新卒30名を採る会社のOfferBox運用|職種ごとに型と名義を分ける
新卒を毎年三十名前後採る。人事にチームがあり、職種は営業、技術、企画など複数。ナビサイトと併用している。OfferBoxで「新卒総合職募集」の一つの文面を、人事の一つの名義で全職種に送ると、承認は多く見えるが、面談まで来ると営業志望ばかりで技術の近い学生が来ない、という偏りが出ます。結論から言うと、三十名を一つの文面と一つの名義で採ろうとすると、承認は多くても職種ごとに近い学生が偏ります。最初に決めるのは、職種ごとに型と名義と送る時期を分けること、人事は型と台帳と返信を持ち、職種の現場は名義と面談を持つこと、送る総量を職種ごとの面談枠から決めること、面接官の基準を統一すること、同期がいる安心を内定後の材料にすることです。 この記事では、この人数を採る会社が割ける時間と人、一つの型で崩れる形、最初に決めること、文面の書き方、内定後の材料、分担、やりがちな失敗を整理します。より多く採る会社は新卒五十名以上を採る会社のOfferBox運用、職種が多い会社の回し方は募集職種が多い会社のOfferBox運用で書きました。数値は書きません。
この規模で割ける時間と人
| 状況 | 起きること |
|---|---|
| 人事にチームがあり、職種が複数 | 「人事で全職種を回せる」と考え、一つの型と一つの名義で送る |
| ナビと併用している | ナビで来ている職種にもOfferBoxで送り、二重になる |
| 面接官が職種ごとに複数 | 基準が職種でばらつく |
| 職種ごとに、就職活動の時期が違う | 全職種を同じ時期に送り、技術系の学生には早すぎ、営業志望には遅すぎる |
| 同期が三十名前後いる | 学生には安心の材料なのに、文面と内定後に使っていない |
| 承認の合計だけを見ている | 職種ごとの偏りに気づかない |
この人数を採る会社がOfferBoxに割ける時間は、人事チームの人数ではなく、「職種ごとに、名義と面談枠を持てるか」で決まります。人事が全職種の名義と面談を持つと、職種ごとの近い学生が来ません。
一つの型で三十名を採ろうとすると、何が崩れるか
- 文面が「総合職募集」になり、職種ごとの「最初の年」がない:営業志望も技術志望も同じ文面を受け取り、どちらにも刺さらない
- 名義が人事で、職種の若手が見えない:「この職種で、この人と」が書けない
- 送る時期が全職種で同じ:技術系の学生の研究の時期、営業志望の学生の動く時期が違う
- 承認の合計は多いが、職種ごとに近い学生が偏る:営業志望の承認が多く、技術の近い学生が来ない
- 面接官が職種ごとに違う基準で見る:オファー経由の学生の扱いがばらつく
三十名は、「一つの採用」ではなく、「職種ごとの数名の採用の集まり」です。集まりとして設計すると、崩れません。
エージェントベストの見解
送り始めたあと、最初の年で起きることに共通するのは、承認の合計は目標に届いているのに、面談まで来た学生が特定の職種に偏り、他の職種の近い学生が来ていないことです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行を受けているので、この人数を採る会社の職種ごとの数字を見ていますが、一つの文面と一つの名義で全職種に送った会社は、承認の合計が多いことで「効いている」と判断し、職種で分けて見ていません。分けると、営業志望の学生の承認が大半で、技術や企画の近い学生がほとんど来ていない、という形が出てきます。当社がこの人数を採る会社に最初に決めてもらうのは、「三十名」ではなく「営業〇名、技術△名、企画□名」と職種ごとに置き、職種ごとに型と名義と送る時期を分けることです。分けると、承認の合計は減ることがありますが、職種ごとに近い学生が来て、面談から先が職種で偏りません。
最初に決めること
- 採る人数を、職種ごとに置く:「三十名」ではなく「職種ごとに〇名」。職種ごとの「こんな人」の一行も。OfferBoxの検索条件の組み方
- 職種ごとに、文面の型と名義を分ける:営業なら営業の若手、技術なら技術の若手。頼むことは名義・一文・面談の三つ。OfferBoxの運用に現場社員を巻き込む方法
- 職種ごとに、送る時期を分ける:技術系は研究の時期を記述から読み、営業志望は動く時期に。OfferBoxのオファーを送る時期と時間帯の考え方
- 人事は型と台帳と返信、職種の現場は名義と面談、と線を引く:人事が名義と面談まで持たない。OfferBoxをチームで運用するときの役割分担
- 送る総量を、職種ごとの面談枠から決める:職種の若手が月に会える数から逆算し、合計する。承認への返信は人事で一本化。OfferBoxでオファーが承認されたあとの連絡手順
- ナビで来ている職種には送らない:ナビのエントリー者と突き合わせ、OfferBoxはナビで近い学生が来ない職種に厚く。OfferBoxとマイナビの併用
- 面接官の基準を、オファー経由の学生について職種をまたいで統一する:OfferBox経由の学生を面接する現場社員への説明
- 台帳を一つにし、職種と名義の列を持つ:承認の合計ではなく、職種ごとの近い学生の数で見る。OfferBoxと採用管理システム(ATS)の連携の考え方
文面の書き方|「総合職」ではなく「この職種で、この人と」
| 書かない | 書く |
|---|---|
| 「新卒総合職募集」「多様な職種で活躍」 | 一つの職種の、最初の年の仕事の場面 |
| 人事の名義で全職種に | 職種の若手の名義で、「私は〇〇の担当で、あなたの△△を読んで」 |
| 「同期が多くて心強い」 | 「同期は〇〇名前後で、職種ごとに△名。最初の年は□□さんが隣で教えます」(人数は文面に書いてよい。この記事では書かない) |
| 全職種に同じ「こんな人」 | 職種ごとの行動。営業は「人を巻き込んだ」、技術は「仕組みで手間を減らした」 |
| 会社紹介から始める | 記述のどの行動を見たか、から始める |
- 共通原稿(会社紹介の短い一文、条件の書き方、承認後の型)は人事が一つで版管理し、職種ごとの部分(最初の年、名義、一文)は職種で分ける
- 文面の基本:OfferBoxのオファー文面の基本。職種ごとの文面の考え方は募集職種が多い会社のOfferBox運用
同期がいる安心を、内定後の材料にする
- 三十名前後の同期は、学生には安心の材料:「一人で入る」不安がない。文面と内定後に使う
- 内定者同士を、早めに会わせる:職種をまたいで。「同期がいる」を実感に変える
- 内定者に、名義の若手と、職種の教える人に会ってもらう:同期の安心と、「自分を見てくれる人」の両方
- 内定のあとの連絡を、職種の名義の若手と人事の二人で:一律の連絡だけにしない。OfferBoxで内定を出したあとのフォロー
- 辞退の理由を、職種ごとに「決め手」まで聞く:職種で辞退の理由が違う。OfferBox経由の内定辞退が続くときに見直すこと
運用の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 採る人数と「こんな人」を職種ごとに置く | 人事と職種の責任者 |
| 共通原稿、返信の型、台帳、面接官の基準 | 人事 |
| 検索、共通部分の下書き、送信、一次返信、突き合わせ | 人事、または代行 |
| 職種ごとの一文、文面の最終確認、名義、面談 | 職種の若手 |
| 職種ごとの送る時期の設計 | 人事と職種の責任者 |
| 内定者同士を会わせる、名義の若手と教える人に会わせる | 人事と職種 |
| 職種ごとの近い学生の数と辞退の理由を見る | 人事と職種の責任者 |
- 人事チームは、作業で分ける:検索と送信、返信と台帳、職種との調整。同じ人が全部を持たない
- 人事の時間が足りないなら、検索・下書き・送信・一次返信を外に出す:職種との調整と面談の設定に絞る。OfferBoxの運用代行に任せられる範囲と自社で持つ判断
運用代行や代理店が支えられるのは、職種ごとの型の分け方、共通原稿と返信の型、台帳の型、検索・下書き・送信・一次返信・突き合わせ、職種ごとの数字の整理までで、人数の配分、名義の選定、職種ごとの一文、面談、基準の統一、辞退の理由を聞くことは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは切り分けの話です。三十名を採る会社で、人事が持つべきなのは、職種ごとの人数の配分、共通原稿と返信の型、台帳、面接官の基準、職種との調整、までです。職種の現場が持つべきなのは、名義、職種ごとの一文、面談、です。当社はOfferBoxの運用代行でこの人数を採る会社の分担を見ていますが、崩れる会社は、人事が名義と面談まで持って職種の若手が見えないか、職種ごとに独自の文面と台帳を持って全体が見えないかの、どちらかです。前者は「会社が送った」文面になり、後者は同じ学生に複数の職種から届きます。当社が代行を受けるときは、人事の側(型と台帳と返信と突き合わせ)を当社が人事と一緒に持ち、職種の側(名義と一文と面談)は職種に残す形にしています。三十名は、職種ごとの数名の採用の集まりで、集まりの全体を人事が、一つ一つを職種が持つと、崩れません。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 一つの文面と一つの名義で全職種に送る | 承認は多いが、職種ごとに近い学生が偏る | 職種ごとに型と名義を分ける |
| 全職種を同じ時期に送る | 技術系には早すぎ、営業志望には遅すぎる | 職種ごとに時期を分ける |
| 承認の合計だけを見る | 偏りに気づかない | 職種ごとの近い学生の数で見る |
| ナビで来ている職種にも送る | 二重になり、担当の時間が消える | 突き合わせ、来ない職種に厚く |
| 同期の多さを文面と内定後に使わない | 「一人で入る」不安がない強みを使えていない | 内定者同士を早めに会わせる |
最も多いのは、一つ目です。人事にチームがあることで「人事で回せる」と考え、職種の現場を巻き込みません。
まとめ
- 三十名は「一つの採用」ではなく「職種ごとの数名の採用の集まり」。一つの文面と一つの名義で送ると、承認は多くても職種ごとに近い学生が偏る
- 採る人数と「こんな人」を職種ごとに置き、職種ごとに型・名義・送る時期を分ける。名義は職種の若手で、頼むのは名義・一文・面談の三つ
- 人事は型と台帳と返信と突き合わせ、職種の現場は名義と一文と面談、と線を引く。送る総量は職種ごとの面談枠から。返信は人事で一本化
- ナビで来ている職種には送らず、来ない職種に厚く。承認の合計ではなく、職種ごとの近い学生の数で見る
- 同期がいる安心を、文面と内定後の材料にする。内定者同士を早めに会わせ、名義の若手と教える人にも会ってもらう
よくある質問
職種ごとに名義を置くと、現場の負担が増えませんか
頼むことを名義・一文・面談の三つに絞れば、職種の若手の時間は短くて済みます。文面の共通部分と検索と送信と返信は人事か代行が持ち、若手は「記述のここを見て一言」と、月に決まった面談枠だけです。一つの名義で全職種を送るより、職種ごとに近い学生が来るので、面談の時間が無駄になりません。
職種によって、OfferBoxで採れる職種と採れない職種があります
採れない職種は、ナビで近い学生が来ているなら、OfferBoxで送らずナビに任せます。ナビでも来ていないなら、その職種の「こんな人」の一行と名義と時期を見直します。職種ごとに近い学生の数を台帳で見ると、送る職種と送らない職種が決まります。全職種で同じように送ることが、目的ではありません。
新卒三十名を採る会社のOfferBox運用は、御社に相談できますか
できます。当社は、職種ごとの型の分け方、共通原稿と返信の型、台帳の型、検索・下書き・送信・一次返信・突き合わせ、職種ごとの数字の整理を支えられます。人数の配分、名義の選定、職種ごとの一文、面談、基準の統一、辞退の理由を聞くことは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行も受けています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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