ワンキャリアの社名非公開イベントとは|向く会社と向かない会社
ワンキャリアの社名非公開イベント。社名を出さずに学生と会える形と聞いて、知名度のない自社に向くのではと思う。ところが、選考を飛ばす体制がないまま申し込む、明かした瞬間の落差が大きい、面談の後の導線がない、で来た学生が離れる。結論から言うと、ワンキャリアの社名非公開イベント(公式の名称は「社名非公開 内定候補選抜イベント」)は、当日まで出展企業を明かさず、ワンキャリアが用意するグループワークで企業が学生をその場で評価し、終了後に同じ会場で面談し、優秀者に一次選考免除のチケットを出す、選考に直結した形です。「体験談を読んで来る」流れとは別の入口で、社名で流される会社・社名の先入観が強い会社・体験談がまだない会社に向き、一次選考までを飛ばせる体制がない会社・社名で選ばれている会社・社名を明かした瞬間に離れる理由がある会社には向きません。開催の条件や日程は、公式ページとワンキャリアの担当で確認してください。 この記事では、社名非公開で起きる失敗、通常のイベントとの違い、向く会社と向かない会社、明かす前と後で学生が見ていること、落差を小さくすること、明かした後の導線、分担を整理します。イベントの種類はワンキャリアのイベントの種類と使い分け、準備はワンキャリアの社名非公開イベントの準備、話すことはワンキャリアの社名非公開イベントで話すことで書きました。
この作業の目的|「社名を出さない」ことの意味を、自社に当てはめて判断する
社名非公開イベントの価値は、「社名で流される前に、グループワークで学生と向き合い、評価した学生を選考につなげられる」ことです。その価値がある会社と、ない会社があります。社名を出しても流されない会社には、この形の価値は小さく、通常のイベントのほうが体験談を読んだ学生に届きます。
目的は、「社名を出さないと、何が変わるか」と「選考を飛ばす体制を作れるか」を自社に当てはめ、向くかどうかを先に判断することです。
社名非公開で、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 「社名を隠せば来る」と思う | 学生が集まる理由は「選考免除」の訴求で、社名を隠すこと自体ではない。免除の後の選考が用意できていないと成り立たない |
| 明かした後の落差が、大きい | 社名を知って「この会社だったのか」と先入観で離れる。面談で答えられないと、そこで終わる |
| 見る観点を決めずに臨む | グループワークで何を見るかが決まっておらず、評価がその場の印象になる |
| 明かした後の導線が、ない | 面談の後に読む企業ページ、免除の後の選考の日程が用意されておらず、そこで終わる |
| 「社名非公開だから」を、言い訳にする | 「社名を出せないから合わなかった」と、評価の観点と面談の中身を直さない |
| 向かない会社が、使う | 社名で選ばれている会社が使うと、社名を出したときの強みを捨てる |
共通するのは、社名非公開を「集客の仕掛け」として見て、「選考につながる別の入口」として見ていないことです。
通常のイベントとの、違い
| 通常のイベント | 社名非公開イベント | |
|---|---|---|
| 入口 | 体験談・企業ページを読んで、その会社の回に来る | 「選考免除」の訴求で来る。出展企業は当日まで知らない |
| 来る学生 | その会社に関心がある人 | 早く内定が欲しい学生。公式ではターゲット大学群の学生とのマッチングとされている |
| 確かめられること | 体験談で気になったこと | グループワークでの評価と、明かされた会社が自分に合うか |
| 回の中身 | 体験談に答える | ワンキャリアが用意するグループワークで企業が評価し、終了後に同じ会場で面談。優秀者に一次選考免除のチケット |
| 回の後 | 企業ページと次の場へ | 免除の後の選考へ。明かした会社の企業ページと体験談を読みに行く導線が要る |
社名非公開イベントは、「体験談を読んで来る」ワンキャリアの主な流れとは別の入口です。公式ページでは、イベントページに「選考フローのスキップ」を明記し、出展企業には一次選考までをスキップできる体制が求められるとされています。開催の条件や日程は、現在の内容を公式ページとワンキャリアの担当で確認してください。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「知名度がない会社は、社名非公開のほうが人が集まる」というものです。当社はワンキャリアの販売パートナーとして、社名非公開イベントの相談を受けていますが、知名度がないことと、社名で流されることは別です。知名度がなくても、社名を出したときに「知らない会社だが、仕事の中身を読んで来た」という学生が企業ページから来ているなら、通常のイベントで届いていて、社名非公開に変える理由はありません。逆に、業界や社名の響きで「自分には関係ない」と流されている(企業ページの閲覧が少なく、来た学生も業界の先入観を持っている)会社は、社名を先に出さないことで、先入観の前にグループワークで学生と向き合えます。当社が社名非公開の相談を受けるとき、最初にやるのは、「社名を出したときに、学生はどこで離れていますか」と「一次選考までを飛ばせますか」を確かめることです。
向く会社と、向かない会社
| 向く | 向かない |
|---|---|
| 社名や業界の響きで、「自分には関係ない」と流される | 社名で選ばれている。社名を出すほうが来る |
| 社名に、実際の仕事と違う先入観がある | 社名と仕事の中身が、学生の想像どおり |
| 体験談がまだなく、「体験談を読んで来る」流れが使えない | 体験談が多く、その流れで来ている |
| グループワークで見る観点を決められ、一次選考までを飛ばせる | 選考を飛ばす体制が作れない。見る観点が決まらない |
| 明かした後に、企業ページと次の選考が整っている | 明かした後の導線がない |
| 明かした瞬間に、離れる理由がない | 明かした瞬間に離れる理由(条件・立地・業界の評判)があり、それを面談で解けない |
向かない会社が使うと、社名を出したときの強み(体験談・知られ方)を使わず、社名を伏せて会い、明かした後に落ちます。知名度の考え方は知名度がない会社のワンキャリア運用と知名度がない会社の母集団形成で書きました。
社名を明かす前と後で、学生が見ていること
- 明かす前:グループワークで力を出せるか、どこを見られているか
- 明かす瞬間:「この会社だったのか」。先入観があれば、ここで出る
- 明かした後:面談で聞いたことと、明かされた会社が合っているか。企業ページと体験談で確かめに行く
- 回の後:企業ページに、面談で聞いたことが書かれているか。免除の後の選考の日程が分かるか
- グループワークと面談の手応えが、明かした後の評価を決める:評価の観点が曖昧だと、免除を受けても関心が続かない
明かした後の落差を、小さくする
- グループワークで見る観点と、自社の仕事を、先に揃える:評価した理由を、そのまま自社の仕事の場面で説明できる
- 「実は」の演出をしない:驚かせる形は、落差を大きくする。明かすのは事実として淡々と
- 先入観に、明かした直後に答える:「〇〇と思われることが多いが、実際は〇〇」を、聞かれる前に
- 面談の時間を、確保する:明かして終わりにしない。終了後の面談で質問の時間を長く
- 落差の小ささが、翌年の体験談になる:「社名を知らずに評価されて、明かされて、話を聞いたらそのとおりだった」
明かした後の、導線
- 企業ページ:面談で話したことが、企業ページの最初で読める。ワンキャリアの企業ページの基本
- 体験談:体験談があるなら、面談の中身と揃っている。ないなら、「体験談はまだないが、選考の流れはこう」と企業ページに
- 次の選考:一次選考免除のチケットを出した学生は、免除の後の選考へ。日程を当日に示せる形に。チケットを出さなかった学生にも、通常のイベントか面談の案内を
- 回の後の一通:当日か翌日に、明かした会社の名前で、面談で話したことの続きと次の選考の案内
- 導線がなければ、出ない:明かした後に読むものと次の選考がないと、そこで終わる
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 向くかどうかを、社名を出したときの反応から判断する | 人事責任者 |
| グループワークで見る観点を決め、自社の仕事の場面と揃える | 人事と現場 |
| 一次選考までを飛ばせる選考の体制を作り、開催の条件を確認する | 人事責任者 |
| 明かした後の企業ページと次の選考を整える | 人事 |
| 回に出て、学生を評価し、面談で質問に答える | その仕事の人と人事 |
| 先入観への答えを用意する | 人事と現場 |
| 回の後の一通と、次の選考への案内 | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、向き不向きの整理、評価の観点と会社の中身の揃え方の型、明かした後の導線の型、企業ページの型までで、向くかの判断、評価の観点と免除の判断、回に出ること、面談で質問に答えることは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは向き不向きの話です。当社はワンキャリアの販売パートナーで、社名非公開イベントも通常のイベントも扱いますが、社名非公開を勧めるのは、「社名を出したときに、学生がどこで離れているか」が分かっていて、それが「社名や業界の先入観」であり、一次選考までを飛ばせる会社だけです。離れている場所が、企業ページの中身や、選考の流れや、返信の速さなら、社名を隠しても同じ場所で離れます。社名非公開は、先入観で聞いてもらえない会社が、社名の前に学生と向き合うための入口で、向き合った後の中身が薄ければ、明かした後に落ちます。当社は、社名非公開の相談で、先に「社名を出した回の記録」を見せてもらい、離れている場所を確かめてから、向くかを一緒に判断します。
まとめ
- 社名非公開イベントは、当日まで出展企業を明かさず、ワンキャリアが用意するグループワークで企業が学生を評価し、終了後に面談し、優秀者に一次選考免除を出す形。「体験談を読んで来る」流れとは別の入口。開催の条件や日程は公式ページと担当で確認
- 向くのは、社名や業界の響きで流される・社名に仕事と違う先入観がある・体験談がまだない・一次選考までを飛ばせる・明かした後の導線が整っている会社。社名で選ばれている会社、明かした瞬間に離れる理由を面談で解けない会社には向かない
- 「社名を隠せば来る」ではなく、学生が集まる理由は選考免除の訴求。見る観点を自社の仕事と先に揃え、「実は」の演出をせず、先入観に明かした直後に答え、面談の時間を長く
- 明かした後の導線(企業ページ・体験談・次の選考・回の後の一通)がなければ、出ない
- グループワークと面談の手応えが明かした後の評価を決め、落差の小ささが翌年の体験談になる
よくある質問
社名非公開にすると、来た学生の質が下がりませんか
来る学生は、「選考免除」の訴求で集まった、早く内定が欲しい学生で、公式ではターゲット大学群の学生とのマッチングとされています。社名に関心があって来たわけではないので、自社に合うかは、グループワークで見る観点で決まります。観点が自社の仕事の場面と揃っていれば、評価した学生は「こんな人」に近くなります。観点が広い(「地頭」「コミュニケーション力」だけなど)と、自社の仕事と離れた評価になります。観点の決め方はワンキャリアの社名非公開イベントの準備で書きました。
明かした瞬間に、参加者が減ることはありますか
先入観があれば、あります。減った人は、社名を出した通常の回には最初から来なかった人で、社名非公開で「グループワークで向き合えた」分だけ、接点が一つ増えています。減らないようにするのは、見る観点を自社の仕事の場面と揃え、明かした直後に先入観に答えることです。減った数より、「面談に残って質問した人」の数と近さを見ます。
社名非公開イベントが自社に向くかは、御社に相談できますか
できます。当社は、向き不向きの整理、評価の観点と会社の中身の揃え方の型、明かした後の導線の型、企業ページの型を支えられます。向くかの判断、評価の観点と免除の判断、回に出ること、面談で質問に答えることは、企業が行ってください。開催の条件と日程は、公式ページとワンキャリアの担当で確認してください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/13 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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