品質管理の採用媒体の選び方|「検査する仕事」の像を正す見せ方
品質管理を新卒で採る会社が媒体を選ぶとき、最初にぶつかるのは「『品質管理』の名前で募集し、『几帳面な方』『責任感のある方』で絞ると、『几帳面な人が検査する仕事』の像で学生が来て、面談で『ばらつきの原因を探す』『出荷を止める』『現場に手順を守ってもらう』『クレームに対応する』と聞いて『思っていたのと違う』と離れ、残った学生も『品質管理か品質保証か』の違いを入社後に知る」という問題です。結論から言うと、「品質管理」の名前と人柄の言葉で募集すると、学生は「几帳面な人が検査する仕事」の像で来て、実際の仕事を聞いて離れます。媒体を選ぶ前に「品質管理か品質保証か」を決め、志望職種と人柄の言葉で絞らず、研究志望・化学・材料系の学生の中から「ばらつきの原因を探した・記録を取って傾向を読んだ・手順を決めて守らせた」の行動で探します。送る型は行動で絞って品質の先輩の名義で、記事を置く型は「止める」判断の一日を、比べられる場は「検査の仕事」の体験談に対して企業ページに何を止める権限があるかを先に書きます。 メーカー業界の選び方はメーカー業界の採用媒体の選び方で書きました。この記事は品質管理に絞ります。
品質管理の採用で、起きること
| 会社の状態 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 「品質管理」の名前だけで募集する | 「几帳面な人が検査する仕事」の像で来て、原因を探す・止める・現場に頼む仕事を聞いて離れる | 仕事の中身を職種名より先に書く。ワンキャリアで品質管理を募集するときの掲載とスカウト |
| 「几帳面な方」「責任感のある方」で絞る | 自由記述の「几帳面」は本当かどうか分からない。絞れない | 人柄の言葉を外し、行動で絞る。OfferBoxで品質管理志望の学生を見つける検索の考え方 |
| 品質管理か品質保証かを決めていない | 工程の中のばらつきを見る仕事と、出荷の可否と顧客対応を担う仕事が混ざり、面談で答えられない | 媒体を選ぶ前に決める |
| 止める権限が書かれていない | 「止められると書いてあったのに、実際は止められなかった」が体験談に書かれる | 何を止める権限があるかを、実態で書く |
| クレーム対応をするかが書かれていない | 入社後に顧客対応を知って離れる | あるならある、無いなら無いと書く |
判断軸を、品質管理に当てる
| 軸 | 品質管理での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 志望職種と人柄の言葉を見ない。研究志望・化学・材料系・生物系・機械系の学生の中から「ばらつきの原因を探した・記録を取って傾向を読んだ・手順を決めて守らせた」の行動で探す。研究でばらつきと戦った学生は、志望に「研究開発」「技術職」を書いている |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 送る型は、行動で絞って品質の先輩の名義で「あなたのばらつきの原因を探した経験を読んで」と一人に書ける。来る型は、「止める」判断をした一日と、現場と開発の間で何をしたかを記事で通年で。比べられる型は、「検査の仕事」「地味」の体験談に対して、企業ページに何を止める権限があるかと最初の年を先に書けるかで |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 品質の先輩が名義と面談を持つ時間と、品質管理か品質保証かを決める会議の時間。決めずに書くと、面談で答えが割れる |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。品質管理では、「対象」を人柄の言葉ではなく行動で絞ることと、「運用工数」の前に品質管理か品質保証かを決めることが、他の職種と違います。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「品質管理は几帳面で真面目な学生を採る仕事だから、人柄の言葉で絞って『品質管理』で出せばよい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、品質管理の採用の相談を受けますが、人柄の言葉で絞った会社は、自由記述の「几帳面」が本当かどうか分からないうえに、「品質管理」の名前で「検査する仕事」の像の学生が来て、原因を探す・止める・現場に頼む仕事を聞いて離れます。品質管理に合う学生は、研究室でばらつきと戦っています。「条件を変えて原因を探した」「毎日記録を取って傾向を読んだ」「後輩に手順を決めて守らせた」学生は、志望に「研究開発」を書いていて、「品質管理」の名前だけの掲載を見ると「自分は研究志望だから違う」と思ってエントリーしません。当社が最初にお願いするのは、絞る条件から人柄の言葉を消し、「ばらつきの原因を探した・記録を取って傾向を読んだ・手順を決めて守らせた」を「優先する条件」に上げることです。
学生が、確かめること
- 品質管理か、品質保証か:工程の中のばらつきを見る仕事か、出荷の可否と顧客への説明を担う仕事か。両方なら、最初の年はどちらか
- 何を検査し、何を止める権限があるか:出荷を止められるか。ラインを止められるか。止めたとき誰に説明するか。書かれた権限と実態が違うと体験談に書かれる
- 現場と開発の間で、何をするか:現場に手順を守ってもらう立場か、開発に条件の変更を戻す立場か。板挟みの実態
- クレームの対応をするか:顧客先に行くか、報告書を書くか。あるかないか
- 最初の年に何を任されるか:検査と記録か、原因の調査か、手順の作成か
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| 行動で絞り、品質の先輩の名義で「あなたのばらつきの原因を探した経験を読んで」と一人に書ける | 企業から送る型(OfferBox) | 志望職種と人柄を見ずに、研究志望の中から探せる。品質管理向けのオファー文面 |
| 品質の先輩が、「止める」判断をした一日と現場との関係を自分の言葉で書ける | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 「検査する仕事」「地味」の像を、止める判断と原因を探す記事で置き換える |
| 体験談があり、企業ページに何を止める権限があるかと最初の年を先に書ける | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア) | 「検査の仕事」の体験談に対して、権限と仕事の中身が入る前に分かる会社として読まれる |
| 品質管理か品質保証かが決まっていない | どれも先ではない | 品質部門の責任者と決めてから |
| 止める権限の実態が、書けるほど整理されていない | どれも先ではない | 「止められる」と書いて止められないと、体験談に書かれる |
どれか一つが正解ではなく、行動で絞れるか、先輩が書けるか、体験談があるかで、先に検討するものが変わります。
組み合わせ
- 送る型と記事を置く型を組み合わせる:文面で原因を探した経験を読んだ一文を、記事で止める判断の一日を。OfferBoxとWantedlyの併用
- 研究室との関係を主に、媒体を研究室の外の学生に:化学系・材料系の研究室で会った学生に媒体で送らない。大学との関係からの母集団形成
- 理系の学生の探し方と重ねる:理系の採用媒体の選び方、研究開発職の採用媒体の選び方。研究開発志望の学生の中に、品質管理に合う学生がいる
- 面談の聞き方の型を、揃える:「何を測ったかより、ばらつきが出たとき何を疑ったか、手順を守ってもらえなかったとき何をしたか」。人柄の印象で決めない
- 内定前に、止める場面を見せる:検査の記録と、止めた判断の記録と、現場との会話を。内定辞退が続くときの見直し方
- 業界の構造と重ねる:化学業界の採用媒体の選び方、食品業界の採用媒体の選び方
- 代行と組み合わせるなら、絞る作業と文面の下書きまで。読んで直すのは品質の先輩:媒体と代行の違い
見せ方|「品質管理」ではなく、何を止める権限があり、誰の間に立つか
- 「品質管理」「几帳面な方」「責任感のある方」を消す:検査する仕事の像で来て、実際の仕事で離れる
- 品質管理か品質保証かを、職種名に:「〇〇の工程のばらつきを見る品質管理」「△△の出荷可否と顧客への説明を担う品質保証」。両方なら、最初の年はどちらか
- 止める権限を、実態で:「出荷を止める判断は〇〇が持ち、新卒は□年目から止める判断に加わる」。止められないなら、止められないと。「止められる」と書いて違うと、体験談に書かれる
- 現場と開発の間で何をするかを、書く:「現場に手順の変更を頼み、開発に条件の見直しを戻す。最初は先輩と一緒に現場に入る」
- クレーム対応の有無を、書く:「顧客への説明は〇〇が担い、新卒は報告書の下書きから」。無いなら無いと
- 最初の年を、時期で:「最初の〇か月は検査と記録。記録から傾向を読む仕事は△か月目から。原因の調査は□年目から」。記録が多いなら、記録で工程の癖を覚えると、意味を書く
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 品質管理か品質保証か、止める権限、現場との関係、クレーム対応の有無を決める | 品質部門の責任者 |
| 止める権限の実態を、書ける形に整理する | 品質部門の責任者と製造部門の責任者 |
| 行動で絞る条件 | 品質の先輩が作り、人事か代行が絞る |
| 文面と記事 | 先輩が話し、人事が書き、本人が確認 |
| 名義と、オファーの一文 | 品質の先輩 |
| 面談 | 責任者と先輩。聞き方の型を揃えて。人柄の印象で決めない |
| 「思っていたのと違う」の回数の記録 | 人事。何が違ったかを分けて |
運用代行や代理店が支えられるのは、絞る条件の型、絞る作業、文面の下書き、記録の型までで、品質管理か品質保証かの決定、権限の整理、名義、面談は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
品質管理の採用で、当社が媒体より先にお願いしているのは、「品質管理か品質保証か」を決めてから書くことです。これを決める前に媒体を選び、文面を書き始めると、効果が出ません。同じ「品質」の名前でも、工程の中のばらつきを見る仕事と、出荷の可否を決めて顧客に説明する仕事は、求める行動が違います。前者は「原因を探した・記録を読んだ」で絞り、後者は「決めて説明した・断った」で絞ります。決めずに書くと、面談で「出荷を止められますか」と聞かれて、先輩と責任者の答えが割れます。学生はその場で「この会社は仕事を決めていない」と読みます。当社は、決める会議を媒体の申込より先に置き、会議で決まった一文(何を、誰が、いつから止められるか)を文面と掲載の最初に置くことを案内しています。順番を変えると、面談で答えが割れなくなります。
まとめ
- 「品質管理」の名前と「几帳面な方」で募集すると、学生は「検査する仕事」の像で来て、原因を探す・止める・現場に頼む仕事を聞いて離れる。人柄の言葉は外す
- 媒体を選ぶ前に「品質管理か品質保証か」を決める。決めずに書くと面談で答えが割れる
- 研究志望・化学・材料系の学生の中から「ばらつきの原因を探した・記録を取って傾向を読んだ・手順を決めて守らせた」の行動で探す
- 送る型(OfferBox)は行動で絞って品質の先輩の名義で、記事を置く型(Wantedly)は「止める」判断の一日を、比べられる場(ワンキャリア)は「検査の仕事」の体験談に対して企業ページに何を止める権限があるかを先に
- 止める権限は実態で書く。「止められる」と書いて止められないと、体験談に書かれる
よくある質問
品質管理と品質保証を一人が担っています。どちらで募集すればよいですか
一人が担うなら、「最初の年はどちらか」を決めて、それを職種名にします。「最初の年は工程のばらつきを見る品質管理。出荷の可否と顧客への説明は△年目から」のように、両方を時期で書きます。決めずに「品質管理・品質保証」と並べると、学生はどちらの仕事か分からず、面談で先輩と責任者の答えが割れます。
新卒には止める権限がありません。書くと来なくなりませんか
「止められる」と書いて実際に止められないほうが、体験談に書かれて次の年の学生が離れます。「出荷を止める判断は〇〇が持ち、新卒は記録と原因の調査から入り、□年目から止める判断に加わる」と、権限の実態と時期を書きます。原因を探す仕事に惹かれる学生は、それで来ます。
品質管理の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、絞る条件の型、絞る作業、文面の下書き、記録の型を支えられます。品質管理か品質保証かの決定、権限の整理、名義、面談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、品質管理の媒体選びと運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
この記事の内容に合うサービス:採用ご担当者さま向けサービス一覧 ↗人材紹介・採用代行・求人広告代理店