同族・オーナー企業の採用媒体の選び方|決め方と任され方を先に渡す
同族・オーナー企業が媒体を選ぶとき、最初にぶつかるのは「同族であることを文面や企業ページに書かずに『家族的な会社』『アットホーム』で出し、学生が会社名で検索して役員に家族が並んでいるのを見て『隠している』と読み、面談で『家族でない社員はどこまで上がれますか』『社長が一人で決めるのですか』と聞かれて答えに詰まり、内定後にクチコミの『同族で評価が不公平』を読まれて辞退される」という問題です。結論から言うと、学生は調べれば同族と分かるので、隠さず「意思決定は誰がどう行うか」「家族でない社員がどこまで上がれるか」「経営者はどんな人か」「後継はどうなっているか」を先に渡します。「家族的」ではなく「決め方」と「任され方」で書き、送る型は経営者ではなく家族でない社員の名義で、記事を置く型は経営者の判断の場面を、比べられる場はクチコミに同族のことが書かれる前提で使います。 中小企業全般の位置の変え方は中小企業の採用媒体の選び方で書きました。この記事は同族・オーナー企業に絞って、隠さない書き方と媒体の選び方を書きます。
同族・オーナー企業に、起きること
| 会社の状態 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 役員に家族が並び、調べれば分かる | 書かないと「隠している」と読まれる | 隠さず、決め方と任され方で。同族・オーナー企業のOfferBox運用 |
| 意思決定がオーナーに集まる | 学生は「社長が一人で決める会社」を不安に思う | 誰が、どう決めるか、現場に任せる範囲を書く |
| 評価の公平さを疑われる | 「家族でない社員は上がれない」の不安 | 上がった社員の実態で答える |
| 経営者の発信が、学生に見られる | 会社名で検索すると経営者の発信が出る | 発信と文面がずれないように |
| クチコミに同族のことが書かれる | 「同族で評価が不公平」「後継の息子が」と書かれ、内定後に読まれる | 書かれる前提で、企業ページに先に答えを |
| 「家族的」で書きたくなる | 同族の会社が書くと、「家族が優遇される」と読まれる | 「家族的」を消す |
判断軸を、同族・オーナー企業に当てる
| 軸 | 同族・オーナー企業での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 「オーナーの決め方と距離の中で、この仕事を」に合う学生に絞る。「安定」や「大企業志向」の学生には届かない。小さな組織で役割を持った記述、決める人の近くで動いた記述で |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 送る型は、家族でない社員の名義で「任され方」を一人に向けて書ける。経営者の名義だと「オーナーが送った」と読まれる。来る型は、経営者の判断の場面と家族でない社員の話を記事で通年で。比べられる型は、クチコミに同族のことが書かれる前提で、企業ページに先に答えを置けるかで |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない。オーナーの判断で予算が決まるので、年間で一度に |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 人事が一人か兼務。経営者が面談に出る時間と、家族でない社員が名義と面談を持つ時間。両方を先に確保 |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。同族・オーナー企業では、「型」で名義を経営者にしないことと、比べられる場をクチコミが書かれる前提で使うことが、他の会社と違います。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「同族であることは学生に不利だから、文面や企業ページには書かず、聞かれたら答えればよい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、同族・オーナー企業の相談を受けますが、学生は承認や応募の前に会社名で検索していて、役員に家族が並んでいることも、経営者の発信も、クチコミの「同族で」も、読んでいます。書かれていないことは、学生には「隠している」と読まれ、面談で聞くか、聞けずに離れます。不利なのは同族であることではなく、隠していることです。逆に、「意思決定は〇〇(オーナー)が最終で決めるが、△△の範囲は部門の長に任せている。家族でない社員の□□は◇年で部門の長になった。後継は決まっていない」と先に書いた会社は、学生が判断できて、同族であることを承知で来ます。当社が最初にお願いするのは、企業ページから「家族的」「アットホーム」を消し、「決め方」「任され方」「後継」の三つを一段落ずつ書くことです。書けない項目があるなら、それは書き方ではなく、決め方が決まっていないことを示しています。
学生が、確かめること
- 意思決定は、誰が、どう行うか:オーナーが一人で決めるのか、役員で決めるのか、現場に任せる範囲はどこまでか
- 評価は、公平か:家族でない社員が、どこまで任され、どこまで上がれるか。実際に上がった社員がいるか
- 経営者は、どんな人か:話し方、判断の仕方、社員との距離。検索して出てくる発信と、文面がずれていないか
- 家族の役員は、何をしているか:家族がいること自体より、何を担当し、社員とどう関わるか
- 後継は、どうなっているか:決まっているか、いないか。「続く会社か」の材料
- 「家族的」の実態:行事や飲み会の頻度、休みの取りやすさ、家族でない社員の扱い
- クチコミに書かれたことへの、会社の答え:「同族で不公平」に、企業ページで答えているか
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| 家族でない社員を名義にでき、その人の「任され方」を一人に書ける | 企業から送る型(OfferBox) | 「オーナーが送った」と読まれず、家族でない社員の実態で届く。絞る作業を外に出せる |
| 経営者が判断の場面を、家族でない社員が上がった道を、自分の言葉で書ける | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 決め方と任され方を、記事で通年で読んでもらえる。経営者の発信ともつながる |
| 体験談とクチコミがあり、同族のことが書かれている | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア) | 書かれる前提で、企業ページに先に答えを。答えが置けるなら。ワンキャリアのクチコミへの向き合い方 |
| 「決め方」「任され方」「後継」のどれかが書けない | どれも先ではない | 書けるまで、決め方を決める |
| 名義が経営者しかいない | どれも先ではない | 家族でない社員を名義に立ててから |
どれか一つが正解ではなく、名義にできる社員がいるか、経営者が書けるか、クチコミの有無で、先に検討するものが変わります。
組み合わせ
- 送る型と記事を置く型を組み合わせるなら:文面で家族でない社員の「任され方」を、記事で経営者の「決め方」を。OfferBoxとWantedlyの併用
- 経営者の発信と、文面と企業ページを揃える:検索して出てくる発信と、採用の文面がずれると「隠している」と読まれる
- 面談で、経営者本人と家族でない社員の両方に会ってもらう:決め方は経営者が、任され方は社員が話す
- クチコミへの答えを、企業ページに先に置く:ワンキャリアのクチコミの公式の返し方
- 後継が決まっていないなら、そう書く:小規模事業者の採用媒体の選び方の後継の扱いと同じ
- 代行と組み合わせるなら、絞る作業と文面の下書きを:決め方と任され方の中身、面談は出せない。媒体と代行の違い
見せ方|「家族的」ではなく「決め方」と「任され方」
- 「家族的」「アットホーム」「家族のような」を消す:同族の会社が書くと、「家族が優遇される」と読まれる
- 決め方を、一段落で:「最終の判断は〇〇(オーナー)。△△の範囲は部門の長が決める。新卒に関わるのは□□の判断」
- 任され方を、家族でない社員の実態で:「家族でない□□は、◇年で部門の長になった。任された道は〇〇」。上がった社員がいないなら、いないと
- 経営者を、場面で:「経営者は朝〇〇をして、△△のとき、こう決めた」。発信とずれないように
- 家族の役員を、担当で:「役員の□□(家族)は◇◇を担当。社員との関わりは〇〇」
- 後継を、隠さず、約束もせず:「後継は決まっていない」「後継は□□の予定で、△年後」
- 「家族的」の実態を、頻度と休みで:「行事は年に〇回。参加は自由。休みは△△」。数値は自社の実態で。この記事では書かない
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 決め方、任され方、後継、家族の役員の担当を、書く形に決める | 経営者(オーナー) |
| 媒体を選ぶ | 名義にできる社員がいるか、経営者が書けるかで |
| 文面(送る型) | 家族でない社員の名義。人事が下書き、本人が直す |
| 記事(記事を置く型) | 経営者が話し、人事が書く。家族でない社員の話も |
| 面談 | 経営者本人と、家族でない社員の両方 |
| クチコミへの答え | 企業ページに先に。書かれたら経営者の判断で公式に |
| 経営者の発信との整合 | 人事。年に数回確かめる |
運用代行や代理店が支えられるのは、「家族的」の点検、三つの項目の型、媒体の選び方、絞る作業、文面の下書き、クチコミの答えの型までで、決め方の決定、後継の扱い、名義の社員、面談は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
同族・オーナー企業で、当社が順番として最初にお願いするのは、媒体を選ぶことではなく、「家族でない社員を一人、名義に立てる」ことです。オーナー企業の文面は、経営者の名義で送られることが多く、学生には「オーナーが送った」「オーナーの会社に呼ばれた」と読まれ、決め方の不安がそのまま文面の印象になります。逆に、家族でない社員の名義で「自分は◇年でここまで任された」と書かれた文面は、任され方の実態そのものが答えになり、学生は「家族でなくても上がれる」と読みます。名義に立てる社員がいない(家族でない社員で、任された道を話せる人がいない)なら、それは文面の問題ではなく、任され方の実態の問題で、媒体の前に直すことがあります。名義が立ったら、経営者は記事と面談で決め方を話す役に回ります。当社が媒体の運用を引き受けるときも、「名義の社員→決め方の一段落→媒体」の順番でお願いしています。順番が逆だと、経営者の名義の文面が「オーナーの会社」の印象を強めます。
まとめ
- 学生は調べれば同族と分かる。不利なのは同族であることではなく、隠していること。「決め方」「任され方」「後継」を一段落ずつ先に書く
- 「家族的」「アットホーム」を消す。同族の会社が書くと「家族が優遇される」と読まれる
- 送る型(OfferBox)は家族でない社員の名義で「任され方」を一人に、記事を置く型(Wantedly)は経営者の「決め方」の場面を通年で、比べられる場(ワンキャリア)はクチコミに同族のことが書かれる前提で企業ページに先に答えを
- 学生は「意思決定・評価の公平さ・経営者の人柄・家族の役員の担当・後継・家族的の実態・クチコミへの答え」を確かめる。経営者の発信と文面を揃える
- 順番は「家族でない社員を名義に→決め方の一段落→媒体」。名義に立てる社員がいないなら、任され方の実態から直す
よくある質問
後継が決まっていて、息子が役員にいます。書いたほうがよいですか
書きます。「後継は□□(役員)の予定。時期は〇年後。家族でない社員の上がる道は△△まで」と、後継と、家族でない社員の道を並べて書きます。書かないと、学生は検索して息子が役員にいることを知り、「隠している」と読みます。後継が決まっていることは、「続く会社」の材料でもあります。家族でない社員が部門の長まで上がった実態があるなら、それを添えると、後継と評価の公平さが両立していると読まれます。
オーナーが「同族のことは書くな」と言います
書かない場合に起きること(検索で分かる、クチコミに書かれる、面談で聞かれる、内定後に辞退される)を、オーナーに具体で伝えます。書くのは「同族です」ではなく、「決め方」「任され方」「後継」の三つで、これはどの会社でも書く項目です。三つを書けば、同族と明記しなくても、学生は判断できます。それでも書けない項目があるなら、その項目の決め方が決まっていないことを示していて、媒体の前に決めることがあります。
同族・オーナー企業の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、「家族的」の点検、三つの項目の型、媒体の選び方、絞る作業、文面の下書き、クチコミの答えの型を支えられます。決め方の決定、後継の扱い、名義の社員、面談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、同族・オーナー企業の媒体選びと運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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