媒体をやめる判断基準|四つの軸で決め、揃わなければ配分を変える
いまの媒体を、やめるべきか。数が出ない、費用に見合わない、上司に「やめろ」と言われた。ところが、数だけでやめ、判断の材料が揃わないまま感覚でやめ、年度の途中でやめて進行中の学生を放置し、やめるときに一枚も型も台帳も捨て、「効かなかった」だけで理由を残さず、翌年に同じ判断を繰り返す。結論から言うと、やめるのは「四つの軸(届いていない・直しても動かない・翌年に残っていない・時間に見合わない)が揃ったとき」で、一つか二つなら「配分を変える」か「小さくする」です。やめる前に記録を揃え、やめるなら契約の切れ目で、一枚・型・台帳・接点は残し、理由を記録します。「効かなかった」で終わらせず、「何が、なぜ」を翌年に残します。 この記事では、やめる判断で起きる失敗、揃える材料、四つの軸、四つの選択肢、時期、残すもの、理由の記録、上司への説明、戻す判断、3媒体ごとに見るもの、分担を整理します。切り替えは媒体を切り替えるタイミングの判断、媒体ごとの撤退の判断はOfferBoxで成果が出ないときに撤退を判断する基準、Wantedlyで成果が出ないときに撤退を判断する基準、ワンキャリアで成果が出ないときに撤退を判断する基準で書きました。
この作業の目的|やめる判断を、「記録で答えられる」状態にする
やめる判断は、感覚でも上司の一言でもなく、記録で行います。記録があれば、「やめる」「小さくする」「配分を変える」「続ける」のどれかが、四つの軸で決まります。記録がなければ、どれを選んでも、翌年に同じ判断を繰り返します。
目的は、やめる判断を「効かなかった」の一言ではなく、四つの軸と記録で行い、やめても翌年に残るものを残すことです。
やめる判断で、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 数だけで、やめる | 近い人が面談まで来ていたのに、承諾が少ないだけでやめ、直せる段を捨てる |
| 判断の材料が、揃っていない | 「なんとなく効かない」でやめ、理由が分からないので翌年に戻せない |
| 年度の途中で、やめる | 契約の途中で費用が残り、進行中の学生が放置され、翌年に読まれる |
| やめるときに、全部を捨てる | 一枚・型・台帳・接点が消え、次の媒体で一から |
| 「効かなかった」だけで、理由を残さない | 翌年、同じ媒体を同じ理由で始めて、同じ結果 |
共通するのは、やめる判断を「記録」ではなく「印象」で行っていることです。
判断の前に、揃える四つの材料
- 入口ごとの三つのKPI(近い人の面談数・入口→面談の日数・近い人の割合):母集団形成のKPI
- 細い段と、直した記録:どの段を、いつ、どう直し、動いたか
- 翌年に残ったもの:一枚・型・台帳と率・企業ページ・現場の分担・接点
- 担当の時間:週にどれだけ使い、近い人の面談数あたりでどれだけか
四つが揃っていなければ、やめる判断はまだできません。揃えてから判断します。揃え方はOfferBoxで成果が出ないときに撤退を判断する基準の「判断の前に、揃える四つ」で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「一年やって採れなかったなら、やめるのが妥当だ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、やめる相談を受けていますが、「採れなかった」の中身を四つの軸で見ると、「届いていた(近い人が面談まで来ていた)が、面談以降で細かった」会社が多く、それは媒体をやめる理由ではなく、面談以降を直す理由です。逆に、四つの軸が揃って「届いていない・直しても動かない・残っていない・時間に見合わない」なら、当社もやめることを勧めます。やめる判断で当社が確かめるのは、「採れたか」ではなく、「近い人が面談まで来たか」と「細い段を直したか」の二つです。この二つが「はい」なら、やめる前に直す場所があります。
四つの軸
| 軸 | 見ること | やめる方向 | 続ける方向 |
|---|---|---|---|
| 1. 届いているか | 面談した人のうち、「こんな人」に近い人の数 | 近い人が面談まで来ていない | 来ている。直すのは面談以降 |
| 2. 直しても動くか | 細い段を直して、その段の数が動いたか | 直しても動かない | 動いた。運用で直せる |
| 3. 翌年に残ったか | 一枚・型・台帳・企業ページ・現場の分担・接点 | 残っていない | 残っている。初年度ならこれが成果 |
| 4. 時間に見合うか | 近い人の面談数あたりの担当の時間。他の入口と比べて | 見合わない | 見合う |
四つが揃って「やめる方向」なら、やめます。一つか二つなら、次の四つの選択肢のうち「配分を変える」か「小さくする」です。
四つの選択肢
| 選択肢 | 選ぶ条件 | 何をするか |
|---|---|---|
| 続ける | 近い人が面談まで来ている。直しで段が動いている | 同じ配分で、細い段を直し続ける |
| 配分を変える | 届いているが、時間に見合わない。特定の職種だけ届いている | 職種を絞る、送る数を減らす、他の入口と役割を分け直す。母集団形成の予算配分 |
| 小さくする | 届いているが、担当の時間が取れない | 型と台帳を保ち、送る数と時期を最小に。OfferBoxの運用に工数が足りないときの対処 |
| やめる | 四つの軸が揃って「やめる方向」 | 契約の切れ目で。一枚・型・台帳・接点を残し、理由を記録する |
「やめる」の前に、「小さくする」があります。小さくすれば、費用と時間を抑えたまま記録が続き、翌年に戻せます。やめると、記録が止まります。
やめる時期は、契約の切れ目
- 年度の途中で、やめない:契約の途中の費用の扱いは見積もりと契約で確認。進行中の学生が放置される
- 契約の更新時期を、先に把握する:更新の条件と、更新しない場合の連絡の期限
- 切れ目までは、「小さくする」で回す:返信は当日、進行中の学生は続ける、台帳は付ける
- 時期の考え方はOfferBoxで成果が出ないときに撤退を判断する基準の「撤退の時期は、契約の切れ目」
やめても、残すもの
| 残すもの | なぜ |
|---|---|
| 「こんな人」の一枚 | 媒体が変わっても、採る人は同じ |
| 文面の型 | 四段の型は媒体をまたぐ |
| 台帳と率 | 次の入口の逆算の元。「この媒体で、この率だった」の記録 |
| 企業ページの材料 | 事実は媒体をまたぐ |
| 接点 | その媒体で会った人との関係は、媒体を離れても続く。連絡の手段を媒体の外に移す |
| やめた理由の記録 | 翌年、同じ判断を繰り返さないため |
「やめる」は、媒体の契約を終えることで、基盤を捨てることではありません。残し方はOfferBoxで成果が出ないときに撤退を判断する基準の「撤退しても、残すもの」で書きました。
理由を、記録する
- 四つの軸の、それぞれの記録:「届いていなかった。近い人の面談数は〇(自社の実績)」の形で
- 直したことと、動かなかったこと:「〇月に送る相手を絞ったが、近い人の割合は変わらなかった」
- 戻す条件:「体制がこう変わったら、戻す」
- 記録の型はOfferBoxで成果が出ないときに撤退を判断する基準の「撤退の理由を、記録する」
上司への説明
- 「効かなかった」ではなく、四つの軸で:「届いていたが、面談以降で細かった」と「届いていなかった」は、違う結論
- 四つの選択肢を並べ、どれを選ぶかを示す:「やめる」以外の選択肢があることを見せる
- やめる場合、残すものと、戻す条件を添える
- 説明の型は経営層にOfferBoxの成果を説明する方法
戻す判断
- やめた理由が「体制」(時間が取れない、現場が出られない)なら、体制が変わった年に戻せる
- やめた理由が「届いていない」なら、「こんな人」が変わった年に戻せる
- 戻すときは、残した一枚・型・台帳から:一から始めない
3媒体ごとの、やめる前に見るもの
| 媒体 | やめる前に見るもの |
|---|---|
| OfferBox | 承認された学生のうち近い人の数、承認への返信の速さ、面談の枠。届いているのに面談以降で細いことが多い。OfferBoxで成果が出ないときに撤退を判断する基準 |
| Wantedly | 記事が続いているか、社員の言葉になっているか、「話を聞きに行く」からの面談。記事が資産として残るので、やめる前に「小さくする」の余地が大きい。Wantedlyで成果が出ないときに撤退を判断する基準 |
| ワンキャリア | 企業ページが体験談と揃っているか、書いたとおりに運用したか、今年の選考が翌年の体験談になるか。一年で判断せず二年分で。ワンキャリアで成果が出ないときに撤退を判断する基準 |
どの媒体も、「届いているか」を先に見ます。届いているなら、やめる理由ではありません。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 四つの材料を揃える | 人事 |
| 四つの軸で、四つの選択肢のどれかを決める | 人事責任者 |
| 契約の切れ目を把握し、切れ目まで「小さくする」で回す | 人事責任者と管理部門 |
| 一枚・型・台帳・接点・現場の分担を残す | 人事 |
| 理由と戻す条件を記録する | 人事 |
| 上司に四つの軸と選択肢で説明する | 人事責任者 |
運用代行や代理店が支えられるのは、四つの材料の型、四つの軸の整理、四つの選択肢の整理、残すものの型、記録の型、契約の切れ目の確認までで、やめる判断、上司への説明、残すこと、進行中の学生の対応は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これはどこまでやるかの線引きの話です。当社は3媒体すべての販売パートナーで、契約が終わることは当社の収入が減ることですが、四つの軸が揃って「やめる方向」なら、当社はやめることを勧めます。理由は二つあります。一つは、届いていない媒体を続けても、その会社の採用にも当社との関係にも良いことがないこと。もう一つは、やめるときに一枚・型・台帳・接点を残し、理由を記録した会社は、体制が変わった年に戻ってきていて、そのときは最初から回っていることです。当社が線を引くのは、「やめるかどうか」ではなく、「やめるなら、残すものを残し、理由を記録してから」です。「効かなかった」の一言でやめた会社は、翌年に別の媒体でも同じことを言っています。
まとめ
- やめるのは四つの軸(届いていない・直しても動かない・翌年に残っていない・時間に見合わない)が揃ったとき。一つか二つなら「配分を変える」か「小さくする」
- 判断の前に四つの材料(三つのKPI・細い段と直した記録・翌年に残ったもの・担当の時間)を揃える。揃っていなければ、まだ判断できない
- 四つの選択肢は、続ける・配分を変える・小さくする・やめる。「やめる」の前に「小さくする」があり、小さくすれば記録が続き、翌年に戻せる
- やめるなら契約の切れ目で、切れ目までは小さくして回す。一枚・型・台帳・接点・現場の分担・理由の記録は残す。「やめる」は契約を終えることで、基盤を捨てることではない
- 上司には「効かなかった」ではなく四つの軸と四つの選択肢で説明し、やめた理由と戻す条件を記録する。3媒体とも、先に見るのは「届いているか」
よくある質問
上司から「今年で打ち切り」と言われました。記録はほとんどありません
記録がない状態で「やめる」と決めると、翌年に別の媒体で同じことが起きます。上司に、「打ち切るにしても、残すもの(一枚・型・台帳)と理由を記録してから」と提案し、契約の切れ目までの残りの期間を「小さくする」で回して、最低限の記録(近い人の面談数、細い段、直したこと)を作ります。その記録で、打ち切りが妥当かを切れ目の前にもう一度見ます。記録がないまま打ち切るより、記録を作ってから打ち切るほうが、翌年の元になります。
やめたあと、進行中の学生をどうすればよいですか
選考を続けます。媒体の契約が終わることと、学生との関係が終わることは別です。媒体の管理画面が使えなくなる前に、連絡の手段を媒体の外(メールなど)に移し、学生には媒体の話をせず、連絡が途切れないことだけを守ります。内定者は内定者の場で続けます。放置すると、その体験が翌年に読まれます。
媒体をやめる判断は、御社に相談できますか
できます。当社は、四つの材料の型、四つの軸の整理、四つの選択肢の整理、残すものの型、記録の型、契約の切れ目の確認を支えられます。やめる判断、上司への説明、残すこと、進行中の学生の対応は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。四つの軸が揃えば、やめることも勧めます。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/13 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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