メガベンチャーのOfferBox運用|配属の決まり方を先に書く
知名度があり、自社サイトとナビからの応募は多い。採用チームがあり、選考は速い。新卒を多く採る。OfferBoxは「自社応募で来ない層に会う」目的で始めたが、文面が「急成長」「若手から裁量」で、同業のメガベンチャーと同じ言葉になり、承認は付くが面談で「他社と何が違うのか」を聞かれ、内定のあとに同業と比べられて離れます。結論から言うと、「成長」「裁量」は同業が全部書いているので、差がつきません。学生が確かめるのは「配属の決まり方」「早く任される実態」「評価」「辞めた人の道」です。最初に決めるのは、配属の決まり方を先に決めて文面に書くこと、部署の若手の名義で場面を書くこと、「成長」「裁量」を書かないこと、OfferBoxを自社応募で来ない層に絞ること、送る数を面談枠で決めること、承認率の高さを近い学生の多さと読まないことです。 この記事では、メガベンチャーが割ける時間と人、学生が確かめること、最初に決めること、文面の書き方、同業との取り合い、分担、やりがちな失敗を整理します。急成長の時期の運用は急成長フェーズの会社のOfferBox運用、大企業の本社と部門の線は大企業のOfferBox運用で書きました。数値は書きません。
この規模で割ける時間と人
| 状況 | 起きること |
|---|---|
| 知名度があり、自社応募とナビで母集団は足りている | OfferBoxの目的が曖昧になり、同じ学生像を追う |
| 採用チームがあり、送る数を増やせる | 承認は増えるが、面談枠が先に埋まる |
| 「急成長」「裁量」を会社の魅力だと考えている | 同業が同じ言葉を使っていて、差がつかない |
| 配属が入社後に決まる、または部署が多い | 学生が「配属ガチャ」を確かめる。答えられないと離れる |
| 若手が多く、早く任される文化 | 実態を場面で書けるのに、言葉で書いている |
| 辞める人が一定数いて、学生も知っている | 隠すと不信。辞めた人の道を言えると強み |
メガベンチャーがOfferBoxに割ける時間は、採用チームの人数より、「部署の若手が名義と面談にどれだけ出られるか」で決まります。採用チームが型と台帳を持ち、部署の若手が名義と面談を持つ線は、大企業と同じです。
学生が、承認の前に確かめること
- 配属の決まり方:入社後に決まるのか、内定時に決まるのか、本人の希望はどこまで通るのか。「配属ガチャ」の不安
- 早く任される実態:「若手から裁量」の言葉ではなく、入社数年の社員が、何を、いつから、誰の判断で任されたか
- 評価と昇進の実態:「実力主義」の言葉ではなく、評価の基準と、実際に上がった人の場面
- 辞めた人の道:メガベンチャーは、辞める人がいることを学生も知っている。「辞めたあとに何をしているか」を言えるか
- 同業との違い:同じ業界のメガベンチャーと並べて、「何が違うか」。成長や裁量では区別できない
- 事業の中身:知名度はあっても、何をしている会社かを学生が正確に知らないことがある
学生は、メガベンチャーの魅力を知ったうえで、「自分がその中でどうなるか」を確かめています。魅力の言葉ではなく、実態の場面が要ります。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「うちの魅力は成長環境と裁量なので、それを文面に書けば来る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行を受けているので、複数のメガベンチャーの文面を並べて見る機会がありますが、「急成長」「若手から裁量」「実力主義」は、どの会社の文面にも入っていて、学生は会社名を隠されたら区別できません。同業が全部書いている言葉は、魅力ではなく、業界の共通語です。当社がメガベンチャーの文面を作るときは、この三つの言葉を消して、「入社〇年目の△△さんが、□□を、◇◇の判断で任された」の一場面と、「配属は、いつ、誰が、何を見て決めるか」の一文に置き換えます。場面と決まり方は、会社ごとに違うので、同業と並べても区別がつきます。承認の数は変わらず、面談で「他社と何が違うか」と聞かれることが減ります。
最初に決めること
- 配属の決まり方を、先に決めて、文面に書く:「入社〇か月後に、本人の希望と部署の状況を見て、△△が決めます」。決まっていないなら、決めてから送る。「配属ガチャ」の不安に、決まり方で答える
- 名義を、部署の若手にする:採用チームの名義は「会社が送った」になる。職種ごとに部署の若手を名義にし、頼むことは名義・一文・面談の三つ。OfferBoxの運用に現場社員を巻き込む方法
- 「成長」「裁量」「実力主義」を、文面から消す:代わりに、名義の若手が「何を、いつから、誰の判断で任されたか」の一場面
- OfferBoxを、自社応募とナビで来ない層に絞る:地方の学生、理系、特定の職種、自社を検索しない学生。来ている層に送らない。OfferBoxとマイナビの併用
- 送る数を、部署の若手の面談枠で決める:知名度で承認が付きやすく、面談枠が先に埋まる。送る数を増やす前に面談枠を増やす
- 承認率の高さを、近い学生の多さと読まない:知名度で承認する学生が含まれる。台帳の「近さ」で、面談まで来た近い学生の数を見る。OfferBox運用のKPI設計
- 辞めた人の道を、聞かれたら言える形にする:「〇〇の経験を活かして、△△に進んだ人がいます」。隠さない
文面の書き方|共通語を消して、場面と決まり方に置き換える
| 書かない(同業の共通語) | 書く(自社の場面と決まり方) |
|---|---|
| 「急成長中」「事業拡大中」 | 最近の四半期で、この部署で何が変わったか |
| 「若手から裁量」「早期に責任あるポジション」 | 「入社〇年目の△△が、□□を、◇◇の判断で任された」の一場面 |
| 「実力主義」「成果次第で昇進」 | 評価の基準と、上がった人の場面 |
| 「優秀な仲間」「刺激的な環境」 | 名義の若手が、誰と組んで、何を作っているか |
| 配属に触れない | 「配属は、いつ、誰が、何を見て決めます」 |
- 名義の若手が、自分の「任された場面」を一つ書く:メガベンチャーの実態は、この場面にある
- 会社紹介は一文で足りる:知名度がある。学生が読みたいのは「自分がどうなるか」
- 文面の基本:OfferBoxのオファー文面の基本。上場していれば開示のルールに触れる数値を書かない。上場企業のOfferBox運用
同業との取り合いに備える
- 承認した学生は、同業のメガベンチャーとも進んでいる:速さで差がつく。承認への当日返信と、数日以内の面談。OfferBoxでオファーが承認されたあとの連絡手順
- 面談は「文面の場面の続き」から:会社の説明は要らない。「〇〇さんの場面を読んでどう思ったか」から。OfferBox経由の学生との初回面談の設計
- 内定のあとに、名義の若手と、配属を決める人に会ってもらう:「配属ガチャ」の不安は、決める人に会うと減る
- 辞退の理由を「同業に決めた」で終わらせない:「何が違ったか」まで聞く。多くは「配属の決まり方が明確だった」「任される場面が具体的だった」。OfferBox経由の内定辞退が続くときに見直すこと
- 選考の速さは保ちつつ、段の目的を一つに:速いだけで、何を見ているか分からない選考は、学生にも不安。OfferBox経由の選考フローを短くする考え方
運用の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 配属の決まり方の決定と、文面の一文 | 経営と採用チーム |
| OfferBoxの位置づけ(自社応募で来ない層) | 採用チーム |
| 「こんな人」の型と、職種ごとの一行 | 採用チームと部署 |
| 共通原稿(共通語を消したもの)、返信の型、台帳 | 採用チーム |
| 検索、共通部分の下書き、送信、一次返信 | 採用チーム、または代行 |
| 任された場面の一文、文面の最終確認、名義、面談 | 部署の若手 |
| 内定者に名義の若手と配属を決める人を会わせる | 採用チームと部署 |
| 辞退の理由を「何が違ったか」まで聞く | 採用チーム |
- 採用チームは型と台帳と返信、部署は名義と場面と面談:大企業のOfferBox運用の線と同じ
- 送る数を増やす前に、部署の若手の面談枠を増やす:OfferBoxをチームで運用するときの役割分担
- 採用チームの作業を外に出すなら、検索・下書き・送信・一次返信:OfferBoxの運用代行に任せられる範囲と自社で持つ判断
運用代行や代理店が支えられるのは、共通語を消す文面の型、配属の決まり方の書き方の型、台帳の型、検索・下書き・送信・一次返信までで、配属の決まり方の決定、名義の選定、任された場面の一文、面談、辞退の理由を聞くことは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に「配属は、いつ、誰が、何を見て決めるか」を経営と採用チームで決めておかないと、文面を整えても効果が出ません。当社はOfferBoxの運用代行でメガベンチャーの内定辞退の理由を追いますが、「同業に決めた」と言う学生に「何が違ったか」を聞くと、「向こうは配属の決まり方が明確だった」が多く出てきます。メガベンチャーは部署が多く、配属が入社後に決まることが多いので、学生は「配属ガチャ」を最も恐れていて、決まり方が明確な会社を選びます。決まり方は、経営と採用チームが決めれば書けることで、決めていないから書けません。順番は、配属の決まり方を一文で決め、文面に書き、内定のあとに決める人に会ってもらうことです。成長と裁量の言葉を磨くより、この一文を決めるほうが、同業との差になります。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「急成長」「裁量」「実力主義」で送る | 同業と同じ文面で、区別されない | 場面と決まり方に置き換える |
| 配属の決まり方を決めずに送る | 「配属ガチャ」の不安に答えられず、同業に決められる | 先に決めて、一文で書く |
| 採用チームの名義で送る | 「会社が送った」に読まれる | 部署の若手の名義 |
| 送る数を増やして面談枠が埋まる | 承認から面談まで日数が伸び、離れる | 面談枠を先に増やす |
| 承認率の高さで「効いている」と判断する | 近い学生が来ていないのに続ける | 台帳の近さで見る |
最も多いのは、一つ目です。自社の魅力だと信じている言葉が、業界の共通語になっていることに気づいていません。
まとめ
- 「成長」「裁量」「実力主義」は同業の共通語で、差がつかない。学生が確かめるのは配属の決まり方・任される実態・評価・辞めた人の道
- 最初に、配属の決まり方(いつ、誰が、何を見て)を経営と決めて文面に書く。「配属ガチャ」の不安に決まり方で答える
- 名義は部署の若手で、「何を、いつから、誰の判断で任されたか」の一場面を書く。会社紹介は一文で足りる
- OfferBoxは自社応募とナビで来ない層に絞り、送る数は部署の若手の面談枠で決める。承認率の高さを近い学生の多さと読まない
- 同業との取り合いは、速さと、内定後に名義の若手と配属を決める人に会ってもらうことで備える。辞退の理由を「何が違ったか」まで聞く
よくある質問
配属が入社後に決まるので、文面に書けません
「入社後に決まる」こと自体は書けます。書くのは、「いつ、誰が、何を見て決めるか」です。「入社〇か月の研修のあと、本人の希望と部署の状況を見て、△△が本人と話して決めます」と書けば、学生は「決まり方が分かる」と読みます。決まり方が社内で決まっていないなら、送る前に決めます。
承認率が高いので、うまくいっていると思っています
承認率ではなく、面談まで来た学生のうち「近い」学生が何人かと、辞退の理由を見てください。知名度で承認する学生が多い会社ほど、承認率は高く、面談で「他社と何が違うか」を聞かれ、内定のあとに同業に決められます。台帳の「近さ」と辞退の理由に、承認率には出ない実態が出ます。
メガベンチャーのOfferBox運用は、御社に相談できますか
できます。当社は、共通語を消す文面の型、配属の決まり方の書き方の型、台帳の型、検索・下書き・送信・一次返信を支えられます。配属の決まり方の決定、名義の選定、任された場面の一文、面談、辞退の理由を聞くことは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用代行も受けています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
OfferBoxの運用、ひとりで抱えていませんか
- 検索条件・オファー文面・承認後の面談まで、いまの運用を一緒に点検します
- 運用代行は入社承諾時のみ課金の完全成果報酬(20万円/1名)
- これから申し込む場合も、料金はOfferBoxの正規料金のままです
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