Infraとほかのインターン媒体の併用
長期インターンの応募を増やしたいとき、学生向けの長期インターン求人サイトInfraに加えて、ほかのインターン媒体にも募集を出すことを考える会社があります。媒体を増やせば応募の入口は広がりますが、原稿の管理、応募への対応、費用の配分も増えます。併用で成果が出るかどうかは、媒体の数ではなく、それぞれの媒体に違う役割を持たせ、その役割どおりに運用できるかどうかで決まります。 同じ原稿を複数の媒体に出すだけの併用は、手間ばかりが増えて、どの媒体が効いているのかも分からなくなります。この記事では、Infraとほかのインターン媒体を併用するときの考え方を整理します。他の媒体の仕様や料金には触れません。
併用を始める前に確かめること
併用を始める前に、次の3点を確かめます。
- 1つ目の媒体の運用が回っているか:Infraでの募集が、原稿の見直しや応募への素早い対応まで含めて回っているか。回っていないまま媒体を増やすと、どちらも中途半端になります
- 応募が足りない理由は何か:応募が少ないのは、媒体の届く範囲の問題なのか、原稿の問題なのか、条件の問題なのか。原稿や条件の問題なら、媒体を増やしても解決しません
- 応募が増えたら対応できるか:媒体を増やして応募が増えたとき、面談と受け入れを回せる体制があるか
2番目はとくに大切です。応募が少ない原因が原稿にある場合、同じ原稿を別の媒体に出しても、同じように応募は少ないままです。まず原稿を見直し、それでも届く範囲が足りないと分かってから、媒体を増やすことを考えます。媒体の組み合わせ方の基本は母集団形成の媒体の組み合わせ方でも整理しています。
役割の分け方
併用するときは、媒体ごとに役割を分けます。分け方にはいくつかの軸があります。
| 分ける軸 | 例 |
|---|---|
| 職種 | ある職種はInfra、別の職種はほかの媒体、と分ける |
| 学生の層 | 届きやすい学生の層が媒体によって違うと分かっている場合、層ごとに分ける |
| 目的 | 業務の担い手としての募集と、新卒採用の入口としての募集を分ける |
| 時期 | 募集を強めたい時期だけ、ほかの媒体を足す |
どの軸で分けるかは、自社の状況によります。最初は1つの軸だけで分け、運用しながら調整していくのが現実的です。
原稿と応募の管理
併用で手間が増えるのは、原稿と応募の管理です。次のことを決めておきます。
原稿
- 媒体ごとに原稿を書き分けるか、共通の原稿を土台にして調整するか
- 仕事の中身や条件が変わったとき、すべての媒体の原稿を更新する担当者
- 媒体ごとに原稿の表現が違っても、事実(仕事の中身、時間の条件、受け入れの体制)はそろえる
3つ目は見落とされやすい点です。媒体ごとに違う条件が書かれていると、学生が複数の媒体で同じ会社を見たときに不信感を持ちます。
応募
- どの媒体から応募が来たかを記録する
- 応募への返事の期限を、媒体にかかわらずそろえる
- 同じ学生が複数の媒体から応募してきた場合の扱いを決める
応募の記録を媒体ごとに分けておくと、後で「どの媒体からの学生が続いているか」を比べられます。
エージェントベストの見解
併用の相談を受けると、多くの会社は「どの媒体を足せば応募が増えるか」を知りたがります。しかし当社が先に確かめるのは、「今の媒体からの応募のうち、受け入れて続いた学生は何人か」です。応募の数ではなく、続いた学生の数を媒体ごとに見ないと、併用の効果は判断できません。応募が多い媒体が、続く学生が多い媒体とは限らないからです。当社はInfraの代理店として、長期インターンの求人原稿の作成から運用までを支援していますが、併用を始める前に、今の媒体での「応募から続いた学生まで」の記録を一度整理することを勧めています。その記録があれば、媒体を足した後に、足した媒体が本当に効いているのかを比べられます。記録がないまま媒体を足すと、応募が増えたことだけで満足し、受け入れの手間が増えたことに後から気づく、ということになりがちです。
工数と予算の配分
併用するときは、工数と予算を媒体ごとにどう配分するかを決めます。
工数
- 原稿の作成と更新の時間は、媒体の数だけ増える
- 応募への対応の時間は、応募の数に比例して増える
- 媒体ごとの管理画面の確認など、細かい作業も積み重なる
工数が足りない場合は、媒体の数を絞るか、作業の一部を外部に任せるかを考えます。
予算
- 媒体ごとに費用の形(期間に対してかかるか、成果に応じてかかるか)が違う場合、予算の管理の仕方も変わる
- 最初は主となる媒体に予算を厚くし、足した媒体は小さく試す
- 半年ほどで、媒体ごとの「続いた学生あたりの費用」を比べ、配分を見直す
Infraには、継続して採用する会社向けのサブスクリプションと、成果報酬型のデポジットがあります。併用の中でInfraをどちらのプランで使うかも、役割に合わせて考えます。
併用をやめる判断
併用は、始めるより、やめる判断のほうが難しいものです。次のような状態が続くなら、媒体を絞ることを考えます。
- 足した媒体からの応募が少なく、原稿の更新の手間だけがかかっている
- 足した媒体からの学生が、受け入れ後に続かない
- 応募が増えたが、面談と受け入れが追いつかず、返事が遅れている
やめるときは、その媒体で受け入れた学生や応募の途中にいる学生への対応を最後まで続けます。媒体をやめても、その学生との関係は続くからです。
判断の時期は、足すときに決めておくと迷いません。「半年たって、続いた学生が何人以下ならやめる」のように、足す時点で見直しの日と基準を書いておきます。基準を後から決めると、手間をかけてきた媒体ほど、やめる判断が遅れがちです。
エージェントベストの見解
当社はInfraのほかに、新卒・中途の採用媒体も扱い、紹介による採用も行っています。複数の入口を扱っている立場から見ると、長期インターンの併用は、ほかのインターン媒体どうしの組み合わせだけで考えなくてもよいと感じています。たとえば、長期インターンの募集はInfraに絞り、空いた工数と予算を新卒の媒体に回して、長期インターンから新卒採用への流れを太くする、という組み合わせ方もあります。長期インターンの応募を増やすことが目的なのか、新卒採用の入口を広げることが目的なのかによって、併用の相手は変わります。インターン媒体を何本並べるかより、自社の採用全体の中で長期インターンにどんな役割を持たせるかを先に決めると、併用の相手も自然に決まります。長期インターンと新卒採用のつなぎ方は長期インターンから新卒採用へつなぐ設計で整理しています。
まとめ
- 併用の成果は、媒体の数ではなく、それぞれに違う役割を持たせて運用できるかで決まる
- 始める前に、今の媒体の運用が回っているか、応募が足りない理由は何かを確かめる
- 役割は職種・学生の層・目的・時期などの軸で分け、最初は1つの軸から始める
- 原稿の事実は媒体間でそろえ、応募の記録は媒体ごとに分けて残す
- 半年ほどで「続いた学生あたりの費用」を比べ、配分の見直しや併用をやめる判断をする
よくある質問
同じ原稿を複数の媒体に出してもよいですか
出すこと自体はできますが、媒体ごとに届く学生の層が違う場合、同じ原稿では響き方が変わります。事実はそろえつつ、媒体ごとに強調する点を調整するほうが、併用の効果を見やすくなります。
併用する媒体は何本くらいがよいですか
本数の正解はありません。運用が回る範囲で、役割を分けられる本数にとどめることを勧めます。最初は2本から始め、記録を見ながら増減を判断するのが現実的です。
併用する媒体の申し込みも、代理店にまとめて頼めますか
当社で扱っている媒体であれば、まとめてご相談いただけます。扱っていない媒体については、併用の考え方や役割の分け方の相談に応じます。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
長期インターンの採用と受け入れ、まとめて相談できます
- 求人原稿の作成から応募対応・面接設定まで、Infraの運用を代理店として支援します
- 継続して採るならサブスクリプション、まず1名ならデポジット(成果報酬)。採用計画から選べます
- 受け入れ体制や、新卒採用へのつなぎ方も一緒に考えます
この記事の内容に合うサービス:長期インターン採用(Infra) ↗月額5万円〜/成果報酬9万円〜