4年生の夏以降に何をするか|残る学生の三つの状態
4年生の夏以降、前期の本選考の山が過ぎた。枠が残っている、あるいは追加で採ることになった。ところが、前期の入口を全部開け直し、条件を緩めて埋めようとし、「まだ間に合う」と書き、内定者フォローが薄くなって承諾した学生が離れ、次年度の準備が消えて翌年の前期が遅れ、残っている学生を「決まらなかった学生」と一括りにする。結論から言うと、夏以降に残っている学生は「決まらなかった学生」ではなく、他社に決めた後に動き直した学生、留学や部活動などから切り替えた学生、納得できず続けている学生の三つです。会社がやることは、前期の入口を開け直すことではなく、残りの枠を確かめて対象を一つに絞り、入口を一つにし、面談から内定までを前期より短くすることです。同時に、この時期は内定者の中だるみと、次の卒年の準備が始まる時期でもあります。後期の採用・内定者フォロー・次年度の準備の三つが同じ月に重なるので、担当の時間をこの三つにどう配るかが、夏以降の設計の中心です。三つに配れないなら、後期の採用をしないという判断もあります。 この記事では、夏以降で起きる失敗、残っている学生の三つ、やることの順番、三つの重なり、担当の時間の配り方、止める判断、一枚の型、分担を整理します。二次募集は二次募集の設計、後期の母集団は後期の母集団形成、内定フォローの年間は内定者フォローの年間計画で書きました。時期の区切りは、年度の公表内容と自社の方針で確認してください。
この作業の目的|三つが重なる時期の、時間の配り方を決める
夏以降は、後期の採用と、内定者フォローと、次年度の準備が同じ月に重なります。目的は、この三つに担当の時間をどう配るかを、夏に入る前に決めておくことです。決めていないと、目の前に来る後期の採用に時間が寄り、承諾した学生が中だるみで離れ、次年度の準備が消えて翌年の前期が遅れます。
夏以降で、起きる失敗
- 前期の入口を、全部開け直す:媒体もイベントも紹介も。担当の時間が消えて、どれも中途半端に動く
- 条件を緩めて、埋める:前期に決めた「こんな人」を外して埋め、入社の前か後に離れる
- 「まだ間に合う」「残っている」と書く:学生が「余った枠」と読む。後期の母集団形成
- 内定者フォローが、薄くなる:後期の返信と面談に時間が寄り、承諾した学生への連絡が空く。辞退はこの時期に出る
- 次年度の準備が、消える:翌年の文面と企業ページと入口の準備が無いまま、次の卒年の早期が始まる
- 残っている学生を、一括りにする:三つの状態で、確かめることも速さも違う
夏以降に残っている学生の、三つ
| 状態 | 学生の状況 | 会社の設計 |
|---|---|---|
| 決めた後に動き直した | 他社の内定を持っているが、納得していない | 比べる相手が明確。違いを事実で。面談に現場が出る |
| 切り替えた | 留学、部活動、資格、進学の中止などから就職に切り替えた | 前期を経験していない。最初から説明する。速さは前期と同じでよい |
| 納得できず続けている | 前期に決まらず、探し直している | 決める時期が近い。速さが最も要る。「余った枠」と読ませない |
- 三つのどれを対象にするかを、先に一つ決める:全部を追うと、文面も速さも合わない
- 三つに、同じ文面を送らない:OfferBoxを後期に使う進め方
- 前期に辞退した学生と落ちた学生は、別の判断として:再度の接点を持つかは、対象とは分けて決める
エージェントベストの見解
これは順番の話です。夏以降の相談で、「枠が残っているので、前期に使っていた入口を全部開け直したい」と言われることがあります。当社がお願いする順番は、「残りの枠を確かめる」、「内定者フォローと次年度の準備の時間を先に確保する」、「残った時間で後期に使える時間を出す」、「その時間で対象を一つ、入口を一つに絞る」、です。入口を先に開け直すと、後期の返信と面談に時間が寄り、承諾した学生の連絡が空いて辞退が出て、空いた枠をまた後期で埋めようとして、次年度の準備が消えます。翌年の前期が遅れ、また夏以降に枠が残ります。当社は、夏以降の設計を「後期の入口から」ではなく「内定者フォローと次年度の準備を先に確保してから」組みます。残りの枠が少ないなら、後期をしない判断のほうが、翌年に効くことがあります。
やることの、順番
- 残りの枠を、確かめる:何人、どの職種か。承諾の見込みと、入社までに辞退が出る可能性も見て
- 内定者フォローと次年度の準備の時間を、先に確保する:週一回の連絡と月一回の場、次年度の文面と企業ページと入口の準備。動かさない枠として固定
- 残った時間を、出す:後期に使える時間。ここで「後期をするか」を判断できる
- 対象を、三つのうち一つに絞る:残った時間で追える対象を一つ
- 入口を、一つに:こちらから送る型の媒体か、学校の後期の案内か。前期の入口を全部開け直さない
- 面談から内定までを、前期より短く:面談と面接を一日に、返信を当日に。OfferBoxで即日対応する設計
- 終わりの時期を、先に決める:次年度の準備の期間に食い込ませない
三つの重なり|後期の採用・内定者フォロー・次年度の準備
| 重なるもの | この時期の中身 | 先に確保するか |
|---|---|---|
| 内定者フォロー | 承諾から入社までの中だるみ。辞退が出やすい | 先に確保する |
| 次年度の準備 | 翌年の文面・企業ページ・入口・計画 | 先に確保する |
| 後期の採用 | 残りの枠を、対象を絞って速く | 残った時間で |
| 下の卒年の早期 | 次の卒年の学生が動き始める | 準備が終わってから |
- 内定者フォローを、先に確保する理由:この時期に連絡が空くと辞退が出て、埋めるために後期の時間がさらに要る。内定辞退の理由
- 次年度の準備を、先に確保する理由:準備が無いまま次の卒年の早期に入ると、翌年も夏以降に枠が残る。新卒採用計画の立て方
- 卒年を、台帳と担当と文面で分ける:2卒年を同時に動かすときの整理
- 三つを同じ日に持たない:曜日で分ける。人事一人の新卒採用スケジュール
担当の時間の、配り方
- 内定者フォロー:週一回の連絡と月一回の場と、相談の枠を一つ:中だるみの時期は、場を厚くする
- 次年度の準備:月に一度の枠:文面の更新、企業ページ、入口の選定、計画の見直し。前年の振り返りの三つを反映。新卒採用の年間振り返り
- 後期の採用:残った時間で、返信の枠と面談の枠:枠の数で、送る数を逆算する
- 下の卒年の早期:次年度の準備が終わってから:準備の前に早期を開けない
- 三つの配分を、月ごとに見直す:辞退が出た月は内定者フォローを厚く、準備が遅れている月は準備を厚く
止める判断
- 残った時間が、後期に足りないなら、後期をしない:残りの枠を翌年に回す。二次募集の設計
- 終わりの時期を過ぎたら、止める:枠が埋まるまで続けない
- 条件を緩めたくなったら、止める:緩めて埋めた枠は、入社の前か後にまた空く
- 止めたら、入口を閉じる:開けたまま放置しない。応募した学生に断り続けない
- 止めた後、残りの枠を翌年の人数に足すかを、計画の会議で決める:運用の会議で決めない
一枚の型
- 上に、残りの枠(人数と職種)と、後期をするかの判断
- 縦に月、横に「内定者フォロー」「次年度の準備」「後期の採用」「下の卒年の早期」「担当の時間」
- 先に確保する二つ(内定者フォロー・次年度の準備)を太字で
- 後期の対象(一つ)・入口(一つ)・終わりの時期を、欄外に
- 辞退が出た月に印を入れ、翌年の振り返りの材料に
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 残りの枠を確かめ、後期をするかを決める | 経営と人事責任者 |
| 内定者フォローと次年度の準備の時間を先に確保する | 人事責任者 |
| 後期の対象を一つ、入口を一つに絞る | 人事責任者 |
| 面談から内定までを短く組み、返信を当日に | 人事 |
| 面談と面接に出る | 現場 |
| 卒年を台帳・担当・文面で分ける | 人事 |
| 終わりの時期で止め、翌年の枠の扱いを計画の会議で決める | 人事責任者と経営 |
運用代行や代理店が支えられるのは、三つの状態の読み分けの型、順番の型、後期の文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整、数の見方の型、内定フォローの型までで、後期をするかの決定、時間の確保、対象と入口の決定、面談と面接、内定者への連絡、止める判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは契約後に起きることの話です。夏以降に後期の採用を始めた会社が、承諾していた学生の辞退を受け、その枠を埋めるために後期をさらに続け、次年度の準備が消えて翌年の前期が遅れ、翌年もまた夏以降に枠が残る形を、当社は繰り返し見ています。最初の辞退は、後期の返信と面談に時間が寄って、内定者への連絡が空いた時期に出ていました。当社がお願いするのは、夏に入る前に、内定者フォローの週一回の連絡と月一回の場を、後期の採用より先に固定することです。中だるみの時期に場を厚くし、配属先の現場と会わせ、入社の準備の連絡を始める。承諾した学生が残れば、後期で埋める枠が減り、次年度の準備の時間が残ります。夏以降の設計で最初に決めるのは、後期の入口ではなく、内定者への連絡を動かさないことです。
まとめ
- 夏以降に残っている学生は「決まらなかった学生」ではなく、決めた後に動き直した学生・切り替えた学生・納得できず続けている学生の三つ。対象を一つに絞り、文面を分ける
- 順番は、残りの枠を確かめる→内定者フォローと次年度の準備の時間を先に確保する→残った時間を出す→対象を一つ、入口を一つに絞る→前期より短く回す→終わりの時期を決める
- 後期の採用・内定者フォロー・次年度の準備・下の卒年の早期が同じ月に重なる。先に確保するのは内定者フォローと次年度の準備。三つを同じ日に持たず、曜日で分ける
- 条件を緩めて埋めない。緩めたくなったら止め、残りの枠を翌年に回す。止めたら入口を閉じる
- 残った時間が後期に足りないなら、後期をしない判断が翌年に効く。終わりの時期を次年度の準備の期間に食い込ませない
よくある質問
枠が残っているのに、後期をしない判断ができません
残りの枠の人数と、後期に使える時間を並べて、経営に見せてください。「内定者フォローと次年度の準備を確保すると、後期に使えるのは週に〇時間。この時間で会えるのは△人まで」と出せば、判断は経営のものになります。時間が足りないまま後期を続けて、承諾した学生が辞退し、翌年の前期が遅れるほうが、残った枠より損が大きいことがあります。
内定者フォローと後期の採用、どちらを優先すべきですか
内定者フォローです。承諾した学生は、辞退されると、後期で埋め直す時間がさらに要ります。後期で一人採る時間と、承諾した一人を残す時間なら、後者のほうが短い。内定者フォローの枠を動かさないものとして固定し、後期はその外の時間で回してください。
4年生の夏以降の設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、三つの状態の読み分けの型、順番の型、後期の文面の下書き、検索の絞り込み、送信、一次返信、日程の調整、数の見方の型、内定フォローの型を支えられます。後期をするかの決定、時間の確保、対象と入口の決定、面談と面接、内定者への連絡、止める判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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