従業員10名以下の会社の採用媒体の選び方|新卒を採るべきかの判断から
従業員10名以下の会社が媒体を選ぶとき、最初にぶつかるのは「『若い人が欲しい』で媒体を契約し、社長が本業の合間に返そうとして返信が数日空き、会えた学生に『この会社は続くのか』『一人で入って誰と話すのか』と聞かれて答えに詰まり、採れても教える時間が出せずに一年で離れ、十人の会社で一割が抜ける」という問題です。結論から言うと、従業員10名以下の会社は、先に「新卒を採るべきか」を、社長が毎週出せる時間・任せたい仕事の一行・中途で足りない理由・辞めても回るか・続く理由の五つで判断します。採るなら「最初の新卒」を隠さず、社長の名義で送る型か、社長が書ける記事を置く型を一つ選び、採れない理由は「規模の不安・社長の時間・仕事の像」のどれかに切り分けます。 初めての新卒採用の考え方は初めて新卒採用をする会社の採用媒体の選び方、店舗や工場の小規模事業者は小規模事業者の採用媒体の選び方で書きました。この記事は従業員10名以下の会社に絞って、採るかの判断と媒体の選び方を書きます。
従業員10名以下の会社に、起きること
| 会社の状態 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 社長と数人。人事はいない | 社長が返す・会う・教えるを全部担う | 社長の時間で回る大きさに。従業員10名以下の会社のOfferBox運用 |
| 新卒が一人辞めると、一割が抜ける | 採る前に「辞めても回るか」を考える | 採るかの判断を、媒体より先に |
| 会社が続くかを、学生も家族も気にする | 「十人の会社」は、それだけで不安を持たれる | 続く理由を、事業と取引先で |
| 同期がおらず、先輩の新卒もいない | 「一人で入って、誰と話すのか」が最大の不安 | 社長の隣で、と正直に |
| 「若い人が欲しい」で始めたくなる | 任せたい仕事が無いまま採り、放置される | 任せたい仕事の一行が書けるかで、採るかを決める |
| 大きく見せたくなる | 「成長企業」「少数精鋭」は、十人の会社では読まれない | 大きく見せず、社長の隣で何をするかを |
判断軸を、従業員10名以下の会社に当てる
| 軸 | 従業員10名以下の会社での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 「社長の隣で、この仕事を、決まっていない中で」に合う学生に絞る。「安定」を求める学生には届かない。自分で決めて動いた記述、小さな組織で役割を持った記述で |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 送る型は、社長の名義で一人に向けて書け、送る数を社長の時間で決められる。来る型は、社長が「なぜ今、この会社で、新卒か」を書ければ届く。比べられる型は、知名度も体験談も無い十人の会社には対象に入れない |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない。十人の会社の予算は小さく、使わない判断も。予算がほぼ取れない会社の採用媒体 |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 社長一人。返す時間を毎日の決まった時間に、会う時間を週に固定、教える時間を毎週。三つを足して本業に入るかで、送る数を決める |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。従業員10名以下の会社では、「運用工数」を社長の時間だけで決めることと、「型」で比べられる場を使わないことが、他の会社と違います。
エージェントベストの見解
従業員10名以下の会社で、媒体を契約した後に起きることを、当社は先にお伝えしています。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、十人以下の会社の相談を受けますが、契約の後に最も多く起きるのは、「承認や応募が来ても、社長が本業で返せず、数日空いて、学生が離れる」ことです。十人の会社の社長は、営業も現場も資金も担っていて、採用の返信は本業の後回しになります。媒体が悪いのではなく、返す時間を決めずに契約したことが原因です。逆に、契約の前に「返すのは毎朝〇時から△分。会うのは□曜の夕方。教えるのは毎週◇時間」と社長が決めた会社は、送る数をその時間に合わせて絞り、返信が空かず、会えた学生に社長本人が「この時間で教える」と言えます。当社が最初にお願いするのは、媒体を選ぶ前に、社長の一週間の中に、返す・会う・教えるの三つの時間を書き込むことです。書き込めないなら、今年は採る時期ではなく、それは負けではありません。
学生が、確かめること
- 会社が続くか:十人の会社は、それだけで「大丈夫か」と読まれる。事業と取引先と、続いてきた年数で
- 一人で入ること:同期も先輩の新卒もいない。「社長の隣で、〇〇と一緒に」と、誰と話すかを
- 社長との相性:十人の会社は、社長との相性がすべて。面談で社長本人と話せるか
- 任せたい仕事の一行:「若い人が欲しい」では読まれない。「〇〇の仕事を、ゼロから教えて、△△を任せたい」
- 教える時間:社長が毎週、何時間出せるか。「忙しいときは無理」と読まれると、来ない
- 辞めたらどうなるか:学生も「自分が辞めたら会社が困る」重さを感じる。辞めても回ることを、正直に
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| 五つの問いが揃い、社長の名義で「この仕事を、社長の隣で」を一人に書ける | 企業から送る型(OfferBox) | 送る数を社長の時間で決められ、絞る作業を外に出せる |
| 社長が「なぜ今、この会社で、新卒か」を自分の言葉で書ける | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 十人の会社の実態を、社長の言葉で読んでもらえる |
| 知名度も体験談も無い | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア)は使わない | 対象に入れない |
| 五つの問いのうち三つ以上が「採る時期ではない」 | 新卒の媒体は先ではない | 中途か業務委託か、来年に |
| 社長の一週間に、返す・会う・教えるの時間が書き込めない | どれも先ではない | 書き込んでから |
どれか一つが正解ではなく、社長が書けるか、絞って送りたいかで、先に検討するものが変わります。媒体は一つで足ります。
組み合わせ
- 媒体は一つ。二つ目は要らない:社長一人の時間で回る大きさ。人事が兼務の会社の採用媒体の選び方
- 紹介と組み合わせる:取引先、知人、学校の先生からの紹介が、十人の会社では媒体より効くことがある。媒体は紹介で会えない学生に
- 中途や業務委託と、切り分ける:「若い人が欲しい」の中身が「今の仕事を回す人」なら、中途か業務委託。新卒と中途で媒体はどう違うか
- 内定後の連絡を、社長が決めた間隔で:一人の辞退でゼロになる。新卒1〜3名を採る会社の採用媒体の選び方
- 代行と組み合わせるなら、絞る作業だけ:社長の名義の文面は社長の言葉で。媒体と代行の違い
見せ方|大きく見せず、「社長の隣で、この仕事を」
- 「成長企業」「少数精鋭」「アットホーム」を消す:十人の会社が書くと、読まれないか、疑われる
- 「最初の新卒」を隠さない:「新卒は初めて。同期はいない。社長の隣で、〇〇と一緒に」
- 任せたい仕事の一行を、最初に:「〇〇の仕事を、ゼロから教えて、△年で△△を任せたい」
- 社長が出ること、教える時間を、書く:「面談は社長本人。教えるのは社長が毎週〇時間」
- 会社が続く理由を、事業と取引先で:「〇〇を△年続けていて、□□の取引先がある」。数値は自社の実態で。この記事では書かない
- 辞めても回ることを、正直に:「あなたが辞めても会社は回る。だから、合わなければ言ってほしい」。重さを学生に背負わせない
- 社長の一日を、場面で:「社長は朝〇〇をして、昼は△△、夕方に□□」。社長の隣とは何かが伝わる
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 五つの問いの判断、任せたい仕事の一行、教える時間、続く理由を決める | 社長 |
| 媒体を選ぶ | 社長が書けるか、絞って送りたいかで |
| 文面か記事を書く | 社長本人。家族や従業員が清書してもよい |
| 返す、会う | 社長。毎日の決まった時間と、週の決まった曜日 |
| 教える | 社長か、社長が指名した一人 |
| 内定後の連絡 | 社長。決めた間隔で |
運用代行や代理店が支えられるのは、五つの問いの整理、媒体の選び方、絞る作業、時間の書き込みの型までで、判断、文面の中身、返す、会う、教えるは社長が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
従業員10名以下の会社で新卒が採れないと相談を受けたとき、当社が最初に切り分けるのは、「採れない理由が、規模の不安か、社長の時間か、仕事の像か」です。三つは直し方が違います。規模の不安(「十人の会社は続くのか」)が理由なら、文面と面談で、事業と取引先と続いてきた年数を先に話し、「辞めても回る」を正直に言います。社長の時間が理由なら、返信が空いていたか、面談の日程が合わなかったかを見て、時間を書き込み直すか、送る数を減らします。仕事の像(「何をするのか分からない」)が理由なら、任せたい仕事の一行を書き直し、社長の一日を場面で書きます。「十人の会社だから採れない」と一括りにして媒体を変える会社が多いのですが、会えた学生の質問と、離れた時期(承認の後か、面談の後か、内定の後か)を並べると、理由は一つに絞れることが多く、直すのも一か所で足ります。媒体を変えるのは、三つを直してもなお届かないときです。
まとめ
- 従業員10名以下の会社は、先に「新卒を採るべきか」を五つの問い(社長が毎週出せる時間・任せたい仕事の一行・中途で足りない理由・辞めても回るか・続く理由)で判断する。三つ以上が「採る時期ではない」なら、今年は採らない
- 採るなら、社長の一週間に返す・会う・教えるの時間を書き込み、送る数をそこから逆算する。媒体は一つ
- 送る型(OfferBox)は社長の名義で一人に、記事を置く型(Wantedly)は社長が書ける場合に。比べられる場(ワンキャリア)は知名度も体験談も無い十人の会社には使わない
- 学生は「会社が続くか・一人で入ること・社長との相性・任せたい仕事・教える時間・辞めたらどうなるか」を確かめる。大きく見せず「最初の新卒」を隠さない
- 採れない理由は「規模の不安・社長の時間・仕事の像」のどれかに切り分けて、一か所を直す。媒体を変えない
よくある質問
五つの問いのうち、社長の時間だけが出せません
社長の時間が出せないなら、今年は採る時期ではありません。新卒は教える時間が要る採用で、社長が出せないなら、他の誰かが毎週出せるかを考えます。従業員の一人が教える担当になれるなら、その人の時間で判断します。誰も出せないなら、中途か業務委託で今の仕事を回し、社長の時間が出せる状態を作ってから、来年に新卒を考えます。採らない判断は、負けではありません。
十人の会社に、学生は本当に来ますか
「社長の隣で、決まっていない中で、この仕事を」を選ぶ学生は、いますが多くはありません。数を集める発想では届かず、一人に向けて書いて、社長本人が会う形で、一人に届きます。「安定」を求める学生には届かないので、その学生を追いません。会社が続く理由と、任せたい仕事の一行と、教える時間が書けていれば、十人の会社を選ぶ学生に届きます。書けていないなら、来ないのは規模のせいではありません。
従業員10名以下の会社の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、五つの問いの整理、媒体の選び方、絞る作業、時間の書き込みの型を支えられます。判断、文面の中身、返す、会う、教えるは、社長が担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、小さな会社の媒体選びと運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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