スカウトのフォロー文面|返信なし・日程・辞退など場面別の型
スカウトを送った。返信がない。返信は来たが、日程が決まらない。面談のあと、返事がない。放置すると忘れられ、追いすぎると「しつこい会社」と読まれる。媒体に関係なく、起きます。結論から言うと、フォローは「放置せず、押さず、思い出してもらう」ためのもので、場面ごとに回数と間隔と文面の型を持ちます。返信がない相手には一度だけ、返信後の日程・面談の前日・翌日・返事待ち・保留・辞退、の場面ごとに一通の型です。「読んでいますか」「ご確認ください」は送らず、最初の文面の一文の再掲か、新しい材料で思い出してもらいます。台帳の「次の連絡日」で管理し、対応する人を一人にし、フォローしない場面を決めます。三つの媒体で、この考え方は同じです。 この記事では、フォローの目的、場面ごとの型、追いすぎて起きること、使える材料、台帳、対応する人、フォローしない場面、分担を整理します。WantedlyでのフォローはWantedlyのスカウト後のフォロー連絡、再送はスカウトの再送文面の考え方で書きました。この記事は、送ったあとの全部の場面に共通する型です。
この作業の目的|放置せず、押さず、思い出してもらう
相手は、多くの連絡を受け取っていて、一通のスカウトを忘れます。忘れられたまま放置すると、返信の機会がなくなります。ところが、思い出させようとして繰り返し送ると、「しつこい会社」として残ります。
目的は、場面ごとに「一度だけ、押さない形で、思い出してもらう」文面を持ち、それ以上は送らないことです。
場面ごとの、回数と間隔と型
| 場面 | 回数 | 間隔 | 文面の型 |
|---|---|---|---|
| スカウトに返信がない | 一度だけ | 送ってから時間を置いて | 「先日の連絡の続きです。〇〇の話を聞いてもらえたらと思い、もう一度だけ。無理なら返信は不要です」。最初の文面の一文を再掲 |
| 返信後、日程が決まらない | 一度だけ | 候補を出してから数日 | 「日程の候補を出し直します。〇〇と△△はいかがでしょう。合わなければ、ご都合を一言いただければ」 |
| 面談の前日 | 一度 | 前日 | 「明日、〇時にお待ちしています。当日は△△が出ます」 |
| 面談の翌日 | 一度 | 翌日 | 「昨日はありがとうございました。〇〇のご質問、△△が喜んでいました。次の選択肢は……」 |
| 面談後、返事待ち | 一度だけ | 選択肢を伝えてから数日 | 「先日の続きです。急ぎません。決めていなくても、質問があればいつでも」 |
| 保留(いまは考えていない) | 一度か二度 | 本人が言った時期か、新しい材料が出たとき | 「前に話していた〇〇の記事を書いたので、参考までに」 |
| 辞退 | 一度 | すぐ | 「ありがとうございました。またご縁があれば」。理由を問い詰めない |
「一度だけ」が、返信がない相手と返事待ちの相手への原則です。二度目を送ると、押していると受け取られます。場面ごとの型の詳しくはWantedlyのスカウト後のフォロー連絡の「場面ごとのフォロー」で書きました。
追いすぎて、起きること
- 相手に「しつこい会社」が残る:ワンキャリアなら体験談に書かれる
- 在職中の相手なら、現職での立場に関わる:繰り返しの連絡は、相手の側で見られることがある
- 「読んでいますか」「ご確認ください」は、催促:相手は読んでいて、返信しないことを選んでいる
- 返信がない相手を追う時間で、新しい相手を読む時間が消える
- 追いすぎた記録は、台帳に残らず、相手の側に残る
追いすぎて起きることの詳しくはWantedlyのスカウト後のフォロー連絡の「追いすぎて、起きること」で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「返信がないのは忘れているだけなので、思い出させれば返信が来る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、三つの媒体のフォローを見ていますが、返信がない相手に二度三度と送った会社で、二度目以降の返信はほとんど来ておらず、代わりに「しつこかった」が相手の側に残っています。返信がない相手の多くは、忘れているのではなく、読んで、返信しないことを選んでいます。一度だけのフォローで来ない相手は、追っても来ません。当社がフォローの相談を受けるとき、最初にやるのは、フォローの文面を整えることではなく、「返信がない相手には一度だけ」を台帳の型として決めて、二度目を送れない形にすることです。
フォローに使える、材料
- 最初の文面の一文の再掲:「〇〇を続けたと書かれていて、と先日お送りしました」。相手が思い出す手がかり
- 新しい記事や場面:「前に話していた〇〇の記事を書きました」「今週、△△の案件がありました」。新しい材料があれば、押さずに送れる
- 本人が言った時期:「〇月ごろにまた、と伺っていたので」。保留の相手に
- 面談で出た質問への答え:「面談でのご質問の〇〇は、△△です」。面談の翌日に
- 使わない材料:「枠が」「早めに」「他の方も」。押す材料は、フォローに入れない
材料がないフォローは、催促になります。材料の詳しくはWantedlyのスカウト後のフォロー連絡の「フォローに使える材料」で書きました。
台帳の「次の連絡日」で、管理する
- 台帳に、相手ごとの「次の連絡日」と「場面」を持つ:「返信なし・フォロー済み」「日程調整中・〇日に再提示」「面談済み・返事待ち・〇日にフォロー」
- 「次の連絡日」が空欄の相手には、送らない:思いつきで送らない
- フォロー済みの相手は、「済み」にして、次の連絡日を空欄に:二度目を送れない形
- 保留の相手は、本人が言った時期を「次の連絡日」に
- 週に一度、「次の連絡日」が今週の相手だけを見る
台帳の考え方はWantedlyのスカウト後のフォロー連絡の「台帳の『次の連絡日』で管理する」で書きました。
対応する人を、一人にする
- フォローを送る人を、一人に:複数の人が別々に送ると、同じ相手に二通届く
- 名義の人(現場や代表)が送れないなら、人事が「〇〇に代わって」と人事の名前で
- 休暇のときの代理を決めておく:フォローの「次の連絡日」を、代理が見る
- 一人にする考え方はWantedlyでスカウトに返信が来たあとの進め方の「返信に対応する人を、一人決める」
フォローしないと、決める場面
- 返信がない相手に、一度フォローして、来ない:終える。「潜在」として台帳に残し、時期が変わったときに新しい材料で
- 辞退した相手:お礼の一通だけ。理由を聞き直さない
- 面談で「合わない」と伝えた相手:フォローしない
- 明確に「連絡不要」と言われた相手:送らない
- 在職中で、返信が遅い相手:急がせない。「次の連絡日」を長めに
「フォローしない」も、フォローの型の一つです。しない場面の詳しくはWantedlyのスカウト後のフォロー連絡の「フォローしないと決める場面」で書きました。
媒体ごとに、変わる点
| 媒体 | フォローで気をつけること |
|---|---|
| OfferBox | 学生の時期(試験・研究室)に配慮。返信がない相手への再送はOfferBoxで同じ学生に再度オファーを送るときの考え方 |
| Wantedly | 在職中の相手が多い。時間帯と秘密に配慮。Wantedlyのスカウト後のフォロー連絡 |
| ワンキャリア | フォローの仕方が体験談に書かれる。「しつこかった」も「丁寧だった」も残る。ワンキャリアでスカウトが受諾されたあとの連絡 |
三つとも、「一度だけ、押さない」は同じです。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 場面ごとのフォローの型を作る | 人事 |
| 台帳に「次の連絡日」と「場面」を持つ | 人事 |
| フォローを送る(一人) | 人事か、名義の人 |
| 新しい材料(記事・場面)を用意する | 人事と現場 |
| 面談の翌日に、面談で出た質問への答えを送る | 面談に出た人と人事 |
| フォローしない場面を決める | 人事と責任者 |
運用代行や代理店が支えられるのは、場面ごとの型、台帳の「次の連絡日」の型、材料の整理、しない場面の整理までで、送ること、材料を作ること、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは数字の読み方の話です。「フォローで返信が増えるか」と聞かれることがあります。当社は、フォローで返信が増えることを約束しません。当社が見るのは、フォローの「返信の数」ではなく、「フォローのあとに、相手の側に何が残ったか」です。一度だけの、押さないフォローで返信が来なくても、相手には「丁寧な会社」が残り、時期が変わったときや、周りの人に話すときに効きます。二度三度のフォローで返信が一件来ても、他の相手には「しつこい会社」が残り、ワンキャリアなら体験談に書かれます。フォローの効果は、返信の数ではなく、残るもので測ります。
まとめ
- フォローの目的は「放置せず、押さず、思い出してもらう」。返信がない相手と返事待ちの相手には一度だけ。二度目は押していると読まれる
- 場面(返信なし・日程未定・面談前日・面談翌日・返事待ち・保留・辞退)ごとに、回数と間隔と文面の型を持つ
- 「読んでいますか」「ご確認ください」は催促。使えるのは、最初の文面の一文の再掲・新しい記事や場面・本人が言った時期・面談で出た質問への答え
- 台帳に「次の連絡日」と「場面」を持ち、空欄の相手には送らず、フォロー済みは「済み」にして二度目を送れない形に。対応する人は一人
- 一度フォローして来ない・辞退・合わないと伝えた・連絡不要、はフォローしない。返信の数ではなく、相手の側に残るもので測る
よくある質問
一度フォローして返信がなく、それでも「こんな人」に近い相手です
追いません。「潜在」として台帳に残し、次の連絡日を数か月先に置き、時期が変わったときに、新しい材料(新しい記事、新しい募集、本人の状況の変化)で一度だけ送ります。それは「フォロー」ではなく「再送」で、考え方はスカウトの再送文面の考え方で書きました。近い相手ほど、しつこくしないことが、次の機会を残します。
面談の前日の連絡は、催促になりませんか
前日の一言は、催促ではなく、確認です。「明日、〇時にお待ちしています。当日は△△が出ます」は、相手が忘れていないかの確認と、当日の情報の提供で、相手に安心を渡します。送らないと、当日に「忘れられていた」が起きます。前日の一通は、「送る」のが型です。
スカウトのフォロー文面は、御社に相談できますか
できます。当社は、場面ごとの型、台帳の「次の連絡日」の型、材料の整理、しない場面の整理を支えられます。送ること、材料を作ること、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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