Wantedlyで共感が伝わらないときの直し方|4つの原因と場面への置き換え

Wantedly課題別 更新日 2026/9/12

Wantedlyで、会社の想いを書いている。代表の言葉で「なぜ」を語り、ストーリーで社員の想いを出している。ところが、共感が伝わらない。「話を聞きに行く」につながらず、面談で「思っていたのと違う」と言われる。「想いが足りないのか」と、さらに強く語ろうとする。結論から言うと、共感は「想いの強さ」ではなく「場面の重なり」で伝わります。伝わらない原因は四つです。想いを語って場面がない、抽象語で埋まっている、スカウトで相手の「なぜ」を読まず自社の想いだけ書いている、記事の想いと面談の実態がずれている。共感が生まれる三段(読む→重なる→確かめる)のどこで止まっているかを見て、想いを場面に置き換え、相手の「なぜ」と自社の「なぜ」を一文ずつ置き、共感を壊すものを抜き、面談で確かめます。 この記事では、四つの原因、三段のどこで止まっているか、場面への置き換え、一文ずつの置き方、壊すもの、確かめ方、分担を整理します。共感の設計はWantedlyで「共感」を設計する考え方、スカウトでの共感はWantedlyのスカウトで共感を伝える書き方で書きました。この記事は、「伝わらない」という症状から逆に辿るものです。

この作業の目的|「語る」から「重ねてもらう」に変える

共感は、会社が語って候補者に与えるものではなく、候補者が自分の場面と会社の場面を重ねて、自分で気づくものです。語れば語るほど、候補者の側の「重ねる」余地が減ります。

目的は、想いを強くすることではなく、候補者が重ねられる場面を置き、重ねる余地を残すことです。

共感が伝わらない、四つの原因

原因サイン直し方
1. 想いを語って、場面がない「私たちは〇〇を信じています」「△△に情熱を持って」。読んでも、いつ何があったかが分からない想いを、それが生まれた場面に置き換える
2. 抽象語で埋まっている「挑戦」「成長」「風通し」「顧客第一」。どの会社でも書ける抽象語を「こういうとき、こうする」に
3. 相手の「なぜ」を読んでいないスカウトが自社の想いだけで、相手に触れる一文がない。相手は「自分に関係ない」と読む相手のプロフィールとストーリーから「なぜ」を一文拾う
4. 記事と実態がずれている面談で「思っていたのと違う」。記事の想いが、面談に出た人の話や実態と合わない記事を実態に合わせる。面談に出る人が記事を読んでいる

「1」と「2」は記事の中、「3」はスカウト、「4」は記事と面談の間で起きます。どこで起きているかは、三段で分かります。

共感が生まれる三段の、どこで止まっているか

段何が起きるか止まっているサイン原因
1. 読む候補者が記事を開いて読み進める開かれても読み進められない想いが長く場面がない(原因1・2)
2. 重なる候補者が「自分の考えと重なる」と気づく読まれるが「話を聞きに行く」につながらない重ねる場面がない、相手の「なぜ」を読んでいない(原因1・3)
3. 確かめる面談で「読んだとおりの会社か」を確かめる面談で「思っていたのと違う」記事と実態のずれ(原因4)

三段の詳しくはWantedlyで「共感」を設計する考え方の「共感が生まれる3段」で書きました。どの段で止まっているかを、管理画面の動きと面談の言葉で分けます。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「共感が伝わらないなら、代表の想いをもっと熱く、もっと長く書けばよい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、Wantedlyの運用を見ていますが、想いを熱く長く書き直した会社ページは、読み進められる割合が下がり、「話を聞きに行く」も減っています。候補者の側から見ると、熱い想いは「会社が自分に語っている」で、重ねる余地がなく、読む理由が途中で切れます。逆に、「始めたとき、〇〇で困っている人を見て」の一つの場面だけを短く書いた会社ページは、候補者が「自分も△△で困っている人を見た」と重ね、話を聞きに来ています。当社が「共感が伝わらない」の相談を受けるとき、最初にやるのは、想いを足すことではなく、想いの文を全部抜いて、場面だけを残すことです。残った場面が、共感の全部です。

想いを、場面に置き換える手順

  1. 記事から、想いの文を抜き出す:「〇〇を信じています」「△△に情熱を」「□□を大切にしています」
  2. それぞれに、「その想いは、いつ、何があって生まれたか」を聞く:代表か、書いた本人に
  3. 出てきた場面を、一つ書く:「〇〇さんが△△で困っていて、それを見て□□を始めた」
  4. 想いの文を消して、場面だけを残す:「信じています」は書かない。場面を読んだ候補者が、信じているかどうかを判断する
  5. 場面が出てこない想いは、消す:場面のない想いは、借り物か、まだ言葉になっていないもの

置き換えの型はWantedlyの会社ページで最初に書くことの手順4、代表の想いの書き方はWantedlyのストーリーで代表の考えを書く方法で書きました。「場面が出てこない想いは消す」が要点です。

抽象語を、「こういうとき、こうする」に

拾い方はWantedlyで自社らしさを言葉にする方法で書きました。抽象語は、候補者が重ねられません。行動は、重ねられます。

スカウトで、相手の「なぜ」と自社の「なぜ」を一文ずつ

書き方はWantedlyのスカウトで共感を伝える書き方で書きました。スカウトでの共感は、相手の「なぜ」を読んだことが伝わって初めて成立します。

共感を、壊すもの

壊すものの詳しくはWantedlyで「共感」を設計する考え方の「共感を壊すもの」で書きました。伝わらないとき、足す前に、壊しているものを抜きます。

共感が伝わっているかの、確かめ方

確かめ方はWantedlyで「共感」を設計する考え方の「共感の確かめ方」で書きました。共感は、管理画面の数字ではなく、面談の言葉で確かめます。

社内の分担

作業誰が
三段のどこで止まっているかを見る人事
想いの文を抜き出し、場面を聞く人事が聞き、代表か本人が話す
場面だけを残して書き直す人事
抽象語を「こういうとき、こうする」に人事が社員数人に聞く
スカウトで相手の「なぜ」を一文拾う送る人
記事と実態のずれを直す人事と現場と代表
面談で「記事のどこを見て来たか」を聞く面談に出る人
月に一度、面談の言葉を並べる人事

運用代行や代理店が支えられるのは、三段の切り分け、場面への置き換えの型、抽象語の言い換えの案、スカウトの文面の型、確かめる質問の型までで、場面を話すこと、書くこと、相手の「なぜ」を読むこと、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

これは発注側の誤解の話です。共感が伝わらない会社から、「共感を呼ぶ文章を書いてほしい」「感動するストーリーにしてほしい」と求められることがあります。当社は、それを書きません。共感は、書き手の文章力で呼ぶものではなく、候補者が自分の場面と会社の場面を重ねて気づくものです。「感動するストーリー」は、候補者の側から見ると「会社が感動させようとしている」で、重ねる余地がなく、引かれます。当社がお願いするのは、想いの文を抜いて、それが生まれた場面を一つ、短く、本人の言葉で書くことです。その場面が、候補者の場面と重なるかどうかは、候補者が決めます。会社にできるのは、重ねられる場面を置くことまでで、そこから先は候補者の側にあります。

まとめ

よくある質問

代表の想いが本当に強く、それを削るのは違う気がします

削るのは想いではなく、想いの「文」です。想いは、それが生まれた場面に残ります。「〇〇を信じています」を消して、「△△さんが□□で困っていて、それを見て始めた」を残せば、候補者はその場面から、代表が何を信じているかを読み取ります。読み取った共感は、書かれた共感より強く残ります。想いが強い代表ほど、場面を多く持っています。

場面を書いたのに、面談で「思っていたのと違う」と言われます

原因4で、記事の場面と、面談に出た人の話や実態がずれています。面談に出る人が記事を読んでいるか、記事の場面がいまも起きている場面か、を確かめます。記事の場面が過去のものなら、いまの場面に書き直します。面談に出る人が別のことを言うなら、記事を読んでもらってから出てもらいます。記事を実態に合わせるほうが、実態を記事に合わせるより早いことが多いです。

共感が伝わらないときの見直しは、御社に相談できますか

できます。当社は、三段の切り分け、場面への置き換えの型、抽象語の言い換えの案、スカウトの文面の型、確かめる質問の型を支えられます。場面を話すこと、書くこと、相手の「なぜ」を読むこと、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

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