ワンキャリアのクチコミから選考を改善する方法|段に置き、月に一つ直す
ワンキャリアの体験談とクチコミを読んだ。何を、どう直せばよいか。ところが、企業ページを書き換えて「改善した」と呼び、全部を一度に変え、変えたことを記録せず、翌年の体験談で確かめず、面接官に共有せず人事だけで変え、一件の記述で全体を変え、数字を見ずに変える。結論から言うと、改善は「体験談の記述を段に置く→直す段を一つ決める→運用を一つ変える→今年の学生で確かめる→翌年の体験談で結果を見る」の順で、月に一つです。企業ページを書き換えることを改善と呼ばず、選考そのもの(連絡の速さ・面接官の揃え方・見ていることを聞く・落ちた学生への一言)を変えます。全部を一度に変えず、変えたことを記録し、翌年の体験談に「去年と違った」が残ったかで判断します。 この記事では、改善で起きる失敗、順番、段に置くこと、一つに決めること、段ごとの直し方、記録、今年の確かめ方、翌年の見方、面接官との合意、分担を整理します。読み方はワンキャリアの自社クチコミの読み方、影響はワンキャリアの選考体験談が採用に与える影響、離脱の直し方はワンキャリア経由の学生が選考で離脱するときで書きました。
この作業の目的|クチコミを「読む」で終えず、「選考を一つ変える」まで持っていく
クチコミを読んで一枚に残しても、選考が変わらなければ、翌年の体験談は同じです。改善とは、企業ページの文言を変えることではなく、学生が体験する選考そのものを変えることです。それは、連絡の速さ、面接官の対応、聞くこと、結果の伝え方にあります。
目的は、クチコミの記述を、月に一つ、選考の運用の変更に落とし、翌年の体験談で結果を確かめることです。
改善で、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 企業ページの書き換えを、改善と呼ぶ | 「連絡が遅い」を「早く連絡します」と書くだけで、選考は変わらず、翌年も同じ記述 |
| 全部を、一度に変える | 何が効いたかが分からず、変えた側が疲れて続かない |
| 変えたことを、記録しない | 翌年の体験談と、変えたことを対応させられない |
| 翌年の体験談で、確かめない | 変えっぱなしで、効いたかどうかが分からない |
| 面接官に共有せず、人事だけで変える | 面接の場は変わらず、人事の運用だけが変わる |
| 一件で、全体を変える | 一人の体験で流れを変え、他の学生に合わなくなる |
共通するのは、改善を「変えること」と捉え、「変えて、確かめること」と捉えていないことです。
改善の、順番
- 体験談の記述を、段に置く:エントリー→一次→二次以降→最終→結果→内定後。どの段の記述か
- 段ごとの離脱の数と、並べる:記述がある段で、離脱が多いか。ワンキャリアの掲載のKPI
- 直す段を、一つ決める:記述と離脱が重なる段。上流(早い段)を優先
- 運用を、一つ変える:その段の、連絡・面接官・聞くこと・結果の伝え方のどれか一つ
- 面接官と、合意する:変えることを、面接の場に出る人と
- 今年の学生で、確かめる:変えた段の離脱と、面談で聞く
- 記録する:何月に、どの段の、何を、なぜ変えたか
- 翌年の体験談で、結果を見る:「去年と違った」が書かれたか
月に一つ、「4」から「7」を回します。「8」は年度の切れ目に。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「クチコミを読んで、企業ページを直せば、改善したことになる」というものです。当社はワンキャリアの販売パートナーとして、クチコミからの改善の相談を受けていますが、企業ページだけを直した会社は、翌年の体験談に「企業ページには『速く連絡する』とあったが、遅かった」と、前年より重い記述が残っています。書いたことを守らない、が加わるからです。逆に、企業ページは触らず、返信を当日に返す運用に変えた会社は、翌年に「連絡が速かった」が残り、その後で企業ページに「当日に返します」と書けています。改善の順番は、選考を変えてから企業ページに書く、で、逆にすると書いたとおりでなくなります。当社が改善の相談を受けるとき、最初にやるのは、企業ページの下書きを閉じて、選考の運用のどこを変えるかを一つ決めることです。
記述を、段に置く
| 段 | 置く記述の例 |
|---|---|
| エントリー・企業ページ | 「企業ページと違った」「何の会社か分からなかった」 |
| 一次 | 「何を見ているか分からなかった」「面接官が話を聞いてくれた」 |
| 二次以降 | 「面接官によって違った」「圧迫だった」「一次と聞かれることが同じだった」 |
| 最終 | 「志望度ばかり聞かれた」「経営層が話を聞いてくれた」 |
| 結果の連絡 | 「連絡が遅い」「落ちた理由が分からない」「落ちても丁寧だった」 |
| 内定後 | 「内定後に連絡がなかった」「内定者の場があった」 |
七つの拾うもの(ワンキャリアの自社クチコミの読み方)を、段に振り分けます。段に置くと、直す場所が「面接官の引き継ぎ」なのか「結果の連絡の期限」なのかが決まります。
直す段を、一つ決める
- 記述と、離脱の数が重なる段を選ぶ:記述があっても離脱していなければ後回し、離脱していても記述がなければ理由を面談で聞く
- 上流を優先:一次で直せば、二次以降にも効く
- 一つだけ:二つ以上を同時に変えると、何が効いたか分からない
- 「直す」と「補う」を分ける:段の記述が「会社の考えが分からない」なら企業ページで補う、「対応が遅い・違う」なら運用を直す。ワンキャリアの自社クチコミの読み方の「『補う』と『直す』に、分ける」
- 決めた段を、月の記録に
段ごとの、直し方
| 段 | 記述 | 運用の変更 |
|---|---|---|
| エントリー・企業ページ | 「違った」 | 企業ページを守れることだけに。選考の流れを実際に合わせる。ワンキャリアの掲載でやりがちな失敗 |
| 一次 | 「何を見ているか分からない」 | 企業ページに見ていることを書き、面接でそのとおりに聞く。面接の最初に「今日は〇〇を聞きます」 |
| 二次以降 | 「面接官によって違う」「圧迫」 | 面接官の引き継ぎの一枚、言いがちな言葉の整理、段階ごとに見る項目を一つに。OfferBoxの面接官への引き継ぎ、OfferBoxの面接の評価基準 |
| 最終 | 「志望度ばかり」 | 最終で聞くことを、志望度ではなく「入社後の最初の場面」に |
| 結果の連絡 | 「遅い」「理由が分からない」 | 結果の連絡の期限を決めて守る。落ちた学生に一言。ワンキャリア経由の学生が選考で離脱するとき |
| 内定後 | 「連絡がなかった」 | 内定後の接点の間隔を決める。内定辞退を減らす方法 |
変えるのは、一段の一つです。表の全部を一度に変えません。
変えたことの、記録
- 何月に、どの段の、何を、なぜ:「〇月、結果の連絡、期限を〇日以内に、体験談に『遅い』が複数あったため」(数は自社の実態で)
- 面接官と合意した日
- クチコミの一枚と、同じ場所に:ワンキャリアの自社クチコミの読み方の「一枚の、型」
今年の学生で、確かめる
- 変えた段の離脱の数を、変える前と比べる:月ごとに
- 面談で、聞く:「体験談を読んで気になったことは」「今日の面接は、体験談と比べてどうでしたか」
- 変えた段で、離脱した学生に、理由を聞ける範囲で:ワンキャリア経由の学生が選考で離脱するときの「離脱の理由を、聞いて残す」
- 翌月、次の一つへ:変えた段が動いていれば次の段、動いていなければ変え方を見直す
翌年の体験談で、結果を見る
- 変えた段について、翌年に何が書かれたか:「去年と違って速かった」「面接官が揃っていた」
- 変えたことと、翌年の記述を、一枚で対応させる
- 書かれなかったら:変えたことが学生に届いていないか、変えた量が小さい。翌年も同じ段を
- 「書いたとおりだった」が増えたか:ワンキャリアの掲載のKPIの独自の指標
- 一年で判断せず、二年分で見る:厳しい記述は残り、「違った」が積み重なって変わる
面接官との、合意
- 変えることを、面接官に「体験談の事実」と一緒に:「〇〇と書かれている。この段で、〇〇を変える」
- 面接官の負担が増える変え方を、避ける:引き継ぎの一枚は人事が作る、聞くことは一つに絞る
- 変えた後の面接で、面接官から聞く:「学生の反応はどうだったか」
- 面接官に、翌年の体験談を見せる:「揃えたことが、こう書かれた」
- 合意の型はOfferBoxの面接の評価基準の「『こんな人』を、面接官全員と合意する」
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 記述を段に置き、離脱の数と並べる | 人事 |
| 直す段を一つ決める | 人事責任者 |
| 運用の変更を決め、面接官と合意する | 人事責任者と面接官 |
| 変えた段を運用する | 面接官、返信の担当、人事 |
| 変えたことを記録する | 人事 |
| 今年の学生で確かめ、翌月の一つへ | 人事 |
| 翌年の体験談で結果を見る | 人事と責任者 |
運用代行や代理店が支えられるのは、段に置く型、直す段の決め方、段ごとの直し方の整理、記録の型、確かめ方の型までで、直す段の決定、運用の変更、面接官との合意、面接の場、翌年の判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。改善の相談で、「厳しい記述が多いので、今年は選考の流れを全面的に変えたい」と言われることがあります。当社がお願いする順番は、記述を段に置く、離脱の数と並べる、重なる段を一つ選ぶ、その段の運用を一つ変える、翌月に次の一つ、です。全面的に変えると、何が効いたか分からず、面接官の負担が一度に増えて続かず、翌年の体験談に「去年と全然違う流れだった」が残るだけで、「良くなった」が残りません。月に一つ、一年で十ほど変えるほうが、全面的に一度に変えるより多く変わり、何が効いたかも残ります。当社は、改善の相談で、変える数を減らすことから始めます。
まとめ
- 改善は「記述を段に置く→離脱の数と並べる→直す段を一つ→運用を一つ変える→面接官と合意→今年の学生で確かめる→記録→翌年の体験談で見る」の順で、月に一つ
- 企業ページを書き換えることは改善ではない。選考そのもの(連絡の速さ・面接官の揃え方・見ていることを聞く・落ちた学生への一言・内定後の接点)を変え、変えてから企業ページに書く
- 段は、エントリー・一次・二次以降・最終・結果の連絡・内定後。記述と離脱が重なる段を、上流から一つ。「直す」と「補う」を分ける
- 変えたことを「何月に・どの段の・何を・なぜ・変える前の状態」で記録し、翌年の体験談と対応させる列を空けておく
- 今年は変えた段の離脱と面談で確かめ、翌年は「去年と違った」「書いたとおりだった」が書かれたかで見る。一年で判断せず二年分で
よくある質問
変えたのに、今年の離脱が減りません
変えた段と、離脱している段が違うか、変えた量が小さいかです。変えた段の離脱だけを月ごとに見て、その段が動いていなければ、変え方を見直します(結果の連絡を「〇日以内」にしたが守れていない、面接官の一枚を渡したが読まれていない、など)。別の段の離脱は、その段を翌月に。全体の離脱で判断すると、変えた効果が見えません。段ごとの見方は採用ファネルの作り方で書きました。
面接官が「体験談に書かれたことを気にしすぎると、面接ができない」と言います
変えるのは、面接官の「人格」ではなく、「段階ごとに見る項目を一つにする」「言いがちな言葉を避ける」「面談の続きとして入る」の三つで、面接官の負担を減らす変更です。体験談の記述を「気にする」のではなく、「この段で何を聞くか」を一枚で決めておけば、面接官は迷わずに済みます。一枚の作り方はOfferBoxの面接官への引き継ぎで書きました。
クチコミからの選考の改善は、御社に相談できますか
できます。当社は、段に置く型、直す段の決め方、段ごとの直し方の整理、記録の型、確かめ方の型を支えられます。直す段の決定、運用の変更、面接官との合意、面接の場、翌年の判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/13 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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