3年生の冬に何をするか|選考を始めるかの判断
3年生の冬。早期化の圧力が最も強く、他社が動き始めたと聞いて焦る時期です。ところが、他社の動きを見て急に選考を始め、内定から入社までが長くなることを見込まず、秋までに会った学生を放置し、上の卒年の入社の準備と重なって担当の時間が崩れ、冬に新しい入口を開け、学業の山を見ない。結論から言うと、3年生の冬に会社が決めるのは一つ、「冬に選考を始めるか」です。始めるなら、内定から入社までが長くなることを前提に、内定者フォローの期間を先に持ちます。長い期間の連絡の型が無いまま冬に内定を出すと、春から夏にかけて他社と並行され、承諾が崩れます。始めないなら、冬は「秋までに会った学生との関係を切らさない期間」として、面談と現場を見せる場だけを回します。どちらにしても、冬に新しい入口を開けず、秋までの接点を引き継ぎます。上の卒年の入社の準備と重なる時期なので、担当の時間をどちらに配るかを、冬に入る前に決めます。選考の時期の扱いは、年度の公表内容と自社の方針で確認してください。 この記事では、冬で起きる失敗、冬に決める一つ、始める場合と始めない場合の設計、上の卒年との重なり、学業の山、一枚の型、分担を整理します。秋は3年生の秋に何をするか、春は4年生の春に何をするか、早期化は新卒採用の早期化にどう対応するかで書きました。
この作業の目的|冬に「決める」ことを、一つに絞る
冬は、他社の動きが見えやすく、やることを増やしたくなる時期です。目的は、増やすのではなく、「選考を始めるか」を会社として一度決めて、決めた側の設計だけを回すことです。決めずに「様子を見ながら」進めると、選考でも関係作りでもない中途半端な接点になり、秋までに会った学生が離れます。
冬で、起きる失敗
- 他社の動きを見て、急に選考を始める:面接官の時間も、内定者フォローの型も無いまま始め、途中で止まる
- 内定から入社までの期間を、見込まない:冬に内定を出すと、入社までが長い。その間に並行の他社と接する時間が増える。内定者フォローの年間計画
- 秋までに会った学生を、放置する:冬に新しい接点を作ることに時間を使い、秋までに会った学生への連絡が空く
- 上の卒年の入社の準備と、重なって崩れる:入社の準備(手続き、配属、受け入れ)と、3年生の冬の接点が同じ月に来る
- 冬に、新しい入口を開ける:準備と立ち上げの時間が、いまの接点から出る。媒体ごとの申込・掲載開始の時期
- 学業の山を、見ない:試験と論文の時期に面談を置いて、学生が来られない
冬に決める、一つ|選考を始めるか
| 始める場合 | 始めない場合 |
|---|---|
| 内定から入社までの期間が長くなる。内定者フォローの型と期間を先に持つ | 秋までに会った学生との関係を切らさない期間にする |
| 面接官の時間と判断の基準を、冬に入る前に用意する | 面談と現場を見せる場だけを回す |
| 承諾の期限の考え方を先に決める。長く待たせない形に | 春に選考を始める前提で、春の枠を押さえる |
| 上の卒年の入社の準備と、時間を分ける | 上の卒年の入社の準備を優先できる |
- 決めるのは会社で、他社の動きではない:面接官の時間と内定者フォローの型があるかで決める
- どちらにしても、冬に新しい入口を開けない:秋までの接点を引き継ぐ
- 決めたら、冬の間は変えない:途中で始めたり止めたりすると、接している学生が混乱する
- 選考の時期の扱いは、年度の公表内容と自社の方針で確認する:この記事では具体的な時期を書かない
エージェントベストの見解
これは順番の話です。冬の相談で、「他社が動き始めたので、うちも選考を始めたい」と言われることがあります。当社がお願いする順番は、「面接官の時間が冬に取れるかを確かめる」、「内定から入社までの長い期間の連絡の型があるかを確かめる」、「上の卒年の入社の準備との時間の配分を決める」、「その上で始めるかを決める」、です。他社の動きは、この順番のどこにも入りません。冬に始めて、面接官が集まらずに選考が止まる、内定を出した後の連絡の型が無くて春から夏に並行の他社に決められる、上の卒年の入社の準備が崩れる。この三つが、冬に急いで始めた会社で起きます。始めないと決めた会社は、冬を関係作りの期間にして、春に選考を回せます。冬は、始めるか始めないかを決める月で、始めることが正解の月ではありません。
始める場合の、設計
- 内定者フォローの期間を、先に持つ:冬に内定を出すと、入社までの期間が長い。週一回の連絡と月一回の場を、内定を出した日から入社まで続ける型を、始める前に作る
- 承諾の期限の考え方を、先に決める:長く待たせない形に。急かさない形に。内定承諾の期限の考え方
- 面接官の時間と、判断の基準を用意する:冬に基準を作らない。4年生の春に何をするか
- 選考の流れを、短くする:冬の学生は学業の山と重なる。面談と面接を一日にまとめる形も
- 秋までに会った学生を、先に選考に案内する:新しい接点より先に
- 内定を出した後、春から夏に何をするかを、冬に決めておく:長い期間の連絡が空くのは、決めていないから。内定者フォローの年間計画
- 上の卒年の入社の準備と、担当の時間を分ける:曜日で分ける。人事一人の新卒採用スケジュール
始めない場合の、設計
- 秋までに会った学生に、冬に一度連絡する:関係を切らさない。「春に選考を始めます」と、先の予定を伝える
- 面談と、現場を見せる場を回す:選考ではない場として。仕事の中身を人で確かめてもらう
- 春の枠を、冬のうちに押さえる:面接官の日、面談の枠。春に調整を始めない
- 冬に会った学生を、春の最初に案内する台帳に入れる:春に拾う
- 上の卒年の入社の準備を、優先する:始めないと決めた分、入社の準備に時間を使える
- 「まだ選考を始めていない」ことを、学生に隠さない:「春から選考を始めます。それまでは知ってもらう場です」と伝える
上の卒年との、重なり
- 上の卒年は、入社の準備の時期:手続き、配属の連絡、受け入れの準備、入社前の不安への対応。入社前の辞退を減らす方法
- 担当の時間を、曜日で分ける:上の卒年の入社の準備と、3年生の冬の接点を同じ日に持たない
- 台帳と文面と数を、卒年で分ける:2卒年を同時に動かすときの整理
- 入社の準備を、3年生の冬より優先する:入社の直前の辞退は、採用の一年を無駄にする
- 冬に選考を始めるなら、入社の準備が終わる時期との重なりを見る:重なるなら、始める時期を遅らせるか、始めない
学業の山
- 試験と論文の時期に、面談と選考を置かない:学生が来られない。来ても準備ができない
- 学生ごとに、山を聞く:理系は研究室の山。理系学生の採用スケジュール
- 山の時期は、連絡を減らす:減らすことを先に伝える。空いたと読ませない
- 山の後に、面談の枠を多めに:山が明けた時期に、学生が動く
- 留学や長期の活動から戻る学生を、冬の接点に入れる:留学生の採用スケジュールとは別に、留学から戻る学生も
一枚の型
- 上に、冬に選考を始めるか(始める・始めない)と、その理由
- 縦に週、横に「3年生の接点」「上の卒年の入社の準備」「担当の時間」「面接官の時間」「学業の山」
- 始めるなら、内定から入社までの連絡の型(誰が、いつ、何を)を欄外に
- 始めないなら、春の枠(面接官の日、面談の枠)を欄外に
- 秋までに会った学生の一覧と、冬に連絡した日
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 冬に選考を始めるかを決める | 経営と人事責任者 |
| 始めるなら、内定から入社までの連絡の型を作る | 人事責任者 |
| 面接官の時間と判断の基準を用意する | 経営と現場の責任者 |
| 秋までに会った学生に冬に連絡する | 人事 |
| 上の卒年の入社の準備と、時間を分ける | 人事責任者 |
| 学業の山を学生ごとに聞き、面談の時期を合わせる | 人事 |
| 春の枠を冬のうちに押さえる | 人事責任者と現場 |
運用代行や代理店が支えられるのは、始めるかの判断材料の整理、内定者フォローの型、文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整までで、始めるかの決定、面接官の時間の確保、面接と判断、内定者への連絡、入社の準備は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは契約後に起きることの話です。冬に選考を始めて内定を出した会社が、入社までの長い期間に連絡を空け、春から夏にかけて並行の他社に決められる形を、当社は繰り返し見ています。会社は「早く内定を出したので、優位に立った」と考えますが、早く出した内定は、学生が他社と比べる期間が長いという意味でもあります。当社がお願いするのは、冬に内定を出すなら、内定を出した日から入社までの連絡の型を先に作り、週一回の連絡と月一回の場と配属先との面会を、春も夏も続けることです。3媒体(OfferBox・Wantedly・ワンキャリア)のどれで会った学生でも、内定の後に続くのは会社と学生の関係で、媒体は関わりません。冬に早く出すこと自体は有利でも不利でもなく、長い期間を続けられるかで決まります。続けられないなら、春に出すほうが残ります。
まとめ
- 3年生の冬に決めるのは一つ、「冬に選考を始めるか」。他社の動きではなく、面接官の時間と内定者フォローの型があるかで決める
- 始めるなら、内定から入社までが長くなることを前提に、内定を出した日から入社までの連絡の型を先に作る。承諾の期限の考え方も先に決める
- 始めないなら、冬は秋までに会った学生との関係を切らさない期間にする。面談と現場を見せる場を回し、春の枠を冬のうちに押さえる
- どちらにしても、冬に新しい入口を開けず、秋までの接点を引き継ぐ。決めたら冬の間は変えない
- 上の卒年の入社の準備と重なるので、担当の時間を曜日で分け、入社の準備を優先する。学業の山に面談と選考を置かない
よくある質問
他社が冬に内定を出していると聞きました。始めないと負けますか
早く出した内定は、学生が他社と比べる期間が長くなります。内定から入社までの長い期間、週一回の連絡と月一回の場を続けられるなら、早く出す意味があります。続けられないなら、冬に出しても春から夏に他社に決められます。面接官の時間と連絡の型がある会社は始め、無い会社は春に出す。他社の時期ではなく、自社の時間で決めてください。
冬に選考を始めないと、学生が離れませんか
冬に連絡をしなければ離れます。始めないと決めた場合でも、秋までに会った学生に冬に一度連絡し、「春から選考を始めます」と先の予定を伝え、面談と現場を見せる場を回してください。選考をしていないことと、連絡をしていないことは別です。離れる原因は、選考の有無ではなく、連絡の空白です。
3年生の冬の設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、始めるかの判断材料の整理、内定者フォローの型、文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整を支えられます。始めるかの決定、面接官の時間の確保、面接と判断、内定者への連絡、入社の準備は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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