OfferBoxとマイナビの併用|役割を分ける四つの軸

OfferBox併用・比較 更新日 2026/9/20

新卒採用をナビサイト(マイナビ)で回していて、OfferBoxを足した。「ナビは母集団、OfferBoxは絞った層」と聞いてはいるが、自社ではどの層をどちらに置くのか、時期をどう分けるのか、職種で分けるのか、が決まっていない。決まっていないまま両方を回すと、同じ学生像を両方で追い、担当の時間が二つに割れ、どちらの成果か分からなくなります。結論から言うと、役割を分ける軸は「層・時期・職種・地域」の四つで、どの軸で分けるかは、いまナビで来ている学生の「こんな人」への近さを台帳で見てから決めます。掲載原稿は「見つけてもらう」ためのもの、文面は「見つけに行く」ためのもの、と役割を分け、分けたあとに担当と台帳を一つにします。 この記事では、四つの軸、軸の選び方、掲載原稿と文面の役割、説明会と面談の役割、担当と台帳、内定者フォローの合流、やりがちな失敗、社内の分担を整理します。二つの違いそのものはOfferBoxとマイナビの違い、ナビの時期の週の型とエントリー者への対応はOfferBoxとリクナビの併用で書きました。この記事は、「役割をどう分けるか」の決め方を扱います。ナビの仕様と数値は書きません。

役割を分ける四つの軸

軸ナビに置くものOfferBoxに置くもの向く会社
層業界・職種で自社を探して来る学生自社を検索しない学生。記述の行動で選ぶ学生ナビで来る学生と、採りたい学生がずれている会社
時期解禁後に一斉に動く学生解禁前に動いている学生。解禁後の山が落ち着いたあとの学生早期に接点を持ちたい会社
職種応募が多い職種(営業、総合職など)応募が少ない職種(専門職、地方の拠点など)職種ごとに応募の偏りがある会社
地域本社のある地域の学生拠点のある地域、Uターンを考えている学生複数の拠点で採る会社

四つの軸は、重ねて使えます。「解禁前に、専門職を、記述の行動で」のように。ただし、最初は一つの軸で分けます。四つを同時に使うと、担当が「どちらに置くか」で毎回迷います。

どの軸で分けるかは、「ナビで来ている学生の近さ」で決める

  1. 昨年のナビの応募者に、「こんな人」への近さ(近い・やや近い・遠い)を付ける:付いていなければ、面接官の記憶で
  2. 近い学生が、どの職種、どの地域、どの時期に来ていたかを見る:偏りが軸になる
  3. 近い学生が少ない職種・地域・時期が、OfferBoxで「見つけに行く」対象:ナビで来ないところに送る
  4. 近い学生が十分に来ている職種・地域・時期は、ナビに任せる:OfferBoxで送らない
  5. どの職種でも近い学生が少ないなら、「層」の軸で分ける:ナビで来る学生と採りたい学生がずれている。検索条件を記述の行動で組む。OfferBoxの検索条件の組み方

台帳がない会社は、今年のナビの応募者に近さを付けるところから始めます。一年分の台帳ができると、翌年の軸が決まります。母集団形成のKPIの考え方は母集団形成のKPIで書きました。

エージェントベストの見解

これをやる前に、先にナビで来ている学生に「こんな人」への近さを付けておかないと、役割を分けても効果が出ません。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ナビと併用する会社のOfferBoxの運用代行を受けていますが、「ナビは母集団、OfferBoxは絞った層」という分け方を、自社の応募者を見ずに当てはめている会社が多くあります。ナビで近い学生が十分に来ている職種にOfferBoxで送ると、同じ学生像を二つの入口で追うことになり、承認した学生がナビにもエントリーしていて、二重の連絡になります。逆に、ナビで近い学生がまったく来ていない職種があるのに、そこに送らず「絞った層」の一般論で送っている会社もあります。当社が役割を分ける前に企業と一緒にするのは、昨年の応募者の名簿に、面接官の記憶で近さを付けることです。一時間で終わり、その偏りが、そのままOfferBoxで送る対象になります。

掲載原稿と文面の役割|「見つけてもらう」と「見つけに行く」

掲載原稿(マイナビ)文面(OfferBox)
役割業界・職種で探している学生に、一覧の中で見つけてもらう選んだ学生に、「なぜあなたに」で見つけに行く
主役会社。何をしている会社か、どんな仕事があるか学生。記述のどこを見たか、その学生に何を任せたいか
書く人人事。会社の顔として送る社員の名義。人事か代行が下書き、本人が確認
更新年に数回。条件と仕事内容送る相手ごとに一文。共通部分は年に数回
揃えるもの「仕事内容」と「最初の年に何をするか」。条件同じ

説明会と面談の役割

分けたあとの担当と台帳

内定者フォローで合流させる

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
四つの軸を同時に使う担当が「どちらに置くか」で毎回迷う最初は一つの軸で
近さを見ずに一般論で分ける同じ学生像を両方で追う昨年の応募者に近さを付ける
文面に会社の全部を書く掲載原稿と同じになり、「なぜあなたに」がない文面は学生の側の話に
承認した学生を説明会の流れに入れる「自分に来た」が「並んで聞く」に変わる面談から。説明会は任意
軸の列を台帳に持たない翌年、軸が合っていたかが分からない軸の列を足す

最も多いのは、二つ目です。「ナビは母集団、OfferBoxは絞った層」の一般論を、自社の応募者を見ずに当てはめます。

社内の分担

作業誰が
昨年の応募者に近さを付け、偏りを見る人事と面接官
どの軸で分けるかを決める人事と責任者
掲載原稿を書き、説明会を運営する人事
検索条件を組み、文面の下書き、送信、一次返信人事、または代行
文面の最終確認、説明会で話す、面談に出る送る社員
掲載原稿と文面の「仕事内容」「最初の年」を揃えて見る人事(一人)
台帳を一つにし、軸の列を持ち、突き合わせる人事(代行と)
翌年の軸の見直し人事と責任者

運用代行や代理店が支えられるのは、役割の整理、近さの付け方の型、軸の選び方の型、掲載原稿と文面の揃え方の型、台帳の型、OfferBoxの検索・文面下書き・送信・一次返信までで、近さの判断、軸の決定、掲載原稿の中身、説明会で話すこと、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「ナビとOfferBoxで、同じ学生像を追えば、二つの入口から同じ学生に会える」というものです。当社はOfferBoxの運用代行を受けているので、ナビと併用する会社の検索条件を見ますが、ナビの掲載原稿で狙っている学生像と、OfferBoxの検索条件が同じ会社が多くあります。同じ学生像を二つの入口で追うと、ナビで応募した学生にオファーが届き、承認した学生がナビにもエントリーし、担当の時間が二重の連絡に消えます。二つの入口の意味は、「同じ学生に二度会う」ことではなく、「ナビで来ない学生に、OfferBoxで会う」ことです。当社が検索条件を組むときは、ナビの掲載原稿で来ている学生像を先に聞き、その学生像を検索条件から外します。外したあとに残る学生像が、OfferBoxで見つけに行く対象で、それは「層・時期・職種・地域」のどれかで、ナビと違うところにいます。

まとめ

よくある質問

ナビで十分に来ている職種にも、OfferBoxで送るべきですか

近い学生が十分に来ているなら、送りません。送ると、同じ学生像を二つの入口で追うことになり、二重の連絡と担当の時間の浪費になります。OfferBoxで送るのは、ナビで近い学生が来ていない職種・地域・時期・層です。来ているかどうかは、応募者に近さを付けて確かめます。

軸を一つに決めても、途中で変えてよいですか

契約の切れ目で見直します。途中の月に変えると、担当が迷い、台帳の軸の列が混ざります。一年の台帳で、その軸で分けた結果、近い学生がOfferBoxから来たかを見て、翌年の軸を決めます。軸の列が台帳にあれば、見直しの材料が残ります。

OfferBoxとマイナビの併用は、御社に相談できますか

できます。当社は、役割の整理、近さの付け方の型、軸の選び方の型、掲載原稿と文面の揃え方の型、台帳の型、OfferBoxの検索・文面下書き・送信・一次返信を支えられます。近さの判断、軸の決定、掲載原稿の中身、説明会で話すこと、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行も受けています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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