二次募集の設計|前期と同じ条件で絞って速く回す
前期の本選考が終わり、枠が空いた。あるいは、追加で採ることになった。二次募集を始めたい。ところが、条件を緩めて数を埋めようとし、「まだ間に合う」「残っている」と書き、前期と同じ速さで選考を回し、前期の入口を全部開け直し、年間に入れていなかった二次募集を突然始め、前期の学生と台帳を混ぜ、二次募集の終わりを決めずに続ける。結論から言うと、二次募集は、「条件を緩めて空いた枠を埋める」運用ではありません。前期と同じ条件で、対象と入口を絞り、前期より速く回す、別の運用です。二次募集を年間に入れるかを先に決めます。入れるなら、前期の終わりの時期と、二次募集に回す枠の扱いを、年間の計画の時点で固定します。入れないなら、前期で終わると決め、空いた枠は次の年に回します。二次募集の学生の状態を三つに読み分け、前期の学生と台帳と文面を分けます。媒体は、こちらから送る型が向き、掲載の型は後期の掲載の役割として置きます。二次募集は「埋める」ではなく「絞って速く採る」です。 この記事では、二次募集で起きる失敗、年間に入れるかを先に決める、学生の三つの状態、絞って速く回す設計、前期との切り分け、媒体の型ごとの向き不向き、終わりの決め方、一枚の型、分担を整理します。後期の母集団は後期の母集団形成、OfferBoxの後期はOfferBoxを後期に使う進め方、ワンキャリアの後期はワンキャリアの後期の掲載で書きました。時期の区切りは、年度の公表内容と自社の方針で確認してください。
この作業の目的|二次募集を、前期の延長にしない
目的は、二次募集を「前期がうまくいかなかった続き」にしないことです。前期の延長として、同じ入口を同じ文面で同じ速さで続けると、前期で来なかった学生が来ないまま、担当の時間が消えます。二次募集を別の運用として、対象と入口と速さを変え、始まりと終わりを決めて持てば、短い期間で絞って採れます。
二次募集で、起きる失敗
- 条件を緩めて、埋める:前期に決めた「こんな人」を外して数を集め、入社の前か後に離れる。埋まった枠は、埋まっていない
- 「まだ間に合う」「残っている」と書く:学生が「余った枠」と読む。前期と同じ条件で採る募集として書く。後期の母集団形成
- 前期と同じ速さで、回す:二次募集の学生は、決める時期が近い。前期の面談から内定までの日数では、途中で離れる
- 前期の入口を、全部開け直す:媒体もイベントも紹介も。担当の時間が消えて、どれも中途半端
- 年間に入れずに、突然始める:前期の終わりが決まっておらず、内定フォローと重なり、次年度の準備が消える。新卒採用計画の立て方
- 前期の学生と、混ぜる:前期に辞退した学生、前期に落ちた学生、二次募集の学生が同じ台帳にいて、連絡を間違える
- 終わりを、決めない:枠が埋まるまで続けて、次年度の準備に食い込む
二次募集を年間に入れるかを、先に決める
- 入れる場合:年間の計画の時点で、前期の終わりの時期、二次募集に回す枠の扱い(前期で埋まらなかった枠を回すのか、最初から二次募集の枠を持つのか)、二次募集の始まりと終わり、担当の時間を固定する。母集団形成の年間計画
- 入れない場合:前期で終わると決め、空いた枠は次の年に回す。「空いたから二次募集」を、その年に始めない
- 決める基準は、二次募集に使える時間があるか:内定フォローと次年度の準備と重なる時期に、返信と面談を速く回す時間があるか。無いなら入れない。人事一人の新卒採用スケジュール
- 入れると決めたら、前期の終わりを守る:前期を延ばして二次募集に食い込ませない。前期の終わりの時期を過ぎたら、前期の入口を閉じる
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。二次募集の相談で、「枠が空いたので、条件を少し緩めて、早く埋めたい」と言われることがあります。条件を緩めて埋めた枠は、入社の前か後に離れて、また空きます。当社は3媒体すべての販売パートナーとして後期の運用を見ていますが、二次募集で採れている会社は、条件を緩めていません。前期と同じ「こんな人」で、対象を三つの状態のどれかに絞り、入口を一つにし、面談から内定までを前期より短くしています。「二次募集=条件を緩める」は、「枠を埋める」を目的にした誤解で、目的を「前期と同じ人を、短い期間で採る」に置き換えると、やることが変わります。当社がお願いしているのは、二次募集を始める前に「条件は前期と同じ」と決めて書き、緩めたくなったら、二次募集を止めて次の年に回すことです。
二次募集の学生の、三つの状態
| 状態 | 学生の状況 | 会社の設計 |
|---|---|---|
| 内定を持って続けている | 他社の内定はあるが、納得していない | 「なぜ続けているか」を面談で。比べる相手が明確なので、違いを事実で |
| 切り替えた | 留学、部活動、資格、大学院の中止などから就職に切り替えた | 前期を経験していない。前期と同じ説明を最初から。速さは前期と同じでよい |
| 探し直している | 前期に決まらず、納得できずに探し直している | 決める時期が近い。速さが最も要る。「余った枠」と読ませない |
- 三つを、文面と面談で読み分ける:プロフィールの記述と、面談の最初の質問で。OfferBoxを後期に使う進め方
- 三つに、同じ文面を送らない
絞って速く回す、設計
- 条件は、前期と同じ:「こんな人」を変えない。書いて固定する
- 対象を、三つの状態の一つか二つに絞る:全部を追わない
- 入口を、一つに:こちらから送る型の媒体か、学校の後期の案内か。全部を開け直さない
- 面談から内定までを、前期より短く:面談と面接を一日にまとめる、面接の回数を減らす、返信を当日に。OfferBoxで即日対応する設計
- 面談に、現場が出る:短い期間で決めてもらうには、仕事の中身を人で確かめる場が要る
- 承諾の後、前期の内定者と同じ内定フォローに合流させる:二次募集の内定者だけ連絡が薄くならないように。内定者フォローの年間計画
前期との、切り分け
- 台帳を、分ける:前期の学生(辞退、不採用、内定者)と、二次募集の学生を別の一覧に。連絡の相手を間違えない
- 文面を、分ける:前期の文面を使い回さない。「二次募集の募集です。条件は前期と同じで、面談から内定までを〇〇の形で短く進めます」と、二次募集であることを隠さず書く
- 数を、分ける:前期の数と二次募集の数を足さない。二次募集は「絞って速く」の数として、面談から内定までの日数で見る
媒体の型ごとの、向き不向き
- こちらから送る型(OfferBox)は、向く:対象を三つの状態で絞って、こちらから送れる。「余った枠」の文面を使わなければ、短い期間で会える。OfferBoxを後期に使う進め方
- 募集を出して読まれる型(Wantedly)は、前期から募集と発信が続いている場合に向く:二次募集で初めて出しても、読まれ始めるまでの時間が二次募集の期間に合わないことがある
- 掲載とクチコミの型(ワンキャリア)は、後期の掲載の役割で:探し直している学生が調べる場所として。二次募集であることを掲載の内容に反映する。ワンキャリアの後期の掲載
- 二次募集で、新しい媒体を初めて申し込まない:準備と立ち上げの時間が、二次募集の期間を食う。媒体ごとの申込・掲載開始の時期
終わりの、決め方
- 始める前に、終わりの時期を決める:「〇〇の時期までに承諾が無ければ終わる」。枠が埋まるまで続けない
- 終わりの時期は、次年度の準備の期間の前に:二次募集が次年度の準備に食い込むと、翌年の前期が遅れる
- 終わったら、二次募集の振り返りを一行残す:対象の状態、入口、面談から内定までの日数、承諾の数。翌年に二次募集を入れるかの材料に。新卒採用の年間振り返り
一枚の型
- 上に、二次募集を入れるか(入れる・入れない)と、その理由
- 入れるなら、始まりと終わりの時期、枠の扱い、対象の状態(一つか二つ)、入口(一つ)、条件(前期と同じ)
- 横に、面談から内定までの日数の目標、担当の時間、現場の時間
- 前期の内定フォローと、下の卒年の早期との重なりを、月に印
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 二次募集を年間に入れるかを決め、枠の扱いと終わりの時期を固定する | 経営と人事責任者 |
| 条件を前期と同じと決めて書く | 人事責任者 |
| 対象の状態と入口を絞る | 人事責任者 |
| 面談から内定までを短く組み、返信を当日に | 人事 |
| 面談と面接に出る | 現場 |
| 台帳・文面・入口・数を前期と分ける | 人事 |
| 終わりの時期で止め、振り返りの一行を残す | 人事責任者 |
運用代行や代理店が支えられるのは、三つの状態の読み分けの型、絞って速く回す型、二次募集の文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整、数の見方の型までで、二次募集を入れるかの決定、条件の固定、対象と入口の決定、面談と面接、終わりの判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは媒体の向き不向きの話です。二次募集の相談で、「短い期間なので、三つの媒体を全部使って一気に集めたい」と言われることがあります。三つとも当社が扱っていますが、二次募集で三つを同時に開けることはお勧めしません。二次募集は担当の時間が最も少ない時期(前期の内定フォローと、下の卒年の早期と重なる)に、速さで採る運用なので、入口を増やすと返信と面談の速さが落ちて、速さで採る運用が崩れます。向くのは、こちらから送る型で対象を三つの状態に絞って送る使い方と、前期から続いている募集と掲載を二次募集の役割に切り替える使い方で、二次募集で初めて申し込む媒体は、準備と立ち上げの時間が期間を食います。当社がお願いしているのは、二次募集の入口を一つに決め、前期から動いている媒体があるなら、その役割を後期の役割に切り替えることです。入口の数ではなく、面談から内定までの日数で、二次募集を見てください。
まとめ
- 二次募集は「条件を緩めて空いた枠を埋める」運用ではなく、前期と同じ条件で、対象と入口を絞り、前期より速く回す別の運用。「まだ間に合う」「残っている」と書かない
- 年間に入れるかを先に決める。入れるなら前期の終わりと枠の扱いと始まりと終わりを計画の時点で固定し、入れないなら前期で終わって枠を次の年に回す。基準は二次募集に使える時間があるか
- 学生の状態を「内定を持って続けている」「切り替えた」「探し直している」の三つに読み分け、対象を一つか二つに絞り、文面を分ける
- 台帳・文面・入口・数を前期と分け、面談から内定までを前期より短く、面談に現場が出る。承諾の後は前期の内定者と同じ内定フォローに合流させる
- 媒体はこちらから送る型が向き、前期から続いている募集と掲載は後期の役割に切り替える。二次募集で新しい媒体を初めて申し込まない。終わりの時期を先に決め、次年度の準備に食い込ませない
よくある質問
枠が空いたのに、二次募集をしなくてよいのですか
二次募集に使える時間が無いなら、しないほうがよい年があります。内定フォローと次年度の準備と重なる時期に、速さで採る運用を回す時間が無ければ、条件を緩めて埋める形になり、埋めた枠が離れて、翌年の準備も遅れます。空いた枠を次の年に回し、翌年の計画に二次募集を入れるかを決めるほうが、翌年の前期が整います。
「二次募集」と書くと、学生に「余った枠」と読まれませんか
「まだ間に合う」「残っている」と書くと、そう読まれます。「二次募集の募集です。条件は前期と同じで、面談から内定までを〇〇の形で短く進めます」と、二次募集であることと、条件が同じであることと、速さを書いてください。隠して前期の文面を使い回すほうが、面談で「二次募集ですか」と聞かれて、余った枠と読まれます。
二次募集の設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、三つの状態の読み分けの型、絞って速く回す型、二次募集の文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整、数の見方の型を支えられます。二次募集を入れるかの決定、条件の固定、対象と入口の決定、面談と面接、終わりの判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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