従業員10名以下の会社のOfferBox運用|新卒を採るべきかの判断
従業員が十名以下。社長が営業も採用も見ていて、新卒を採ったことがない。「若い人を入れて会社を大きくしたい」と考えてOfferBoxを検討しているが、送っても来ないのではないか、来ても育てられないのではないか、と迷っている。結論から言うと、この規模では、OfferBoxの運用の前に「新卒を採るべきか」を、社長が育てる時間を出せるかで判断します。採るなら、「最初の新卒」であることを隠さず、社長の名義で数通だけ送り、面談も内定のあとも社長が向き合い、会社が続く理由と条件を社長の言葉で一ページにし、承認への一次返信は外に出します。 この記事では、この規模の会社が新卒を採るべきかの判断、学生が確かめること、最初に決めること、文面の書き方、分担、やりがちな失敗を整理します。三十名規模の考え方は従業員三十名規模の会社のOfferBox運用、予算がほぼ取れない会社の媒体の考え方は予算がほぼ取れない会社の採用媒体で書きました。数値は書きません。
先に、「新卒を採るべきか」を判断する
| 問い | 採ってよい | 採る時期ではない |
|---|---|---|
| 社長が、最初の年に週に何時間、新卒に教える時間を出せるか | 毎週、決まった時間を出せる | 「忙しいときは無理」 |
| 新卒に任せたい仕事が、一行で言えるか | 「〇〇の仕事を、ゼロから教えて、△△を任せたい」 | 「若い人が欲しい」 |
| 中途や業務委託で足りないか | 足りない理由が言える | 中途のほうが早い |
| 一年後に、新卒が辞めても会社が回るか | 回る | 回らない |
| 会社が続く理由を、学生に言えるか | 言える | 言えない |
- 五つのうち、三つ以上が「採る時期ではない」なら、今年は採らない:新卒は、育てる時間が要る採用。時間が出せない年に採ると、一人で入った新卒が育たずに辞め、次の新卒がさらに採りにくくなる
- 採らないなら、中途か業務委託か、来年に:新卒を採らないことは、負けではない
- 採るなら、以下の「最初に決めること」へ
学生が、承認の前に確かめること
- 会社は続くか:十名以下の会社に入ることを、学生も家族も心配する。社長の年齢、事業の見通しではなく、「続けるために何をしているか」
- 社長はどんな人か:この規模では、社長との相性がすべて。面談で社長に会えるか、会社名で検索して社長の言葉が出てくるか
- 自分が最初の新卒か:最初なら、教える仕組みがないことを学生は知っている。知ったうえで来る学生を探す
- 何が身につくか:大企業の研修ではなく、「社長の隣で、この仕事を、この順で」の具体
- 辞めたらどうなるか:小さい会社を辞めたあとの道。隠さず、「〇〇の経験は△△で活きる」と言えるか
- 条件:給与、休み、勤務地。採用サイトがない会社ほど、条件が見えず不安
この規模で学生が離れるのは、会社が小さいからではなく、確かめる先がないからです。一ページで先に渡します。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「小さい会社は、新卒に選ばれない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行を受けているので、十名以下の会社の承認と面談も見ていますが、この規模で承認して面談に来る学生は、「社長と直接働ける」「最初の新卒として、自分で仕組みを作れる」で選んでいて、大企業と比べていません。選ばれないのは、小さいからではなく、「小さいこと」を隠して「大きく見せよう」とするからです。「社員は〇名です」「あなたが最初の新卒です」「教える仕組みはこれから、あなたと一緒に作ります」と社長の名義で書いた文面は、承認の数は少なくても、承認した学生は「小さいことを知って来た」学生で、面談で離れません。当社がこの規模の文面を作るときは、大きく見せる言葉を全部消して、社長が「なぜ新卒を採るか」を自分の言葉で書いた一文だけを残します。
最初に決めること
- 「最初の新卒」であることを、隠さず最初の一文に:「あなたが最初の新卒です」「教える仕組みはこれから作ります」。知ったうえで承認した学生だけが、面談に残る
- 名義は、社長:この規模で、社長以外の名義はない。社長が「なぜ新卒を採るか」を自分の言葉で。代表名で送るスカウト文面
- 送る数を、数通だけにする:社長が一人ひとりに向き合える数。多く送って承認に返せない形にしない。予算が少ない会社のOfferBoxの使い方
- 面談も、内定のあとも、社長が向き合う:面談は社長、内定のあとの連絡も社長。代わりの人はいない
- 会社が続く理由と条件を、社長の言葉で一ページに:採用サイトがなければ、コーポレートサイトに一ページ。条件、続けるために何をしているか、新卒に任せたい仕事、社長の言葉。OfferBoxと採用サイトの役割分担
- 承認への一次の返信を、外に出す:社長が営業の合間に返せないなら、型で代行が当日に返し、社長は面談の日程だけ。OfferBoxでオファーが承認されたあとの連絡手順
- 育てる時間を、週の予定に先に入れる:「新卒に教える時間」を、送る前に社長の予定に固定する。入ってから考えない
文面の書き方|大きく見せず、「社長の隣で、この仕事を」
| 書かない | 書く |
|---|---|
| 「成長中のベンチャー」「大きな裁量」 | 「社員は〇名です。あなたが最初の新卒です」 |
| 「アットホーム」「風通しがよい」 | 社長の隣で、最初の年に、この仕事を、この順で |
| 「若手が活躍」 | 教える仕組みはこれから、あなたと一緒に作る、と正直に |
| 「安定」「将来性」 | 続けるために何をしているか。社長の言葉で |
| 条件を隠す | 条件は一ページに。文面には「一ページに書きました」 |
- 社長が「なぜ新卒を採るか」を一文で:「〇〇の仕事を、ゼロから教えて、△△を任せたい」
- 社員の人数は、文面に書いてよい:この記事では書かないが、学生には「〇名」と分かる情報が要る
- 給与で勝負しない会社は、条件を隠さない:給与水準を強みにできない会社のOfferBoxの伝え方
- 文面の基本:OfferBoxのオファー文面の基本
面談と、内定のあと
- 面談は、社長が出て、一段で足りる:社長と会って、合うかどうか。段を増やす人がいない
- 面談で、一ページをそのまま見せる:隠すものがないと、学生は「小さい」を受け入れる
- 社員全員に会ってもらう:十名以下なら、全員に会える。「誰と働くか」が全部見える
- 内定のあとは、社長が連絡する:数通単位なので、一人に社長が向き合える。OfferBoxで内定を出したあとのフォロー
- 入社の前に、何度か会社に来てもらう:最初の新卒の不安は、顔を知ることで減る
運用の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 新卒を採るべきかの判断(五つの問い) | 社長 |
| 「なぜ新卒を採るか」の一行と、任せたい仕事 | 社長 |
| 「こんな人」の一行と検索条件 | 社長(型は代行が渡す) |
| 検索、文面の下書き、送信、一次返信 | 代行 |
| 文面の最終確認、名義 | 社長 |
| 面談、内定のあとの連絡 | 社長 |
| 一ページ(条件・続く理由・任せたい仕事・社長の言葉) | 社長(型は代行が渡す) |
| 育てる時間を予定に固定する | 社長 |
- この規模は、社長以外に採用に関わる人がいない:社長の時間を、育てる・会う・決めるに使い、作業は全部外に。OfferBoxの運用代行に任せられる範囲と自社で持つ判断
- 費用は、プランの費用と代行の費用:公式ページと見積もりで確認。この記事では数値を書かない。予算が取れないなら、今年は採らない判断も。予算がほぼ取れない会社の採用媒体
運用代行や代理店が支えられるのは、五つの問いの型、文面の型、一ページの型、検索・下書き・送信・一次返信までで、採るべきかの判断、理由の一行、文面の最終確認、面談、内定の連絡、育てることは企業の社長が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に「社長が、最初の年に週に何時間、新卒に教える時間を出せるか」を決めておかないと、送っても、採れても、育ちません。当社はOfferBoxの運用代行で十名以下の会社の相談を受けますが、「若い人を入れて会社を大きくしたい」から始まる相談に、この問いを最初に置くと、「忙しいときは無理」と答える社長が多くあります。その年は、新卒を採る年ではありません。新卒は、入ったあとに社長の時間を最も使う採用で、時間が出せないなら、中途か業務委託のほうが、社長にも入る人にも無理がありません。順番は、教える時間を週の予定に先に固定し、その時間が本当に取れるかを一か月試してから、OfferBoxで数通を送ることです。当社は、この問いに「出せる」と答えた社長にだけ、送る手伝いをしています。採るべきかの判断は、代行できません。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 育てる時間を決めずに採る | 一人で入った新卒が育たず辞める | 週の予定に先に固定し、一か月試す |
| 「成長中」「裁量」で大きく見せる | 面談で実態が分かり、離れる | 「〇名です」「最初の新卒です」を最初の一文に |
| 「若い人が欲しい」で送る | 任せたい仕事がなく、文面の中心がない | 一行で言えるまで送らない |
| 社長以外の名義で送る | 社長に会えない会社と読まれる | 社長の名義 |
| 多く送って返せない | 承認した学生に社長が向き合えない | 数通だけ |
最も多いのは、一つ目です。「若い人を入れたい」の気持ちが先に立ち、育てる時間が予定にありません。
まとめ
- 十名以下の会社は、OfferBoxの前に「新卒を採るべきか」を、社長が育てる時間を週に出せるかで判断する。出せない年は、中途か業務委託か来年に
- 採るなら、「最初の新卒」であることと社員の人数を隠さず最初の一文に。知ったうえで承認した学生だけが面談に残る
- 名義は社長。送る数は数通だけ。面談も内定のあとも社長が向き合い、社員全員に会ってもらう
- 会社が続く理由・条件・任せたい仕事・社長の言葉を一ページに。検索・下書き・送信・一次返信は外に出し、社長の時間は育てる・会う・決めるに
- 大きく見せない。「社長の隣で、この仕事を、この順で」の具体が、この規模の唯一の文面
よくある質問
採用サイトを作る予算がありません
コーポレートサイトの一ページで足ります。条件、続けるために何をしているか、新卒に任せたい仕事、社長の言葉、の四つを、社長が自分で書きます。デザインは要りません。学生が確かめる先が一つあれば、会社名で検索したときに「何も出てこない」を防げます。
送っても、大企業と比べられて来ないのではないですか
この規模で承認して来る学生は、大企業と比べていません。「社長と直接働ける」「最初の新卒として仕組みを作れる」で選んでいます。大企業と比べる学生に届かないのは前提で、数通のうち一人が「小さいことを知って来る」学生であれば、この規模の採用は成り立ちます。大きく見せると、比べる学生が来て、面談で離れます。
従業員十名以下の会社のOfferBox運用は、御社に相談できますか
できます。当社は、五つの問いの型、文面の型、一ページの型、検索・下書き・送信・一次返信を支えられます。採るべきかの判断、理由の一行、文面の最終確認、面談、内定の連絡、育てることは、企業の社長が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行も受けています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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