SIer業界の採用媒体の選び方|「作らせてまとめる仕事」の伝え方
大手(親会社系、独立系)、中堅、地方のSIer、業務系のパッケージの会社が、新卒を採る。SIerの新卒の仕事の中心は、「作る」より「顧客の要件を決めて、協力会社に作らせて、まとめる」で、「プログラミングをしたい」で来た学生が、上流の仕事、客先での勤務、協力会社の管理で離れる。文系も多く採り、「ITに興味」で来て同じ理由で離れる。情報系の学生はWeb系や自社開発の会社と並べて読んでいる。大手は知られていて並べて比べる場の中心にいるが、中堅と地方のSIerは知られていない。結論から言うと、SIer業界は「作る仕事か、作らせてまとめる仕事か」を一行にし、上流と客先と協力会社の管理が中心であることを隠さず一枚にします。顧客の業界(金融、公共、製造、流通)を一文にして「何のシステムか」を見せます。文系は「ITに興味」ではなく「違う立場の人の間に入って決めた・段取りを組んで間に合わせた」の記述で絞ります。大手は学生が並べて比べる場で職種と実態を、情報系はWeb系・自社開発と並べて読まれる前提で、中堅・地方は顧客の業界と地元で絞って送る型を先に検討します。 この記事では、SIer業界の採用構造、判断軸の当て方、学生が確かめること、作る・作らせるの一行、条件ごとにどれを先に検討するか、組み合わせ、見せ方、分担を整理します。3媒体の全体像はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの違いと選び方で書きました。数値と料金は書きません。優劣は断定しません。
SIer業界の採用構造と、媒体との相性
| 区分 | 採用の形 | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 大手(親会社系、独立系) | 知られている。並べて比べる場の中心。文系と情報系を多く採る | 比べられる場で職種と実態を。「作らせてまとめる」をずらさない |
| 中堅のSIer | 業界内では知られ、学生には見えない。顧客の業界で仕事が決まる | 顧客の業界を一文にして送る型。「何のシステムか」で |
| 地方のSIer | 地元の企業と自治体の仕事。地元で採る。知られていない | 地元と顧客の業界で絞って送る型か、プロジェクトの一日の記事 |
| 業界の特徴 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 仕事の中心は「作らせてまとめる」 | 「プログラミングをしたい」で来て、上流と管理で離れる | 作る・作らせるを一行に。「人の間に入って決めた」で絞る |
| 顧客の業界で仕事が決まる(金融、公共、製造、流通) | 「何のシステムか」が見えず、開かれない | 顧客の業界を一文に |
| 文系が多く、「ITに興味」で来る | 上流と客先で離れる。「ITが分からない」で離れる | 「ITに興味」ではなく記述で絞る。研修を正直に |
判断軸を、SIer業界に当てる
| 軸 | SIer業界での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 「プログラミングをしたい」「ITに興味」の記述は多く、絞る条件にならない。絞るのは「違う立場の人の間に入って決めた・段取りを組んで間に合わせた・年上の人と働いた」の記述。情報系はWeb系を見ている前提で、「大きなシステムをまとめたい・要件から関わりたい」に向く学生を。中堅・地方は顧客の業界と地元で |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 大手は「比べられる」型の中心。中堅・地方は「比べられる」型で大手の隣に並ぶと候補に入りにくく、「送る」型で顧客の業界と作る・作らせるを先に渡す。「来る」型はプロジェクトの一日を書けるかで |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 若手は客先とリリースの前で動けない。名義と面談の枠を、プロジェクトの切れ目に固定する。送る型は作業を外に出せる |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に「新卒の仕事は、作る仕事か、作らせてまとめる仕事か」を一行にしておかないと、「プログラミングをしたい」学生が来て上流と管理で離れ、「まとめる」仕事に向く学生には届きません。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、SIerの相談を受けますが、「システム開発」「エンジニア募集」の文面で送り、承認や応募は情報系と「プログラミングを学んだ」文系から付き、面談で「要件定義と設計と協力会社の管理が中心で、コードは一部です」と伝えて離れる形が多くあります。順番は、「作らせてまとめる仕事で、コードは〇〇の割合」を一行にし、「こんな人」を「違う立場の人の間に入って決めた・段取りを組んで間に合わせた」に置き、作る仕事を採るなら別の文面で別に送ることです。一行が「エンジニア募集」から「まとめる仕事」に変わると、届く学生も残る学生も変わります。
学生が、確かめること
- 作る仕事か、作らせてまとめる仕事か:コードを書く割合、要件定義と設計と管理の割合、最初の年に何をするか
- 顧客の業界と、何のシステムか:金融か公共か製造か流通か。自分が関わるシステム
- 客先の割合と、協力会社の管理:客先で働く割合、年上の協力会社の人を動かすこと
- 文系の研修:何か月で何を学ぶか、研修の後に何をするか、ITが分からないままにならないか
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| 大手で、学生が並べて比べる場の中心にいる | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア)で職種と実態を | 比べる対象の中心。作らせてまとめる実態と客先の割合とクチコミをずらさない |
| 大手・中堅で、文系を「ITに興味」ではなく「人の間に入って決めた」で採りたい | 企業から送る型(OfferBox) | 記述で絞り、作る・作らせるを先に渡せる。文系の学生を採るためのOfferBox運用 |
| 情報系を、Web系・自社開発と並べて読まれる前提で、まとめる側の意味で採りたい | 企業から送る型(OfferBox) | 「大きなシステムをまとめたい・要件から関わりたい」の記述で絞れる。理系学生の取り合いに負けるときのOfferBox運用 |
| 中堅・地方のSIerで、顧客の業界と地元で絞って会いたい | 企業から送る型(OfferBox) | 「〇〇業界の△△のシステム」の一文で開かれ、出身地域で絞れる。作業を外に出せる。地方に本社がある会社のOfferBox運用 |
| 若手が、プロジェクトの一日とリリースの日を自分の言葉で書ける | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 「エンジニア」の想像に、要件定義と協力会社との一日を先に読んでもらえる。Wantedlyでエンジニアを採る募集記事の書き方 |
| 作る・作らせるの一行が、まだない | どれも先ではない | 一行を作ってから。「エンジニア募集」では作りたい学生だけが来る |
どれか一つが正解ではなく、大手か中堅・地方か、文系か情報系か、顧客の業界で、先に検討するものが変わります。
組み合わせ
- 中堅・地方は、送る型と記事を置く型を組み合わせる:文面で「〇〇業界の△△のシステムで、あなたの□□を読んで」を、記事で「要件定義の一日」と「リリースの日」を。OfferBoxとWantedlyの併用
- 文系と情報系で、文面を分ける:文系は「人の間に入って決めた」で、情報系は「まとめる側の意味」で。一つの文面で両方を採らない
見せ方|「エンジニア募集」ではなく、作らせてまとめる仕事と、顧客の業界
- 作る仕事か、作らせてまとめる仕事かを、最初の一文で:「この募集は、顧客の要件を決めて協力会社に作らせてまとめる仕事で、コードを書くのは〇〇の割合です」。数値は実態で。この記事では書かない
- 顧客の業界と、何のシステムかを、一文で:「〇〇業界の△△のシステムを、□□の規模で」
- 客先の割合と、協力会社の管理を、隠さず:「客先で働く割合は〇〇、最初の年から協力会社の△△の方に頼む仕事です」
- 情報系には、Web系・自社開発と並べて読まれる前提で:「コードはWeb系より少なく、その分〇〇のシステムを要件から□□までまとめる」。違いを隠さず
- 要件が決まった日の場面を、一つ:「〇〇の顧客と△△の協力会社の間で、□□を決めた日」。若手の名義で。「システムを作る」をまとめる側から
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 作る・作らせるの一行と、顧客の業界の一文、客先・協力会社・研修・配属の一枚 | 経営と人事、事業部の責任者 |
| 文系と情報系で、先に検討する型と文面を分ける | 人事と責任者 |
| 「こんな人」(間に入って決めた・段取りを組んだ・まとめたい)の整理 | 人事と現場の責任者 |
| 送る型なら、検索・下書き・送信・一次返信 | 人事、または代行 |
| 記事を置く型なら、若手がプロジェクトの一日を話し、整えるのは人事か外に | 若手と人事 |
| 個別の一文、文面の最終確認、名義、面談 | 現場の若手 |
- 現場の若手に頼むのは、名義・一文・面談の三つ。リリースの前を避けて:OfferBoxの運用に現場社員を巻き込む方法
運用代行や代理店が支えられるのは、一行の型、一文の型、一枚の型、文面と記事の型、送る型の作業、記事を整える部分までで、作る・作らせるの中身、顧客の業界の開示、客先と協力会社の実態の開示、名義の選定、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「SIerは文系も採れるから、『ITに興味がある文系』を広く集めれば埋まる」というものです。当社はOfferBoxの運用代行を受けているので、SIerの承認から面談までを見ていますが、「ITに興味のある方へ」「文系からエンジニアに」で送った文面で承認は付き、研修の後に、要件定義で顧客の言葉が分からず、協力会社の年上の人に頼めず、で離れる形が多くあります。文系でSIerに残るのは、「違う立場の人の間に入って決めた・段取りを組んで間に合わせた・年上の人と働いた」経験のある学生で、ITの知識は研修で足せます。当社がSIerに勧めているのは、「ITに興味」「文系からエンジニアに」を文面から外し、この記述で絞り、最初の一文に「作らせてまとめる仕事で、客先の割合は〇〇、最初の年から協力会社の方に頼む」と置くことです。承認は減りますが、最初のプロジェクトを終える学生が増えます。
まとめ
- SIerの新卒の仕事の中心は「作る」ではなく「要件を決めて、協力会社に作らせて、まとめる」。「プログラミングをしたい」「ITに興味」で来た学生が上流と客先と協力会社の管理で離れる。作る・作らせるを一行にしてから媒体を選ぶ
- 顧客の業界(金融、公共、製造、流通)と「何のシステムか」を一文にして見せる。客先の割合、協力会社の管理、文系の研修、配属を最初に隠さず
- 文系は「ITに興味」ではなく「違う立場の人の間に入って決めた・段取りを組んで間に合わせた・年上の人と働いた」の記述で絞る。情報系はWeb系・自社開発と並べて読まれる前提で、まとめる側の意味と大きなシステムで。文面を分ける
- 大手は並べて比べる場で職種と実態を、送る型は情報系と記述で絞る文系に。中堅・地方は顧客の業界と地元で絞って送る型か、要件定義の一日を記事で読んでもらう型を先に
- 現場の若手に頼むのは名義・一文・面談で、枠はプロジェクトの切れ目に固定
よくある質問
「エンジニア募集」と書くと、作りたい学生ばかり来ます
「エンジニア募集」「システム開発」の文面が、「プログラミングをしたい」学生に届いています。「顧客の要件を決めて協力会社に作らせてまとめる仕事で、コードは〇〇の割合」と最初の一文に置き、「違う立場の人の間に入って決めた・段取りを組んで間に合わせた」の記述で絞ると、まとめる仕事に向く学生に届きます。作る仕事を採るなら、別の文面で別に送ります。
情報系の学生がWeb系や自社開発に行ってしまいます
情報系の学生は、Web系と自社開発の文面と並べて読んでいます。「コードはWeb系より少なく、その分〇〇業界の△△のシステムを要件から□□までまとめる」と違いを隠さず書き、「大きなシステムをまとめたい・要件から関わりたい」の記述で絞ると、まとめる側に意味を感じる学生に届きます。Web系と同じ「最先端」「モダンな環境」の言葉で競わず、違いで絞ります。
SIer業界の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、一行の型、一文の型、一枚の型、文面と記事の型、送る型の作業、記事を整える部分を支えられます。作る・作らせるの中身、顧客の業界の開示、客先と協力会社の実態の開示、名義の選定、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体を並べてご案内しています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
この記事の内容に合うサービス:採用ご担当者さま向けサービス一覧 ↗人材紹介・採用代行・求人広告代理店