会社にスカウト型を勧めても、人事の名義で人事が面談する形になり、現場を巻き込める会社との差が出ます。当社は3媒体すべてのスカウト型を扱いますが、相談の中で「現場は出られる」と分かれば、現場の時間を面談に絞ったスカウト型を先に、と勧め、「現場は出られない」と分かれば、企業ページと記事を整える型(ワンキャリア、Wantedly)を先に、と勧めます。現場が出られるかは、媒体の向き不向きを決める最も大きな条件の一つです。
まとめ
- 現場を巻き込める会社の強みは、学生が「その仕事の人」と会えること。現場の時間は有限で、「最も効く場所」(名義・一文・面談・話す・回に出る)だけに使う。読む・書く全部・送る・返信は人事
- 3媒体で現場が出る場面は違う。面談ならOfferBox、話すならWantedlyの記事、回ならワンキャリアのイベント。現場の時間を使う場所を一つに絞り、その場所に合う媒体を一つ
- 現場に頼むのは三つ(名義・仕事の一文・面談)で、負担は人事が吸収する。若手一人から始め、反応を戻し、段階的に広げる
- 現場の協力を前提に媒体を増やさない。繁忙期は頼む三つを減らし、現場の言葉を書き換えず、経営層の「採用に出る時間は業務」の一言を取る
- 現場が出られるかの確かめ方は五つ。「いいえ」があれば、現場を前提にせず一人の形で始め、現場は後から
よくある質問
現場は協力的ですが、忙しくて面談の枠が取れません
面談以外の場所(名義と仕事の一文、記事の「話す」)に現場の時間を使い、面談は人事が出て、面接で現場が続きを持つ形にします。または、面談の枠を「週に一枠」の最小にして、送る数をその枠から逆算します。面談の枠が取れないのに送る数を増やすと、待たせて離れます。枠の考え方は人事一人で回す採用媒体の大きさの「止まらない大きさ」で書きました。
現場に名義を頼んだら、「自分の名前で送るのは責任が重い」と断られました
文面は人事が書き、名義の人は一度読んで口調を直すだけ、返信も人事が返す、と負担の範囲を先に示します。「責任」は、文面の全部を書くことを想像しているときに重く、「名前と一文だけ」なら軽くなります。それでも断られるなら、名義は人事にして、面談に現場が出る形から始め、反応を戻してから名義を再度頼みます。断られたときの対処はOfferBoxの現場を巻き込む方法の手順5で書きました。
現場を巻き込める会社の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、現場の時間が効く場所の整理、媒体との相性の整理、頼む三つの型、文面の型、反応を戻す型を支えられます。現場に頼むこと、現場が出ること、経営層の一言、人事が吸収する作業は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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