ワンキャリアのクチコミに関するKPIの置き方|動かせる四つに置き直す
ワンキャリアのクチコミについて、KPIを置きたい。ところが、評価の点数を目標にし、件数を目標にし、良いクチコミの数を追い、企業が動かせない数を置き、読んだ数だけで終わり、翌年の体験談で結果を見ず、他社の点数と比べる。結論から言うと、クチコミのKPIは「評価の点数」ではなく、「読んで、直して、翌年に書かれたか」を測る四つです。月に一度読んで一枚に残したか(読む)・その月に直した一つ(直す)・面談で「体験談を読んで気になったこと」に答えられた数(答える)・翌年の体験談に「とおりだった」「去年と違った」が書かれた数(書かれる)。評価の点数・件数を目標にせず、企業が動かせる四つで置きます。数字の読める範囲は、管理画面とヘルプで確認してください。 この記事では、クチコミのKPIで起きる失敗、KPIにしないもの、四つ、それぞれの出し方、頻度、他のKPIとの関係、上司への報告、台帳、分担を整理します。掲載のKPIはワンキャリアの掲載のKPI、イベントのKPIはワンキャリアのイベントのKPI設計、母集団のKPIは母集団形成のKPIで書きました。
この作業の目的|クチコミのKPIを「動かせないもの」から「動かせるもの」に置き直す
クチコミは学生が書くもので、評価の点数も件数も、企業は動かせません。動かせない数をKPIにすると、毎月「上がらない」「増えない」で終わり、点数を上げるための不自然な動き(良いクチコミを頼む、厳しい記述に対抗する)に寄ります。企業が動かせるのは、「読む」「直す」「答える」と、その結果として「書かれる」です。
目的は、クチコミのKPIを、企業が動かせる四つで置き、翌年の体験談で結果を確かめることです。
クチコミのKPIで、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 評価の点数を、目標にする | 企業は動かせない。「上げる」ための不自然な動きに寄る |
| 件数を、目標にする | 頼んで増やす方向に寄り、規約と信頼の両方を失う |
| 良いクチコミの数を、追う | 「良い」を増やそうとして、厳しい記述を直す動きが消える |
| 企業が動かせない数を、置く | 毎月「変わらない」で、直す場所が見えない |
| 読んだ数だけで、終わる | 「読んだ」はKPIの入口で、直したかが要る |
| 翌年の体験談で、結果を見ない | 直したことが書かれたかを見ず、「やった」で終わる |
共通するのは、KPIを「クチコミそのもの」に置き、「クチコミへの企業の動き」に置いていないことです。
KPIに、しないもの
| しないもの | なぜ |
|---|---|
| 評価の点数 | 学生が付けるもので、企業は動かせない。点数を追うと不自然な動きに寄る |
| 体験談・クチコミの件数 | 学生が書くもの。件数を追うと頼む方向に寄る。ワンキャリアで学生にクチコミ投稿を案内する方法 |
| 良い記述と厳しい記述の比率 | 「良い」を増やす動きに寄る。厳しい記述は直す材料 |
| 他社の点数との差 | 自社の直す場所と関係ない。ワンキャリアで競合企業のクチコミを読む方法 |
しないものは、参考として記録に残してもよいですが、目標にしません。考え方は母集団形成のKPIの「見ない数字を、先に決める」と同じです。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「クチコミのKPIは、評価の点数を上げることだ」というものです。当社はワンキャリアの販売パートナーとして、クチコミのKPIの相談を受けていますが、点数をKPIにした会社は、点数が動かない月が続いて「クチコミは手に負えない」になるか、点数を上げようとして内定者に良い記述を頼み、読んだ学生に「頼まれたもの」と分かって、点数以外の信頼を失っています。逆に、「月に一度読んで一枚に残したか」「その月に一つ直したか」をKPIにした会社は、毎月「はい」を積み、翌年の体験談に「去年と違った」が残り、結果として点数も動いています。点数は結果で、KPIは動きです。当社がクチコミのKPIの相談を受けるとき、最初にやるのは、点数の列を目標から外して、「読んだか」「直したか」の列を足すことです。
企業が動かせる、四つ
| KPI | 何を測るか | 出し方 | 頻度 |
|---|---|---|---|
| 1. 読む | 月に一度、七つの拾うもので読み、一枚に残したか | 一枚の更新の有無。「はい/いいえ」 | 月に一度 |
| 2. 直す | その月に、選考の運用を一つ変えたか。何を | 変えたことの記録。「何月に、どの段の、何を」 | 月に一度 |
| 3. 答える | 面談で「体験談を読んで気になったこと」を聞き、答えられた数 | 面談の記録から。聞いた数と、答えられた数 | 月に一度 |
| 4. 書かれる | 翌年の体験談に「とおりだった」「去年と違った」が書かれた数 | 翌年の体験談から。段階ごとに | 年度の切れ目 |
「1」から「3」は今年の動きで、「4」は翌年の結果です。四つとも、企業が動かせるか、企業の動きの結果です。
「読む」の、出し方
- 月に一度、担当一人が、七つの拾うもので読んだか:ワンキャリアの自社クチコミの読み方
- 一枚が、その月に更新されたか:更新の日付で
- 「はい/いいえ」で置く:読んだ数ではなく、読んだかどうか
- 年に何回「はい」だったかを、年度で
「直す」の、出し方
- その月に、選考の運用を一つ変えたか:企業ページの書き換えは「補う」で、「直す」ではない。ワンキャリアのクチコミから選考を改善する方法
- 変えたことを、「何月に、どの段の、何を、なぜ」で記録
- 一つだけ:二つ以上を同時に変えない
- 年に何個直したかを、年度で:十前後が目安になるが、数は自社の実態で
「答える」の、出し方
- 面談で、「体験談を読みましたか。気になったことはありますか」を聞く:面談の型に入れる
- 聞いた数と、その場で答えられた数を、面談の記録に
- 答えられなかったことを、企業ページの「よく聞かれること」に足す:次の面談で答えられる
- 段階ごと(面談・一次・二次以降)に:どの段で聞かれ、どの段で答えられなかったか
「書かれる」の、出し方
- 翌年の体験談を、段階ごとに読む:「とおりだった」「去年と違った」「速かった」「揃っていた」
- 今年直したことと、翌年の記述を対応させる:直した段に、書かれたか
- 「とおりだった」の数を、年度で並べる:ワンキャリアの掲載のKPIの独自の指標
- 書かれなかった段は、直したことが届いていないか、変えた量が小さい
- 一年で判断せず、二年分で:厳しい記述は残り、「違った」が積み重なって変わる
月に一度と、年度の切れ目
- 月に一度:「読む」「直す」「答える」の三つ。一枚に追記
- 年度の切れ目:「書かれる」と、一年分の三つの集計。翌年の計画へ。ワンキャリアのクチコミを採用計画に使う方法
掲載・イベント・スカウトのKPIとの、関係
- 掲載のKPI:企業ページが読まれる→エントリー→選考の段。クチコミの「答える」「書かれる」が、企業ページの中身に効く。ワンキャリアの掲載のKPI
- イベントのKPI:近い人・次の場・面談・「回のとおりだった」。クチコミの「書かれる」と重なる。ワンキャリアのイベントのKPI設計
- スカウトのKPI:受諾率・面談進行率。クチコミの「見ていることが分かった」が文面に効く。ワンキャリアのスカウト運用のKPI
- クチコミのKPIは、三つのKPIの「理由」の側:率が動いた理由を、クチコミの記述で
上司への報告
- 点数と件数を、報告の主にしない:参考として欄外に
- 「読んだか・直したか・答えられたか」の三つを、月に:「今月は〇〇の段の〇〇を直した」
- 「書かれたか」を、年度で:「去年直した〇〇が、今年の体験談に『〇〇』と書かれた」
- 直したことと、率の変化を、一組で:ワンキャリアのクチコミを社内に共有する方法の「経営層」への渡し方
- 報告の型は経営層にOfferBoxの成果を説明する方法
台帳
- クチコミの一枚:七つの拾うもの、月ごと
- 直したことの記録:何月に、どの段の、何を、なぜ
- 面談の記録:「体験談を読んで気になったこと」を聞いた数と答えられた数
- 翌年の体験談の対応表:直したこと↔書かれたこと
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| KPIを四つに絞り、点数と件数を目標から外す | 人事責任者 |
| 月に一度読んで一枚に残す(読む) | 人事の担当一人 |
| その月に一つ直し、記録する(直す) | 人事責任者と面接官 |
| 面談で聞き、答えられた数を記録する(答える) | 面談に出る人 |
| 翌年の体験談を読み、直したことと対応させる(書かれる) | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、四つのKPIの型、出し方の型、台帳の型、他のKPIとの関係の整理、報告の型までで、読むこと、直すこと、面談で聞くこと、翌年の判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは数字の読み方の話です。クチコミのKPIの相談で、「今年、読んで直したのに、点数が変わらない」と言われることがあります。当社が確かめるのは、「今年直したことが、今年の体験談に書かれる時期か」です。今年の選考を受けた学生が書く体験談は、多くが選考の後、年度の切れ目の前後に増えます。今年の途中で読める点数は、去年の選考の結果です。今年直したことの結果は、翌年の体験談で見えます。点数を今年の途中で追うと、去年の結果を今年の努力で評価することになり、「効かない」と誤ります。当社は、クチコミのKPIを、今年は「読んだか・直したか・答えられたか」で、翌年に「書かれたか」で、と時期を分けて読みます。
まとめ
- クチコミのKPIは「評価の点数」「件数」「良い記述の比率」「他社との差」ではなく、企業が動かせる四つ:読む(月に一度一枚に残したか)・直す(その月に一つ変えたか)・答える(面談で気になったことに答えられた数)・書かれる(翌年の体験談に「とおりだった」「去年と違った」が書かれた数)
- 点数と件数は学生が決めるもので、目標にすると不自然な動き(頼む・対抗する)に寄る。参考として欄外に
- 「読む」「直す」「答える」は月に一度、「書かれる」は年度の切れ目に。今年の途中で読める点数は去年の結果で、今年直したことは翌年の体験談で見る
- 四つの表を、掲載・イベント・スカウトのKPIの横に置く。クチコミのKPIは、率が動いた「理由」の側
- 上司には「今月は〇〇の段を直した」「去年直したことが今年こう書かれた」と、動きと結果を一組で。数字の読める範囲は管理画面とヘルプで確認
よくある質問
上司が「クチコミの点数を上げろ」と言います
点数は学生が付けるもので、企業が直接上げる方法はなく、上げようとする動き(頼む・対抗する)は信頼を失います。上司には、「点数は結果で、動かせるのは読む・直す・答える。それを今年やり、翌年の体験談で『去年と違った』が書かれれば、点数もその後で動く」と、時期を分けて伝えます。今年のKPIとして「直した数」を置き、翌年のKPIとして「書かれた数」を置く形で合意します。伝え方はワンキャリアのクチコミを社内に共有する方法の「経営層」の渡し方で書きました。
「答える」を面談で聞くと、学生が本音を言わない気がします
「体験談を読みましたか。気になったことはありますか」は、学生にとって答えやすい質問で、本音を引き出す質問ではなく「何を確かめに来たか」を聞く質問です。答えがなくても構いません。聞いた数と答えられた数を記録するのは、「学生が何を気にしているか」と「企業ページに足りないこと」を知るためで、学生を評価するためではありません。聞き方はワンキャリアの選考体験談が採用に与える影響の「影響を、確かめる方法」で書きました。
クチコミのKPIの置き方は、御社に相談できますか
できます。当社は、四つのKPIの型、出し方の型、台帳の型、他のKPIとの関係の整理、報告の型を支えられます。読むこと、直すこと、面談で聞くこと、翌年の判断は、企業が行ってください。数字の読める範囲は管理画面とヘルプで確認してください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/13 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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