Wantedlyで動画クリエイターにスカウトを送る文面の考え方|作品の読み方
Wantedlyで動画クリエイターにスカウトを送るとき、最初にぶつかるのは「作品を見て『クオリティの高い動画ですね』と送っているのに、返信が来ない。来ても、面談で『機材は何がありますか』『誰が出ますか』『誰が直しますか』と聞かれて止まる」という問題です。結論から言うと、動画クリエイターへのスカウトは、作品の仕上がりや再生の実績で相手を選ぶのではなく、先に自社が任せる種類を一つに絞り、担う範囲と機材の一覧と出る人と決める人と直す観点と最初の一本を決め、「同じ種類を、同じような見る人に向けて、近い範囲を担い、限られた条件で作った経験を書いている人」を選び、その人の作品の「誰に向けて、どの範囲を担い、何が起きたか」を読んだ一文から、決める人の名前で、機材と出る人の実態で誘います。 この記事では、動画クリエイターがスカウトで見ているもの、送る前に決めること、誰に送るか、文面に書くこと、返信後の面談、社内の分担、やりがちな失敗を整理します。文面の3段の型と作品の読み方はデザイナー向けスカウト文面の型、募集記事は動画クリエイターを採る募集記事の書き方で書きました。
動画クリエイターがスカウトで見ているもの
| 見ているもの | 何を確かめているか |
|---|---|
| 誰から来たか | 決める人か、出る人か、人事か。送り主の会社の動画がどんな水準か |
| 自分の作品の何を読んだか | 仕上がりを褒めただけか、「誰に向けて、どの範囲を担い、何が起きたか」を読んだか |
| 種類と、担う範囲 | 製品の紹介か、SNS向けか、採用向けか。企画から全部か、撮影と編集か、編集だけか。「動画制作」なら全部と読む |
| 機材と、出る人 | 何があり、何が無いか。誰が出るか。文面で分かるか。「自前の機材で出演者探しから」を疑う |
| 決める人と、直す観点 | 誰が、何を観点に直すか。好みか。文面で分かるか |
「クオリティの高い動画ですね」は、仕上がりを褒める文面が多く届いているので、読まれません。
送る前に決めること|種類を一つに、担う範囲、機材と出る人、決める人と直す観点、最初の一本
送る前に、決める人が五つを決めます。決め方は動画クリエイターを採る募集記事の書き方で書きました。
- 種類を一つに:製品の紹介か、SNS向けの短いものか、採用向けか、顧客向けの解説か。見る人は誰か。複数なら「最初の一つ」と「その後」を分ける
- 担う範囲:企画から全部か、撮影と編集か、編集だけか。企画を出す人は誰か
- 機材の一覧と出る人:何があり、何が無く、買う予算があるか。誰が出るか。無いものは無いと書く前提で
- 決める人と直す観点:誰が、何を観点に直すか。前にボツにした例を一つ
- 最初の一本:「〇〇の業種の担当者向けの、△△の解説動画を一本。撮影と編集」。これが文面の2段目になり、送る相手を「それを作れる人」に絞れる
誰に送るか|仕上がりや実績ではなく、種類と見る人、担った範囲、限られた条件で作った経験の重なり
仕上がりがきれいな人、再生の多い作品がある人で選ぶと、面談で「種類が違う」「担った範囲が違う」になります。選ぶ基準は、「同じ種類を、同じような見る人に向けて、近い範囲を担い、限られた条件で作った経験を書いているか」です。
| 読む箇所 | 重なりの見方 |
|---|---|
| 種類と、見る人 | 製品の紹介か、SNS向けか、採用向けか、解説か。企業の担当者向けか、個人向けか。自社の種類と見る人と近いか。ここが最も重なりが要る |
| 担った範囲 | 企画から全部か、撮影と編集か、編集だけか。自社が任せる範囲と合うか |
| 限られた条件で作った経験 | 「カメラ一台で」「出る人が慣れていない中で」「予算が無い中で」作ったことが書かれているか。自社の機材と出る人の実態と近いか |
| 作って、何が起きたか | 「〇〇の動画から△△の問い合わせが来た」「□□は見られなかった」が書かれているか。数字の話があるか |
「限られた条件で作った経験」が要点です。自社に機材が少なく、出る人が慣れていないなら、この記述のある人を優先します。
肩書と実績の幅に配慮する
動画クリエイターの仕事は、「動画クリエイター」「映像制作」「動画編集者」「SNS運用で動画も作っていた人」「広報で動画も撮っていた人」「一人で会社の動画を全部作っていた人」など、違う肩書で書かれています。肩書と再生の実績で検索すると、自社の種類と条件に合う人を落とします。「誰に向けて、どの範囲を担い、何が起きたか」で読み、肩書と実績は「あればよい条件」に置きます。絞り方の基本はスカウト対象の絞り方で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「動画クリエイターには、仕上がりのきれいな作品の人を選んで、その仕上がりを褒めれば返信が来る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyのスカウトを見ていますが、動画クリエイターが返信した文面を並べると、「クオリティが高い」「センスを感じた」の一文は、返信の有無とほとんど関係がありません。関係があるのは、「作品の、誰に向けてどの範囲を担い何が起きたかを読んでくれたか」と、「機材と出る人の実態が文面で分かるか」の二つです。機材が無くても、「カメラ一台。〇〇の予算で一緒に選んで買う。出るのは経営者」と書かれていれば、限られた条件で作ってきた人から返信が来ます。当社が対象を組み直すとき、最初にやるのは、検索条件から仕上がりと実績を外し、「限られた条件で作った経験を書いている人」で並べ直し、褒め言葉を消して、機材と出る人を文面の最初のほうに入れることです。
文面に書くこと
文面の型(相手の一文→自社の場面→話す場の案内)はデザイナー向けスカウト文面の型に書いたので、ここでは動画クリエイター特有の要点だけを書きます。
- 相手の一文は、担った範囲と起きたことで:「〇〇の担当者向けの解説動画を、撮影から編集まで担われて△△が起きたと書かれていたのを読んで」「慣れていない人を話しやすい形で撮られたと書かれていた点を読んで」。仕上がりを褒めない
- 送り主は、決める人本人で:経営者が決めるなら経営者。人事が整えた文にしない
- 種類と担う範囲を、最初のほうで:「最初にお願いしたいのは、〇〇の業種の担当者が見る、△△の解説動画です。企画は一緒に。撮影と編集を任せたい」。「動画制作」と書かない
- 機材と出る人を、一文で:「機材はカメラ一台。照明は無く、〇〇の予算で一緒に選んで買います。出るのは、まず私です」。隠さない
- 決める人と直す観点を、一文で:「できたものは私が見ます。観点は、見る人に伝わるかと、事実。前に〇〇の理由でボツにしました」
- 最初の一本を、一文で:「最初の月は、△△の動画を一本」。募集記事と同じ言葉
- 話す場は、決める人と出る人と:「私と、出る予定の〇〇が、機材といまの動画を見せながら話します。転職を決めていなくても構いません」
相手の作品を評価しません。送る前に、会社ページにある動画と、送り主のプロフィールを見直します。
返信後の面談|機材と出る人を見せる
| 話すこと | 中身 |
|---|---|
| 機材を見せる | 実際にあるものを見せる。無いものは無いと。買う予算と決め方 |
| 出る人を紹介する | 出る予定の人が面談に出る。慣れていないなら、慣れていないと |
| 決める人と直す観点 | 誰が、何を観点に直すか。前にボツにした動画と理由。決める人本人が話す。「聞いていない」を出さない |
| 自社の動画を見せる | いまの動画を見せて、「これをどう直すか」を聞く。現状を隠さない。ここが長い面談ほど次につながる |
| 相手の作品の話 | 仕上がりではなく、誰に向けて、どの範囲を担い、どんな条件で、何が起きたか。聞く時間を長く |
面談には、決める人と、出る予定の人が出ます。面談の設計はカジュアル面談の設計で書きました。
選考に進むとき、短い動画を作る課題を出すなら、面談のときに「課題がある」「どのくらいの時間がかかるか」「素材と対価の有無」を先に伝えます。伝え方はカジュアル面談から選考に進むときの伝え方で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 種類、担う範囲、機材と出る人、決める人と直す観点、最初の一本を決める | 決める人(経営者) |
| 「種類と見る人、担った範囲、限られた条件で作った経験」で対象を並べ直す | 人事(決める人が基準を伝える) |
| 相手の作品を読み、一文を書く | 決める人(人事が下書きするなら、決める人が自分の言葉に直す) |
| 機材の一覧と、出る人の確認 | 経営者 |
| 会社ページの動画と、送り主のプロフィールの見直し | いま動画を作っている人 |
| 型、送信、返信対応、台帳 | 人事 |
| 面談 | 決める人と、出る人 |
社内に動画を作る人がいない一人目の募集では、経営者が決める人になります。その場合は、経営者が相手の作品を読み、「一人目で、いまは外注。機材はカメラ一台。出るのは私。決めるのは私で、観点は〇〇」と正直に文面に書きます。
運用代行や代理店が支えられるのは、対象の並べ直しの基準づくり、型、避ける言葉のチェック、募集記事との整合の確認までで、種類と範囲の決定、機材と出る人、相手の作品を読んだ一文、面談は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
動画クリエイターにスカウトを送る前に、先に決めておかないと効果が出ないのは、「出る人を、名前で一人決めること」です。当社がWantedlyの動画クリエイター向けスカウトを支えるとき、「出る人は、来た人と相談して決める」という会社が多くあります。ただ、出る人が文面に無いと、相手には「出演者探しから一人でやらされる」と読まれて開かれません。逆に、「出るのは、まず私。慣れていないので、話しやすい形で撮ってほしい」と経営者の名前で書いた会社は、返信の数は減っても、慣れていない人を撮ってきた人が来て、面談で「出る人がいないとは聞いていない」になる人がいなくなります。当社が最初にお願いするのは、対象の絞り込みではなく、経営者に「最初の動画に出る人は誰か」を、名前で一人決めてもらうことです。決まらないなら、経営者本人が出ます。その一人が、文面の信用を決めます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 仕上がりや再生の実績で相手を選ぶ | 面談で「種類が違う」「担った範囲が違う」 | 種類と見る人、担った範囲、限られた条件で作った経験で選ぶ |
| 「クオリティの高い動画ですね」と送る | 「見ただけ」と読まれ、開かれない | 担った範囲と起きたことを読んだ一文で |
| 機材を書かない | 「自前を持ち込む前提か」と疑われる | 何があり、何が無く、予算があるかを書く |
| 出る人を書かない | 「出演者探しから一人で」を想像される | 名前で一人。いないなら経営者 |
| 決める人と直す観点を書かない | 「好みで何度も直される」を想像される | 誰が、何を観点に。前のボツの例 |
| 面談に出る人が出ない | 「出る人がいる」が伝わらない | 出る予定の人が出る |
最も多いのは、「仕上がりで選ぶ」と、出る人の抜けです。
まとめ
- 動画クリエイターは、誰から来たか・自分の作品の何を読んだか・種類と担う範囲・機材と出る人・決める人と直す観点・自社の動画の現状、を文面の段階で見ている
- 送る前に、種類を一つに絞り、担う範囲、機材の一覧と出る人(名前で一人)、決める人と直す観点と前のボツの例、最初の一本を、決める人が決める。機材が無くても、隠さない
- 誰に送るかは、仕上がりや実績ではなく、種類と見る人、担った範囲、「限られた条件で作った経験」の重なりで。肩書と実績は「あればよい条件」に
- 文面は決める人本人の名前で。相手の担った範囲と起きたことを読んだ一文、種類と範囲、機材と出る人、決める人と観点、最初の一本を。褒め言葉と「動画制作全般」を書かない
- 面談は決める人と出る人が出て、機材といまの動画を見せ、前にボツにした動画と理由を話す
よくある質問
出る人がまだ決まっていません。文面にそう書くと開かれませんか
書かないほうが、開かれません。出る人が無い文面は「出演者探しから一人で」と読まれます。決まらないなら、経営者本人が出ると決めて、「出るのは、まず私。慣れていないので、話しやすい形で撮ってほしい」と書きます。
再生の多い作品がある人に送りたいのですが
実績は「あればよい条件」です。再生の多い作品があっても、大きな予算と機材と出演者が揃った中で編集だけを担った人は、小さな会社で撮影と編集をする仕事とは重なりません。「同じ種類を、同じような見る人に向けて、限られた条件で作った」を書いている人は、実績の大きさと関係なく、自社の種類と条件が重なれば送ります。
動画クリエイター向けのスカウトの対象の絞り込みは、御社に相談できますか
できます。当社は、対象の並べ直しの基準づくり、文面の型、避ける言葉のチェック、募集記事との整合の確認を支えられます。種類と範囲の決定、機材と出る人、相手の作品を読んだ一文、面談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
Wantedlyの発信とスカウト、止まっていませんか
- 会社ページ・ストーリー・募集・スカウトのどこで止まっているかを一緒に見ます
- スカウト文面の作成から送信・返信対応まで、代行もできます
- これから申し込む場合も、料金はWantedlyの正規料金のままです
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