3年生の夏に何をするか|秋に連絡できる接点の作り方
3年生の夏。インターンや説明の場で、学生と会う時期です。ところが、受け入れる人数を先に決めて現場に頼み、受け入れの準備が無いまま開き、仕事の中身を見せずに会社説明で終わり、会った学生の記録を残さず、秋に連絡する前提で設計せず、上の卒年の選考期や後期と重なって崩れる。夏に会った人数は多いのに、秋に連絡できる学生がいない。結論から言うと、夏は「集める時期」ではなく「秋冬春まで持つ接点を作る時期」です。見るのは会った人数ではなく、秋に連絡できる形で残った学生の数です。夏に決めるのは三つ。受け入れる人数の上限(現場が出られる時間から逆算する)、夏に見せる仕事の中身(会社説明ではなく、実際の仕事の一部)、会った学生の記録の残し方(秋に連絡するときに文面になる一行)です。人数を先に決めて現場に頼むと、現場の時間が足りずに受け入れが薄くなり、学生に仕事の中身が伝わらず、秋に連絡しても覚えられていません。上の卒年の選考期や後期と重なる時期なので、夏に会う人数は現場の時間から決めます。 この記事では、夏で起きる失敗、夏に決める三つ、人数の逆算、夏に見せるもの、秋に引き継ぐ記録、上の卒年との重なり、一枚の型、分担を整理します。秋は3年生の秋に何をするか、インターンと母集団はインターンを母集団形成にどうつなぐか、早期化は新卒採用の早期化にどう対応するかで書きました。時期の区切りは、年度の公表内容と自社の方針で確認してください。
この作業の目的|秋に連絡できる学生を、夏に作る
夏の目的は、人数を集めることではなく、秋に連絡できる学生を作ることです。秋に連絡できるとは、学生が自社で見たものを覚えていて、会社の側にその学生と話した内容の記録があり、連絡する担当が決まっている状態です。この三つが揃っていない接点は、人数に数えても、秋には残りません。
夏で、起きる失敗
- 人数を先に決めて、現場に頼む:「〇人受け入れる」を決めてから現場に依頼し、現場の時間が足りずに受け入れが薄くなる
- 受け入れの準備が、無いまま開く:当日の担当、見せるもの、学生が何をするかが決まっておらず、会社説明で終わる
- 仕事の中身を、見せない:会社の沿革と事業の説明だけで、実際の仕事が見えない。学生の記憶に残らない
- 会った学生の記録を、残さない:名前と学校だけが残り、何を話したか、何に興味を持ったかが残らない。秋に連絡する文面が書けない
- 秋に連絡する前提で、設計しない:夏で完結する場として作り、終わった後の連絡の担当と時期が決まっていない
- 上の卒年の選考期や後期と、重なって崩れる:上の卒年の面談と面接の時期に、3年生の受け入れが重なり、現場の時間が足りない
夏に決める、三つ
| 決めること | 中身 | 決め方 |
|---|---|---|
| 受け入れる人数の上限 | 何人まで受け入れるか | 現場が出られる時間から逆算する。先に人数を決めない |
| 夏に見せる仕事の中身 | 会社説明ではなく、実際の仕事の一部 | 現場と一緒に、何を見せるかを一つか二つに決める |
| 会った学生の記録の残し方 | 秋に連絡するときに文面になる一行 | 誰が、いつ、どこに残すかを先に決める |
- 三つが決まる前に、募集を開けない:開けてから決めると、当日に間に合わない
- 人数の上限は、現場の時間で決まる:人事の時間ではなく、現場が学生に向き合う時間
- 記録は、当日のうちに残す:後から思い出さない
エージェントベストの見解
これは順番の話です。夏の相談で、「今年は〇人受け入れたいので、集める方法を教えてほしい」と言われることがあります。当社がお願いする順番は、「現場が夏に学生に向き合える時間を確かめる」、「その時間から受け入れの上限を出す」、「見せる仕事の中身を現場と決める」、「記録の残し方を決める」、「それから募集を開ける」、です。人数を先に決めて集めると、現場の時間が足りず、受け入れが薄くなり、学生は会社説明を聞いただけで帰ります。秋に連絡しても、覚えていない。集めた人数は残らず、現場には「今年も大変だった」という記憶だけが残って、翌年に協力してもらえなくなります。当社がお願いしているのは、人数を現場の時間の後に決めることです。少ない人数でも、仕事の中身を見せて記録を残せば、秋に連絡できる学生になります。
人数の、逆算
- 現場が夏に学生に向き合える時間を、聞く:何人の社員が、何回、何時間出られるか
- 一人の学生に、どれだけの時間を使うかを決める:見せる仕事の中身によって変わる
- 上限の人数を出す:現場の時間 ÷ 一人にかける時間
- 上限を超える応募が来たら、絞る:絞る基準を先に決める(自社の仕事に近い行動、志望の職種)
- 上限が少なすぎるなら、回数を増やすか、見せる中身を軽くする:人数を増やすために現場の時間を削らない
- 上の卒年の選考期と重なる月の、現場の時間を引く:4年生の春に何をするか、4年生の夏以降に何をするか
夏に見せるもの
- 実際の仕事の一部を、一つか二つ:会社の沿革と事業の説明で埋めない
- 現場の人が、自分の仕事を話す:人事が代わりに話さない。「今日やっていること」と「うまくいかなかったこと」
- 学生が手を動かす場を、一つ:見るだけより残る。短くてよい
- 職種ごとに、見せるものを変える:営業、技術、企画で違う。混ぜた場は、どの職種の像も残らない
- 勤務地と働き方の実態を、この時期に伝える:勤務地、交代制、土日、転勤。早い時期に伝えるほど、後の離れが減る
- 選考との関係を、はっきり伝える:この場が選考に関わるのか、関わらないのか。曖昧にしない。インターンを母集団形成にどうつなぐか
秋に引き継ぐ、記録
- 一人ずつ、一行残す:「〇〇について聞いてきた」「△△の場面で手が動いていた」「□□の職種に興味」。名前と学校だけでは、秋の文面が書けない
- 当日のうちに、残す:現場の人にも、一言だけ書いてもらう形に
- 残す場所を、先に決める:台帳のどの列か。卒年で分ける。2卒年を同時に動かすときの整理
- 秋に連絡する担当と時期を、夏のうちに決める:「秋の最初に、〇〇が全員に連絡する」
- 来なかった学生(応募して来られなかった、絞って断った)も、記録に残す:秋冬に別の場で会える
- 記録の一行が、秋の文面になる:3年生の秋に何をするか
上の卒年との、重なり
- 夏は、上の卒年の選考期の終盤か後期と重なる:現場の面談と面接の時間と、3年生の受け入れが同じ月に来る
- 上の卒年の面談と面接を、先に確保する:いま動いている学生が優先。3年生の受け入れは、残った時間で
- 現場の時間を、上の卒年と3年生で分けて依頼する:一度にまとめて頼むと、現場がどちらも薄くする
- 上の卒年の内定者に、3年生の場に出てもらうかは、承諾が固まってから:無理に頼まない
- 担当の時間を、曜日で分ける:人事一人の新卒採用スケジュール
一枚の型
- 上に、現場の時間と、そこから出した受け入れの上限
- 中に、回ごとの「日程」「担当の現場」「見せる仕事の中身」「学生が手を動かす場」「記録の担当」
- 下に、秋に連絡する担当と時期
- 欄外に、上の卒年の選考期・後期の予定と、現場の時間の配分
- 記録の一行を残す場所(台帳の列)を、明記
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 現場が夏に出られる時間を確かめ、受け入れの上限を出す | 人事責任者と現場の責任者 |
| 見せる仕事の中身を決める | 現場の責任者 |
| 記録の残し方と場所を決める | 人事 |
| 当日、自分の仕事を話す | 現場 |
| 当日のうちに記録を一行残す | 人事と現場 |
| 秋に連絡する担当と時期を、夏のうちに決める | 人事責任者 |
| 上の卒年と3年生で、現場の時間を分けて依頼する | 人事責任者 |
運用代行や代理店が支えられるのは、上限の逆算の型、見せる中身の整理の型、記録の型、募集の文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整までで、現場の時間の確保、見せる中身の決定、当日に話すこと、記録を残すこと、秋の連絡は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは数字の読み方の話です。夏の振り返りで、「今年は〇人来たので、去年より良かった」と言われることがあります。当社がお願いしているのは、夏に見る数を「来た人数」ではなく「秋に連絡できる形で残った学生の数」にすることです。秋に連絡できる形とは、記録の一行があり、連絡する担当が決まっている状態です。来た人数が多くても、記録が名前と学校だけなら、秋の文面が書けず、連絡は「選考が始まります」の一斉の案内になり、学生は覚えていません。逆に、来た人数が少なくても、一人ずつ記録があれば、秋に一人ずつ文面を書けて、冬春まで関係が続きます。夏の数は、翌年の計画で「現場の時間から出した上限に対して、どれだけ受け入れたか」で見て、成果は秋の返信で見てください。
まとめ
- 夏は「集める時期」ではなく「秋冬春まで持つ接点を作る時期」。見るのは会った人数ではなく、秋に連絡できる形で残った学生の数
- 夏に決めるのは三つ。受け入れる人数の上限(現場の時間から逆算)、見せる仕事の中身(会社説明ではなく実際の仕事の一部)、記録の残し方(秋の文面になる一行)。三つが決まる前に募集を開けない
- 人数を先に決めて現場に頼まない。人数を増やすために現場の時間を削ると、受け入れが薄くなり、秋に残らず、翌年に現場の協力が得られなくなる
- 見せるのは実際の仕事の一部と、現場の人の言葉と、手を動かす場。勤務地と働き方の実態も早い時期に伝え、選考との関係をはっきりさせる
- 一人ずつ一行の記録を当日のうちに残し、秋に連絡する担当と時期を夏のうちに決める。上の卒年の選考期と後期を先に確保し、現場の時間を分けて依頼する
よくある質問
現場の時間から出した上限が、少なすぎます
回数を増やすか、見せる中身を軽くしてください。一回に見せる仕事を一つに絞れば、一人にかける時間が減り、上限が増えます。人数を増やすために現場の時間を削ると、受け入れが薄くなり、秋に残らず、現場には負担の記憶だけが残ります。上限が少ないまま、記録を丁寧に残して秋に連絡するほうが、冬春に残る学生は多くなります。
夏に会った学生に、秋まで何もしなくてよいですか
夏の終わりに一度、礼と、その日に話した内容に触れた連絡を入れてください。そこから秋の最初の連絡までが空いても、記録があれば続きます。何も残さず秋まで空けると、秋の連絡が一斉の案内になり、学生が覚えていません。夏の終わりの一通と、記録の一行が、秋冬春の接点を持たせます。
3年生の夏の設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、上限の逆算の型、見せる中身の整理の型、記録の型、募集の文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整を支えられます。現場の時間の確保、見せる中身の決定、当日に話すこと、記録を残すこと、秋の連絡は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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