OfferBoxとリクナビの併用|ナビとスカウトの組み合わせ
新卒採用をナビサイト(リクナビ)で回していて、OfferBoxを足した、または足そうとしている。ナビを残したままOfferBoxを足す会社が多いので、その形で書きます。「ナビで母集団は足りているので、OfferBoxは補充」と考えて始めると、解禁後にナビの応募対応に追われてオファーが止まり、エントリーした学生にオファーが届いて「応募しているのに」と言われ、承認した学生を説明会の流れに入れて温度が下がる、という形で崩れます。結論から言うと、ナビは「解禁後に一斉に動く学生の受け皿」、OfferBoxは「ナビの応募では会えない学生に、企業から個別に届ける入口」です。OfferBoxの運用から見た組み合わせは、掲載原稿と文面の「最初の年」を揃え、エントリーした学生にOfferBoxで送らない台帳を持ち、承認した学生を説明会の流れに入れず、ナビの時期にも承認への当日返信を守る週の型を作ることです。 この記事では、それぞれの役割、掲載原稿と文面の揃え方、台帳、承認した学生の流れ、ナビの時期の週の型、説明会で話す社員、数字の読み方、やりがちな失敗、社内の分担を整理します。二つの違いそのものはOfferBoxとリクナビの違い、スカウト型とナビ型の違いはスカウト型とナビ型の違いで書きました。ナビの仕様と数値は書きません。
それぞれの役割|「一斉に動く学生の受け皿」と「会えない学生に届ける入口」
| リクナビ | OfferBox | |
|---|---|---|
| 学生が来る理由 | 就職活動を始めて登録し、業界・職種・地域で探して来た | 企業が選んで送り、文面と送ってきた人に興味を持った |
| 学生の状態 | 会社を並べて比べている途中。会社の中身は掲載原稿の範囲 | 「自分に来た」と感じている。会社の中身は文面の範囲 |
| 時期 | 解禁後に一斉。開始と締切がある | 送る時期は企業が決める。解禁前の接点も作れる |
| 会社が出すもの | 掲載原稿、説明会の日程、応募の受付 | 検索条件、文面、送る社員の名義 |
| 会社側の時間 | 原稿の入力、応募対応、説明会の運営。解禁後に集中 | 検索、文面、送信、当日返信、面談。送る時期に集中。外に出せる部分が多い |
| 数の性格 | エントリー数。学生の側から来た数 | 承認数。送った相手の中の数 |
ナビは、学生が一斉に動く時期に、動いている学生を受ける場所です。OfferBoxは、ナビの応募では会えない学生に、企業の側から届ける場所です。「会えない学生」とは、ナビで自社を検索しない学生、解禁前に動いている学生、条件で絞った層の学生です。この二つは、同じ学生を取り合うのではなく、違う学生に会うための組み合わせです。
掲載原稿と、文面の「最初の年」を揃える
- ナビの掲載原稿の「仕事内容」と、文面の「最初の年に何をするか」を同じ中身にする:文章は違ってよい。中身がずれない
- 条件は、掲載原稿と採用サイトと文面(触れるなら)で同じにし、同じ日に直す:OfferBoxと採用サイトの役割分担
- 説明会で話す社員を、文面の名義にする:承認した学生が説明会に出ても、文面を送った人が話している
- 掲載原稿の「先輩社員」に、送る社員を載せる:承認の前に学生がナビで会社を調べたとき、送ってきた人が載っている
- 掲載原稿と文面を、最後に同じ人が見る:担当が別でも、見る人は一人
承認の前に、学生は会社名で検索します。ナビの掲載原稿も出てきます。文面の「最初の年」と掲載原稿の「仕事内容」がずれていると、「どちらが本当か」で承認をためらいます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「ナビで母集団は足りているので、OfferBoxはナビの補充として使う」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ナビと併用する会社のOfferBoxの運用代行を受けていますが、「補充」のつもりで始めた会社は、ナビの応募が来ている時期にオファーを送らず、応募が減った時期に「足りない分」を送るので、送る時期が就職活動の終盤に寄り、承認しても学生の予定がすでに埋まっています。OfferBoxは、足りない分を埋める道具ではなく、ナビの応募では会えない学生に会う道具です。会えない学生(自社を検索しない学生、解禁前に動いている学生)には、ナビの応募が多い時期でも、企業の側から送らなければ会えません。当社が併用の相談で最初に決めてもらうのは、「ナビで会えない学生は誰か」の一行で、この一行が、検索条件と送る時期を決めます。
エントリーした学生に、OfferBoxで送らない台帳
- ナビのエントリー者の名前を、送る側の台帳に入れる:送る前に突き合わせる
- エントリーした学生がOfferBoxに登録していても、「初めまして」の文面を送らない:「応募しているのに、初めましてと来た」で印象が下がる。連絡はナビの流れで
- 説明会に予約した学生も同じ:説明会の流れで会う
- OfferBoxで承認した学生があとからナビでエントリーしたら:最初の入口をOfferBoxにし、連絡は文面を送った社員の名前で一本に
- 台帳は一つ。入口の列に「ナビ(エントリー・説明会)」と「OfferBox」:面談から先は共通の段。OfferBoxと採用管理システム(ATS)の連携の考え方
突き合わせは、送る前に一度、解禁後の応募の山のあとに一度です。
承認した学生を、説明会の流れに入れない
- 承認した学生は、「自分に来た」の続きで面談に:説明会の一斉の流れに入れると、「自分に来た」が「並んで聞く」に変わり、温度が下がる。OfferBox経由の学生との初回面談の設計
- 承認した学生に説明会を案内するなら、「面談の前に、会社の全体を知りたければ」と任意で:必須にしない
- 面接官には、入口を伝える:オファー経由の学生は文面を読んで来ている。ナビ経由の学生は会社を比べている途中。OfferBox経由の学生を面接する現場社員への説明
- 選考の段と基準は、入口を問わず同じ:段を分けるのではなく、入り方を変える
- 選考の流れを短く:ナビの流れに合わせて段を増やすと、オファー経由の学生が離れる。OfferBox経由の選考フローを短くする考え方
ナビの時期にも、承認への当日返信を守る週の型
| 時期 | ナビ | OfferBox |
|---|---|---|
| 解禁前 | 掲載原稿の準備。説明会の計画 | 送る時期。解禁前に動いている学生に。承認への当日返信と面談 |
| 解禁直後 | 応募対応と説明会に集中 | 送らない。承認済みの学生の面談だけ続ける |
| 解禁後の山が落ち着いたら | 応募対応を日を決めてまとめる | 送る時期をもう一つ。ナビで会えなかった層に |
| 選考の時期 | 選考の連絡 | 承認済みの学生の選考。入口を問わず同じ段 |
- 解禁直後は、新たに送らない:応募対応と説明会で人事の時間が消え、承認への当日返信ができない
- ただし、承認済みの学生の返信と面談は止めない:ここが止まると、解禁前に会った学生を失う
- ナビの時期に人事の時間が足りないなら、OfferBoxの検索・文面下書き・送信・一次返信を外に出す:ナビの応募対応は自社に残す。OfferBoxの運用代行に任せられる範囲と自社で持つ判断
- 送る時期の考え方:OfferBoxのオファーを送る時期と時間帯の考え方
承認数とエントリー数を並べない
- 承認数は「送った相手の中の数」、エントリー数は「学生の側から来た数」:前提が違うので、同じ列に置かない
- 並べるのは、面談から先の共通の段と、「こんな人」に近い学生の数:入口ごとに。OfferBoxを含む複数媒体の効果を並べて見る方法
- 「ナビで会えなかった学生に会えたか」を見る:OfferBoxで承認した学生のうち、ナビにエントリーしていなかった学生が何人か。これが併用の効果
- 費用は、各媒体の現在の条件を公式ページで確認する:配分はOfferBoxを含む複数媒体の予算配分の考え方
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| OfferBoxを「ナビの補充」として使う | 送る時期が終盤に寄り、承認しても予定が埋まっている | 「会えない学生」に、時期を分けて送る |
| エントリーした学生に「初めまして」を送る | 「応募しているのに」で印象が下がる | 送る前に突き合わせる |
| 承認した学生を説明会の流れに入れる | 「自分に来た」が「並んで聞く」に変わる | 面談から。説明会は任意 |
| 解禁直後に承認済みの学生の返信を止める | 解禁前に会った学生を失う | 返信と面談だけは止めない |
| 承認数とエントリー数を並べる | 前提の違う数で判断する | 面談から先と、近い学生の数で |
最も多いのは、一つ目です。ナビで足りない分を埋める発想で、送る時期が遅れます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「ナビで会えない学生は誰か」の一行と、検索条件 | 人事と現場の責任者 |
| 掲載原稿と文面の「最初の年」を揃えて見る | 人事(一人) |
| 説明会で話す、名義を貸す、面談に出る | 現場の社員 |
| エントリー者を送る側の台帳に入れ、突き合わせる | 人事(代行と) |
| 検索・文面下書き・送信・一次返信 | 人事、または代行 |
| ナビの応募対応と説明会の運営 | 人事 |
| 面談で「何を見て来たか」を聞く | 面談に出る人 |
| 解禁前後の週の型と、外に出す範囲 | 責任者と人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、役割の整理、掲載原稿と文面の揃え方の型、台帳と突き合わせの型、週の型、OfferBoxの検索・文面下書き・送信・一次返信までで、「会えない学生」の一行、説明会で話すこと、ナビの応募対応、面談、外に出す範囲の判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは切り分けの話です。ナビとOfferBoxを併用するとき、自社で持つべきなのは、「ナビで会えない学生は誰か」の一行、説明会で話すこと、ナビの応募対応、面談、までです。ここから先の、OfferBoxの検索・文面の下書き・送信・承認への一次の返信、台帳の突き合わせは、外に出せます。当社がナビと併用する会社のOfferBoxの運用代行を受けるときは、解禁後に人事の時間がナビの応募対応で消える前提で、その時期のOfferBoxの承認への返信を当社が持つ形にしています。この線を引かずに、「解禁後は人事が両方を見る」とすると、ナビの応募対応が優先され、OfferBoxで承認した学生の返信が翌日以降にずれ、解禁前に会った学生を失います。ナビの応募対応は自社にしかできず、OfferBoxの返信は型があれば外に出せます。この違いで分けます。
まとめ
- ナビは「解禁後に一斉に動く学生の受け皿」、OfferBoxは「ナビの応募では会えない学生に、企業から届ける入口」。補充ではなく、違う学生に会う組み合わせ
- 掲載原稿の「仕事内容」と文面の「最初の年」を揃え、説明会で話す社員を文面の名義にし、先輩社員に載せる
- エントリーした学生を送る側の台帳に入れ、「初めまして」を送らない。承認した学生を説明会の一斉の流れに入れず、面談から
- 解禁直後は新たに送らないが、承認済みの学生の返信と面談は止めない。人事の時間が足りないなら、OfferBoxの出せる作業を外に
- 承認数とエントリー数を並べない。「ナビで会えなかった学生に会えたか」で併用の効果を見る
よくある質問
ナビの応募が十分に来ています。OfferBoxを足す意味はありますか
応募の数ではなく、「こんな人」に近い学生が応募の中に何人いるかを見ます。少ないなら、ナビで自社を検索しない学生に、企業の側から届ける意味があります。多いなら、解禁前に動いている学生に早く会う目的で、時期を分けて使えます。数を足すためには、足しません。
承認した学生に、説明会に来てもらうのは駄目ですか
任意なら構いません。「面談の前に、会社の全体を知りたければ」と案内し、来なくても面談は進めます。必須にすると、「自分に来た」と感じて承認した学生が、一斉の流れに並ぶことになり、温度が下がります。承認した学生は、文面の続きの面談から始めます。
OfferBoxとリクナビの併用は、御社に相談できますか
できます。当社は、役割の整理、掲載原稿と文面の揃え方の型、台帳と突き合わせの型、週の型、OfferBoxの検索・文面下書き・送信・一次返信を支えられます。「会えない学生」の一行、説明会で話すこと、ナビの応募対応、面談、外に出す範囲の判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行も受けています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
OfferBoxの運用、ひとりで抱えていませんか
- 検索条件・オファー文面・承認後の面談まで、いまの運用を一緒に点検します
- 運用代行は入社承諾時のみ課金の完全成果報酬(20万円/1名)
- これから申し込む場合も、料金はOfferBoxの正規料金のままです
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