大企業の採用媒体の選び方|ナビを受け皿に、3媒体を特定の層に絞る
大企業が媒体を選ぶとき、最初にぶつかるのは「ナビと自社応募で十分に来ているのに『さらに増やす』と3媒体を全職種に広げ、来る学生に二度三度届いて『会社が送った文面』と読まれ、承認率は高いのに面談で『なぜ自分に』を言えない学生ばかりで、部門は『人事が送った学生』として面談に出ず、承認の数だけが経営に報告される」という問題です。結論から言うと、採用チームが複数あり部門が多い大企業は、ナビと自社応募を受け皿にし、3媒体は「特定の職種・層・時期にナビで来ない学生へ」に絞ります。本社の人事が型と台帳を持ち、部門が名義と面談を持ち、承認率の高さを近い学生の多さと読み違えず、職種ごとに面談まで来た近い学生の数で見ます。 人数の多い会社の体制は新卒50名以上を採る会社の採用媒体の選び方で書きました。この記事は採用チームが複数ある大企業に絞って、本社と部門の分担と3媒体の位置づけを書きます。
大企業に、起きること
| 会社の状態 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 採用チームが複数。本社の人事と部門の人事がいる | 「誰が持つか」が曖昧で、3媒体が本社の人事の名義で「会社紹介」になる | 本社が型と台帳、部門が名義と面談。大企業のOfferBox運用 |
| ナビと自社応募で、多くの学生が来る | 3媒体で届く学生の多くが、自社応募でも来る学生 | 3媒体はナビで来ない学生に絞る |
| 知名度があり、承認率が高くなりやすい | 「知っている会社から来た」で承認する学生が含まれ、近い学生の数と読み違える | 職種ごとに面談まで来た近い学生の数で見る |
| 部門が多く、配属が入社後に決まる | 学生の最大の不安が「配属ガチャ」 | 配属の決まり方を企業ページの最初に |
| 体験談とクチコミが多い | 書いたことが体験談で確かめられる。職種ごとに偏りもある | 体験談の無い職種を3媒体で |
| 確認の手順が多い | 文面や企業ページの確認に日数がかかり、返信が遅れる | 共通原稿を本社で一度確認し、個別の一文は部門の裁量で |
判断軸を、大企業に当てる
| 軸 | 大企業での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | ナビと自社応募で来る層と来ない層を、職種ごと層ごとに分ける。3媒体は来ない層(特定の職種、地方、専攻、後期、同業に流れやすい層)に。全体には使わない |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 比べられる型は、候補に入っている会社の入口で、企業ページの配属の決まり方が体験談と比べられる。送る型は、来ない層に部門の若手の名義で一人ずつ。来る型は、エンジニアなど自社応募の入口では実態が読まれない職種に |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない。受け皿に厚く、3媒体は役割ごとに |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 本社の人事は型と台帳と確認の手順。部門は名義と面談。返信の担当を媒体ごとに一人。確認を一度に絞らないと日数が伸びる |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。大企業では、「対象」を来ない層に絞ることと、「運用工数」で本社と部門の線を引くことが、他の会社と違います。
エージェントベストの見解
大企業に、3媒体が向いている使い方と向いていない使い方があります。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、大企業の相談を受けますが、「ナビで十分来ているが、さらに増やしたい」という使い方で3媒体を全職種に広げることは、勧めていません。届く学生の多くは自社応募でも来る学生で、その学生に3媒体から届くと、自社の案内と重なって「会社が送った文面」と読まれ、承認しても面談で「なぜ自分に」を言えず、他の大企業と並べて離れます。向いているのは、「特定の職種・層・時期に、ナビで来ない学生へ」の使い方です。技術職の特定の専攻、地方の学生、後期の時期、体験談の少ない職種などで、自社応募の記録と突き合わせて来ていない層にだけ、部門の若手の名義で届けます。比べられる場は、候補に入っている会社の入口で、企業ページの配属の決まり方を体験談と一致させることが仕事です。当社が最初にお願いするのは、自社応募の記録を職種ごと層ごとに出して、「来ていない層」を先に決めることです。来ていない層が無い職種には、3媒体を使いません。
学生が、確かめること
- 配属の決まり方:大企業で最も読まれる。いつ、誰が、何を見て決めるか。希望と違った人はどうなったか
- 部門ごとの実態:大企業は部門で会社が違う。自分が入る部門の名義の若手が、一年目に何をしたか
- 「会社が送った」か「この人が送った」か:知名度のある会社の文面は、会社が送ったと読まれる。部門の若手の名義で「なぜあなたに」が書かれているか
- 体験談とクチコミとの一致:企業ページに書いたことが、体験談で「そのとおり」か
- 同業の大企業と何が違うか:「安定」「規模」は同業も同じ。配属の決まり方と任される場面の違い
- 返信の速さ:確認で遅れると、「遅い会社」と体験談に書かれる
この条件なら、3媒体をどの役割で使うか
| 会社の条件 | 3媒体の役割 | 理由 |
|---|---|---|
| 候補に入っていて、体験談が多い | 比べられる場(ワンキャリア)を入口に。企業ページの最初に配属の決まり方を | 候補に入っている会社の入口。体験談と一致させる |
| 自社応募の記録で、来ていない層(特定の職種、地方、専攻、後期)が分かる | 送る型(OfferBox)でその層に、部門の若手の名義で | 来ない層に一人ずつ。全職種には送らない |
| エンジニアや研究職など、自社応募の入口では実態が読まれない職種がある | 記事を置く型(Wantedly)でその職種の実態を通年で | 職種ごとの実態を、自社応募の外で読ませる |
| 本社と部門の線が引かれていない | どれも先ではない | 本社の名義で「会社紹介」になる |
| 自社応募の記録が層ごとに出ていない | 送る型は先ではない | 来る層に二度届く |
どれか一つが正解ではなく、来ていない層がどこか、体験談の少ない職種がどれかで、3媒体の役割が変わります。
組み合わせ
- 受け皿と3媒体を、層で分ける:受け皿で来る層に3媒体で届けない。複数の媒体を同時に使うときの考え方
- 共通原稿は本社で一度、個別の一文は部門で:確認を一度に絞る。OfferBoxとワンキャリアの併用
- 記事を置く型を、特定の職種に:OfferBoxとWantedlyの併用
- 数字は職種ごと層ごとに、近い学生の数で:承認率ではなく、面談まで来た近い学生の数。併用時の数字の見方
- 経営への報告を、承認数ではなく近い学生の数で:経営層にOfferBoxの成果を説明する方法
- 代行と組み合わせるなら、来ない層の絞る作業と共通原稿の下書きと台帳を:部門の名義と面談は出せない。媒体と代行の違い
見せ方|共通原稿は本社、個別の一文は部門
- 共通原稿を、本社で一度確認して短く:会社紹介は企業ページで読める。文面の共通部分は三行以内
- 個別の一文を、部門の若手の名義で:「〇〇と書かれていたのを読んで、△△部門の□□が声をかけたいと言った」。会社が送ったと読まれない形
- 配属の決まり方を、企業ページの最初に、一段落で:「入社〇か月の研修の後、本人の希望と研修中の様子と部門の枠で決める。希望と違った人は△割。その人はいま」
- 部門ごとの実態を、部門ごとに:一つの文面で全部門を書かない。名義の若手の一年目の場面で
- 体験談とクチコミと、一致させる:公開前に、書いたことが「違う」と書かれていないかを確かめる。ワンキャリアのクチコミへの向き合い方
- 返信の日数を、書いて守る:確認で遅れない形にしてから
- 数値は自社の実態で:この記事では書かない
本社と部門の分担
| 作業 | 本社の人事 | 部門 |
|---|---|---|
| 来ていない層の特定、3媒体の役割、配属の決まり方の記述 | 決める。自社応募の記録を層ごとに出す | 部門ごとの枠と実態を出す |
| 型と台帳、共通原稿、確認の手順 | 持つ。共通原稿を一度確認 | — |
| 名義と、個別の一文 | 下書きを渡す | 部門の若手が名義になり、一言足す |
| 返信 | 媒体ごとに担当を一人 | — |
| 面談と面接 | 日程を押さえる | 名義の若手と部門の面接官 |
| 近い学生の数の記録と、報告 | 職種ごと層ごとに。経営には近い学生の数で | 月に一度、一緒に見る |
運用代行や代理店が支えられるのは、来ていない層の特定の整理、本社と部門の線の型、3媒体の役割の分け方、共通原稿の下書き、絞る作業、台帳の型までで、配属の決まり方、名義の若手の選定、個別の一文、面談は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
大企業が数字を読むときに先にお伝えしているのは、「承認率の高さを、近い学生の多さと読み違えない」ということです。知名度のある会社の承認率は高くなりやすく、「知っている会社から来た」で承認する学生が含まれます。その学生は、面談で「なぜ自分に」を言えず、他の大企業と並べて離れます。承認数だけを経営に報告すると、「効果が出ている」と読まれて、翌年に全職種に広げ、二度届く学生がさらに増えます。当社が案内するのは、台帳に「近さ」を送る時点と面談の時点で付け、職種ごとに「面談まで来た近い学生の数」で見ることです。送る時点の近さが面談で変わっていれば、送る側の精度が分かり、来ていない層の絞り方を直せます。承認率が高くて近い学生が少ない職種は、知名度で承認されているだけで、その職種には3媒体を使わないほうがよいことを示しています。経営への報告も、承認数ではなく近い学生の数で行います。
まとめ
- 大企業は、ナビと自社応募を受け皿にし、3媒体は「特定の職種・層・時期にナビで来ない学生へ」に絞る。全職種に広げると、来る学生に二度届き「会社が送った」と読まれる
- 本社の人事が型と台帳と確認の手順を持ち、部門が名義と面談を持つ。共通原稿は本社で一度確認、個別の一文は部門の若手の裁量
- 比べられる場(ワンキャリア)は候補に入っている会社の入口として配属の決まり方を体験談と一致させ、送る型(OfferBox)は来ない層に部門の若手の名義で、記事を置く型(Wantedly)は自社応募の入口で実態が読まれない職種に
- 学生は「配属の決まり方・部門ごとの実態・会社が送ったか・体験談との一致・同業との違い・返信の速さ」を確かめる
- 承認率の高さを近い学生の多さと読み違えず、職種ごとに面談まで来た近い学生の数で見て、経営にもその数で報告する
よくある質問
部門が「人事が送った学生」として面談に出てくれません
名義を部門の若手にし、個別の一文を本人が足す形にすると、「自分が声をかけた学生」になり、面談に出ます。本社の名義で送った学生は、部門にとって「人事が送った学生」で、面談の優先度が下がります。契約の前に、部門の長と「職種ごとに名義を一人、面談の枠を週に〇回」を決め、名義の若手には「自分の後輩を採る」形で頼みます。部門の時間が確保できない職種には、3媒体を使いません。
ナビで十分来ているのに、3媒体を使う意味はありますか
全職種に使う意味はありません。意味があるのは、自社応募の記録を職種ごと層ごとに出したときに、来ていない層がある場合です。技術職の特定の専攻、地方の学生、後期の時期、体験談の少ない職種など、来ていない層に絞って部門の若手の名義で届ける形なら、ナビでは届かない学生に届きます。来ていない層が無いなら、3媒体を使わない判断が正しい判断です。
大企業の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、来ていない層の特定の整理、本社と部門の線の型、3媒体の役割の分け方、共通原稿の下書き、絞る作業、台帳の型を支えられます。配属の決まり方、名義の若手の選定、個別の一文、面談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、大企業の3媒体の役割づけと運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
この記事の内容に合うサービス:採用ご担当者さま向けサービス一覧 ↗人材紹介・採用代行・求人広告代理店