ワンキャリアのクチコミと採用広報の関係|広報でクチコミに答える方法
ワンキャリアのクチコミと、自社の採用広報(企業ページ・採用サイト・社員の記事・イベント・スカウト)は、どう関係するのか。ところが、広報でクチコミを打ち消し、広報を厚くすれば印象を上書きできると思い、広報とクチコミがずれ、広報で盛り、クチコミを読まずに広報を作り、広報の担当とクチコミを読む担当が別で、採用サイトと企業ページと回で言うことが違う。結論から言うと、採用広報は「企業が書くもの」で、クチコミは「学生が書くもの」です。学生はクチコミを先に読み、広報を「確かめるもの」として読みます。だから広報はクチコミを打ち消す場ではなく、クチコミで気になったことに事実で答える場で、クチコミと広報が揃っていることが「書いたとおりだった」を生みます。広報で盛った分は、クチコミで崩れます。 この記事では、関係を誤って起きる失敗、読まれる順番、広報の役割、各媒体での答え方、盛らないこと、揃える確認、担当、翌年の材料、分担を整理します。クチコミの基本はワンキャリアのクチコミとは|企業がまず知っておくこと、企業ページはワンキャリアの企業ページの基本、導線はワンキャリアのエントリー導線で書きました。
この作業の目的|広報を「クチコミに答えるもの」として位置づけ、揃える
採用広報は、企業が学生に伝えたいことを書く場です。ワンキャリアでは、学生がそれを読む前にクチコミを読んでいるので、広報は「伝えたいこと」を書く場から、「クチコミで気になったことに答える場」に役割が変わります。伝えたいことだけを書いた広報は、学生が気になっていることに答えず、読まれません。
目的は、広報の全部(企業ページ・採用サイト・記事・回・スカウト)を、クチコミに答え、クチコミと揃っている状態にすることです。
関係を誤って、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 広報で、クチコミを打ち消す | 「そんなことはない」と書き、広報のほうが信じられなくなる |
| 広報を厚くすれば、上書きできると思う | 厚くするほど、クチコミとのずれが目立つ |
| 広報とクチコミが、ずれる | 「企業ページと違った」が翌年のクチコミに残る |
| 広報で、盛る | 「若手でも大きな裁量」が、クチコミの「最初の一年は〇〇だった」で崩れる |
| クチコミを読まずに、広報を作る | 学生が気になっていることに答えない広報になる |
| 採用サイトと企業ページと回で、言うことが違う | 学生は全部を読む。一つでも違えば「どれが本当か」 |
共通するのは、広報を「企業が言いたいことの場」として作り、「クチコミを読んだ学生に答える場」として作っていないことです。
読まれる、順番
- クチコミ・選考体験談:学生が最初に読む。「この会社の選考はどうだったか」
- 企業ページ:クチコミで気になったことを確かめに来る
- 採用サイト・社員の記事:企業ページの続き。仕事の場面、社員の言葉
- イベント:直接確かめる場
- スカウト:届いた文面。企業ページと記事を読みに行く
- 選考:全部が本当だったかを確かめる
- クチコミを書く:翌年の学生が読む
広報は「2」から「5」で、「1」を読んだ学生が「6」で確かめる前に読むものです。読まれる順番はワンキャリアの学生目線で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「採用広報を良くすれば、クチコミの影響を小さくできる」というものです。当社はワンキャリアの販売パートナーとして、採用広報の相談を受けていますが、広報を作り込んだ会社ほど、クチコミとのずれが目立ち、「企業ページは立派だが、体験談は違う」と読まれています。広報の質とクチコミの影響は、逆の関係にはありません。逆に、広報を「クチコミで気になったことに、事実で答える」形に作り直した会社は、広報が薄くても、「企業ページに書いてあるとおりだった」がクチコミに残り、それが翌年の広報の信頼になっています。広報の役割は、クチコミに勝つことではなく、クチコミと揃うことです。当社が採用広報の相談を受けるとき、最初にやるのは、広報の原稿を見る前に、クチコミを一緒に読むことです。
広報の、役割|答える・補う・揃える
| 役割 | 何をするか | 例 |
|---|---|---|
| 答える | クチコミで学生が気になったことに、事実で | 「何を見ているか分からなかった」→企業ページに「各段階で見ていること」 |
| 補う | クチコミにない、会社の側の考えを先に | 「なぜその段階があるか」「配属の決め方」 |
| 揃える | クチコミに書かれた事実と、広報の記述を同じに | クチコミで「面接は〇回」なら、広報も〇回。違うならどちらかが古い |
「打ち消す」は役割にありません。三つの役割は、ワンキャリアの自社クチコミの読み方の「補う」と「誤解を解く」に対応します。
広報の各媒体で、クチコミにどう答えるか
| 媒体 | クチコミに答える形 | 関係する記事 |
|---|---|---|
| 企業ページ | 「見ていること」「選考の流れ」「よく聞かれること」を、クチコミの記述から | ワンキャリアの企業ページの基本、ワンキャリアの企業ページの更新 |
| 採用サイト | 企業ページと同じ選考の流れ、同じ条件。媒体ごとに別の流れを作らない | ワンキャリアのエントリー導線の「3媒体と採用サイトの導線を揃える」 |
| 社員の記事 | クチコミで「雰囲気が分からない」「最初の一年が見えない」に、社員の言葉で | Wantedlyのストーリーの基本の考え方と同じ |
| イベント | クチコミで気になったことを、直接確かめる回 | ワンキャリアのイベントの種類と使い分け |
| スカウト | 文面の「何を見るか」を、クチコミの「見ていることが分かった」と揃える | ワンキャリアのスカウトの基本 |
どの媒体でも、「クチコミの記述→答える」の形です。媒体ごとに別のことを言わない。
盛らない
- 広報で盛った分は、クチコミで崩れる:「若手でも大きな裁量」→「最初の一年は〇〇だった」
- 書けるのは、事実だけ:「入社した年に〇〇を担当した」の形。抽象語で盛らない
- 写真と動画も、盛らない:飾った職場は、来た学生が「違った」と書く。ワンキャリアの掲載の写真、ワンキャリアで動画を使う方法
- 盛らない広報は、薄く見えるが、崩れない:崩れた広報は翌年に読まれない。ワンキャリアの掲載でやりがちな失敗
クチコミと広報を、揃える確認
- クチコミの「事実」の記述(選考の流れ・回数・連絡の速さ・条件)を、一列に
- 広報の各媒体(企業ページ・採用サイト・記事・回のページ・スカウトの型)の同じ項目を、横に並べる
- ずれている項目を、直す:クチコミが事実なら広報を、広報が事実でクチコミが古いなら「今年はこう」を広報に
- 年度の切れ目に一度、選考期の前に一度:ワンキャリアの掲載の年間計画の「整える」の期間
- 確認の型はワンキャリアの掲載でやりがちな失敗の「掲載前のセルフチェック」
広報の担当と、クチコミを読む担当
- 同じ人が、両方を持つ:別の人なら、月に一度、クチコミの一枚を広報の担当に渡す
- 広報を書く前に、クチコミの一枚を読む:「言いたいこと」の前に「気になられていること」
- 広報の更新の起点を、クチコミの読みに置く:ワンキャリアの企業ページの更新
- 共有の型はワンキャリアのクチコミを社内に共有する方法
翌年の広報の、材料
- 今年のクチコミに「良い」と書かれたことを、翌年の広報の材料に:「面接官が話を聞いてくれた」→企業ページに「面接では、学生の話を聞くことから始めます」と事実で
- 「違った」と書かれた項目は、広報か選考のどちらかを直す:ワンキャリアのクチコミから選考を改善する方法
- 承諾した学生の「決めた理由」を、翌年の広報に:ワンキャリアのクチコミに書かれる内定後の印象
- 翌年の広報は、今年のクチコミから作る:企業の「言いたいこと」から作らない
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| クチコミを読み、気になられていることを一枚に | 人事 |
| 広報の各媒体で、クチコミに答える・補う・揃える | 人事(広報の担当) |
| 社員の記事と回で、クチコミに答える | 社員と現場 |
| クチコミと広報の事実の記述を並べ、ずれを直す | 人事 |
| 広報の担当とクチコミを読む担当を同じにするか、月に一度渡す | 人事責任者 |
| 翌年の広報を、今年のクチコミから作る | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、読まれる順番の説明、三つの役割の整理、媒体ごとの答え方の型、揃える確認の型、翌年の材料の整理までで、クチコミを読むこと、広報を書くこと、盛らない判断、社員の記事と回は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。採用広報の相談で、「クチコミに厳しいことが書かれているので、広報で会社の良い面を強く打ち出したい」と言われることがあります。当社が確かめるのは、「良い面」が、クチコミで気になられていることに答えているかです。答えていない「良い面」は、学生が確かめに来たことと無関係で、「聞きたいことに答えず、言いたいことを言っている」と読まれます。厳しいクチコミがあるとき、広報でやることは「良い面を強く」ではなく、「気になられていることに、事実で答える」です。良い面は、答えた後に、事実で添えます。当社は、広報の相談で、「打ち出したいこと」の一覧を一度閉じて、「気になられていること」の一覧から始めます。
まとめ
- 採用広報は企業が書くもの、クチコミは学生が書くもの。学生はクチコミを先に読み、広報を「確かめるもの」として読む。広報は打ち消す場ではなく、答える・補う・揃える場
- 企業ページ・採用サイト・社員の記事・イベント・スカウトのどれも、「クチコミの記述→答える」の形で、媒体ごとに別のことを言わない
- 広報で盛った分はクチコミで崩れる。書けるのは事実だけ、写真と動画も盛らない、「他社と違って」を使わない。盛らない広報は薄く見えるが崩れない
- クチコミの事実の記述と広報の各媒体の同じ項目を並べ、ずれを直す。年度の切れ目と選考期の前に一度ずつ。広報の担当とクチコミを読む担当を同じにするか、月に一度渡す
- 翌年の広報は、今年のクチコミ(良いと書かれたこと・とおりだったこと・承諾の理由)から作る。企業の「言いたいこと」から作らない
よくある質問
採用サイトは制作会社に頼んでいて、クチコミと揃える作業ができません
制作会社に渡すのは「デザイン」で、「選考の流れ・条件・見ていること」の事実は自社が渡すものです。クチコミの一枚から、事実の記述を自社で作り、制作会社にはそれを「そのまま」載せてもらいます。制作会社が「良く見せる」文言に変えたら、事実に戻します。採用サイトが企業ページと違う流れになっていれば、「どれが本当か」と読まれ、両方の信頼が下がります。導線の揃え方はワンキャリアのエントリー導線で書きました。
クチコミがほとんどない年は、広報を何から作ればよいですか
クチコミがない年は、広報が最初の印象になる年で、「気になられていること」は同業や近い会社のクチコミで学生が持っている疑問(選考で何を見るか、最初の一年、連絡の速さ)から推測します。企業ページに「選考で何が起きるか」を事実で書き、今年の選考をそのとおりに運用し、今年のクチコミを作ります。翌年からは、今年のクチコミから広報を作れます。考え方は知名度がない会社のワンキャリア運用で書きました。
クチコミと採用広報の関係は、御社に相談できますか
できます。当社は、読まれる順番の説明、三つの役割の整理、媒体ごとの答え方の型、揃える確認の型、翌年の材料の整理を支えられます。クチコミを読むこと、広報を書くこと、盛らない判断、社員の記事と回は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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