ワンキャリアのイベントで使う資料の作り方|資料は話の目印にする
ワンキャリアのイベントで使う資料を作りたい。ところが、枚数が多く、会社紹介の資料を流用し、当日は読み上げ、文字が多く、数字を確認せずに載せ、体験談と揃っておらず、資料から作り始めて話すことが増え、配布資料は会社案内。結論から言うと、資料は「話の目印」で、読み上げるものでも、会社を説明するものでもありません。話す人ごとに数枚、会社の概要のページは入れず「企業ページをご覧ください」の一枚だけ、一枚に一つの場面、数字は確認した事実だけ、文字より話す人の顔。資料を先に作らず、話す人と場面を決めてから作ります。配布は「持ち帰るもの」(企業ページ・次の場・よく聞かれること)の一枚で。 この記事では、資料で起きる失敗、役割、作る順番、話す人ごとの枚数と中身、会社の概要の扱い、一枚に一つの場面、数字、オンラインとオフライン、配布する一枚、更新、分担を整理します。構成の作り方はワンキャリアの説明会の構成の作り方、動画はワンキャリアで動画を使う方法、企業ページはワンキャリアの企業ページの基本で書きました。
この作業の目的|資料を「話の目印」にして、話す人の言葉を残す
ワンキャリアの学生は、体験談と企業ページを読んで来ます。資料に会社の概要が書かれていても、それは企業ページで読んだことです。学生が回で聞きたいのは、資料に書かれた文字ではなく、話す人の言葉で語られる「一つの場面」です。資料は、その場面を話すための目印で、主役ではありません。
目的は、資料を「読み上げる原稿」でも「会社案内」でもなく、「話す人が一つの場面を話すための目印」として、最小限で作ることです。
資料で、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 枚数が、多い | 枚数の分だけ話したくなり、話す時間が延び、質問の時間が消える |
| 会社紹介の資料を、流用する | 企業ページに書いてあることを、画面で繰り返す。「企業ページで読んだ」と体験談に残る |
| 読み上げる | 話す人の言葉にならず、顔が資料に向く。オンラインでは特に離脱する |
| 文字が、多い | 学生が文字を読み、話を聞かない。話す人が文字を追う |
| 数字を、確認せずに載せる | 古い数字、誤った数字が、体験談に残る |
| 体験談と、揃っていない | 資料に「〇〇」と書き、体験談に「△△だった」とあれば、「違う」と読まれる |
| 資料から、作り始める | 作った資料の分だけ話すことが増え、構成が資料に引きずられる |
| 配布資料が、会社案内 | 持ち帰っても読まれない。持ち帰るべきは、企業ページと次の場の導線 |
共通するのは、資料を「回の主役」として作り、「話の目印」として作っていないことです。
資料の、役割
- 話の目印:話す人が、次に何を話すかを思い出すため
- 場面の補助:一つの場面を、写真一枚や図一つで見せる
- 企業ページへの導線:「詳しくは企業ページに」を示す
- 役割でないもの:会社の説明、原稿、読み上げるもの、持ち帰って読ませるもの
- 資料がなくても回が成り立つか、で確かめる:成り立たないなら、資料が主役になっている
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「資料を丁寧に作るほど、イベントの質が上がる」というものです。当社はワンキャリアの販売パートナーとして、イベントの資料の相談を受けていますが、丁寧に作り込んだ資料の回は、話す人が資料を読み上げ、枚数の分だけ話が延び、質問の時間が消え、体験談に「資料を読んでいた」「長かった」と残っています。逆に、話す人ごとに数枚、一枚に一つの場面、会社の概要は一枚だけ、の資料の回は、話す人が自分の言葉で話し、質問の時間が残り、「社員の話が聞けた」と残っています。資料の質と回の質は、比例しません。資料が薄いほど、話す人の言葉が前に出ます。当社が資料の相談を受けるとき、最初にやるのは、資料の枚数を減らし、会社の概要のページを抜くことです。
作る、順番
- 自社の体験談を読み、学生が確かめたいことを書き出す
- 話すことを二つに絞り、話す人を決める:ワンキャリアの説明会の構成の作り方
- 話す人ごとに、「一つの場面」を決める:本人に聞く
- 場面ごとに、目印の一枚を作る:写真一枚か、図一つか、一行
- 「企業ページをご覧ください」の一枚を作る
- 配布する「持ち帰るもの」の一枚を作る
- 通しで、資料なしで話せるかを確かめる:話せなければ、資料が主役になっている
「4」が資料の本体で、「1」から「3」の後です。資料から始めません。
話す人ごとの、枚数と中身
| 話す人 | 枚数の目安 | 中身 |
|---|---|---|
| 面接に出る人(選考で何を見ているか) | 一枚か二枚 | 選考の流れの図一つ。「各段階で見ていること」を一行ずつ |
| その職種の入社してまもない社員(最初の一年) | 一枚か二枚 | 最初の一年の場面の写真一枚か、一日の流れの図一つ |
| 人事(宣言・進行・次の場) | 二枚 | 「会社の概要は企業ページに」の一枚、次の場の案内の一枚 |
| 座談会の出る社員 | なし | 資料なしで、自分のことを話す。ワンキャリアの座談会の企画の立て方 |
合計で数枚です。枚数の具体は自社の実態で。多くなったら、「この一枚がなくても話せるか」で削ります。
会社の概要は、一枚だけ
- 「会社の概要は企業ページに書いてあります」の一枚:企業ページの導線を示す
- 沿革・事業・規模・理念のページを、入れない:企業ページで読める
- 一言で「何をしている会社か」:一枚の中に一文
- 会社紹介の資料を流用するなら、この一枚に絞る:残りは使わない
- 考え方はワンキャリアの説明会の構成の作り方の「話すことを、二つに絞る理由」
一枚に、一つの場面
- 一枚に、一つの場面だけ:「最初の一年」なら、その中の一つの場面の写真か図
- 文字は、一行か二行:話す人が見て思い出せる程度。学生に読ませない
- 写真は、その場面の実際:飾らない。ワンキャリアの掲載の写真
- 図は、一つ:選考の流れ、一日の流れ。複雑にしない
- 抽象語を、載せない:「成長」「裁量」「やりがい」は、場面ではない
数字の、扱い
- 載せるなら、自社で確認した事実だけ:採用人数、社員数、制度の数字は、管理部門で確認
- 確認していない数字は、載せない:古い数字、推測の数字は、体験談に残る
- 数字より、場面:「若手が多い」より「入社した年に〇〇を担当した」
- 体験談に書かれた数字と、揃える:体験談で「面接は〇回」とあれば、資料も同じ。違うなら体験談か資料のどちらかが古い
- 条件の数字は、企業ページに:資料には「企業ページに」
オンラインとオフラインでの、違い
- オンライン:画面共有は最小限、顔を出す。資料の文字は画面で読まれるので、さらに少なく。ワンキャリアのオンラインイベントの進め方
- オフライン:資料より、職場と社員。資料は目印の数枚だけで、対話の時間に使う。ワンキャリアのオフラインイベントの進め方
- どちらも、資料なしで話せる状態を先に作る:資料は補助
配布する、「持ち帰るもの」の一枚
- 企業ページと体験談への導線:「回で話したことは、企業ページの〇〇に」
- 次の場の案内:日程、申込の導線。当日に申し込める形
- よく聞かれることと、事実の答え:回で出やすい質問。条件は「企業ページに」
- 出た社員の名前と、面談で会えること
- 会社案内を配らない:持ち帰っても読まれない。企業ページで読める
- 一枚の中身は、回の後の一通と揃える:ワンキャリアのイベント後のフォロー
更新
- 出た質問で、目印の一枚を直す:同じ質問が続けば、その場面を足す
- 話す人が変わったら、その人の場面で作り直す:前の人の資料を読ませない
- 体験談が書かれたら、資料と揃っているかを確かめる:「違った」と書かれた項目を直す
- 数字は、年度の切れ目に確認し直す
- 企業ページの更新と、同じ時期に:ワンキャリアの企業ページの更新
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 体験談を読み、話すことを二つに絞り、話す人を決める | 人事 |
| 「一つの場面」を決める | 話す人(本人) |
| 目印の一枚を作る | 人事と話す人 |
| 「企業ページをご覧ください」の一枚と、持ち帰る一枚 | 人事 |
| 数字を確認する | 人事と管理部門 |
| 資料なしで話せるかを通しで確かめる | 人事と話す人 |
| 出た質問と体験談で、資料を直す | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、資料の役割の整理、作る順番の型、枚数と中身の型、持ち帰る一枚の型、数字の扱いの整理までで、体験談を読むこと、場面の決定、資料を作ること、数字の確認、話すことは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。資料の相談で、「まず資料を作って、それを見ながら構成を考えたい」と言われることがあります。当社がお願いする順番は、体験談を読む、話すことを二つに絞る、話す人を決める、話す人が一つの場面を決める、そして最後に目印の一枚を作る、です。資料から作ると、作った枚数の分だけ話すことが増え、話す人が資料に合わせて話し、自分の言葉でなくなります。話す人と場面から作ると、目印は数枚で足り、話す人の言葉が前に出ます。当社は、資料の相談で、資料を見る前に、「誰が、どの場面を話しますか」を聞きます。資料は、その答えの後で作ります。
まとめ
- 資料は「話の目印」で、読み上げる原稿でも会社案内でもない。資料がなくても回が成り立つ状態を先に作る
- 作る順番は、体験談→二つに絞る→話す人→一つの場面→目印の一枚。資料から始めると、話すことが増え、話す人の言葉が消える
- 話す人ごとに数枚、一枚に一つの場面、文字は一行か二行、写真は実際の場面、図は一つ。会社の概要は「企業ページをご覧ください」の一枚だけで、会社紹介の資料は流用しない
- 数字は自社で確認した事実だけ、数字より場面、条件は企業ページに。体験談と揃える
- 配布は「持ち帰るもの」の一枚(企業ページと体験談への導線・次の場・よく聞かれること・出た社員)で、会社案内を配らない。出た質問と体験談と話す人の交代で更新する
よくある質問
経営層が「会社紹介の資料をきちんと使ってほしい」と言います
会社紹介の資料は、企業ページに書いてあることを画面で繰り返すもので、体験談を読んで来た学生には「企業ページで読んだ」になります。経営層には、「会社紹介は企業ページで読まれていて、回では『企業ページをご覧ください』の一枚で導線を示す。回の時間は、企業ページで読めない『社員の言葉』に使う」と、回の目的から説明します。会社紹介の資料は、企業ページの材料として使い、回では一枚に絞ります。
話す社員が「資料がないと不安」と言います
目印の一枚か二枚は作ります。「資料なし」ではなく、「読み上げる資料なし」です。一枚に、その社員の一つの場面の写真と、一行の目印。それを見て、自分の言葉で話す形にすると、不安は減り、読み上げになりません。原稿を書いて渡さないことが要点で、原稿があると読み上げます。頼み方はワンキャリアのイベントに出る社員の選び方の「頼み方」で書きました。
イベントの資料の作り方は、御社に相談できますか
できます。当社は、資料の役割の整理、作る順番の型、枚数と中身の型、持ち帰る一枚の型、数字の扱いの整理を支えられます。体験談を読むこと、場面の決定、資料を作ること、数字の確認、話すことは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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