Wantedlyで会った人への見送り連絡が書けないとき|決める順と連絡の型
Wantedlyでは、カジュアル面談で会って話したうえで、「今回は先に進まない」と決める場面があります。ところが、その連絡が書けずに数日、数週間と止まり、相手は返事を待ったまま、という状態がよく起きます。結論から言うと、見送り連絡が書けないのは文章の問題より、その手前の「判断」「理由」「送る人」が決まっていないことが多いです。この順に切り分け、理由は一つに絞って面談で聞いた本人の話に結びつけ、間を空けずに、面談に出た人の名前で送ります。 面談をしていない応募への対応は、ヘルプの考え方が別にあります。Wantedlyの応募管理の仕様で触れたので、この記事は「会った人」に絞ります。
症状の確認|「書けない」はどこで止まっているか
| 症状 | 起きていること |
|---|---|
| 面談から日が経っても連絡していない | 判断が保留のまま |
| 下書きはあるが、送れない | 理由の書き方で迷っている |
| 誰も送っていない | 送る人が決まっていない。お互いに相手が送ったと思っている |
| 送ったが、定型の一文だけ | 相手に「話を聞いていなかった」と残る |
| 毎回、一から書いている | 型がなく、一通が重い |
最も重いのは、最初の「連絡していない」です。Wantedlyで会った人は、会社ページや募集記事を読み、時間を取って話しに来ています。返事が来ないまま終わると、その人の中で「話を聞いてくれなかった会社」として残ります。同じ業界で働き続ける人なら、ストーリーやスカウトでまた会社名を見たときに、そのことを思い出します。
原因の切り分け|この順番で見る
- 判断が決まっていない:面談に出た人と人事で、「選考に進む」「別の人と話す」「いったん終わる」をまだ決めていない。書けないのではなく、決まっていない
- 理由が言葉になっていない:「なんとなく合わない」のままでは書けない。面談で聞いた言葉と、今回の仕事のどこが重ならなかったかを一行にする
- 送る人が決まっていない:面談に出た人か、人事か。決まっていないと、誰も送らない
- 型がない:書き出しから毎回考えるので、後回しになる
1が決まらないまま2から4を整えても、連絡は出ません。判断は、面談の当日か翌日に、台帳の段を変えるのと同時に決めます。台帳の持ち方はWantedlyの応募・スカウトの管理の仕方で書きました。面談の最後に伝える選択肢の考え方はWantedlyのカジュアル面談の設計と同じです。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「見送りの連絡は、理由を書かないほうが角が立たない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの運用を見ていますが、会った人に理由のない定型文だけを送ると、「あれだけ話したのに、読まれていなかった」と受け取られやすくなります。一方で、理由を詳しく書くと評価を伝える形になり、相手は反論したくなります。当社が勧めるのは、理由を一つに絞り、「本人が話したこと」と「今回の仕事」の重なりの話として書くことです。「〇〇に力を入れたいと伺ったが、今回の仕事はしばらく△△が中心」という書き方なら、相手の欠点の話になりません。書く側も、評価の言葉を探さずに済むので、手が止まりにくくなります。
打ち手1|連絡の型を一つ持つ
| 段 | 書くこと | 書かないこと |
|---|---|---|
| お礼 | 面談に来てくれたこと。話してくれた具体を一つ | 「ご応募ありがとうございました」だけ |
| 結論 | 今回は先に進まないこと。はっきり書く | 「検討中」のまま引き延ばす |
| 理由 | 一つだけ。本人の話と今回の仕事の違いとして | 評価、他の候補者との比較、人柄の話 |
| 次の接点 | 状況が変わったら連絡してよいか、を尋ねる | 守れない約束 |
| 名前 | 面談に出た人の名前 | 会社名だけ |
文面の例です。
先日はお時間をいただき、ありがとうございました。〇〇のお話は、あのあとチームでも話題になりました。
今回の募集については、先に進まない判断をしました。△△に力を入れたいと伺いましたが、今回の仕事はしばらく□□が中心で、そのご希望に応えにくいと考えました。
募集の状況が変わったときに、改めてご連絡してもよろしいでしょうか。お返事は不要です。
型は、「変えない部分」と「相手ごとに変える一文」に分けて持ちます。変えるのは、お礼の具体と理由の一行の二か所だけです。分け方はスカウトと同じで、Wantedlyのスカウト文面のテンプレート管理で書きました。
打ち手2|送る人と時期を決める
- 送る人は、面談に出た人:人事が送る場合も、面談に出た人の名前と言葉を一つ入れる
- 時期は、判断が出たら間を空けない:面談の最後に「いつまでに連絡するか」を伝えておくと、送る側にも期限ができる
- 選考に進んでからの見送りは、段ごとに考える:面接のあとなら、面接に出た人の言葉を一つ入れる。選考が進んだ段階では、文面だけで済ませないことも考える
- 台帳の段を「終了」にするのは、送ってから:送る前に段を変えると、未連絡が見えなくなる
打ち手3|書いてはいけないこと
- 評価の点数や、面接で出た厳しい言葉をそのまま
- 他の候補者と比べた話
- 年齢・家族・健康など、仕事に関係のない事情(そもそも聞かない。カジュアル面談で聞くこと・聞かないこと)
- 「またの機会に」と書きながら、連絡するつもりのない約束
- 返事を求める問い。返事は任意にしておく
外に出す場合の範囲
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 進む・進まないの判断 | 面談に出た人と人事 |
| 理由の一行 | 面談に出た人 |
| 文面の型と見本 | 人事。外に出してもよい |
| 未連絡の相手を台帳から拾う | 人事。外に出してもよい |
| 送る | 面談に出た人の名前で、人事か本人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、型と見本、台帳で「判断済み・未連絡」の相手を拾う仕組みまでです。判断と理由の一行と送ることは、企業が行います。会った相手に、会っていない会社の外の人の名前で見送りが届くと、面談そのものが軽く見えます。代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
申し込んだあと、運用が数か月たった会社の台帳を一緒に見ると、「面談済み・判断済み・未連絡」の相手が溜まっていることが多くあります。スカウトの返信や記事の数は毎週見ていても、見送りの連絡は数字に出ないので、後回しになります。ただ、Wantedlyで会った人は、同じ業界で働き続け、周りに会社の話をし、時期が変われば別の募集で再び候補になることがあります。当社が運用の見直しで最初に拾うのは、この未連絡の一覧です。直し方は簡単で、台帳に「連絡の期限」を一列足し、週の見直しでその列だけを見ます。新しい仕組みを入れるより、この一列のほうが溜まらなくなります。
まとめ
- 見送り連絡が書けない原因は、判断・理由・送る人・型の順に切り分ける。判断が決まっていなければ、書けない
- 理由は一つに絞り、本人が話したことと今回の仕事の重なりの話として書く。評価や比較は書かない
- 型は「お礼・結論・理由・次の接点・名前」。相手ごとに変えるのは、お礼の具体と理由の一行
- 送るのは面談に出た人の名前で、判断が出たら間を空けない。台帳の段を変えるのは送ってから
- 外に出せるのは型と未連絡の拾い出しまで。判断と理由と送ることは社内に残す
よくある質問
面談のあと、相手からも連絡がありません。それでも送りますか
送ります。相手も迷っていたり、会社からの連絡を待っていたりすることがあります。短くてよいので、お礼と結論と次の接点を送ると、関係が途切れた形で終わらずに済みます。相手から「今回はやめておきます」と先に連絡が来た場合は、お礼だけを返します。
見送りの理由を詳しく聞かれたら、どう答えますか
書いた理由を、少しだけ具体にして答えます。面談で聞いた話と、今回の仕事で求めることのどこが重ならなかったかを、評価の言葉を使わずに伝えます。社内の議論の中身や、面接で出た言葉をそのまま伝えることは避けます。答えにくい場合は、人事が受けて、面談に出た人と相談してから返します。
見送り連絡の型づくりは、御社に相談できますか
できます。当社は、連絡の型と見本、台帳で未連絡の相手を拾う仕組みづくりを支えられます。進む・進まないの判断と、理由の一行、送ることは企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/10/8 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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