Wantedly経由の入社者が早期離職したとき|読んだ会社との差を見直す

Wantedly課題別 更新日 2026/9/12

Wantedly経由で入社した社員が、まもなく離職した。「共感して入ったはずなのに」と、戸惑う。「本人が合わなかった」で終わらせたくなりますが、Wantedly経由の離職には、採用の側に見直す点があります。結論から言うと、共感で来た人ほど、「読んだ会社」と「入った会社」の差に敏感です。ずれの場所を四つに分けます。会社ページの「なぜ」と日々の判断、記事の「こんなことやります」と実際の仕事、面談で会った人と配属先の人、記事で書いた働き方と入社後の最初の数か月。本人に聞ける範囲で聞き、事実と推測を分けます。配属先が記事を知らないことがずれの元になりやすく、記事を実態に合わせて直します。良く見せた記事は、離職で戻ってきます。一件で全部を変えず、直す場所を一つに絞ります。 この記事では、本人の問題で終わらせないこと、共感で来た人の敏感さ、四つの場所、聞き方、配属先とのずれ、直し方、一件で全部を変えないこと、分担を整理します。選考中の離脱はWantedly経由の候補者が選考で離脱する理由、OfferBoxの場合はOfferBoxで採った学生が早期離職したときに見直す点で書きました。

この作業の目的|離職を、次の採用の「直す場所」に変える

早期離職は、採用の結果が最も強く出る場面です。「本人が合わなかった」で終わらせると、同じずれで次も採り、同じ離職が起きます。

目的は、離職した本人を責めることでも、採用担当を責めることでもなく、「どこでずれたか」を見つけて、記事の時点から直すことです。

共感で来た人ほど、差に敏感

これは、Wantedlyが悪いのではなく、記事が具体であるほど、実態と合わせる責任が重い、ということです。

ずれが起きた場所を、四つに分ける

場所ずれの中身見るもの
1. 会社ページの「なぜ」と、日々の判断「〇〇で困っている人のために」と読んで入ったが、日々の判断が「なぜ」と関係なく決まっていた会社ページの「なぜ」と、配属先の判断の場面
2. 記事の「こんなことやります」と、実際の仕事「最初の月から△△を持つ」と読んだが、実際は半年間補助だった募集記事と、配属先の実際の最初の数か月
3. 面談で会った人と、配属先の人面談に出た人、ストーリーに出た人と、配属先で一緒に働く人が違い、「話が違う」面談に出た人、記事に出た人、配属先の人
4. 記事で書いた働き方と、最初の数か月「自分で決めて進める」と読んだが、実際は指示に従う形だった。「残業は少ない」と読んだが、多かった記事の「どうやっているのか」と働き方の実態、入社後の実際

四つは、記事と面談で「読んだ会社」を作った場所と、入社後の実態の間で起きます。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「Wantedlyで共感して入った人が辞めたのだから、本人の共感が浅かった」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、Wantedlyの運用を見ていますが、離職した本人に聞ける範囲で聞いた記録を並べると、「共感が浅かった」ではなく、「記事で読んだ場面が、入ってみたら起きていなかった」「面談で会った人と、配属先の人が違った」が多くあります。本人の共感は本物で、共感の対象だった記事の場面が実態と違った、という問題です。当社が早期離職の相談を受けるとき、最初にやるのは、共感の深さの話ではなく、その人が「記事のどこを見て来た」と面談で言った言葉と、配属先の実際の場面を、並べることです。並べると、ずれの場所が見えます。

本人に、聞ける範囲で聞く

聞き方は、辞退の理由の聞き方と同じです。Wantedlyで面談後に辞退されるときの見直しで書きました。

配属先が記事を知らないことが、ずれの元

ずれの多くは、「記事が伝えたこと」を「配属先が知らない」ことから起きます。人事が書いた記事を、配属先が読んでいないことは、珍しくありません。

直し方

ずれの場所採用の側で直すこと配属先と直すこと
1. 「なぜ」会社ページの「なぜ」を、日々の判断の場面で書き直す。理念ではなく判断。Wantedlyのストーリーで代表の考えを書く方法配属先の責任者が「なぜ」を自分の言葉で言える形に
2. 仕事「こんなことやります」を、配属先の実際の最初の数か月に合わせる配属先に記事を見せ、「これで合っているか」を確かめてから出す
3. 人記事とストーリーに、配属先の人を出す。面談に配属先の人が出る。出せないなら「配属先は別です」と面談で言う配属先の人が面談に出る形を作る
4. 働き方「どうやっているのか」と働き方の実態を、実際に合わせる。良く見せない配属先が「約束」として受け取り、最初の数か月を実際にそうする

「実態に合わせて書く」が、採用の側の直しの中心です。良く見せて採り、実態でずれると、離職で戻ってきます。素顔の出し方はWantedlyで会社の素顔を出す範囲で書きました。

良く見せた記事は、離職で戻ってくる

「読んだ会社」と「入った会社」を同じにすることが、Wantedly経由の離職を減らす唯一の道です。記事の直し方はWantedlyの募集記事の反応を見て直す手順で書きました。

一件で、全部を変えない

一件は、直す場所の「候補」で、複数件が「証拠」です。

社内の分担

作業誰が
本人に聞ける範囲で聞き、事実と推測を分けて記録する人事
本人が入社前に挙げた記事の場面と、配属先の実際を並べる人事
ずれの場所を四つのどれかに分類する人事と責任者
記事と会社ページを実態に合わせて直す人事と配属先と代表
記事を出す前に配属先に確かめる形を作る人事と配属先の責任者
配属先の人が記事と面談に出る形を作る配属先
採用の記録を配属先に渡す人事
直す場所を一つに絞る判断責任者

運用代行や代理店が支えられるのは、四つの場所の切り分け、聞き方の型、並べる表の型、記事と面談の直し方の案までで、本人に聞くこと、配属先との合意、実態を変えるかの判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

これは契約後に起きることの話です。Wantedly経由の入社者が早期に離職すると、社内で「共感採用は定着しない」という声が出て、翌年の運用が止まることがあります。当社が契約後にお願いしているのは、離職が出たときに、「共感」で判断せず、「ずれの場所」で判断することです。共感で来た人は、記事の場面を具体に覚えていて、その場面と実態の差を、面談で「記事のどこを見て来た」と言った言葉として残しています。この言葉と配属先の実態を並べれば、直す場所は見つかります。逆に言えば、Wantedly経由の離職は、「何に共感して来たか」が記録に残っているので、直す場所が最も見つけやすい離職です。

まとめ

よくある質問

本人が「共感していたのに、思っていたのと違った」としか言いません

「思っていた」の中身を、入社前の面談の記録から見ます。面談で「記事のどこを見て来た」と言った場面が、その人の「思っていた」です。その場面が、配属先で起きていたかを確かめます。起きていなければ、そこがずれの場所で、記事をその場面が起きる実態に合わせるか、その場面が起きる形を配属先と作るか、です。

配属先が「人事の書いた記事は読んでいない」と言います

そこがずれの元です。次からは、記事を出す前に配属先に見せ、「最初の数か月」と「どうやっているのか」が実際と合っているかを確かめ、内定が出たら採用の記録(記事のリンク・面談の記録・本人が挙げた場面)を配属先に渡します。配属先が「約束」として受け取っていれば、「2」と「4」のずれは減ります。

Wantedly経由の早期離職の見直しは、御社に相談できますか

できます。当社は、四つの場所の切り分け、聞き方の型、並べる表の型、記事と面談の直し方の案を支えられます。本人に聞くこと、配属先との合意、実態を変えるかの判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

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