Wantedlyの新卒スカウトは誰に送るか|選び方と「なぜ新卒か」の誘い方
Wantedlyで新卒にスカウトを送るとき、最初にぶつかるのは「大学名で検索して、OfferBoxで使っているオファー文面をそのまま送っているのに、返信が来ない。来ても、面談で『何の職種ですか』『なぜ新卒を採るのですか』と聞かれて止まる」という問題です。結論から言うと、Wantedlyの新卒へのスカウトは、大学名や学部で相手を選ぶのではなく、先に職種を一つに絞り、最初の年と教える人と「なぜ新卒か」を決め、「職種を決めていて、その職種と重なることをやってみた学生」を選び、その学生の「何をやってみたか」を読んだ一文から、教える人の名前で、職種と最初の年と「なぜ新卒か」で誘います。他媒体の文面を流用しません。 この記事では、Wantedlyにいる学生の種類、学生がスカウトで見ているもの、送る前に決めること、誰に送るか、文面に書くこと、返信後の面談、社内の分担、やりがちな失敗を整理します。学生向けの文面の3段の変え方と時期の扱いは新卒にスカウトを送るときの考え方、募集記事は新卒を採る募集記事の書き方で書きました。
Wantedlyにいる学生と、スカウトで見ているもの
Wantedlyで新卒を探す学生は、職種を決めている学生、小さな会社を選ぶ学生、インターン経由の学生、「話を聞きに行く」感覚で動いている学生に偏ります。就職活動をする学生全体とは種類が違うので、幅広く送る媒体とは、文面の前提が変わります。
| 見ているもの | 何を確かめているか |
|---|---|
| 誰から来たか | 教える人か、経営者か、人事か。自分を見てくれる人からか |
| 自分の何を読んだか | 大学名で検索しただけか、「学んでいること、やってみたこと」を読んだか |
| 職種と、最初の年 | 何の職種か。最初の月、半年、一年で何をするか。「総合職」なら読まない |
| 教える人 | 誰が付くか。同じ職種の先輩がいるか。一人目の新卒か |
| なぜ新卒を採るか | 「若い力」ではなく、実態の理由が書かれているか |
| 他媒体の文面の流用でないか | オファー型の媒体の「あなたの〇〇に魅力を感じ」の型がそのまま来ていないか。Wantedlyは「話を聞きに来る」の誘い |
他媒体の文面の流用は、Wantedlyにいる学生には「この会社はWantedlyの学生を見ていない」と読まれます。
送る前に決めること|職種、最初の年、教える人、なぜ新卒か、年度、他媒体との分担
送る前に、社内で決めます。決め方は新卒を採る募集記事の書き方で書きました。
- 職種を一つに:「総合職」で送らない。複数なら、職種ごとに文面を分ける
- 最初の年:最初の月、半年、一年で何を任せるか
- 教える人:名前で一人。同じ職種の先輩か、責任者か。一人目の新卒なら、そう書く前提で
- なぜ新卒か:経営者本人の言葉で。実態の理由。「中途で採れなかった」でも、隠さない前提で
- 年度の確認:選考の流れと時期を、年度の公表内容と自社の方針で確認する
- 他媒体との分担:OfferBoxやワンキャリアで送っている文面を、そのまま使わない。Wantedly用に書く
誰に送るか|大学名や学部ではなく、職種を決めているかと、やってみたことの重なり
大学名や学部で選ぶと、面談で「職種に関心が無い」「小さな会社を考えていない」になります。選ぶ基準は、「職種を決めていて、その職種と重なることをやってみた記述があるか」です。
| 読む箇所 | 重なりの見方 |
|---|---|
| 職種を決めているか | プロフィールに「〇〇の仕事がしたい」「△△を作りたい」があるか。自社の職種と重なるか。ここが最も重なりが要る |
| やってみたこと | 職種と重なることを、授業の外でやった記述。「自分で作った」「書いた」「売った」「集めた」 |
| どこまで自分でやったか | 「一人で最後まで」「分からなくなって聞いて進めた」が書かれているか |
| 学年と時期 | 就職活動の時期か。年度の流れと合うか。プロフィールの更新の時期 |
「職種を決めているか」が要点です。
検索で出る数の読み方
大学名で検索して出る学生の数は、「自社の職種を考えている学生の数」ではありません。大学名で出た数を「上限」ではなく「母数」として扱い、「職種を決めていて、やってみたことが重なる」で絞り、絞った数だけを送ります。絞り方の基本はスカウト対象の絞り方で書きました。
エージェントベストの見解
大学名で検索して出てくる学生の数は、「自社の話を聞きに来る学生の数」ではありません。当社がWantedlyの新卒向けスカウトを支えるとき、「〇〇大学で検索すると多く出るので、そこから送ります」と言われることがありますが、その数には、職種が違う学生、大きな会社を考えている学生、就職活動をまだ始めていない学生が混ざっています。大学名で出た数をそのまま送る数にすると、返信が少なく、「Wantedlyは新卒に効かない」という結論になりがちです。当社が案内するのは、大学名で出た数を「母数」として扱い、そこから「職種を決めていて、その職種と重なることをやってみた」で絞り、絞った数だけを送ることです。送る数は減りますが、面談で「思っていた仕事と違う」になる学生が減ります。幅広く送りたいなら、企業側から学生のプロフィールを読んで送るOfferBoxを先に検討します。当社は3媒体すべての販売パートナーなので、Wantedlyで数を追わず、OfferBoxと分担する形を案内しています。
文面に書くこと
学生向けの文面の3段の変え方は新卒にスカウトを送るときの考え方に書いたので、ここではWantedlyの新卒に特有の要点だけを書きます。
- 相手の一文は、やってみたことで:「〇〇を作りたいと書かれていて、△△の授業で□□を作られたと書かれていたのを読んで」。大学名や学部ではなく、職種と重なるやったこと
- 送り主は、教える人の名前で:「私が付きます」と言える先輩か責任者。人事の名前で「若い力を」と送らない
- 職種と最初の年を、最初のほうで:「うちで最初の年に任せたいのは、〇〇の職種で、最初の月は△△、半年で□□です」。「総合職」と書かない
- 教える人を、一文で:「同じ職種の私が付いて、週に一度一緒に振り返ります」「新卒は一人目で、責任者の私が付きます」
- なぜ新卒かを、経営者の言葉で一文:「〇〇を長く担う人を、一から育てたい」「正直、中途で採れなかった。だから一から育てる仕組みを作った」
- 年度の流れを、一文で:「選考は△△の時期に。いまは話を聞きに来るだけで構いません」。年度の公表内容を確認して
- 話す場は、教える人と:「私が、最初の年の仕事を見せながら話します。就職活動の途中でも、まだ決めていなくても構いません」
「若い力」「成長できる環境」「総合職」「あなたの〇〇に魅力を感じ」は書きません。他媒体のオファー文面を流用しません。
返信後の面談|教える人と経営者が出る
| 話すこと | 中身 |
|---|---|
| 職種と最初の年 | 最初の月に何をするか、実物で。教える人本人が話す。「聞いていない」を出さない |
| 教える人 | 「私が付きます」と本人が言う。週に何回、何を見るか |
| なぜ新卒か | 経営者が本人の言葉で話す。「中途で採れなかった」なら、そう言う |
| 年度の流れと、学生の都合 | 選考の時期と、学生の就職活動の状況。他社の選考を聞き、時期を合わせる |
| 学生のやってみたことの話 | 何を作って、どこで詰まって、どう進めたか。聞く時間を長く |
面談には、教える人と、経営者が出ます。面談の設計はカジュアル面談の設計で書きました。
選考に進むとき、年度の公表内容を確認したうえで、時期と流れを伝えます。学生の他社の選考の状況を聞き、急かしません。伝え方はカジュアル面談から選考に進むときの伝え方で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 職種、最初の年、教える人、なぜ新卒か、他媒体との分担を決める | 経営者と、職種の責任者 |
| 「職種を決めているか、やってみたこと」で対象を並べ直す | 人事(教える人が基準を伝える) |
| 学生のプロフィールを読み、一文を書く | 教える人(または人事が下書きし、教える人が確認) |
| 「なぜ新卒か」の一文 | 経営者本人 |
| 年度の公表内容の確認、型、送信、返信対応、台帳 | 人事 |
| 面談 | 教える人と、経営者 |
教える人が決まらないなら、送りません。
運用代行や代理店が支えられるのは、対象の並べ直しの基準づくり、Wantedly用の型、他媒体との分担の整理、避ける言葉のチェック、募集記事との整合の確認までで、職種の決定、「なぜ新卒か」、教える人の時間、面談は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
Wantedlyで新卒にスカウトを送る前に、先に決めておかないと効果が出ないのは、「OfferBoxやワンキャリアで使っている文面を、そのまま使わない」と決めることです。当社がWantedlyの新卒向けスカウトを支えるとき、他媒体で作ったオファー文面を、宛名だけ変えてWantedlyでも送っている会社が多くあります。オファー型の媒体の文面は「あなたの〇〇に魅力を感じ、オファーを送ります」の型で、応募への誘いです。Wantedlyにいる学生は「話を聞きに行く」で動いているので、応募への誘いを「この会社はWantedlyの学生を見ていない」と読みます。逆に、「〇〇を作りたいと書かれていたのを読んで。うちの最初の年は△△。私が付く。まだ決めていなくても、話を聞きに来てほしい」とWantedly用に書いた文面は、返信の数は他媒体より少なくても、面談で「思っていた仕事と違う」になる学生がいなくなります。当社が最初にお願いするのは、対象の絞り込みではなく、他媒体の文面を一度閉じて、教える人に「最初の年に任せることと、自分が付くこと」を一文で言ってもらうことです。その一文から、Wantedly用の文面を作ります。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 大学名や学部で相手を選ぶ | 面談で「職種に関心が無い」「小さな会社を考えていない」 | 職種を決めているか、やってみたことで選ぶ |
| 他媒体のオファー文面を流用する | 「Wantedlyの学生を見ていない」と読まれる | Wantedly用に、話を聞きに来る誘いで書く |
| 「総合職」「若い力」で送る | 職種を決めている学生に読まれない | 職種を一つ、最初の年、教える人を書く |
| 人事の名前で送る | 「誰が教えるか」が分からない | 教える人の名前で |
| 年度の流れを確認せずに送る | 学生の都合と合わず、離れる | 年度の公表内容を確認して、時期を書く |
| 大学名で出た数をそのまま送る | 返信が少なく「効かない」と結論する | 母数として扱い、絞って送る |
最も多いのは、最初の「大学名で選ぶ」と、他媒体の文面の流用です。
まとめ
- Wantedlyにいる学生は、職種を決めている・小さな会社を選ぶ・インターン経由・話を聞きに行く感覚、に偏る。誰から来たか・職種と最初の年・教える人・なぜ新卒か・他媒体の流用でないか、を文面の段階で見ている
- 送る前に、職種を一つ、最初の年、教える人を名前で一人、「なぜ新卒か」を経営者の言葉で、年度の流れ、他媒体との分担を決める。他媒体の文面を流用しない
- 誰に送るかは、大学名や学部ではなく、「職種を決めているか」と「やってみたこと」の重なりで。大学名で出た数は母数として扱い、絞って送る
- 文面は教える人の名前で。学生のやってみたことを読んだ一文、職種と最初の年、教える人、なぜ新卒か、年度の流れを。「話を聞きに来る」の誘いで。「若い力」「総合職」を書かない
- 面談は教える人と経営者が出て、最初の年となぜ新卒かを本人の言葉で話し、学生の他社の選考の状況を聞いて急かさない
よくある質問
OfferBoxで返信が来ている文面を、Wantedlyでも使ってよいですか
そのままは使いません。オファー型の文面は応募への誘いで、Wantedlyにいる学生は「話を聞きに行く」で動いているので、型が合いません。相手の一文(やってみたことを読んだ一文)は共通で使えますが、2段目以降は「職種と最初の年、教える人、なぜ新卒か、まだ決めていなくても話を聞きに来てほしい」にWantedly用に書き直します。
大学名で絞ったほうが、質の高い学生が来ませんか
大学名は「あればよい条件」です。Wantedlyにいる学生は職種で探しているので、大学名が合っても職種が違う学生は面談で離れます。「〇〇の仕事がしたい」と書いていて、「△△を作った」を書いている学生は、大学名と関係なく、自社の職種と重なれば送ります。
Wantedlyの新卒向けスカウトの対象の絞り込みは、御社に相談できますか
できます。当社は、対象の並べ直しの基準づくり、Wantedly用の文面の型、他媒体との分担の整理、避ける言葉のチェック、募集記事との整合の確認を支えられます。職種の決定、「なぜ新卒か」、教える人の時間、面談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、幅広く集めるか職種を決めた学生かで媒体を分けるところから案内しています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
Wantedlyの発信とスカウト、止まっていませんか
- 会社ページ・ストーリー・募集・スカウトのどこで止まっているかを一緒に見ます
- スカウト文面の作成から送信・返信対応まで、代行もできます
- これから申し込む場合も、料金はWantedlyの正規料金のままです
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