4年生の春に何をするか|選考の山を落とさず回す
4年生の春、本選考の山に入った。ところが、この時期に新しい入口を開け、文面を作り直し、返信が遅れ、面談の枠が足りず、面接官が集まらず、早期に会った学生を放置し、内定を出した後の連絡が止まる。学生は複数の会社と並行していて、速い会社から順に決めていきます。結論から言うと、4年生の春にやることは三つだけです。返信を速く返すこと、面談と面接の枠を守ること、内定を出した学生への連絡を止めないこと。新しい入口を開けること、文面を作り直すこと、新しい媒体を申し込むことは、春にやりません。春は、準備の期間に作ったもので回す時期です。そして、春に判断するのは「増やすこと」ではなく「落とすこと」です。時間が足りなくなったときに何を落とすかを、春に入る前に決めておきます。落とす順番が決まっていないと、目の前の作業から順に落ちて、返信と内定者への連絡という、最も落としてはいけないものが落ちます。早期に会った学生には、春の最初に連絡します。放置すると、並行の他社に置き換えられます。 この記事では、春で起きる失敗、春にやる三つ、早期の接点の拾い方、落とす順番、面接官の時間の守り方、春にやらないこと、一枚の型、分担を整理します。年間の七つの期間は母集団形成の年間計画、夏以降は4年生の夏以降に何をするか、文系の並行は文系学生の採用スケジュールで書きました。時期の区切りは、年度の公表内容と自社の方針で確認してください。
この作業の目的|準備の期間に作ったもので、落とさずに回す
春の目的は、新しいことを始めることではなく、準備の期間に作ったもの(文面、企業ページ、検索の条件、面談の型、内定フォローの型)で、落とさずに回すことです。春に作り直すと、作り直している間に返信が遅れ、面談が組めず、並行の他社に置き換えられます。作り直すのは、春が終わってからです。
春で、起きる失敗
- 新しい入口を、開ける:新しい媒体、新しいイベント。準備と立ち上げの時間が、返信と面談の時間を食う。媒体ごとの申込・掲載開始の時期
- 文面を、作り直す:反応が悪いと感じて春に作り直し、作り直している間に返信が止まる。文面の見直しは、月に一度の数の確認の中で、一箇所だけ
- 返信が、遅れる:通知のたびに反応して、まとまった時間が消え、結局まとめて返せない
- 面談の枠が、足りない:面談の枠を先に押さえていないので、日程が先になり、学生が他社に決める
- 面接官が、集まらない:面接の日を先に押さえていないので、調整に時間がかかる
- 早期に会った学生を、放置する:早期に接点を持った学生に、春の最初に連絡しない。他社に置き換えられる
- 内定を出した後の、連絡が止まる:内定を出して安心し、承諾までの間の連絡が空く。内定者フォローの基本
春にやる、三つ
| やること | 中身 | 守り方 |
|---|---|---|
| 返信 | 応募・承認・質問への返信を速く | 一日二回の枠で、通知のたびに返さない |
| 面談と面接 | 枠を守り、現場と面接官が出る | 枠と面接官の日を、春に入る前に押さえる |
| 内定を出した後の連絡 | 内定から承諾まで、承諾の後も | 週一回の連絡を、内定を出した日から |
- 返信の枠は、一日二回:朝と夕方など。枠の時間に、まとめて速く返す。人事一人の新卒採用スケジュール
- 面談と面接の枠は、春に入る前に一年分押さえる:春に調整を始めない
- 内定を出した後の連絡は、内定を出した日から始める:承諾を待つ期間が、最も離れやすい。内定の出し方と伝え方
- 三つ以外のことを、春に増やさない
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。春の相談で、「思ったより集まらないので、媒体を一つ足したい」「文面を作り直したい」と言われることがあります。春に入口を足すと、準備(設定、文面、検索の条件)と立ち上げに時間がかかり、その時間は返信と面談から出ます。返信が遅れ、面談が先になり、いま動いている学生が並行の他社に決めます。足した入口から学生が来る頃には、動いていた学生が減っています。当社は3媒体すべての販売パートナーとして申込を受けていますが、春の申込の相談では、「春は回す時期なので、足すなら次の卒年の準備の期間に」とお伝えしています。文面の作り直しも同じで、春にやるなら一箇所だけ、月に一度の数の確認のときに。春に増やしたくなるのは、数が足りないからではなく、返信と面談が回っていないからのことが多い。先に返信と枠を見てください。
早期の接点を、春の最初に拾う
- 早期に会った学生の一覧を、春に入る前に作る:媒体で承認した学生、イベントで会った学生、見学に来た学生
- 春の最初に、全員に連絡する:「本選考が始まりました」ではなく、早期に会ったときの話に触れて。スカウト文面の基本
- 早期の接点を、選考の段階に乗せる:早期に会ったことを、面談と面接で引き継ぐ。最初から説明し直さない
- 早期の学生の返信を、新規の応募より先に:関係が続いている学生を、先に
- 連絡しないまま春を過ぎたら、次の卒年で同じことをしない:早期の入口を開ける前に、春に拾う時間があるかを見る
落とす順番を、先に決める
春は、時間が足りなくなります。足りなくなったときに何を落とすかを、春に入る前に決めておきます。
| 落とす順番 | 落とすもの | 理由 |
|---|---|---|
| 一番目 | 次の卒年の準備(春の分) | 春が終わってから取り戻せる |
| 二番目 | 数の集計の細かさ | 月に一度の三つだけにする |
| 三番目 | 新しい入口の検討 | 春にやらないと決めている |
| 四番目 | 文面と企業ページの手直し | 一箇所だけにする |
| 落とさない | 返信、面談と面接の枠、内定を出した後の連絡 | 落とすと、いま動いている学生が離れる |
- 落とす順番を、経営と合意しておく:春に「これを落とします」と言えるように
- 落としたものを、記録する:振り返りで、翌年の時間の見積もりに使う。新卒採用の年間振り返り
- 落とさないものを落としたら、その週に戻す:返信と内定者への連絡が落ちた週は、翌週に入口を止めてでも戻す
面接官の時間の、守り方
- 面接の日を、春に入る前に一年分押さえる:面接官の予定に、先に入れる
- 面接官が集まらない日を、先に潰す:決算、繁忙期、出張の多い週。人事一人の新卒採用スケジュール
- 面接の回数を、減らせるか見る:一次と二次を一日にまとめる、面談を面接に含める
- 面接官の時間が、会える学生の数の上限:送る数と応募を受ける数を、面接の枠から逆算する
- 面接官に、判断の基準を先に渡す:春に基準を作らない。準備の期間に
- 面接の後の判断を、その日のうちに:判断が遅れると、速い他社に決められる
春にやらないこと
- 新しい媒体を、申し込まない:準備と立ち上げが春を食う
- 新しいイベントに、出ない:準備と当日と後追いの時間が要る
- 文面と企業ページを、作り直さない:直すなら一箇所だけ
- 選考のやり方を、途中で変えない:進行中の学生が混乱する
- 数の集計を、細かくしない:月に一度、三つだけ。母集団形成のKPI
- 次の卒年の早期を、春に始めない:春が終わってから
一枚の型
- 上に、春に守る三つ(返信・面談と面接の枠・内定を出した後の連絡)
- 中に、週の固定枠(返信の枠、面談の枠、面接の日、内定者への連絡の日)
- 下に、落とす順番(一番目から四番目)と、落とさないもの
- 欄外に、早期に会った学生の一覧と、春の最初に連絡した日
- 春にやらないことを、一覧で
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 春に守る三つと、落とす順番を経営と合意する | 人事責任者と経営 |
| 面接の日を春に入る前に押さえる | 経営と現場の責任者 |
| 返信の枠と面談の枠を週に固定する | 人事 |
| 早期に会った学生に、春の最初に連絡する | 人事 |
| 面接に出て、その日のうちに判断する | 面接官 |
| 内定を出した日から連絡を始める | 人事と現場 |
| 落としたものを記録する | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、春に守る三つの型、落とす順番の型、返信と日程の調整、文面の下書き、送信、数の集計までで、面接官の時間の確保、面接と判断、内定を出すこと、内定者への連絡、落とす判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは契約後に起きることの話です。春に内定を出した会社が、内定を出した日から承諾までの間に連絡を空け、その期間に並行していた他社に決められる形を、当社は繰り返し見ています。会社は「内定を出したので、次は返事を待つ」と考えますが、学生にとって内定は並行の中の一つで、待っている間に接している会社が増えます。当社がお願いするのは、内定を出した日から週一回の連絡を始め、配属先の現場と会わせ、承諾の期限を伝えつつ急かさないことです。春は返信と面談と面接で時間が埋まり、内定を出した後の連絡が最初に落ちます。落とす順番の中で、この連絡を「落とさないもの」に入れておいてください。内定を出すことと、承諾してもらうことは、別の作業です。
まとめ
- 春にやるのは三つだけ。返信を速く、面談と面接の枠を守る、内定を出した学生への連絡を止めない。新しい入口も文面の作り直しも春にやらない
- 春に判断するのは「増やすこと」ではなく「落とすこと」。落とす順番(次の卒年の準備→数の集計の細かさ→新しい入口の検討→文面の手直し)を春に入る前に決め、経営と合意する
- 落とさないのは、返信・面談と面接の枠・内定を出した後の連絡。落ちた週は、翌週に入口を止めてでも戻す
- 早期に会った学生の一覧を春に入る前に作り、春の最初に全員に連絡する。早期の接点を選考の段階に乗せ、最初から説明し直さない
- 面接の日を春に入る前に一年分押さえ、面接官の時間から会える数を逆算する。面接の後の判断は、その日のうちに
よくある質問
春に数が足りないとき、何もしてはいけないのですか
先に、返信の速さと面談の枠を見てください。返信が遅れて離れている学生がいるなら、入口を足しても同じことが起きます。返信と枠が守れていて、それでも足りないなら、いま動いている入口の送る数を増やせるかを見てください。新しい入口を開けるのは、春が終わってから、次の卒年の準備の期間です。
内定を出した後、どのくらいの頻度で連絡すればよいですか
週に一回を目安に、承諾までは続けてください。会社の連絡だけでなく、配属先の現場と会う場を一度入れてください。承諾の期限は伝えてよいですが、急かすと逆に離れます。期限までの間に、仕事の中身と人を確かめてもらう時間を作るほうが、承諾につながります。
4年生の春の設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、春に守る三つの型、落とす順番の型、返信と日程の調整、文面の下書き、送信、数の集計を支えられます。面接官の時間の確保、面接と判断、内定を出すこと、内定者への連絡、落とす判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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