SES業界の採用媒体の選び方|SESであることと常駐先の決まり方を見せる
客先常駐でエンジニアを派遣する形の会社、受託と常駐を併用する会社、地方のSESが、新卒を採る。SESは、業界イメージ(常駐先が決まらない、スキルが付かない、帰属がない、辞める)が学生の側に先にある。多くの会社が「自社開発」を名乗ったり、「未経験からエンジニアに」で文系を広く集めたりするが、研修の後に常駐先が決まり、そこで「思っていた仕事と違う」と離れる。学生は自社開発の会社と並べて読んでいる。結論から言うと、SES業界はSESであることを隠さず、「常駐先はどう決まるか、どんな案件があるか、研修は何をするか、帰属はどう保つか」を一枚にします。「自社開発」を名乗らず、「未経験からエンジニアに」で広く集めず、「作った経験」ではなく「学び続けた・人の環境に入って動いた・違う立場の人と働いた」の記述で絞ります。自社開発と並べて比べられる場より、送る型で実態を先に渡すか、常駐先での一日を若手の名義で記事に置く型を先に検討します。 この記事では、SES業界の採用構造、判断軸の当て方、学生が確かめること、SESであることを隠さない一行、条件ごとにどれを先に検討するか、組み合わせ、見せ方、分担を整理します。3媒体の全体像はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの違いと選び方で書きました。数値と料金は書きません。優劣は断定しません。
SES業界の採用構造と、媒体との相性
| 業界の特徴 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| イメージ(常駐先が決まらない、スキルが付かない、帰属がない)が先にある | 「SES」の一語で開かれない。隠すと「隠している」と読まれる | 隠さず、常駐先の決まり方と案件の種類と帰属で |
| 「自社開発」を名乗る会社がある | 面談か入社後に常駐と知って離れる。クチコミに残る | 名乗らない。受託と常駐の割合を実態で |
| 「未経験からエンジニアに」で文系を広く集める | 研修は受けるが、常駐先で「作れない」「合わない」で離れる | 「学び続けた・人の環境に入って動いた」の記述で絞る |
| 常駐先が研修の後に決まる | 「どこで何をするか分からない」で離れる | 決まり方と案件の種類を最初に |
| 学生は自社開発の会社と並べて読む | 開発の環境と役割で自社開発に負ける | 並ばず、常駐でしか得られないこと(複数の現場、技術の幅)で |
判断軸を、SES業界に当てる
| 軸 | SES業界での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 「エンジニアになりたい」「未経験からIT」の記述は多く、絞る条件にならない。絞るのは「自分で学び続けた(独学、資格、小さく作った)・知らない環境に入って動いた・年上や違う立場の人と働いた」の記述。情報系は自社開発を見ている前提で、「複数の現場で技術の幅を」に向く学生を |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 「比べられる」型で自社開発と並ぶと候補に入りにくい。「送る」型で実態を先に渡し、記述で絞る。「来る」型は常駐先での一日を若手の名義で書けるかで |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 若手は常駐先にいて、自社にいない。名義と面談の枠を、常駐先の勤務の外に固定する。送る型は作業を外に出せる |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。SESでは、イメージが先にあるので「隠さない」ことが文面の中心になることと、若手が自社にいないので名義と面談の枠の取り方が違うことが、他の業界と違います。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「SESと書くと来ないから、『自社開発もある』『未経験からエンジニアに』で書けば来る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、SESの会社の相談を受けますが、「自社開発」「未経験歓迎」で書いた文面で承認や応募は付き、研修の後に常駐先が決まった時点で「聞いていた話と違う」と離れ、その経験がクチコミに残って次の年の採用に響く形が多くあります。学生は、SESのイメージを知ったうえで、それでも来るかを決めていて、来る学生が確かめているのは、常駐先がどう決まるか、どんな案件があるか、研修で何をするか、常駐中に自社とどうつながるか、です。当社がSESの会社に媒体の前に用意してもらうのは、SESであることと、この四つを隠さず書いた一枚です。「自社開発」を名乗るより、隠さず書いた文面のほうが、面談まで来て、常駐先で辞めません。
学生が、確かめること
- SESか、自社開発か、受託か:割合と、自分がどれに配属されるか。最初に確かめている
- 常駐先の決まり方:研修の後にどう決まるか、希望が通るか、決まらない期間に何をするか
- 案件の種類:どんな業界のどんな案件か、開発か運用・保守かテストか、技術の幅
- 研修の中身:何か月で何を学ぶか、研修の後にすぐ常駐か
- 帰属と、自社とのつながり:常駐中に自社の人とどう会うか、評価は誰がするか、相談できる人がいるか
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| SESであることを隠さず、「学び続けた・人の環境に入って動いた」の記述で絞って会いたい | 企業から送る型(OfferBox) | 実態を先に渡し、記述で絞れる。自社開発と並ばない。作業を外に出せる |
| 若手が常駐先での一日と、自社とのつながりを自分の言葉で書ける | 通年で記事を置く型(Wantedly) | イメージを否定せず、常駐先の一日と「複数の現場で広げた」場面を先に読んでもらえる。Wantedlyでエンジニアを採る募集記事の書き方 |
| 受託と常駐を併用していて、割合を実態で書ける | 企業から送る型(OfferBox) | 「受託は〇〇の割合、常駐は△△」を一行にして、割合で絞れる |
| 学生が並べて比べる場に、自社開発の会社と並べて載せたい | 先ではない | 自社開発と並ぶと候補に入りにくい。常駐でしか得られないことを書けるかを先に確かめる |
| SESであることを隠さない一枚が、まだない | どれも先ではない | 一枚を作ってから。「自社開発」「未経験歓迎」では常駐先で離れる |
どれか一つが正解ではなく、隠さず書けるか、若手が書けるか、受託の割合、地域で、先に検討するものが変わります。
組み合わせ
- 送る型と記事を置く型を組み合わせる:文面で「SESで、常駐先は〇〇の決まり方、あなたの△△を読んで」を、記事で「常駐先での一日」と「自社の人と会う日」を。OfferBoxとWantedlyの併用
- 研修の見学と、常駐先の若手との面談を組み合わせる:媒体から研修と面談へ。常駐の実態を本人が聞く場。OfferBoxと合同説明会の併用
- 文系と情報系で、文面を分ける:文系は「学び続けた・環境に入って動いた」で、情報系は「複数の現場で技術の幅を」で。文系の学生を採るためのOfferBox運用
見せ方|「自社開発」でも「未経験歓迎」でもなく、SESであることと、常駐先の決まり方
- SESであることを、最初の一文で:「当社は客先常駐でエンジニアを派遣する会社で、受託は〇〇の割合です」。「自社開発」を名乗らない
- 常駐先の決まり方を、隠さず:「研修の後、〇〇の時点で、本人の希望と△△で決まる。決まらない期間は□□」。数値は実態で。この記事では書かない
- 案件の種類を、実態で:「〇〇業界の△△の案件が多く、開発は□□の割合、運用・保守は〇〇の割合」
- 帰属を、場面で:「常駐中に、自社の〇〇と△△の頻度で会い、評価は□□がする」。若手の名義で
- 「未経験歓迎」「文系OK」を、文面から外す:代わりに「自分で学び続けた・知らない環境に入って動いた経験を読みたい」
- イメージを否定せず、認めて、変えたことと変わっていないことを:「〇〇は当たっている。△△を変えた。□□はまだ」。業界イメージが不利な会社のWantedlyの書き方
- 常駐でしか得られないことを、場面で:「〇〇の現場と△△の現場で、□□の技術の幅が広がった日」
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| SESであることと、常駐先の決まり方・案件の種類・研修・帰属の一枚 | 経営と人事、営業(案件)の責任者 |
| 「こんな人」(学び続けた・環境に入って動いた・違う立場の人と働いた)の整理 | 人事と技術の責任者 |
| 隠さず書けるか、若手が書けるかで、先に検討する型を決める | 人事と経営 |
| 送る型なら、検索・下書き・送信・一次返信 | 人事、または代行 |
| 記事を置く型なら、常駐先の若手が一日を話し、整えるのは人事か外に | 若手と人事 |
| 個別の一文、文面の最終確認、名義、面談 | 常駐先の若手 |
| 面談枠を常駐先の勤務の外に固定する | 人事と営業の責任者 |
- 常駐先の若手に頼むのは、名義・一文・面談の三つ。常駐先の勤務の外で:OfferBoxの運用に現場社員を巻き込む方法
運用代行や代理店が支えられるのは、一枚の型、文面と記事の型、送る型の作業、記事を整える部分までで、SESであることの開示、常駐先の決まり方と案件の種類の中身、辞めた人の理由と変えたこと、名義の選定、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
送り始めたあと、最初の年で起きることに共通するのは、「未経験からエンジニアに」「自社開発もある」で承認や応募が付き、研修の後の常駐先で「開発ではなく運用・保守だった」「自社の人と会わない」「聞いていた自社開発に配属されない」と離れることです。当社はOfferBoxの運用代行を受けているので、SESの会社の承認から面談までを見ていますが、常駐先の決まり方と案件の種類と帰属を文面に書かず、「エンジニアとして成長」で書いている会社が多く、その言葉で来た学生は、研修の後に初めて常駐の実態を知ります。当社がSESの会社に勧めているのは、最初の一文に「客先常駐で、常駐先は〇〇の決まり方、案件は△△が多く、常駐中は□□の頻度で自社と会う」と置き、そのうえで「複数の現場で技術の幅が広がった日」を若手の名義で書くことです。書いて来た学生は、常駐の実態を知ったうえで来ていて、最初の常駐先で辞めません。
まとめ
- SES業界は、イメージ(常駐先が決まらない、スキルが付かない、帰属がない)が学生の側に先にある。「自社開発」を名乗ったり「未経験からエンジニアに」で広く集めたりすると、研修の後の常駐先で離れ、クチコミに残る
- SESであることを隠さず、常駐先の決まり方、案件の種類、研修の中身、帰属(常駐中に自社とどうつながるか)を一枚にして最初に。イメージを否定せず、変えたことと変わっていないことを
- 「エンジニアになりたい」は絞る条件にならない。「自分で学び続けた・知らない環境に入って動いた・違う立場の人と働いた」の記述で絞る。文系と情報系で文面を分ける
- 自社開発と並べて比べられる場は先ではなく、送る型で実態を先に渡すか、常駐先での一日を若手の名義で記事に置く型を先に。常駐でしか得られないこと(複数の現場、技術の幅)を場面で
- 常駐先の若手に頼むのは名義・一文・面談で、枠は常駐先の勤務の外に固定。研修の見学と若手との面談を組み合わせる
よくある質問
「SES」と書くと、来なくなりませんか
来なくなるのは、SESを知ったら来ない学生で、研修の後の常駐先で離れる学生です。学生はSESのイメージを知っていて、「自社開発」と書いて実態が違えば、面談か入社後に分かり、クチコミに残ります。「客先常駐で、常駐先は〇〇の決まり方、案件は△△」と最初に書き、「複数の現場で技術の幅が広がった日」を若手の名義で書くほうが、実態を知ったうえで来る学生が残ります。
「未経験歓迎」で文系を集めてはいけませんか
「未経験歓迎」は、常駐の実態を知らない学生を広く集める言葉で、研修は受けても常駐先で離れます。文系で残るのは「自分で学び続けた(独学、資格、小さく作った)・知らない環境に入って動いた・年上や違う立場の人と働いた」経験のある学生なので、この記述で絞り、「未経験歓迎」を文面から外します。承認は減りますが、最初の常駐先で残る学生が増えます。
SES業界の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、一枚の型、文面と記事の型、送る型の作業、記事を整える部分を支えられます。SESであることの開示、常駐先の決まり方と案件の種類の中身、辞めた人の理由と変えたこと、名義の選定、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体を並べてご案内しています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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