スカウトでの会社紹介の書き方|「なにを」の一言で足りる理由
スカウトの文面で、会社をどう紹介するか。「知らない会社だから、しっかり説明しなければ」と、事業の全体と沿革と実績を書く。文面が長くなり、相手のことが後ろに下がり、返信が来ない。媒体に関係なく、起きます。結論から言うと、文面の会社紹介は、「〇〇を作っている会社です」の一言で足ります。事業の全体・沿革・実績・受賞・理念・福利厚生は、企業ページと会社ページに任せ、文面では「確かめられる場所」として示すだけにします。会社を見せるのは、会社紹介ではなく、「その人がする仕事の場面」と「一緒に働く人の一文」です。知名度がない会社ほど、会社紹介より仕事の場面が効きます。三つの媒体で、この考え方は同じです。 この記事では、会社紹介を長く書くと起きること、一言で足りる理由、仕事の場面と人で見せること、企業ページに任せること、知名度がない会社と業界イメージの扱い、上司への答え方、媒体ごとの違い、分担を整理します。文面の骨組みはスカウト文面の基本構成で書きました。この記事は、その「本文」の中の会社紹介に絞ります。
この作業の目的|会社を「説明」せず、「見せる」
相手は、文面で会社の説明を読みたいのではなく、「自分がこの会社で何をするか」と「誰と働くか」を知りたいと思っています。会社の説明は、それが分かったあとに、企業ページで自分で読みます。
目的は、文面の中の会社紹介を最小にし、その分を仕事の場面と人に使い、相手が「話を聞いてみたい」と思う形にすることです。
会社紹介を長く書くと、起きること
| 起きること | なぜ起きるか |
|---|---|
| 「自分宛」が薄れる | 会社の説明は、誰にでも送れる文で、相手のことが後ろに下がる |
| 相手が読み進めない | 相手が読みたいのは「自分」と「仕事」で、会社の沿革ではない |
| 知名度がない会社ほど、逆効果 | 「知られていないから説明しなければ」で長くなり、知らない会社の長い説明は読まれない |
| 企業ページと重複する | 文面で書いたことを企業ページでもう一度読み、「確かめる」場所がなくなる |
| 文面が長くなり、締めまで届かない | 話す場への誘いが読まれない |
共通するのは、「会社を説明すれば、相手が興味を持つ」という前提です。相手が興味を持つのは、会社の説明ではなく、自分のことが読まれていることと、仕事の場面です。
文面の会社紹介は、「なにを」の一言だけ
- 「〇〇向けの△△を作っている会社です」:一文。それ以上は書かない
- 「なぜ」も「どうやって」も、文面には入れない:企業ページと会社ページに
- 理念やミッションの一文を、文面に引用しない:相手には響かない
- 「〇〇業界の」「創業〇年の」「社員〇名の」を足さない:判断の材料にならない
- 一言のあとに、すぐ仕事の場面へ:「〇〇を作っている会社です。入社した年は、△△の案件を先輩と二人で持ちます」
一言で足りる理由は、相手が会社を「確かめる」のは文面ではなく企業ページだからです。文面の役割は、企業ページに行く理由を渡すことです。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「うちは知名度がないので、文面で会社をしっかり紹介しないと、相手は興味を持たない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、三つの媒体の文面を見ていますが、知名度のない会社が会社紹介を厚くした文面は、読まれていません。相手にとって、知らない会社の沿革と事業の全体は、読む理由がない文です。逆に、知名度のない会社が会社紹介を一言にして、「入社した年に〇〇を任される」「送っている私は△△をしています」で書いた文面は、知名度のある会社の型通りの文面より、返信が来ています。相手が知りたいのは「どんな会社か」ではなく「自分がそこで何をするか」で、それは知名度に関係なく書けます。当社が会社紹介の相談を受けるとき、最初にやるのは、文面の会社紹介を一言に削って、その分を仕事の場面に置き換えることです。
会社を見せるのは、「仕事の場面」と「一緒に働く人」
| 見せ方 | 何を書くか | 会社の何が伝わるか |
|---|---|---|
| その人がする仕事の場面 | 「入社した年に、〇〇の案件を先輩と二人で持つ」「午後は自分の判断で△△を進める」 | 仕事の中身、任される範囲、進め方 |
| 一緒に働く人の一文 | 「送っている私は、入社した年に□□をしていました」 | 誰と働くか、その人の距離 |
| 「こういうとき、こうする」 | 「納期が厳しいとき、うちは✕✕する」 | 会社の判断の仕方 |
| 選考で何を見るか | 「選考では、学生時代に続けたことの話を聞きます」 | 会社が何を大事にしているか |
会社の説明を一言も書かなくても、この四つで会社は伝わります。相手は、「会社の説明」より「会社の場面」から会社を読み取ります。仕事の場面の取り方はOfferBoxの現場の巻き込み方、自社らしさの拾い方はWantedlyで自社らしさを言葉にする方法で書きました。
事業の全体・実績・理念・福利厚生は、企業ページに任せる
- 文面から外すもの:事業の全体、沿革、実績、受賞、取引先、理念、福利厚生の一覧、社員数、拠点
- 企業ページと会社ページに置く:相手が「もっと知りたい」と思ったときに読む場所
- 文面では、「確かめられる場所」として示す:「仕事の様子は、企業ページの〇〇に書いています」
- 企業ページが整っていない状態で、文面に会社説明を足して補わない:企業ページを先に整える
- 文面は「入口」、企業ページは「確かめる場所」:役割を分ける
企業ページの整え方はOfferBoxの企業ページで伝えること・伝えないこと、Wantedlyの会社ページで最初に書くこと、ワンキャリアの企業ページで最初に書くことで書きました。
知名度がない会社と、業界イメージが不利な会社
- 知名度がない:「初めて知る会社だと思います」から始めてよい。そのあとに一言と仕事の場面。会社説明で埋めない。知名度がない会社がOfferBoxで学生に届くには
- 業界イメージが不利:業界名は一言で事実として書き、業界の説明や反論を書かない。仕事の一日の場面で見せる。業界イメージが不利な会社のOfferBox文面
- どちらも、会社紹介を厚くする方向に行きやすい:厚くするほど、読まれない
- どちらも、仕事の場面と人で見せる:会社紹介の代わりに
上司の「会社のことをもっと書け」への、答え方
- 否定しない:「会社のことは、企業ページに置いて、文面から誘導します」と受ける
- 文面に会社説明を足した場合と足さない場合で、返信を小さく試す:記録で説明
- 「相手が文面で読むのは、自分のことと仕事の場面」を伝える:会社のことは、興味を持ったあとに読む
- 企業ページを整えることを、代わりに提案する:「会社のことは、ここに書きます」
- 上司への答え方の型はOfferBoxの運用方針を上司に納得してもらう資料の作り方
媒体ごとに、変わる点
| 媒体 | 会社紹介の扱い |
|---|---|
| OfferBox | 一言。「確かめる場所」は企業ページ。学生は多くのオファーを受け取るので、会社説明は特に短く |
| Wantedly | 一言。会社の「なぜ」は会社ページに任せ、文面では相手の「なぜ」と自社の「なぜ」の場面を一文ずつ。Wantedlyのスカウトで共感を伝える書き方 |
| ワンキャリア | 一言。学生は体験談で会社を確かめるので、文面で書くことは「企業ページと体験談で確かめられること」に絞る。ワンキャリアのスカウトと掲載のつなげ方 |
三つとも、会社紹介は一言で、会社を見せるのは仕事の場面と人です。変わるのは、「確かめる場所」がどこかだけです。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 文面の会社紹介を一言に削る | 人事 |
| 仕事の場面を話す | 現場の人 |
| 「一緒に働く人の一文」を書く | 名義の人 |
| 企業ページに事業・実績・理念・福利厚生を置く | 人事 |
| 上司に「会社のことは企業ページに」と説明する | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、会社紹介の削り方、仕事の場面で見せる型、企業ページの項目の案、上司への答え方の型までで、仕事の場面を話すこと、名義の一文、企業ページの中身は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。会社紹介の相談で、「文面で会社の強みと実績を伝えたい」と求められることがあります。当社は、それを文面に入れません。相手が文面を読むのは、「自分のことを読んで送ってきたか」と「自分がそこで何をするか」を見るためで、会社の強みと実績は、そのあとに企業ページで読まれます。順番が逆になると、文面が会社説明で埋まり、相手のことが後ろに下がり、企業ページまで行かれません。当社がお願いするのは、文面から会社説明を抜いて一言にし、その分を仕事の場面と人の一文に使い、強みと実績は企業ページに置くことです。会社は、説明するものではなく、場面で見せるものです。
まとめ
- 文面の会社紹介は「〇〇を作っている会社です」の一言で足りる。事業の全体・沿革・実績・受賞・理念・福利厚生は文面から外す
- 会社紹介を長く書くと、「自分宛」が薄れ、相手が読み進めず、知名度がない会社ほど逆効果
- 会社を見せるのは、「その人がする仕事の場面」「一緒に働く人の一文」「こういうとき、こうする」「選考で何を見るか」。説明せずに見せる
- 事業・実績・理念は企業ページと会社ページに置き、文面では「確かめられる場所」として示す。文面は入口、企業ページは確かめる場所
- 知名度がない・業界イメージが不利、の会社ほど会社紹介を厚くしがちで、その分読まれない。仕事の場面と人で見せる
よくある質問
会社の説明が一言だけだと、相手に「何の会社か分からない」と言われませんか
「〇〇向けの△△を作っている会社です」の一言で、何の会社かは伝わります。それ以上を知りたい相手は、企業ページを読みます。文面に「仕事の様子は企業ページの〇〇に」と示せば、行き先があります。「何の会社か分からない」と言われるのは、一言すらないか、一言が抽象(「ソリューションを提供する会社」)のときです。
理念やミッションに共感してもらいたいので、文面に入れたいです
共感は、理念の一文を読んで起きるものではなく、相手の「なぜ」と自社の「なぜ」の場面が重なったときに起きます。文面には、理念の一文ではなく、自社の「なぜ」の場面を一文(「〇〇で困っている人を見て始めた会社です」)と、相手の「なぜ」への言及を置きます。理念の一文は、会社ページに置き、そこで読まれます。Wantedlyで共感が伝わらないときの直し方
スカウトでの会社紹介は、御社に相談できますか
できます。当社は、会社紹介の削り方、仕事の場面で見せる型、企業ページの項目の案、上司への答え方の型を支えられます。仕事の場面を話すこと、名義の一文、企業ページの中身は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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