グループ企業をワンキャリアに掲載するときの整理|会社ごとに分ける単位
持株会社の下に複数の事業会社があるグループが、ワンキャリアに掲載するとき、「グループとして一つにまとめる」か「各社で別々に出す」か、という判断があります。一つにまとめると、学生は「どの会社の選考を受けているのか」が分からず、体験談が混ざります。別々に出すと、各社の材料が薄くなり、更新が止まります。結論から言うと、グループ企業の掲載は、学生が体験談で「どの会社の選考か」を区別できる単位に分け、共通の材料(グループの「なぜ」、共通の制度、共通の写真)と各社の固有(仕事の具体、選考の流れ、働く人、条件)を分けて置きます。分ける単位は、採用の主体、選考の流れ、最初の1年、勤務地のいずれかが違うかで決めます。体験談がどの会社に書かれるかを見て、行き来の導線を付け、更新の分担を決めます。 この記事では、まとめると起きること、別々にすると起きること、分ける単位、共通と固有の置き分け、体験談の扱い、導線、更新の分担、分担を整理します。掲載の単位(グループで一つか、各社か)の設定は媒体の仕様によるので、現在の仕様は管理画面とヘルプで確認してください。募集の単位の分け方は募集コースの考え方で書きました。この記事は、会社の単位の話です。
この作業の目的|学生が「自分はどの会社を受けているか」と、その会社の実態を分かる状態にする
ワンキャリアの学生は、体験談を「〇〇社の選考」の単位で読みます。グループでまとめた掲載を読んだ学生が、体験談で「△△社の面接では」と読むと、「自分が受けるのは△△社なのか、グループなのか」で迷います。
目的は、学生が「自分はどの会社を受けていて、その会社の選考はこうで、仕事はこうだ」と分かる状態にすることです。グループの「なぜ」は共通に伝えつつ、受ける会社の実態は各社で見せます。
グループで一つにまとめると、起きること
| 起きること | 学生からどう見えるか |
|---|---|
| どの会社の選考か分からない | 「エントリーしたら、どこに配属されるのか」 |
| 体験談が混ざる | 「〇〇社の面接」「△△社の面接」が同じ企業ページの下に並び、流れが違う |
| 配属先の会社が見えない | 「グループのどこに行くか、入るまで分からない」 |
| 最初の1年が書けない | 各社で違うのに、一つにまとめると抽象的になる |
| 条件が書けない | 各社で違う |
| グループの「なぜ」だけが前面に | 大きな言葉で、日々の仕事が見えない |
「体験談が混ざる」が、ワンキャリアで特に重い問題です。学生は体験談で会社を判断するので、混ざると、どの体験談が自分の受ける会社のものか分かりません。
各社で別々に出すと、起きること
| 起きること | 何が起きるか |
|---|---|
| 各社の材料が薄い | 小さな事業会社は、働く人の話や写真が足りない |
| 更新が止まる | 各社に担当がおらず、グループの人事が全部を見きれない |
| グループの「なぜ」が伝わらない | 各社の企業ページに、グループ全体の話が無い |
| 同じことを各社で書く | 共通の制度や研修を、各社で別々に書き、ずれる |
| 学生がグループ全体を見られない | 「他にどんな会社があるのか」が分からない |
「各社で別々」も、材料と更新の点で無理があります。共通と固有を分けることで、両方の問題を減らします。
分ける単位の決め方
| 軸 | 違うなら分ける |
|---|---|
| 採用の主体(どの会社が雇用するか) | 雇用する会社が違うなら、分ける。学生は「どこに雇われるか」を知りたい |
| 選考の流れ | 各社で面接の段階や面接官が違うなら、分ける。体験談が会社の単位で書かれる |
| 最初の1年 | 各社で仕事の中身が違うなら、分ける |
| 勤務地 | 各社で勤務地が違うなら、分ける |
| 条件 | 各社で給与や制度が違うなら、分ける |
「一つでも違えば分ける」が原則です。特に「採用の主体」と「選考の流れ」が違うのに一つにまとめると、体験談が混ざり、学生が迷います。
グループ採用(グループで一括して採り、配属で会社が決まる)の場合は、採用の主体が一つなので、掲載も一つにし、配属先の会社ごとに「最初の1年」を書きます。書き方は募集コースの考え方の「職種未定コース」と同じで、「決め方」と「配属先の候補ごとの最初の1年」を書きます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「グループで一つにまとめたほうが、規模が大きく見えて学生に選ばれる」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、グループ企業のワンキャリアの掲載を支えていますが、グループでまとめた企業ページの体験談を読むと、「〇〇社の面接」「△△社の面接」が混ざり、学生が「自分はどこを受けているのか」と書いています。規模の大きさは、学生の判断の材料ではなく、「自分が受ける会社の実態」が材料です。当社がグループの掲載を整えるとき、最初にやるのは、各社の「採用の主体」「選考の流れ」「最初の1年」を並べて、違うものを分けることです。分けたうえで、グループの「なぜ」を共通に置けば、規模は伝わります。まとめて規模を見せるより、分けて実態を見せるほうが、体験談と揃います。
共通に置くものと、各社に置くもの
| 共通に置く(グループ全体) | 各社に置く |
|---|---|
| グループの「なぜ」(なぜこの事業群を持っているか) | その会社の仕事の具体と最初の1年 |
| 共通の制度(グループ共通の研修、福利厚生。事実で) | その会社の選考の流れと、各段階で何を見るか |
| 共通の写真(グループの本社、共通の研修の場面) | その会社の働く人の話 |
| グループ内の他社への導線 | その会社の条件(給与、勤務地、転勤) |
| グループ採用の場合は、配属の決まり方 | その会社の写真(普段の仕事中) |
| その会社のイベント |
「共通」は、各社の企業ページから参照する形にするか、グループの企業ページに置いて各社から誘導するかは、仕様と自社の状況で決めます。どちらでも、「共通のものを各社で別々に書かない」が原則です。書くと、ずれます。
体験談が、どの会社に書かれるか
ワンキャリアの体験談は、学生が「どの会社の選考を受けたか」で書かれます。
- 各社で分けて掲載しているなら、体験談も各社に書かれる:各社の企業ページと、その会社の体験談が揃っているかを見る
- グループで一つなら、体験談もグループの下に書かれる:配属先の会社ごとの記述が混ざる。「〇〇社配属の場合は」と企業ページで分けて書く
- 学生が会社名を間違えて書くことがある:グループ名と事業会社名が似ている場合。企業ページで会社名の関係を明記する
- 各社の体験談を、グループの人事がまとめて読む:各社の担当がいなくても、読む人は一人でよい
「体験談が各社に書かれる」は、分けて掲載する理由の一つです。分けると、各社の体験談と各社の企業ページの整合を見られます。
行き来の導線
- 各社の企業ページから、グループの「なぜ」へ:「グループ全体の考えは、〇〇のページに」
- グループの企業ページから、各社へ:「各社の仕事と選考は、それぞれのページに」。各社の一言(何をしている会社か)を添えて
- 各社の企業ページから、グループ内の他社へ:「〇〇の仕事に興味がある方は、△△社のページも」
- グループ採用なら、配属先の候補の各社の説明へ
- エントリーの入口は、採用の主体ごとに:どの会社にエントリーするかが分かる形。掲載からエントリーまでの導線設計
「エントリーの入口が、採用の主体ごと」で、学生は「自分はどこに応募したか」を間違えません。
更新の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| グループの「なぜ」と共通の制度 | グループの人事 |
| 各社の仕事の具体と最初の1年 | 各社の責任者(グループの人事が聞いて書く) |
| 各社の選考の流れと何を見るか | 各社の面接に出る人(グループの人事が聞いて書く) |
| 各社の働く人の話 | 各社の入社してまもない社員(グループの人事が聞いて書く) |
| 各社の体験談を読む | グループの人事(まとめて) |
| 各社の選考の変更を反映する | 各社の変更をグループの人事に伝える形を作る |
| 導線の設置と、終わったイベントの誘導を外す | グループの人事 |
「グループの人事が聞いて書き、各社が言葉にする」の分担で、各社に担当がいなくても更新が続きます。分担の考え方は掲載を誰が担当するかで書きました。
各社の材料が薄い場合
小さな事業会社で、働く人の話や写真が足りない場合があります。
- 仕事の具体と最初の1年は、責任者から聞けば書ける:社員が少なくても
- 働く人の話は、一人でよい:一人の入る前と後の話があれば足りる
- 写真は、その会社の普段の仕事中を数枚:グループ共通の写真で埋めない
- 選考の流れは、グループ共通なら「共通」と書き、違う部分だけ各社で
- 材料が揃うまで、その会社の掲載を出さない選択もある:薄いまま出すと、体験談に負ける
「薄いまま出さない」は、各社で分ける場合の注意です。分けた各社に、最低限の固有の材料(最初の1年、一人の働く人、数枚の写真、選考の流れ)が要ります。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 分ける単位を決める | グループの人事と各社の責任者 |
| 共通と固有を分けて置く | グループの人事 |
| 各社の固有を言葉にする | 各社の責任者、面接に出る人、入社してまもない社員 |
| 導線を付ける | グループの人事 |
| 各社の体験談をまとめて読む | グループの人事 |
| 各社の変更をグループの人事に伝える | 各社の責任者 |
| 掲載の単位の設定を確認する | グループの人事(管理画面で) |
運用代行や代理店が支えられるのは、分ける単位の整理、共通と固有の置き分けの設計、導線の設計、各社の固有を聞く質問、更新の分担の型までで、分ける判断、各社の固有の言語化、選考の運用は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと各社の掲載が止まることがあります。「各社の選考の変更を、グループの人事に伝える形」です。当社がグループ企業のワンキャリアの掲載を支えるとき、分ける単位と置き分けの設計は当社が出せますが、各社で選考の流れが変わったときに、それがグループの人事に届かなければ、各社の掲載は古いままになり、各社の体験談に「掲載と違った」と書かれます。当社が最初にお願いするのは、各社の責任者に「選考を変えるときは、グループの人事に一言伝える」と合意してもらうことです。会議に出る形でも、チャットで一言でも構いません。届く形があれば、グループの人事一人で各社の掲載を保てます。無ければ、分けた数だけ古くなります。
まとめ
- グループ企業の掲載は、学生が体験談で「どの会社の選考か」を区別できる単位に分ける。採用の主体・選考の流れ・最初の1年・勤務地・条件のいずれかが違えば分ける
- まとめると体験談が混ざり配属先が見えず、別々にすると材料が薄く更新が止まる。共通と固有を分けて置く
- 共通はグループの「なぜ」・共通の制度・共通の写真・他社への導線。固有は仕事の具体・選考の流れ・働く人・条件・写真・イベント
- グループ採用なら掲載は一つで、配属先ごとの最初の1年と決め方を書く。エントリーの入口は採用の主体ごと
- グループの人事が聞いて書き、各社が言葉にし、各社の変更をグループの人事に伝える形を作る。薄いまま出さない
よくある質問
グループ採用で、配属先は入社後に決まります。どう書けばよいですか
掲載は一つにし、「配属の決まり方」と「配属先の候補ごとの最初の1年」を書きます。「入社後の研修で希望を聞き、〇〇で決める。配属先は△△社、□□社、◇◇社のいずれかで、それぞれの最初の1年は次のとおり」のように。選考の流れは一つなので、体験談も混ざりません。
小さな事業会社の材料が足りず、分けると薄くなります
その会社の責任者から最初の1年を聞き、一人の社員の話を聞き、数枚の写真を撮れば、最低限の固有は揃います。それでも揃わないなら、その会社の掲載は材料が揃うまで出さず、グループの企業ページに「〇〇社は準備中」と一言置きます。薄いまま出すより、揃えてから出すほうが、その会社の最初の体験談と揃います。
グループ企業のワンキャリアの掲載の整理は、御社に相談できますか
できます。当社は、分ける単位の整理、共通と固有の置き分けの設計、導線の設計、各社の固有を聞く質問、更新の分担の型を支えられます。分ける判断、各社の固有の言語化、選考の運用は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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