長期インターン初日の受け入れ|最初の1週間の組み方

Infra・長期インターン運用ノウハウ 更新日 2026/10/16

長期インターン生が入ってきた初日を、「とりあえず資料を読んでもらう」で過ごしてもらっている会社は少なくありません。担当社員も忙しく、何を任せればよいか決まっていないと、どうしてもそうなります。ところが、学生にとっての初日は、この会社で続けられそうかを判断する最初の材料です。結論から言うと、初日には「担当社員と話す時間」と「小さくても一つ終わらせる業務」の2つを入れ、そのための準備を前日までに済ませておくことが要です。 そして最初の1週間で、任せる業務を一日ずつ少しだけ広げていきます。この記事では、初日までの準備、初日の時間割、1週間の組み方、振り返りを整理します。

初日までに済ませておくこと

初日の質は、前日までの準備でほぼ決まります。次の項目を、学生が来る前に済ませておきます。

アカウントの発行が初日に間に合わず、午前中が待ち時間になる、ということはよく起きます。準備に何日かかるかを確かめ、合格を伝えた時点で手配を始めておくと間に合います。選考から初日までを短くする話は長期インターンの選考は速さが大事な理由と進め方で書きました。

初日の時間割の例

初日の時間割は、たとえば次のように組みます(4〜5時間の勤務の場合)。

時間の目安内容一緒にいる人
最初の30分あいさつ、席と道具の確認、チームの紹介担当社員
次の1時間会社と事業の説明、インターン生が関わる仕事の全体像担当社員
次の30分社内のルール(勤怠、連絡の仕方、情報の扱い)人事または担当社員
次の1時間担当社員の業務を隣で見る担当社員
次の1時間小さな業務を一つやってみる一人で、近くに担当社員
最後の30分初日の振り返り、翌日の予定担当社員

大事なのは、説明だけで初日を終えないことです。最後の時間に「一つ終わらせた」という感覚を持って帰ってもらうと、翌日の来る足取りが変わります。最初の業務は、短い時間で終わり、結果が目に見えるものを選びます。たとえば、決まった形式でのリストの作成、既存の記事の誤字の確認、競合のSNSアカウントの調査など、手順が明確で失敗の影響が小さいものです。

2日目から5日目の組み方

最初の1週間は、毎日少しずつ任せる範囲を広げます。勤務日が週に数日の場合は、「最初の5回の勤務」と読み替えてください。

  1. 2日目:見る量を減らし、やる量を増やす。前日の業務の続きを一人で進め、分からないところをまとめて質問してもらう
  2. 3日目:本来の業務の一部に触れる。インサイドセールスなら、架電の台本を読み、担当社員の前で一度練習する。ライターなら、構成案を一つ作る
  3. 4日目:本来の業務を小さく一回やる。担当社員が近くにいる状態で、実際の電話をかける、実際の構成案を提出する
  4. 5日目:1週間の振り返り。できるようになったこと、まだ不安なこと、翌週の目標を話す

毎日の終わりに、担当社員と5分でも話す時間を取ります。その日に何をして、何が分からなかったかを聞くだけで、学生は見てもらえていると感じます。

エージェントベストの見解

初日の相談で多い思い込みは、「最初は会社のことをよく知ってもらうことが大事」というものです。会社の歴史、理念、組織図、事業の詳細を初日に詰め込む会社は少なくありません。気持ちは分かりますが、学生にとって初日の関心は「自分はここで何をするのか、やっていけそうか」に集中しています。会社の話は、業務に慣れてくるにつれて意味が分かるようになる情報です。初日に聞いても、ほとんど頭に残りません。当社がInfraの運用を支援する会社には、会社の説明は初日に1時間程度にとどめ、残りは最初の1か月の振り返りの時間に少しずつ話すことを勧めています。業務を通じて会社を知る順番のほうが、理念も自分ごととして伝わります。

1週間の終わりの振り返り

1週間目の終わりの振り返りでは、次のことを話します。

「思っていたのと違ったこと」は聞きにくい項目ですが、省かずに聞いておきたいところです。ここで出てきたずれは、早いうちなら手当てできます。放っておくと、数週間後に辞めたいという話になって出てきます。

よくある失敗

これらの多くは、担当社員を決め、その人の時間を確保していれば防げます。体制の作り方は長期インターンの受け入れ体制で書きました。

エージェントベストの見解

最初の1週間の設計は、外に任せられる部分がほとんどなく、社内で持つべき部分です。当社は求人原稿の作成や応募対応の運用を支援していますが、初日の時間割や、2日目以降に任せる業務の選び方は、現場の担当社員にしか決められません。ただ、決めるための型は共有できます。当社が勧めているのは、受け入れを始める前に、担当社員と人事が30分ほど時間を取り、この記事の時間割と1週間の流れに自社の業務を当てはめてみることです。当てはめてみると、初日に用意する小さな業務が決まっていない、アカウントの発行に何日かかるか分からない、といった穴が見えてきます。穴は学生が来る前に見つけるほうが、来てから見つけるより、ずっと手当てがしやすくなります。

まとめ

よくある質問

初日はフルタイムで来てもらうべきですか

学生の予定や、通常の勤務時間に合わせて構いません。初日だけ長くすると、学生にとって負担が大きく、翌日以降の印象とずれます。通常の勤務時間の中で、説明・見る・やってみる・振り返るの4つが入るように組むのが目安です。

複数の学生が同じ日に入る場合はどうすればよいですか

会社の説明や社内ルールの説明はまとめて行い、業務を見る時間とやってみる時間は、それぞれの担当社員と個別に過ごしてもらいます。同じ日に入った学生どうしは、相談相手にもなるので、初日に顔を合わせる時間を作っておくと続けやすくなります。

初日にやることを学生に事前に伝えるべきですか

時間割の大まかな流れを事前に伝えておくと、学生は安心して初日を迎えられます。集合時刻、場所、持ち物、最初に誰を訪ねるかは、前日までに連絡しておくことが基本です。

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