従業員30名規模の会社の採用媒体の選び方|同期がいない不安への答え方
従業員30名規模の会社が媒体を選ぶとき、最初にぶつかるのは「兼務の人事が『アットホームな会社です』と書いて媒体を契約し、会えた学生に『同期はいますか』『小さい会社で育ちますか』『辞めたらどうなりますか』と聞かれて『みんな優しいので』としか答えられず、採れても育てる人が決まっておらず、社長が忙しくて放置され、一年で離れる」という問題です。結論から言うと、従業員30名規模の会社は、社長以外に育てる人を一人決め、新卒を採る理由を一行にしてから、送る型か記事を置く型を一つ選びます。「アットホーム」で答えず、一人で入ることへの答えを場面で書き、比べられる場は先輩の新卒の体験談ができてから使います。 従業員10名以下の考え方は従業員10名以下の会社の採用媒体の選び方で書きました。この記事は30名規模に絞って、社長以外に育てる人を置ける規模での選び方を書きます。
従業員30名規模の会社に、起きること
| 会社の状態 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 社長と、部門の輪郭ができ始めた数人の中堅 | 社長以外に育てる人を置ける。置かないと社長が放置する | 育てる人を一人決めてから。従業員30名規模の会社のOfferBox運用 |
| 人事は兼務。総務か経理か社長の秘書 | 本業の波で返信が空く | 毎日の短い時間より、週の決まった時間で回る型。人事兼務の担当者が回せる採用媒体 |
| 新卒は毎年ではなく、数年に一人か二人 | 同期がおらず、先輩の新卒も一人か二人 | 「一人で入る」ことへの答えを場面で |
| 「アットホーム」「家族的」と書きたくなる | 学生は「小さい会社で育つか」「辞めたらどうなるか」を確かめていて、答えになっていない | 育てる人と、辞めた人の実態で答える |
| 体験談が無いか、一人分 | 比べられる場に対象として入れない | 先輩の新卒の体験談ができてから |
| 辞めた人が一人いると、目立つ | 三十人の会社で一人の離職は、学生に見える | 隠さず、理由と変えたことで |
判断軸を、従業員30名規模の会社に当てる
| 軸 | 従業員30名規模の会社での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 「この部門で、この人に教わって、一人で入る」に合う学生に絞る。「安定」を求める学生には届かない。小さな組織で役割を持った記述、一人で動いた記述で |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 送る型は、育てる人の名義で一人に向けて書け、送る数を兼務の時間で決められる。来る型は、社長か育てる人が「なぜ今、新卒か」を書ければ届く。比べられる型は、体験談が無いか一人分では対象に入れない |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない。年間予算百万円前後の採用媒体の組み方 |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 兼務の人事が返す時間を週に固定。育てる人が面談の枠を持つ。社長は最後の面談だけ。絞る作業は外に出せる型で |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。30名規模では、「運用工数」で社長ではなく育てる人が面談を持つことと、「型」で比べられる場を体験談ができるまで使わないことが、10名以下との違いです。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「小さい会社の強みは雰囲気だから、『アットホーム』『家族的』と書けば学生が安心する」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、30名規模の相談を受けますが、「アットホーム」と書いた会社の面談で、学生が聞くのは「同期はいますか」「小さい会社で育ちますか」「辞めたらどうなりますか」で、雰囲気の話ではありません。「アットホーム」は、学生には「人間関係が近くて逃げ場が無い」とも読まれ、答えになっていません。逆に、「同期はいない。〇〇(育てる人)が横につく。先輩の新卒の△△は、一年目に□□をして、いま◇◇をしている。辞めた人は一人で、理由は〇〇、変えたのは△△」と場面で答えた会社は、「小さい会社で育つか」に答えていて、一人で入ることを選ぶ学生が来ます。当社が最初にお願いするのは、企業ページと文面から「アットホーム」「家族的」「風通し」を消し、三つの不安(同期・育つか・辞めたら)に一つずつ場面で答えることです。答えが書けない不安があるなら、それは書き方ではなく、育てる人か辞めた人の扱いが決まっていないことを示しています。
学生が、確かめること
- 同期がいないこと:「一人で入って、誰と話すのか」。育てる人と、先輩の新卒(いれば)と、年の近い中途
- 小さい会社で育つか:誰が教えるか。教える人は、社長ではなく毎週時間を出せる人か。先輩の新卒の実態
- 辞めたらどうなるか:三十人の会社で一人抜ける重さ。辞めた人の実態と、「辞めても回る」こと
- 部門の輪郭:どの部門に入り、部門に何人いて、部門の長は誰か。十人の会社と違い、部門で読む
- 社長との距離:三十人だと社長は毎日話す相手ではない。どのくらいの距離か
- 会社が続くか:事業と取引先と年数で
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| 育てる人が決まり、その人の名義で「この部門で、この人に教わって」を一人に書ける。人事が兼務 | 企業から送る型(OfferBox) | 送る数を兼務の時間で決められ、絞る作業を外に出せる。育てる人が面談を持てる |
| 社長か育てる人が「なぜ今、新卒か」と部門の一日を自分の言葉で書ける | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 数年に一人の採用でも、記事は通年で置ける |
| 先輩の新卒の体験談が数人分でき、業界の中で知られ始めた | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア) | 体験談ができてから。無いか一人分なら先ではない |
| 育てる人が決まっていない(社長しかいない) | どれも先ではない | 決めてから。従業員10名以下の会社の採用媒体の選び方の五つの問いで |
| 「アットホーム」が文面に残っている | どれも先ではない | 三つの不安に場面で答えてから |
どれか一つが正解ではなく、育てる人がいるか、書けるか、体験談があるかで、先に検討するものが変わります。媒体は一つで足ります。
組み合わせ
- 媒体は一つ。数年に一人の採用なら、通年の記事か、時期を絞った送る型:複数の媒体を同時に使うときの考え方
- 大学のキャリアセンターと組み合わせる:30名規模は大学経由の紹介が効く。媒体は大学で会えない学生に。OfferBoxと大学キャリアセンター経由の採用の併用
- 内定後の連絡を、育てる人と人事の二人で:一人の辞退でゼロになる。新卒1〜3名を採る会社の採用媒体の選び方
- 先輩の新卒がいるなら、名義と面談に:一人でも、実態を話せる人がいることが答えになる
- 代行と組み合わせるなら、絞る作業と文面の下書きを:育てる人の名義と面談は出せない。媒体と代行の違い
見せ方|「アットホーム」ではなく、一人で入ることへの答え
- 「アットホーム」「家族的」「風通しがよい」を消す:三つの不安の答えになっていない
- 同期がいないことへの答えを、場面で:「同期はいない。〇〇(育てる人)が横につき、週に△回、□□と話す時間がある。年の近い中途の◇◇がいる」
- 育つかへの答えを、育てる人と先輩の新卒で:「教えるのは〇〇。社長ではない。先輩の新卒の△△は、一年目に□□をして、いま◇◇」
- 辞めたらどうなるかへの答えを、正直に:「辞めた人は〇人。理由は△△。変えたのは□□。あなたが辞めても会社は回る」
- 部門の輪郭を、書く:「入るのは〇〇の部門。△人いて、長は□□」
- 社長との距離を、実態で:「社長とは週に一度の会議で会う。毎日話す相手は育てる人」
- 数値は自社の実態で:この記事では書かない
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 育てる人の指名、新卒を採る理由の一行、部門、辞めた人の扱いを決める | 社長 |
| 媒体を選ぶ | 育てる人がいるか、書けるか、兼務の時間で |
| 文面か記事を書く | 育てる人が話し、兼務の人事が書く。「アットホーム」が残っていないかを確認 |
| 返す | 兼務の人事。週の決まった時間に。絞る作業は外に出してもよい |
| 面談 | 育てる人。社長は最後だけ |
| 内定後の連絡 | 育てる人と人事の二人で |
運用代行や代理店が支えられるのは、三つの不安への答えの型、媒体の選び方、絞る作業、文面の下書きまでで、育てる人の指名、理由の一行、面談、内定後の連絡は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
従業員30名規模の会社で、当社が順番として最初にお願いするのは、媒体を選ぶことではなく、「社長以外に、育てる人を一人決める」ことです。十人の会社なら社長が育てるしかありませんが、三十人になると部門の輪郭ができ、社長以外に毎週時間を出せる中堅がいます。ところが、多くの会社で「育てるのは社長」のまま採用を始め、社長が忙しくて放置され、新卒が離れ、「うちの規模では新卒は無理」と結論づけます。逆に、育てる人を一人決め、その人の名義で文面を書き、その人が面談に出た会社は、学生が「この人に教わる」と決められ、入社後も同じ人が横につくので、離れません。育てる人が決まると、新卒を採る理由の一行(「〇〇の部門で、△年かけて□□を任せられる人を」)も、部門の長から出てきます。当社が媒体の運用を引き受けるときも、「育てる人→理由の一行→媒体」の順番でお願いしています。順番が逆だと、媒体で会えた学生に「誰が教えるのか」と聞かれて、社長の名前しか出てきません。
まとめ
- 従業員30名規模は、社長以外に育てる人を一人決められる規模。決めてから、新卒を採る理由を一行にし、媒体を一つ
- 送る型(OfferBox)は育てる人の名義で一人に、記事を置く型(Wantedly)は社長か育てる人が書ける場合に。比べられる場(ワンキャリア)は先輩の新卒の体験談が数人分できてから
- 学生の不安は「同期がいない」「小さい会社で育つか」「辞めたらどうなるか」。「アットホーム」で答えず、育てる人・先輩の新卒・辞めた人の実態で、一つずつ場面で答える
- 兼務の人事は返す時間を週に固定し、育てる人が面談を持ち、社長は最後だけ。絞る作業は外に出せる
- 順番は「育てる人→理由の一行→媒体」。育てる人が決まらないなら、十人以下の会社の五つの問いで採るかを判断する
よくある質問
育てる人を一人決めたいのですが、中堅が「自分の仕事がある」と引き受けません
育てる時間を、その人の仕事の一部として社長が決めます。「週に〇時間、新卒に教える。その分、△△の仕事を□□に移す」と、時間と、減らす仕事を一緒に決めないと、引き受けられません。引き受ける人がいないなら、今年は採る時期ではなく、来年に向けて中堅の時間を作ります。「引き受けてくれる人がいない」まま採ると、社長が放置し、新卒が離れます。
数年に一人しか採らないのに、媒体に費用をかける意味はありますか
数年に一人なら、通年で記事を置く型で、採る年だけ動かす形か、採る年だけ時期を絞って送る型を使う形が合います。費用が取れないなら、大学のキャリアセンターと紹介を主にして、媒体を使わない判断もあります。予算がほぼ取れない会社の採用媒体で書いたとおり、使うなら一つに絞り、採らない年は止めます。
従業員30名規模の会社の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、三つの不安への答えの型、媒体の選び方、絞る作業、文面の下書きを支えられます。育てる人の指名、理由の一行、面談、内定後の連絡は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、30名規模の会社の媒体選びと運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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