Wantedlyで新卒を採る募集記事は職種を一つに絞る|書く前に決めること
Wantedlyで新卒の募集記事を出したとき、最初にぶつかるのは「『総合職』『新卒募集』と書いたのに、話を聞きに来る学生が少ない。来ても、面談で『何の職種ですか』『最初の年は何をしますか』『なぜ新卒を採るのですか』を聞かれて答えられない」という問題です。結論から言うと、Wantedlyの新卒の募集記事は、「総合職」ではなく「職種を一つ、最初の年に何をして、誰が教え、なぜ中途ではなく新卒を採るのか」を書き、募集記事を書く前にWantedlyにいる学生の種類を知り、職種と最初の年と教える人と「なぜ新卒か」を決めておきます。 この記事では、Wantedlyにいる学生の種類、学生が募集記事で見ているもの、書く前に決めること、「なにを・なぜ・どうやって」の書き方、「こんな人」の書き方、選考への接続、社内の分担、やりがちな失敗を整理します。新卒向けの募集記事の要素の書き方は新卒向け募集記事の書き方で書きました。この記事は、新卒を一つの職種として、Wantedlyにいる学生の種類から、何を書き、どう選考につなげるかを書きます。
Wantedlyにいる学生の種類
Wantedlyで新卒を探す学生は、就職活動をする学生全体とは種類が違います。
| 種類 | どんな学生か | 募集記事で何を見るか |
|---|---|---|
| 職種を決めている学生 | エンジニア、デザイナー、マーケターなど、職種で会社を探している | 職種名と、最初の年に何をするか |
| 小さな会社を選ぶ学生 | 大きな会社の一斉の選考ではなく、少人数の会社で早くから任される道を探している | 何人の会社で、誰と働くか。最初の年に任される範囲 |
| インターン経由の学生 | 長期インターンを探していて、その先に新卒を考えている | インターンから新卒につながるか。年度の扱い |
| 話を聞きに行く感覚の学生 | 応募ではなく「話を聞きに行く」で動いている。まだ決めていない | 応募の依頼ではなく、話す場か |
学生が募集記事で見ているもの
| 見ているもの | 何を確かめているか |
|---|---|
| 職種 | 「総合職」ではなく、何の職種か。配属が決まっているか |
| 最初の年に何をするか | 入って最初の月、半年、一年で、何を任されるか |
| 誰が教えるか | 付く人がいるか。同じ職種の先輩がいるか。一人目の新卒か |
| なぜ新卒を採るか | 中途ではなく新卒を採る理由。「若い力」ではなく、実態の理由 |
| 年度の選考の流れ | いつ選考があり、いつ決まるか。年度の公表内容と合っているか |
「なぜ新卒を採るか」と「誰が教えるか」が、新卒に特有の点です。「総合職」「若い力を求む」の一語では、ここが分かりません。
書く前に決めること|職種を一つに、最初の年、教える人、なぜ新卒か、他媒体との分担
| 決めること | 選択肢 |
|---|---|
| 職種 | 一つに。「総合職」で出さない。複数なら、職種ごとに募集を分ける |
| 最初の年 | 最初の月、半年、一年で何を任せるか。「最初の月は同行、半年で一人で〇〇」 |
| 教える人 | 誰が付くか。同じ職種の先輩か、責任者か。一人目の新卒なら、そう書く |
| なぜ新卒か | 経営者本人の言葉で。「中途で採れないから」「一から育てたいから」「〇〇を長く担ってほしいから」。実態の理由 |
| 年度の選考の流れ | 年度の公表内容を確認し、自社の流れを決める |
| インターンとの関係 | つなげる/別。決まっていないなら、決まっていないと |
| 他の新卒媒体との分担 | Wantedlyで何を、OfferBoxやワンキャリアで何を |
「一人目の新卒」「中途で採れないから新卒」でも構いません。隠さずに書けば、それを前提に読む学生が来ます。
「なにを」|職種を一つ、最初の年、誰が教えるか
「なにをやっているのか」は、会社の事業の説明ではなく、この新卒が就く職種と、最初の年に絞ります。
- 職種を、一つに絞る:「〇〇の営業。企業向けに△△を売る」「□□のエンジニア。◇◇を作る」。「総合職」と書かない
- 最初の年を、時期で書く:「最初の月は同行。三か月目に小さな案件を一人で。一年目の終わりに〇〇」
- 教える人を書く:「同じ職種の△△が付く。週に一度、一緒に振り返る」「新卒は一人目。責任者の□□が付く」
- なぜ新卒かを、経営者の言葉で書く:「〇〇を長く担う人を、一から育てたい。中途で採れなかったからではない」「正直、中途で採れなかった。だから一から育てる仕組みを作った」
「なにを」の書き方の基本は「なにをやっているのか」の書き方で書きました。
エージェントベストの見解
同じ新卒採用でも、幅広く学生を集めたい会社、職種を決めずに採りたい会社には、Wantedlyより先にOfferBoxかワンキャリアを勧めることが多いです。理由は、Wantedlyで新卒を探す学生は「職種を決めている」「小さな会社を選ぶ」「インターン経由」の学生に偏っていて、就職活動をする学生全体とは種類が違うからです。幅広く集めるなら、企業側から学生のプロフィールを読んでオファーを送るOfferBoxか、体験談を読んで学生が比べるワンキャリアが先です。逆に、「職種を決めた学生を、少人数で、早くから任せる形で採りたい」会社には、Wantedlyの募集記事が合います。この場合は、職種を一つに絞り、最初の年と教える人を書きます。当社は3媒体すべての販売パートナーなので、「新卒だからどの媒体でも同じ」ではなく、「幅広くか、職種を決めた学生か」で先に分け、Wantedlyを使うなら「総合職」を消す、という順番で案内しています。OfferBoxの文面はOfferBoxのオファー文面の基本、ワンキャリアの掲載はワンキャリアの企業ページの基本で書きました。
「どうやって」|教える流れと、選考の流れの書き方
| 書くこと | 書き方 |
|---|---|
| 教える流れ | 誰が、どの頻度で、何を見るか。「毎日の終わりに〇〇に報告。週に一度、△△と振り返る」 |
| 最初の年の区切り | 「三か月目に〇〇、半年で△△、一年で□□」。決まっていないなら、決まっていないと |
| 選考の流れ | 話を聞きに来る→面談→選考。年度の公表内容を確認して、時期を書く |
「若手が活躍」と書くより、「最初の月は同行。半年で一人で〇〇。同じ職種の△△が週に一度見る」と書くほうが、学生には伝わります。書き方の基本は「どうやっているのか」の書き方で書きました。
「こんな人」|学生生活の行動で書く
学生は職種の経験が無いので、「経験」で書くと誰も当てはまりません。学生生活の行動で書きます。
| 経験や性格で書く(避ける) | 行動で書く |
|---|---|
| 〇〇の経験がある方 | 分からないことを、分からないと言って聞いたことがある |
| 主体性のある方 | 言われていないことを、自分で見つけてやったことがある(授業、部活、アルバイトで) |
| コミュニケーション能力 | 相手の言っていることを、自分の言葉で言い直して確かめたことがある |
| 成長意欲の高い方 | 直された理由を聞いて、次で先に直したことがある |
職種ごとの行動の書き方は、エンジニア、デザイナー、セールスの募集記事の「こんな人」を、学生生活の行動に置き換えます。書き方の基本は「こんなことやります」の書き方で書きました。
インターンと面談から、選考への接続
- スカウトの文面は、募集記事の「職種、最初の年、誰が教えるか」と同じ言葉で:学生のプロフィールの「学んでいること、やってみたこと」を読み、職種と重ねる。新卒にスカウトを送るときの考え方
- 面談には、教える人が出る:付く先輩本人が出て、「最初の月に何をするか」を話す。人事だけの面談は、「誰が教えるか」に答えられない
- 面談で話すのは、最初の年と、なぜ新卒かの話:経営者が「なぜ新卒を採るか」を本人の言葉で話す。学生の学生生活の話を長く聞く
- インターンから新卒へ:インターンをしている学生には、年度の公表内容を確認したうえで、選考の流れを別に説明する。学生インターンを採る募集記事の書き方
つなげ方はスカウトと募集記事のつなげ方で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 職種を一つに、最初の年、教える人、なぜ新卒か、他媒体との分担を決める | 経営者と、職種の責任者 |
| 「なにを」(職種、最初の年、教える人)の下書き | 人事が、職種の責任者と付く先輩に聞いて書く |
| 「なぜ新卒か」の一文 | 経営者本人 |
| 「どうやって」(教える流れ、選考の流れ) | 付く先輩と人事。年度の公表内容を確認 |
| 「こんな人」を行動で書く | 付く先輩と人事 |
| 面談 | 付く先輩と、経営者 |
一人目の新卒を採る募集では、「教える仕組み」が無いことが多くあります。その場合は、「新卒は一人目。責任者の〇〇が付く。教える仕組みは、一緒に作る」と正直に書きます。
運用代行や代理店が支えられるのは、募集記事の型、職種と最初の年を文で書く直し方、「こんな人」を行動に直す作業、他媒体との分担の整理、スカウト文面との整合の確認までで、職種の決定、「なぜ新卒か」、教える人の時間、面談は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
新卒の募集記事を出す前に、先に決めておかないと効果が出ないのは、「なぜ中途ではなく新卒を採るのか」を、経営者本人の言葉で一文にすることです。当社がWantedlyの新卒の募集を支えるとき、「若い力で会社を変えたい」と書かれているのに、経営者に聞くと「中途で採れなかったから、新卒にした」という会社が多くあります。Wantedlyにいる学生は「なぜ新卒を採るのですか」と聞き、答えが「若い力」だと「中途の代わり」と読んで離れます。「正直、中途で採れなかった。だから一から育てる仕組みを作った。〇〇が付いて、最初の年は△△」と書けば、「隠していない会社」として読まれます。当社が最初にお願いするのは、職種の確認ではなく、経営者本人に「なぜ新卒か。正直なところ」を一文で言ってもらうことです。その一文が、募集記事の「なぜ」になります。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「総合職」「新卒募集」で書く | 職種を決めている学生に読まれない | 職種を一つ。複数なら募集を分ける |
| 中途向けの募集記事を流用する | 経験の無い学生に伝わらない | 最初の年と教える人を、学生の言葉で |
| 「なぜ新卒か」を「若い力」で書く | 「中途の代わり」と見抜かれる | 経営者の言葉で、実態の理由を |
| 教える人を書かない | 「放置される」を想像される | 誰が付き、週に何回見るかを書く |
| 年度の選考の流れを確認せずに書く | 学生の都合と合わず、離れる | 年度の公表内容を確認して書く |
| 幅広く集めたいのにWantedlyだけで出す | 学生の種類が合わず、集まらない | OfferBoxかワンキャリアを先に検討する |
最も多いのは、「総合職」と、中途向けの流用です。
まとめ
- Wantedlyにいる学生は、職種を決めている・小さな会社を選ぶ・インターン経由・話を聞きに行く感覚、の学生に偏る。幅広く集めるなら、OfferBoxかワンキャリアを先に検討する
- 学生が見ているのは、職種・最初の年に何をするか・誰が教えるか・なぜ新卒を採るか・中途との違い・年度の選考の流れ・インターンとの関係
- 書く前に、職種を一つに絞り、最初の年、教える人、「なぜ新卒か」を経営者の言葉で、年度の選考の流れ、他媒体との分担を決める。一人目の新卒でも、中途で採れなかったからでも、隠さない
- 「なにを」は職種と最初の年と教える人となぜ新卒か。「どうやって」は教える流れと最初の年の区切りと選考の流れを、時期と頻度で
- 「こんな人」は経験ではなく、学生生活の行動で。面談には教える人と経営者が出て、最初の年となぜ新卒かを本人の言葉で話す
よくある質問
職種を決めずに、総合職として採りたいです
Wantedlyにいる学生は職種で探しているので、「総合職」では読まれません。職種を決めずに採りたいなら、OfferBoxかワンキャリアを先に検討します。Wantedlyで出すなら、「最初の年は〇〇の職種から始め、△△の時期に本人と話して決める」のように、最初の職種と、変わる時期と決め方を書きます。
新卒は初めてで、教える仕組みがありません
そのまま書きます。「新卒は一人目。責任者の〇〇が付く。教える仕組みは、一緒に作る。最初の月は△△」のように、一人目であることと、付く人と、最初の月を書きます。
新卒の募集記事は、御社に相談できますか
できます。当社は、募集記事の型、職種と最初の年を文で書く直し方、「こんな人」を行動に直す作業、他の新卒媒体との分担の整理、スカウト文面との整合の確認を支えられます。職種の決定、「なぜ新卒か」、教える人の時間、面談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、幅広く集めるか職種を決めた学生かで媒体を分けるところから案内しています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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