OfferBoxでマーケターを採るオファー文面の書き方|毎日回す仕事と数字
OfferBoxでマーケターを採るとき、文面で最も多い失敗は「マーケティングは学生に人気だから、企画の面白さを書けば届く」と考えることです。結論から言うと、マーケター志望の学生に届く文面は、企画の面白さを書いた文面ではなく、何を売る会社の、どのマーケかを一つ書き、最初の年に毎日回す仕事と、何の数字を見る仕事かを正直に書いた文面です。 マーケター志望の学生には、「企画」「華やか」で想像している学生と、SNSや集客で自分で試して数字を見た行動を持つ学生が混ざっています。文面で正直に書くと、後者の学生が残り、前者の学生は自分で外れます。この記事では、マーケター志望の学生がOfferBoxで何を見ているか、文面に書くこと、一人目のマーケを採る場合の書き方、面談への接続を整理します。文面全体の基本はOfferBoxのオファー文面の基本で書いたので、ここではマーケターに固有の部分だけを扱います。OfferBoxの仕様や数値には触れず、運用の考え方だけを書きます。
マーケター志望の学生がOfferBoxで見ているもの
マーケターを志望する学生は、オファーを開いたときに、次のことを見ています。
| 学生が見分けたいこと | 文面で見ている箇所 |
|---|---|
| 何を売る会社のマーケか | 商品は何か。買うのは個人か会社か |
| どのマーケか | 広告の運用、SNS、記事や動画、調査、商品企画、販促のどれか |
| 最初の年に何をするか | 毎日回す仕事は何か。企画か、運用か、集計か |
| 何の数字を見る仕事か | 成果を何で測るのか。数字を見せてもらえる仕事か |
| 誰が教えるのか | 社内にマーケの組織があるのか。一人目なのか |
| 言葉が正直か | 「戦略」「ブランド」の言葉が、実態と合っているように読めるか |
マーケター志望の学生のうち、自分でSNSを運用したり、イベントの集客で告知を変えて数を比べたりした経験を持つ学生は、「マーケティングは毎日の運用と数字の積み重ね」だと分かっています。この学生が文面で見るのは、「この会社では何の数字を、どう追うのか」です。企画の面白さだけが書かれた文面は、この学生には「現場を知らない人が書いた」と読まれます。
逆に、「企画」「華やか」で想像している学生は、企画の面白さを書いた文面に承認しますが、面談で毎日の運用の話を聞いて離れます。文面で正直に書くと、承認の数は減っても、面談に来る学生が変わります。
文面に書くこと|どのマーケか、最初の年に毎日回す仕事、見る数字
マーケター向けの文面は、次の順で組みます。
- 書き出し:学生の経験に触れる。「読んだ」「こう思った」「だから送った」の三つ
- 何を売る会社の、どのマーケかを一つ:商品と、広告・SNS・記事・調査・企画のどれか
- 最初の年に毎日回す仕事を正直に:広告の入札を見る、記事を更新する、数字を集計する、など
- 何の数字を見る仕事かを一つ:問い合わせの数、来店の数、購入までの流れ、など。数値そのものは書かない
- 次の行動を一つ:マーケ担当との面談の案内だけ
三つ目と四つ目が、マーケターの文面の中心です。「マーケティング全般をお任せします」では、何をするか分かりません。「最初の年は、広告の配信結果を毎朝見て、文言と配信先を週に一度変える仕事です。見るのは問い合わせの数と、問い合わせのあとに商談になった数です」のように書きます。ここまで書くと、試して測った経験を持つ学生は、自分がその場にいる姿を想像できます。
書き出しで学生の経験に触れるとき、マーケターの場合は「センス」「発想力」「トレンドに敏感」の言葉ではなく、「試した」「測った」「直した」の行動で触れます。「サークルの新歓で、告知の投稿を時間帯を変えて出して、反応の違いを見て時間を決めたのを読みました」のような形です。フォロワーの数や、学生が書いた数値そのものを褒めることはしません。書くのは、何を変えて、何を見たか、を読んだ事実です。文系学生の経験を行動の型で拾う考え方はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面で書きました。
エージェントベストの見解
マーケターの文面で、発注側が最も誤解しているのは「マーケティングは華やかに書くほど学生が来る」という考え方です。承認は付きます。ただ、来るのは「企画」で想像している学生で、面談で毎日の運用の話を聞いて離れます。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてOfferBoxの契約後の運用を見ていますが、マーケターで承認から面談、面談からその先に進んでいる会社は、文面に「最初の年は広告の配信結果を毎朝見る」「記事を週に何本か更新して反応を見る」のような、地味に読める仕事をそのまま書いています。この文面に承認する学生は、自分で試して測った経験があり、毎日の運用が何かを知っている学生です。文面で華やかに書いて面談で現実を話すより、文面で現実を書いて面談でその先を話すほうが、面談後に残る学生が増えます。マーケターの文面は、承認を増やすためではなく、「毎日の運用を知っている学生」を面談に呼ぶために書きます。
一人目のマーケを採るとき
社内にマーケの組織がなく、新卒を一人目のマーケとして採る会社があります。この場合、文面で隠さずに書くことが三つあります。
- 一人目であることを書く:「マーケの担当はまだおらず、あなたが最初です」と書く。隠して送ると、面談で分かった学生が離れる
- 誰が見るかを書く:経営者か、営業の責任者か。マーケの経験がある人が社内にいないなら、外部の支援があるのか、ないのか
- 最初に任せる範囲を小さく書く:「マーケティング全般」ではなく、「まず自社の問い合わせがどこから来ているかを調べて、一つ増やすところから」のように
一人目のマーケは、「自分で決められる」と読む学生と、「誰にも教われない」と読む学生に分かれます。正直に書いて、前者の学生に届けます。後者の学生は、文面の段階で自分から外れるので、面談の時間が無駄になりません。配属や転勤を正直に書く考え方はOfferBoxで総合職を採るオファー文面の書き方で書いたものと同じです。
検索・ターゲットの考え方との関係
マーケターの文面は、「どのマーケか」で書き出しが変わるので、検索もそれに合わせて組みます。SNSの運用経験を書いている学生が多いですが、自社のマーケがSNSでないなら、SNSの経験ではなく「試して測って直した」行動で探し、文面でもその行動と自社の仕事のつながりを書きます。検索の考え方は、次の記事で書きます。
選考への接続|マーケ担当が面談で数字の話をする
マーケターの文面は、面談でマーケ担当が「何の数字を、どう追っているか」を話すことを前提に書きます。
- 面談の担当は、名義になったマーケ担当か、その仕事を回している人:一人目のマーケなら、見ることになる経営者か責任者
- 文面で書いた毎日の仕事を、面談で一日の流れとして話す:朝に何を見て、週に何を変えるか
- 見る数字を、面談で実際に見せられる範囲で見せる:数字を見せられない会社は、学生に「数字を見せてもらえない仕事」と読まれる
- 学生が試して測った経験を、面談で聞く:何を変えて、何が動いて、次に何をしたか
文面と面談で話すことが揃っていると、承認から面談、面談から選考への流れが読めます。面談の組み方はOfferBoxの面談設計で書きました。
エージェントベストの見解
マーケターで申し込んだ会社が、最初の数週間でつまずくのに共通しているのは、「マーケの仕事を人事が説明できない」ことです。営業の仕事は人事も見ているので書けますが、マーケの仕事は、何を毎日しているかが人事から見えにくく、文面が「マーケティング戦略の立案・実行」のような言葉になります。当社が運用を見ている会社で、ここを抜けた会社がしていたのは、マーケ担当に「最近、何かを試して、数字を見て、直したことを一つ」話してもらい、それを文面の中心に置くことです。「問い合わせフォームの項目を減らしたら、送信の数がどう動いたか」のような一つの話があれば、文面は「うちのマーケはこういう仕事です」に変わり、学生の「試して測った」経験とのつながりも書けます。マーケ担当に頼むのは、この一つの話と、送る前の確認と、面談の三つで、文面の組み立ては人事が持ちます。マーケターの文面で最初に用意するのは、魅力の言葉ではなく、「試して、測って、直した」一つの話です。現場に頼むことを絞る考え方はOfferBoxの運用に現場社員を巻き込む方法で書きました。
社内の分担
| 作業 | 担当 | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 「何を売る会社の、どのマーケか」の一文 | マーケの責任者(一人目なら経営者) | 広告・SNS・記事・調査・企画のどれか |
| 「試して、測って、直した」一つの話 | 名義になるマーケ担当 | 何を変えて、何の数字がどう動いたか。数値は文面に書かない |
| 最初の年に毎日回す仕事と、見る数字の一文 | マーケの責任者 | 正直に。「全般」を書かない |
| 学生の行動を読み、文面を組む | 人事(または運用代行) | 「センス」ではなく試した・測った・直したで触れる |
| 名義の確認 | 名義のマーケ担当 | 送る前に一度目を通す |
| 面談で一日の流れと数字を話す | 名義のマーケ担当 | 文面に書いたことを同じ言葉で。見せられる数字を見せる |
マーケ担当に頼むのは、一つの話と、確認と、面談の三つです。「どのマーケか」と「最初の年に毎日回す仕事」は責任者が決めます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「戦略」「ブランド」「企画」で書く | 企画で想像する学生が承認し、面談で離れる | 最初の年に毎日回す仕事を正直に書く |
| 「マーケティング全般」と書く | 何をするか分からない | どのマーケかを一つ、見る数字を一つ |
| 「センス」「発想力」で学生に触れる | どの文面にも同じ言葉が並ぶ | 試した・測った・直した行動で触れる |
| 学生のフォロワー数や数値を褒める | 数の大小で見ていると読まれる | 何を変えて何を見たかを読んだ事実を書く |
| 一人目のマーケであることを隠す | 面談で分かった学生が離れる | 一人目と書き、誰が見るかを書く |
まとめ
- マーケター志望の学生には「企画」で想像する学生と、試して測った学生が混ざっている。正直に書くと後者が残る
- 何を売る会社の、どのマーケかを一つ。最初の年に毎日回す仕事と、見る数字を書く
- 学生には「センス」ではなく「試した・測った・直した」の行動で触れる。数の大小は褒めない
- 一人目のマーケなら、一人目と書き、誰が見るか、最初に任せる範囲を書く
- マーケ担当から「試して数字を見て直した」一つの話を取り、その人の名義で送り、面談で数字を見せる
よくある質問
マーケの仕事が地味で、正直に書くと学生が来ない気がします
地味に読める仕事を正直に書くと、承認は減りますが、面談に来る学生が変わります。自分でSNSを運用したり、集客で試したりした学生は、マーケが毎日の運用だと知っています。その学生に届くのは、企画の言葉ではなく、「毎朝何を見て、週に何を変えるか」です。書き足すなら、その運用が会社の何につながっているかです。地味かどうかは会社側の見方で、学生の側には「数字を追える仕事がしたい」という動機があります。
SNSの運用経験がある学生に絞って送るべきですか
自社のマーケがSNSなら、その経験に触れて送ります。SNSでないなら、SNSの経験ではなく、「何かを試して、測って、直した」行動で探し、その行動と自社の仕事のつながりを書きます。SNSの経験は、学生の側で書きやすい経験なので多く見つかりますが、自社の仕事と離れていると、文面でつながりが書けません。フォロワーの数の大小は、確認できないので見ません。
マーケターの文面は、運用代行に頼めますか
頼めますが、「どのマーケか」「最初の年に毎日回す仕事」「試して測って直した一つの話」は社内で用意しておきます。代行に任せられるのは、学生の行動を読み、決まった話とつなげて書き、名義のマーケ担当に確認を回す作業です。三つが用意されていないと、代行は「マーケティング戦略」と書くしかなく、企画で想像する学生を集める文面になります。範囲の決め方は運用代行に任せる範囲で書きました。
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