従業員30名規模の会社のOfferBox運用|学生の3つの不安に答える
従業員が三十名前後。人事はおらず、社長か現場の責任者が採用を見ている。新卒は初めてか、数年に一度。全員が顔見知りで、新卒が一人入ると、その一人が「最初の新卒」か「今年唯一の新卒」になる。OfferBoxで送ると、承認は付くが、面談で「同期はいますか」「誰が教えてくれますか」「辞めた人はいますか」と聞かれ、答えに詰まって離れます。結論から言うと、この規模で学生が確かめるのは「同期がいない」「小さい会社で育つか」「辞めたらどうなるか」の三つです。最初に決めるのは、中途ではなく新卒を採る理由を一行にすること、育てる人を一人決めること、同期がいないことを隠さないこと、名義を社長か育てる人にすること、送る数を数通単位にすること、承認への返信を外に出すことです。 この記事では、この規模の会社が割ける時間と人、学生が確かめること、最初に決めること、文面の書き方、分担、やりがちな失敗を整理します。専任の人事がいない会社の窓口の決め方は専任の人事がいない会社のOfferBox運用、初めての新卒採用の順番は初めての新卒採用でOfferBoxから始めるときの順番で書きました。数値は書きません。
この規模で割ける時間と人
| 状況 | 起きること |
|---|---|
| 人事がなく、社長か現場責任者が採用を見ている | 通知を見る人が決まっておらず、承認が放置される |
| 新卒採用の経験がない、または数年に一度 | 承認のあとに何をするかが決まっていない。面談の型がない |
| 新卒が一人で、同期がいない | 学生が「一人で大丈夫か」を確かめる。隠すと離れる |
| 育てる人が、本業と兼務 | 「誰が教えるか」に答えられない |
| 辞めた人が、全員の記憶にある | 学生が「辞めた人はいますか」と聞き、隠すと不信 |
| 採用サイトがない | 学生が確かめる先がなく、会社名で検索しても出てこない |
この規模の会社がOfferBoxに割ける時間は、社長か育てる人の細切れの時間で、送る数は数通単位です。数通でも、承認した学生に社長が向き合えば、この規模の採用は成り立ちます。
学生が、承認の前に確かめること
- 同期はいるか:いないなら、いないことを先に。「一人で入る」ことを知ったうえで来る学生を探す
- 誰が育てるか:制度ではなく、人。「〇〇さんが、最初の年に隣で教えます」
- 小さい会社で、何が身につくか:大企業の研修ではなく、「最初の年に、この仕事を、この人と」の具体
- 辞めた人はいるか、なぜか:三十名なら、一人の退職を全員が知っている。隠すと面談で分かる
- 会社は続くか:社長の年齢、事業の見通し。数値ではなく、「続けるために何をしているか」
- 社長はどんな人か:この規模では、社長との相性がすべて。面談で社長に会えるか
この規模で学生が離れるのは、会社が小さいからではなく、小さいことに伴う不安に答えがないからです。答えを先に渡せば、小さいことを知ったうえで来る学生が残ります。
エージェントベストの見解
送り始めたあと、最初の面談で起きることに共通するのは、承認した学生が「同期はいますか」と聞き、「今年は一人です」と答えた瞬間に温度が下がることです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行を受けているので、この規模の会社の面談の前後を見ていますが、同期がいないことを文面に書かずに送り、面談で初めて伝えた会社は、そこで離れる学生が多くあります。逆に、文面に「今年の新卒はあなた一人になります。同期はいませんが、〇〇さんが最初の年に隣で教えます」と書いて送った会社は、承認の数は減っても、承認した学生は「一人で入ることを知ったうえで来た」学生で、面談で離れません。この規模の採用で要るのは、承認の数ではなく、一人で入ることを受け入れた学生です。当社がこの規模の文面を作るときは、同期がいないことを、隠すのではなく、最初の一文に置きます。
最初に決めること
- 中途ではなく新卒を採る理由を、一行にする:「若い人が欲しい」ではなく、「〇〇の仕事を、ゼロから教えて、△△を任せたい」。この一行が、文面の中心。書けないなら、新卒を採る時期ではない
- 育てる人を、一人決める:社長か、現場の責任者か。「みんなで教える」は「誰も教えない」になる。育てる人の本業の時間を、採用の前に確認する
- 同期がいないことを、隠さず最初の一文に:「今年の新卒はあなた一人です」。知ったうえで承認した学生だけが、面談に残る
- 名義は、社長か育てる人:面談に出る人の名義。この規模で「採用担当」の名義は、会えない人の名義。代表名で送るスカウト文面
- 送る数を、数通単位にする:社長か育てる人が向き合える数。多く送って誰にも向き合えない形にしない。予算が少ない会社のOfferBoxの使い方
- 承認への当日返信を、外に出す:社長の細切れの時間で返せないなら、一次の返信は代行に。OfferBoxでオファーが承認されたあとの連絡手順
- 学生が確かめる先を、一ページ用意する:採用サイトがなければ、コーポレートサイトに、条件・育てる人・辞めた人の扱い・社長の言葉を一ページで。OfferBoxと採用サイトの役割分担
文面の書き方|「アットホーム」ではなく「一人で入る」ことへの答え
| 書かない | 書く |
|---|---|
| 「アットホーム」「家族のような会社」 | 「今年の新卒はあなた一人です。〇〇さんが最初の年に隣で教えます」 |
| 「若手が活躍」「裁量が大きい」 | 最初の年に、この仕事を、この人と。任せる範囲と、任せない範囲 |
| 「少数精鋭」 | 三十名で、誰が何をしているか。学生が入る部署の人数と人 |
| 「安定した会社」 | 続けるために何をしているか。社長の言葉で |
| 辞めた人を隠す | 「〇〇の理由で辞めた人がいます。△△を変えました」 |
- 社長の名義なら、社長が「なぜ新卒を採るか」を自分の言葉で:理念ではなく、「〇〇の仕事を任せたい」の具体
- 育てる人の名義なら、「私が最初の年に何を教えるか」
- 給与で勝負しない会社は、条件を隠さない:給与水準を強みにできない会社のOfferBoxの伝え方
- 文面の基本:OfferBoxのオファー文面の基本
面談と、内定のあと
- 面談は、社長が出る:この規模で、社長に会わずに決める学生はいない。OfferBox経由の学生との初回面談の設計
- 育てる人にも会ってもらう:「この人に教わる」が、面談で見える
- 選考の段は、二段で足りる:社長との面談と、育てる人との面談。段を増やさない
- 内定のあとは、社長が連絡する:数通単位なので、一人ひとりに社長が向き合える。OfferBoxで内定を出したあとのフォロー
- 内定者を、入社の前に会社に来てもらう:一人で入る不安は、社員の顔を知ることで減る
運用の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 新卒を採る理由の一行 | 社長 |
| 育てる人の決定と、その人の時間の確認 | 社長と育てる人 |
| 「こんな人」の一行と検索条件 | 社長と育てる人(型は代行が渡す) |
| 検索、文面の下書き、送信、一次返信 | 代行(人事がいないため) |
| 文面の最終確認、名義 | 社長か育てる人 |
| 面談の日程の判断、面談 | 社長と育てる人 |
| 学生が確かめる一ページ | 社長(型は代行が渡す) |
| 内定のあとの連絡 | 社長 |
- この規模は、外に出せる作業が最も広い:社内に残るのは、理由・育てる人・面談・内定の連絡。OfferBoxの運用代行に任せられる範囲と自社で持つ判断
- 社長の時間は、面談と内定の連絡に:検索と文面と返信に使わない
- 窓口は社長一人:通知を見る人を決める。専任の人事がいない会社のOfferBox運用
運用代行や代理店が支えられるのは、理由の一行の型、文面の型、一ページの型、検索・下書き・送信・一次返信、面談の型までで、理由の決定、育てる人の決定、文面の最終確認、面談、内定の連絡は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは切り分けの話です。三十名規模の会社で、社長が持つべきなのは、「なぜ新卒を採るか」の一行、育てる人の決定、文面の最終確認、面談、内定のあとの連絡、の五つだけです。ここから先の、検索、文面の下書き、送信、承認への一次の返信、一ページの型は、外に出せます。当社がこの規模の会社の運用代行を受けるときは、社長に「なぜ新卒を採るか」と「誰が育てるか」を先に聞き、この二つが決まっていない会社には、送る前にそこから決めてもらいます。決まっていれば、当社が数通を選んで下書きし、社長が一言足して送り、承認が来たら当社が当日に返し、面談は社長が出ます。社長の時間は、週に短くて足ります。逆に、この五つのどれかを外に出すと、学生は「社長に会えない」「誰が育てるか分からない」で離れます。出すのは作業で、残すのは理由と人です。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 同期がいないことを面談で初めて伝える | 温度が下がり、離れる | 文面の最初の一文に |
| 「みんなで教える」で育てる人を決めない | 「誰が教えるか」に答えられない | 一人に決める |
| 新卒を採る理由が「若い人が欲しい」 | 文面の中心がなく、会社紹介になる | 任せたい仕事で一行に |
| 「採用担当」の名義で送る | 社長に会えない会社と読まれる | 社長か育てる人の名義 |
| 多く送って、誰にも向き合えない | 承認した学生に社長が会えず、離れる | 数通単位に |
最も多いのは、一つ目です。同期がいないことを弱みだと考えて隠し、面談で分かったときに、隠したこと自体が不信になります。
まとめ
- 三十名規模で学生が確かめるのは「同期がいない」「小さい会社で育つか」「辞めたらどうなるか」。小さいことより、答えがないことで離れる
- 最初に、中途でなく新卒を採る理由を一行にし、育てる人を一人決める。書けない・決まらないなら、新卒を採る時期ではない
- 同期がいないことを文面の最初の一文に。知ったうえで承認した学生だけが面談に残る
- 名義は社長か育てる人。送る数は数通単位。承認への一次返信は外に出し、社長の時間は面談と内定の連絡に
- 学生が確かめる一ページ(条件・育てる人・辞めた人の扱い・社長の言葉)を用意し、面談は社長と育てる人の二段で
よくある質問
新卒を採るのが初めてです。中途のほうがよいのではないですか
「〇〇の仕事を、ゼロから教えて、△△を任せたい」と一行で言え、育てる人の時間が取れるなら、新卒を採る理由があります。言えないなら、中途か業務委託が合っています。新卒は、育てる人の時間が要る採用で、時間が取れない年に採ると、一人で入った学生が育たずに辞め、次の新卒がさらに採りにくくなります。
同期がいないことを書くと、承認が減りませんか
減ります。ただし、減るのは「一人で入る」ことを受け入れられない学生の承認で、面談で離れる学生です。書いて承認した学生は、知ったうえで来ているので、面談で離れません。数通単位で送るこの規模では、承認の数より、一人で入ることを受け入れた学生が一人いるかが大切です。
従業員三十名規模の会社のOfferBox運用は、御社に相談できますか
できます。当社は、理由の一行の型、文面の型、一ページの型、検索・下書き・送信・一次返信、面談の型を支えられます。理由の決定、育てる人の決定、文面の最終確認、面談、内定の連絡は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行も受けています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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