OfferBoxで人事を採るオファー文面の書き方|どの仕事か・最初の年を書く
OfferBoxで人事を採るとき、文面で最も多い失敗は「人事志望の学生は多いから、『人に関わる仕事』の魅力を書けば届く」と考えることです。結論から言うと、人事志望の学生に届く文面は、「人に関わる」魅力を書いた文面ではなく、人事のどの仕事かを一つ書き、最初の年の仕事を正直に書き、なぜ新卒で人事を採るのかの理由を書いた文面です。 人事を志望する学生の多くは、就職活動で会った採用担当の印象で人事を選んでいて、労務の手続きや制度の運用を知りません。この記事では、人事志望の学生がOfferBoxで何を見ているか、文面に書くこと、新卒で人事を採る理由の書き方、面談への接続を整理します。文面全体の基本はOfferBoxのオファー文面の基本で書いたので、ここでは人事に固有の部分だけを扱います。OfferBoxの仕様や数値には触れず、運用の考え方だけを書きます。
人事志望の学生がOfferBoxで見ているもの
人事を志望する学生は、オファーを開いたときに、次のことを見ています。
| 学生が見分けたいこと | 文面で見ている箇所 |
|---|---|
| 人事のどの仕事か | 採用、労務、教育、制度のどれか。新卒が最初に持つのはどれか |
| 最初の年に何をするか | 説明会の運営、日程調整、入社手続きから、なのか。企画に関われるのはいつか |
| なぜ新卒で人事を採るのか | 多くの会社は営業経由で人事を配属する。新卒で採る理由が書いてあるか |
| 人事の人数と、誰が教えるか | 何人の部門か。一人人事なのか。経営との距離はどうか |
| 会社の何を変える仕事か | 「人に関わる」ではなく、採用や制度で会社の何を動かすのか |
| 言葉が正直か | 「人の成長を支える」「会社の未来を作る」が、実態の説明の代わりになっていないか |
三つ目が、人事の文面で特に重要です。学生は、「新卒で人事になれる会社は少ない」と知っています。だから、新卒で人事を採る会社の文面を見ると、「本当に人事に配属されるのか」「営業を経てから、ではないのか」を疑います。なぜ新卒で人事を採るのか、理由が書かれていると、学生はその疑いを解いて読みます。
もう一つ、学生が見ているのは、最初の年の仕事です。人事の最初の年は、説明会の運営、面接の日程調整、入社手続き、勤怠の集計のような、運営と手続きが中心です。それを隠して「採用戦略」「制度設計」と書くと、面談か入社後に分かった学生が離れます。
文面に書くこと|どの仕事か、最初の年、なぜ新卒で採るか、何を変える仕事か
人事向けの文面は、次の順で組みます。
- 書き出し:学生の「人を集めた」「人を育てた」「仕組みを作った」経験に触れる。「読んだ」「こう思った」「だから送った」の三つ
- 人事のどの仕事かを一つ:採用、労務、教育、制度のうち、新卒が最初に持つもの
- 最初の年の仕事を正直に:説明会の運営と日程調整から、なのか。入社手続きと勤怠から、なのか
- なぜ新卒で人事を採るのかの理由:「採用の運営を学生に近い目線で組み直したい」「人事の人数を増やす計画がある」など、実態のとおりに
- 会社の何を変える仕事かを一つ:「来年の採用の入口を一つ増やす」「入社後の定着を上げる」など
- 次の行動を一つ:人事の若手との面談の案内だけ
四つ目の「なぜ新卒で採るか」が、人事の文面の中心です。「人事として一緒に働きませんか」では、学生の疑いは解けません。「うちは営業を経ずに人事に入る形を今年から始めます。理由は、採用の運営を、学生に近い目線で組み直したいからです」のように、理由を実態のとおりに書きます。理由が「欠員の補充」なら、そう書きます。
書き出しで学生の経験に触れるとき、人事の場合は「人が好き」「人の成長に関わりたい」の言葉ではなく、「人を集めた」「人を育てた」「仕組みを作った」の行動で触れます。「サークルの新歓で、説明会の内容を変えて、入る人が増えたのを読みました」「アルバイト先で、新人の教え方を手順にして、辞める人が減ったのを読みました」のような形です。評価はしません。何をして、何が変わったかを読んだ事実と、自社の人事の仕事のどこに近いかを書きます。文系学生の経験を行動の型で拾う考え方はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面で書きました。
エージェントベストの見解
人事の文面で、発注側が最も誤解しているのは「人事志望の学生は多いから、採りやすい」という考え方です。志望する学生は多いです。ただ、その多くは「人に関わる仕事」「就職活動で会った人事が良かった」で選んでいて、労務の手続きや勤怠の集計、説明会の会場の手配のような、人事の実務を知りません。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてOfferBoxの契約後の運用を見ていますが、人事で承認と面談が続き、その先に残っている会社は、「人に関わる」を書かず、「最初の年は説明会の運営と面接の日程調整、入社手続きが中心です」のように、運営と手続きの仕事をそのまま書いています。この文面に承認する学生は、人事の実務を知った上で、それでも人事をしたい学生です。「人に関わる」で集めた学生は、承認は多くても、面談で実務を聞いて離れます。人事志望の多さは、採りやすさではなく、絞る必要があることを意味します。人事の文面は、承認を増やすためではなく、実務を知った上で来る学生に絞るために書きます。
なぜ新卒で人事を採るのかを書く
人事の文面で、学生が最も疑って読むのが、「本当に人事に配属されるのか」です。
- 理由を実態のとおりに書く:「採用の運営を組み直したい」「人事の人数を増やす」「欠員の補充」。どれでも、書けば材料になる
- 営業経由の道と、新卒で人事に入る道の両方があるなら、そう書く:「今年は新卒で人事に一人入れます。営業を経て人事に来る人もいます」
- 人事の人数と、誰が教えるかを書く:「人事は二人で、あなたが三人目です。教えるのは採用を担当している私です」のように
- 経営との距離を書く:人事の企画が誰の判断で決まるのか。社長と直接か、部門長を通すのか
理由が書かれていない文面は、学生に「人事と書いてあるが、配属は分からない」と読まれます。配属を正直に書く考え方はOfferBoxで総合職を採るオファー文面の書き方で書いたものと同じです。
「人に関わる」ではなく「会社の何を変える仕事か」を書く
人事の文面で、「人に関わる」「人の成長を支える」の言葉は、使わないことを勧めます。理由は三つあります。
- どの人事の文面にも並ぶ:見比べた学生には区別が付かない
- 仕事の中身が消える:採用なのか、労務なのか、教育なのかが伝わらない
- 実務を知らない学生を集める:「人に関わる」の印象で承認し、実務を知って離れる
書くなら、「来年の採用で、入口を一つ増やす」「入社後の定着を上げるために、最初の三か月の面談を組み直す」のように、人事の仕事で会社の何を動かすかを一つ書きます。「人に関わる」の代わりに、動かす対象を書くと、学生は人事の仕事を具体的に読めます。事務職で「サポート」を使わない考え方はOfferBoxで事務職を採るオファー文面の書き方で書いたものと同じです。
検索・ターゲットの考え方との関係
人事の文面は、志望職種で人事を選んでいる学生と、総合職や営業を志望している学生で、書き出しが変わります。前者にはなぜ新卒で採るかと最初の年を先に、後者には人事のどの仕事かと、その学生の「人を集めた・育てた」経験とのつながりを先に書きます。検索の考え方は、次の記事で書きます。
選考への接続|人事の若手が自分の名義で面談に出る
人事向けの文面は、人事が人事を採る形になるので、名義と面談の担当が同じ人になります。
- 名義は、実際に採用を担当している人事の若手本人:「人事部」の名義にしない
- 文面で書いた最初の年の仕事を、面談で自分の一週間として話す:先週、何をしたか
- なぜ新卒で採るかは、面談でも同じことを言う:文面と面談で違うと、学生はそこで離れる
- 人事以外の社員にも会わせる:人事だけで面談と選考を進めると、学生は「人事の話しか聞いていない」と感じる。営業や現場の若手にも一度会わせる
人事が人事を採るときは、自分たちの仕事を自分たちで書くことになるので、実態より良く書きがちです。文面を送る前に、人事以外の社員に一度読んでもらうと、盛りが見つかります。面談の組み方はOfferBoxの面談設計で書きました。
エージェントベストの見解
人事の文面を書く前に、当社が先に決めてもらうのは「なぜ新卒で人事を採るのか」を、経営と一文にすることです。人事の側は「人手が足りない」で採ろうとしますが、経営の側は「まずは営業を経験してから」と考えていて、文面には人事の考えだけが書かれ、面談か内定後に経営の考えが出て、学生が離れる。当社が運用を見ている会社でも、この行き違いは、人事の採用に特有のものとして起きています。人事が自分の部門の採用を進めるときは、他の職種以上に、経営との合意を先に取ります。合意が「新卒で人事に配属する」なら、その理由を文面に書きます。合意が「営業を経てから」なら、人事志望の学生に人事の文面を送るべきではなく、総合職の文面で営業からの道筋を書きます。人事の文面で最初に決めるのは、魅力の言葉でも最初の年の仕事でもなく、経営と合意した「なぜ新卒で人事か」の一文です。それが決まれば、配属の疑いに答える文面が書けます。
社内の分担
| 作業 | 担当 | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 「なぜ新卒で人事を採るか」の一文 | 経営者と人事の責任者 | 合意してから書く。理由は実態のとおりに |
| 人事のどの仕事かと、最初の年の仕事 | 人事の責任者 | 運営と手続きを隠さない |
| 「会社の何を変える仕事か」の一つ | 人事の責任者 | 動かす対象を具体的に |
| 学生の行動を読み、文面を組む | 名義になる人事の若手 | 「人が好き」ではなく人を集めた・育てた・仕組みを作った行動で触れる |
| 文面の盛りの確認 | 人事以外の社員 | 送る前に一度読んでもらう |
| 面談で自分の一週間を話し、人事以外にも会わせる | 名義の若手と、営業や現場の若手 | 文面に書いたことを同じ言葉で |
人事が人事を採る場合、文面を組むのも名義も面談も同じ人になります。だから、経営との合意と、人事以外の社員による確認を、分担として明示します。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「人に関わる仕事」「人の成長を支える」で書く | 実務を知らない学生が承認し、面談で離れる | 最初の年の運営と手続きを正直に書く |
| なぜ新卒で人事を採るかを書かない | 「本当に人事に配属されるか」の疑いが解けない | 理由を実態のとおりに書く |
| 「採用戦略」「制度設計」と書く | 最初の年の実態とずれ、面談で離れる | 企画に関われる時期を書く |
| 経営との合意なしに送る | 面談か内定後に「営業を経てから」が出て離れる | 合意の一文を先に取る |
| 「人事部」の名義で送り、人事だけで選考する | 会社の案内として読まれ、人事の話しか聞けない | 若手本人の名義にし、人事以外にも会わせる |
まとめ
- 人事志望の学生は多いが、「人に関わる」の印象で選んでいて実務を知らない。文面は絞るために書く
- 人事のどの仕事かを一つ、最初の年の運営と手続きを正直に、企画に関われる時期を書く
- なぜ新卒で人事を採るのかを、経営と合意した上で、理由を実態のとおりに書く
- 「人に関わる」ではなく「会社の何を変える仕事か」を一つ。学生には「人を集めた・育てた・仕組みを作った」で触れる
- 名義は人事の若手本人。送る前に人事以外に読んでもらい、面談では人事以外にも会わせる
よくある質問
最初の年が運営と手続きばかりで、正直に書くと来ない気がします
正直に書きます。運営と手続きを知った上で承認する学生は、人事の実務を分かっている学生です。書き足すなら、その運営で何を見て、何を変えられるかです。「説明会の運営をしながら、学生の反応を見て、翌年の内容を変える材料を集めます」のように、運営の先に何があるかまで書きます。隠して「採用戦略」と書くと、面談か入社後に分かった学生が離れます。
一人人事で、新卒を二人目として採ります。文面に何を書けばよいですか
一人人事であることと、教えるのが自分であることを書きます。「人事は私一人で、あなたが二人目です。最初の年は私と一緒に採用の運営をして、労務の手続きは会計事務所や社労士と分担します」のように、誰と何をするかを書きます。一人人事を隠すと、面談で分かった学生が離れます。一人だからこそ、経営との距離が近いことを書けるなら、それは材料になります。
人事の文面は、運用代行に頼めますか
頼めますが、「なぜ新卒で人事を採るか」「どの仕事か」「最初の年の仕事」は社内で決めておきます。代行に任せられるのは、学生の行動を読み、決まった仕事とつなげて書き、名義の人事に確認を回す作業です。人事が人事を採るときは、自分たちで書くと盛りが出やすいので、代行に組み立てを任せて、盛りを外から見てもらう使い方もあります。範囲の決め方は運用代行に任せる範囲で書きました。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
OfferBoxの運用、ひとりで抱えていませんか
- 検索条件・オファー文面・承認後の面談まで、いまの運用を一緒に点検します
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- これから申し込む場合も、料金はOfferBoxの正規料金のままです
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