エンタメ業界の採用媒体の選び方|「好き」ではなく作った経験で選ぶ
ゲーム、音楽、映像、アニメ、イベント、またはその制作を担う会社が、新卒を採る。応募は多い。「好き」で来る学生が多く、「御社の作品が好きです」から始まる面接が続く。ところが、入ってから「作る側は、好きなだけでは続かない」で離れ、制作の現場は人が足りないまま。媒体を選ぶときに「エンタメ志望の学生が集まる媒体はどれか」で考えがちですが、集まるのは「好き」な学生で、要るのは「作る側に回れる」学生です。結論から言うと、エンタメ業界の学生は「好き」で来て、「作る側に回る」実態との差で離れます。「こんな人」を「好き」ではなく「作った経験」(作品、企画、運営、続けた経験)で決め、応募が多い大手は学生が並べて比べる場を先に、知られていない制作会社は作った経験で絞って送る型か、作る側の実態を記事で読んでもらう型を先に検討します。 この記事では、エンタメ業界の採用構造、判断軸の当て方、学生が確かめること、「こんな人」の決め方、条件ごとにどれを先に検討するか、組み合わせ、見せ方、分担を整理します。3媒体の全体像はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの違いと選び方で書きました。数値と料金は書きません。優劣は断定しません。
エンタメ業界の採用構造と、媒体との相性
| 業界の特徴 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 「好き」で来る学生が多く、応募が多い | 応募の数は困らないが、「作る側」に回れる学生が埋もれる | 応募を集める型より、絞る型と、実態を読ませる型が要る |
| 応募が多い大手と、知られていない制作会社の差が大きい | 同じ業界で、知名度の差が大きい | 知名度で先に検討する型が分かれる |
| 企画・制作・営業・技術(エンジニア、デザイナー)の職種 | 職種で「作った経験」の中身が違う | 職種ごとに「こんな人」と名義を分ける |
| ポートフォリオや作品が判断の材料になる職種がある | 記述だけでは分からない。作品を見る段が要る | 送る型で「作った経験」の記述を読み、面談で作品を |
| 長時間労働、不規則のイメージ | 学生が「実態は」を確かめる。隠すと離れる | 隠さず書く |
| 「好き」が強い学生ほど、実態とのずれで離れる | 面談で「好き」を聞くと、ずれに気づかない | 面談で「作った経験」を聞く |
エンタメの採用は、「好きな学生に会えるか」より、「作る側に回れる学生を、作った経験で見分け、実態を隠さず伝えられるか」で決まります。
判断軸を、エンタメ業界に当てる
| 軸 | エンタメ業界での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 「好き」の記述は多い。絞るのは「作った・企画した・運営した・続けた」の記述。職種ごとに |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 大手は「比べられる」型が使える。制作会社は「送る」型で作った経験で絞るか、「来る」型で作る側の実態を読んでもらう |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 制作の現場が忙しく、名義と面談の時間が取りにくい。送る型は作業を外に出せる。作品を見る段に現場の時間が要る |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。エンタメでは、「対象」の軸で「好き」を絞る条件にしないことが、他の業界と最も違います。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「人気の業界なので、応募には困らない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、エンタメの会社の相談を受けますが、応募の数に困っていない会社ほど、「作る側に回れる学生」が採れず、入っても「好きなだけでは続かない」で辞め、制作の現場が足りないままです。応募の多さは、「好き」な学生の多さで、「作る側」の学生の多さではありません。当社がエンタメの会社に最初に決めてもらうのは、「こんな人」を「〇〇が好きな学生」ではなく、「〇〇を作った・企画した・運営した・続けた経験のある学生」に置き換えることです。置き換えると、応募を集める型より、記述の「作った経験」で絞って送る型や、作る側の実態を記事で読んでもらう型のほうが、要る学生に届きます。人気の業界ほど、集めることより、見分けることが仕事です。
学生が、確かめること
- 作る側の実態:好きな作品を「見る」のと「作る」のは違う。一日の作業、締切、修正、地味な工程
- 最初の年に何をするか:企画に関われるのか、補助から始まるのか。「すぐ作れる」と思って来て離れる
- 長時間・不規則の実態:締切の前、イベントの当日、深夜。隠すと離れる
- 作品や企画に、自分の名前が残るか:関われる範囲と、名前の出方
- 辞めた人がいるか、なぜか:「好き」で入って辞めた人の理由
- 職種ごとの道:企画、制作、営業、技術で、数年後に何を任されるか
「こんな人」を、「好き」ではなく「作った経験」で決める
- 「好き」は絞る条件にならない:エンタメ志望の学生は、ほぼ全員が「好き」。差がつかない
- 「作った経験」で絞る:作品を作った、企画を立てて実行した、イベントを運営した、同人や部活で続けた。職種ごとに
- 記述で読めるのは「作った経験」まで:作品の質は、面談で作品を見る段で
- 「好き」を面談で聞かない:「なぜうちの作品が好きか」ではなく、「何を作ったか、どう作ったか」を聞く
- 職種ごとに「こんな人」と名義を分ける:企画には企画を立てた経験、技術には作った経験、営業には人を動かした経験。募集職種が多い会社のOfferBox運用
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| 応募が多い大手で、クチコミと選考情報が付いている | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア) | 比べる対象に入っている。クチコミの実態(長時間など)と記事をずらさない |
| 「作った経験」で絞って、少数に会いたい | 企業から送る型(OfferBox) | 記述の「作った・企画した・運営した」で絞れる。応募を待たず見分けに行く。OfferBoxでデザイナーを採るオファー文面の書き方 |
| 制作の現場の人が、作る側の実態を自分の言葉で書ける・話せる | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 「好き」で来る学生に、作る側の実態を先に読んでもらえる。記事が残る |
| 知られていない制作会社 | 送る型か記事を置く型 | 並べて比べる場では見られない。「この作品を、この人と」で知ってもらう |
| 応募が多すぎて見分けられない | 応募を集める型を増やさない | 「作った経験」で絞る型に寄せる |
どれか一つが正解ではなく、知名度と、絞りたいか、実態を書けるかで、先に検討するものが変わります。
組み合わせ
- 大手は、比べられる場と送る型を組み合わせる:比べられる場で受け皿を、送る型で「作った経験」の学生を見分けに。OfferBoxとワンキャリアの併用
- 制作会社は、送る型と記事を置く型を組み合わせる:文面で「あなたの〇〇の作品を見て」を、記事で「作る側の一日」を。OfferBoxとWantedlyの併用
- 作品を見る段を、面談の中に:送る型で絞った学生に、面談で作品を見せてもらう。作品の扱い(提出、著作の扱い)は自社の方針で
- 専門学校や美術・情報系の学科との関係と組み合わせる:学校で会った学生に媒体で送らない。OfferBoxと大学キャリアセンター経由の採用の併用
- 一年目は一つか二つ:媒体を何本併用するか
見せ方|作る側の実態を隠さない
- 「好きを仕事に」「作品に関われる」の一語で済ませない:応募は増えるが、作る側で離れる
- 作る側の一日を、地味な工程も含めて場面で:「企画の会議より、修正と確認の時間が長い」
- 最初の年に何をするかを、正直に:「最初の年は〇〇の補助で、△△から関わります」
- 長時間・不規則を、隠さず、変えたことも:「締切の前は□□で、◇◇を変えました」。数値は実態で。この記事では書かない
- 名前の出方と、関われる範囲を:「〇〇の工程で、名前が△△に出ます」
- 業界イメージ(華やか、忙しい、不安定)を否定せず、実態で:業界イメージが不利な会社のWantedlyの書き方
- 名義は、作る側の若手:「私は〇〇を作っていて、最初の年は△△をしました」
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「こんな人」を「作った経験」で職種ごとに決める | 人事と制作の責任者 |
| 知名度と絞りたいかと書けるかで、先に検討する型を決める | 人事と責任者 |
| 作る側の実態の一枚(一日、最初の年、長時間、名前の出方) | 制作の現場と人事 |
| 送る型なら、検索・下書き・送信・一次返信 | 人事、または代行 |
| 記事を置く型なら、作る側の若手が場面を話し、整えるのは人事か外に | 若手と人事 |
| 個別の一文、文面の最終確認、名義、面談、作品を見る段 | 制作の若手と責任者 |
| 面接官に「好き」を聞かないと伝える | 人事 |
| 学校との関係 | 人事 |
- 制作の現場に頼むのは、名義・一文・面談と作品を見る段の三つ:OfferBoxの運用に現場社員を巻き込む方法
- 応募が多い会社は、集める作業ではなく見分ける作業に人事の時間を
運用代行や代理店が支えられるのは、「作った経験」で絞る型、型の選び方の整理、一枚の型、文面と記事の型、送る型の作業、記事を整える部分までで、「こんな人」の決定、実態の開示、名義の選定、面談と作品を見る段、学校との関係は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に「こんな人」を「好き」から「作った経験」に置き換えておかないと、どの媒体を選んでも、応募は増えて、作る側は採れません。当社はエンタメの会社の「こんな人」を一緒に作りますが、最初に出てくるのは「うちの作品が好きな人」「エンタメへの情熱がある人」で、これは志望者のほぼ全員に当てはまり、絞る条件になりません。「同人で作品を作り続けた」「学園祭で企画を立てて運営した」「部活で映像を作った」のように、作った経験に置き換えると、送る型の検索条件が組め、記事で「作る側の実態」を読んで残る学生が見え、面談で聞くことが「なぜ好きか」から「どう作ったか」に変わります。順番は、媒体の前に、この置き換えです。置き換えができた会社は、応募の数が減っても、作る側に回れる学生が残ります。
まとめ
- エンタメの学生は「好き」で来て、「作る側に回る」実態との差で離れる。応募の多さは「好き」の多さで、「作る側」の多さではない
- 「こんな人」を「好き」ではなく「作った・企画した・運営した・続けた経験」で、職種ごとに決める。面談で「なぜ好きか」を聞かず「どう作ったか」を聞く
- 応募が多い大手は並べて比べる場を先に、絞って会いたいなら送る型を、作る側の実態を書けるなら記事を置く型を先に。知られていない制作会社は送る型か記事から
- 見せ方は「好きを仕事に」の一語で済ませず、作る側の一日、最初の年、長時間の実態、名前の出方を隠さず。名義は作る側の若手
- 制作の現場に頼むのは名義・一文・面談と作品を見る段。応募が多い会社は、集める作業より見分ける作業に人事の時間を
よくある質問
応募が多いので、絞る型は要らないと思っています
応募の中に「作る側に回れる学生」がどれだけいるかを、台帳の「近さ」で見てください。多くの会社で、応募は多いのに近い学生は少なく、面接官が「好き」の熱量で選んで、入社後に離れています。絞る型は、応募を増やすためではなく、「作った経験」のある学生を見分けに行くためで、応募が多い会社ほど意味があります。
作品を見る段を、どこに置けばよいですか
送る型で「作った経験」の記述で絞った学生に、最初の面談で作品を見せてもらう形が、学生にも会社にも無理がありません。応募の段で作品の提出を求めると、「好き」だけの学生と「作った」学生の両方から大量に届き、見る時間が足りなくなります。作品の扱い(提出の形、著作の扱い、返却)は自社の方針で決め、先に伝えます。
エンタメ業界の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、「作った経験」で絞る型、型の選び方の整理、一枚の型、文面と記事の型、送る型の作業、記事を整える部分を支えられます。「こんな人」の決定、実態の開示、名義の選定、面談と作品を見る段、学校との関係は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体を並べてご案内しています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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