新卒10名を採る会社の採用媒体の選び方|主軸と補助を担当の時間で決める
新卒を10名採る会社が媒体を選ぶとき、最初にぶつかるのは「一つの媒体では足りない気がして二つ三つを同時に契約し、返す人が足りずにどれも中途半端になるか、逆に一つの媒体で五名までと同じやり方を続けて、十名に届かず『媒体を変えるべきか』で止まる」という問題です。結論から言うと、新卒10名は「主軸を一つ、補助を一つ」が要る最初の人数で、決め手は担当の時間です。主軸を先に一年回してから補助を足し、足りない理由を「届いていない・面談まで来ない・内定後に落ちる」のどれかに切り分けてから、媒体を増やします。 5名の会社の選び方は新卒5名を採る会社の採用媒体の選び方で書きました。この記事は10名に絞って、主軸と補助の決め方を書きます。
新卒10名の会社に、起きること
| 会社の状態 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 採る人数が10名 | 一人ずつ採る型だけでは、送る数と面談の枠が足りなくなる | 主軸を一つ、補助を一つ。新卒10名を採る会社のOfferBox運用 |
| 職種が二つか三つ | 職種ごとに文面と名義が要り、面談の枠を職種ごとに持つ | 主軸の中で職種を分ける。媒体で職種を分けない |
| 人事が一人か二人 | 主軸の運用で時間が埋まる。補助を同時に始めると返せない | 主軸を一年回してから補助 |
| 段ごとの数が十を超え始める | 率で見られるようになる。ただし職種ごとには、まだ少ない | 全体は率で、職種ごとは人で |
| 内定辞退で計画が崩れる | 二人の辞退で二割。同期がいる安心は材料になる | 内定後の設計と、内定者が集まる日 |
| 「足りない」の理由が混ざる | 届いていないのか、面談まで来ないのか、内定後に落ちるのか、分からないまま媒体を足す | 切り分けてから足す |
判断軸を、10名の会社に当てる
| 軸 | 10名の会社での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 職種ごとに「この仕事を、この先輩の下で」で絞る。主軸で届かない層(地域、専攻、時期)を補助で |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 送る型を主軸にすると、担当の時間が要るが職種ごとに届く。比べられる型を主軸にすると、知名度と体験談があれば来るが、来た数を返す人が要る。来る型は、通年の記事で補助に向く |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない。主軸に厚く、補助は小さく。年間予算三百万円前後の採用媒体の組み方 |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 主軸の運用で人事一人分。補助は、絞る作業を外に出せる型か、現場の先輩が面談の枠を持てる型で |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。10名の会社では、「型」で主軸を一つ決めることと、「運用工数」で補助を同時に始めないことが、5名との違いです。
エージェントベストの見解
十名に足りない会社から相談を受けたとき、当社が最初に切り分けるのは、「足りない理由が、届いていないのか、面談まで来ないのか、内定後に落ちるのか」です。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、10名前後の会社の相談を受けますが、三つは直し方が違います。届いていないなら、主軸で届かない層(地域、専攻、時期)に補助を足すか、送る数を増やします。面談まで来ないなら、媒体ではなく文面と名義と返す速さを直します。内定後に落ちるなら、媒体ではなく内定後の連絡と内定者が集まる日を直します。「十名に足りないから媒体を足す」は、三つのうち届いていない場合にしか効きません。当社が見ている会社で、媒体を足しても十名に届かない会社の多くは、面談まで来ないか内定後に落ちていて、媒体を足すと返す時間が減って、さらに面談まで来なくなります。段ごとの数を職種ごとに並べて、どこで止まっているかを見てから、媒体を足すか、文面を直すか、内定後を直すかを決めます。採用の段ごとの数の読み方
学生が、確かめること
- 同期の人数と、職種の内訳:「十名。〇〇に△名、□□に◇名」。学生は自分の職種で読む
- 職種ごとの先輩の実態:二つか三つの職種ごとに、最初の年に何をしたか
- 配属の決まり方:募集で分けているか、入社後に決まるか。十名になると学生は「配属ガチャ」を気にする
- 選考の流れと、日数:十名分の選考で、返信が遅れやすい。日数を書いて守る
- 内定後の連絡と、同期に会える日:十名なら内定者が集まる日を作れる。書く
- 会社の規模と、続くか:小さい会社が十名を採る理由。「なぜ今、十名か」を
この条件なら、主軸をどれにするか
| 会社の条件 | 主軸 | 補助 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 職種ごとに先輩を名義にでき、人事一人分の時間が取れる。知名度は高くない | 企業から送る型(OfferBox) | 翌年に、記事を置く型か比べられる場 | 職種ごとに届き、絞る作業を外に出せる |
| 知名度と体験談があり、事務や総合職で学生の候補に入っている。来た数を返す人がいる | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア) | 送る型で、届かない層に | 比べる対象に入っているなら、来る数が読める |
| 職種ごとに先輩が記事を書け、通年で採る。エンジニアやデザイナーが中心 | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 送る型で、時期を合わせて | 通年の記事で、職種ごとの実態を読んでもらえる |
| 主軸を決めずに二つ三つを同時に始めようとしている | どれも先ではない | — | 返す人が足りない。主軸を一つに |
| 足りない理由が切り分けられていない | いまの主軸のまま | 足さない | 切り分けてから |
どれか一つが正解ではなく、名義にできる先輩、知名度、担当の時間で、主軸が変わります。
組み合わせ
- 主軸を一年回してから、補助を足す:同時に始めると、返す人が足りずにどれも止まる。一年で見る媒体の期間の考え方
- 補助は、主軸で届かない層に:地域、専攻、時期のどれかで。同じ層に二つ目を足しても、同じ学生に二度届くだけ。複数の媒体を同時に使うときの考え方
- 送る型を主軸に、比べられる場を補助に:OfferBoxとワンキャリアの併用
- 送る型を主軸に、記事を置く型を補助に:OfferBoxとWantedlyの併用
- 現場の先輩を、面談の枠と名義で巻き込む:十名は人事だけでは面談の枠が足りない。現場を採用に巻き込む方法
- 代行と組み合わせるなら、主軸の絞る作業と文面の下書きを:媒体と代行の違い
見せ方|「十名採用」ではなく、職種ごとの内訳と配属の決まり方
- 「新卒十名採用」と書かない:「〇〇に△名、□□に◇名、◎◎に▽名」。職種ごとの内訳を先に
- 配属の決まり方を、一段落で:「募集の職種のまま配属。入社後の変更は〇〇のとき、本人の希望で」。「配属ガチャ」の不安に、先に答える
- 職種ごとの先輩の実態を、名義の先輩本人の話で:十名なら職種ごとに一人ずつ立てられる
- 選考の流れを、日数で:「応募から〇日以内に返す。面談は職種の先輩と人事。内定までは□回」
- なぜ今、十名かを、一文で:「〇〇の事業が△年で□□になり、職種ごとに若手が要る」
- 内定者が集まる日を、書く:「□月と△月に内定者が集まる。職種を超えて」
- 数値は自社の実態で:この記事では書かない
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 職種ごとの人数、主軸の媒体、補助を足す時期、内定後の設計を決める | 採用の責任者 |
| 主軸の運用(返す、絞る、段の記録) | 人事一人分。絞る作業は外に出してもよい |
| 職種ごとの文面と名義 | 現場の先輩。人事が下書き、先輩が直す |
| 面談 | 職種の先輩と人事。先輩が枠を持つ |
| 足りない理由の切り分け | 採用の責任者と人事。職種ごとの段の数で |
| 内定後の連絡と、内定者が集まる日 | 人事と先輩 |
運用代行や代理店が支えられるのは、主軸の選び方、絞る作業、文面の下書き、段ごとの記録の型、切り分けの整理までで、職種ごとの人数の決定、名義の先輩、面談、内定後の連絡は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
新卒10名の会社で、当社が順番として最初にお願いするのは、補助の媒体を選ぶことではなく、「主軸を一つ決めて、一年回す」ことです。十名になると「一つでは足りない」と感じて、二つ三つを同時に契約する会社が多いのですが、返す人は増えていないので、どの媒体も返信が遅れ、面談まで来る数が減り、翌年に「どれも効かなかった」と全部を変えます。逆に、主軸を一つに決め、職種ごとに先輩を名義にして一年回した会社は、一年の終わりに「主軸で届いた層と、届かなかった層」が職種ごとに分かり、補助を「届かなかった層」に絞って足せます。補助は、主軸の一年の結果から決めるもので、最初に決めるものではありません。当社が主軸の運用を引き受けるときも、「補助は一年後に、段の数を見てから」の順番でお願いしています。順番が逆だと、補助に使った時間の分だけ主軸が薄くなり、十名に届きません。
まとめ
- 新卒10名は「主軸を一つ、補助を一つ」が要る最初の人数。決め手は担当の時間
- 主軸は、名義にできる先輩と知名度と担当の時間で決める。送る型は職種ごとに届き、比べられる場は候補に入っていれば来る数が読め、記事を置く型は通年で職種ごとの実態を読ませられる
- 主軸を先に一年回してから、届かなかった層に補助を足す。同時に始めない
- 足りない理由を「届いていない・面談まで来ない・内定後に落ちる」のどれかに切り分けてから、媒体を足すか、文面を直すか、内定後を直すかを決める
- 学生は「職種ごとの内訳・配属の決まり方・先輩の実態・選考の日数・内定者が集まる日・なぜ今十名か」を確かめる。「新卒十名採用」と書かない
よくある質問
一つの媒体で十名に届きますか
主軸の一つで八名から十名に届く会社と、六名で止まる会社があります。違いは媒体ではなく、職種ごとに名義の先輩が立っているかと、面談の枠が足りているかです。主軸を一年回して、職種ごとに段の数を見て、届かなかった層があれば補助を足します。最初から二つで始めると、返す人が足りずに、どちらも六名に届きません。
主軸をOfferBoxとワンキャリアのどちらにするか、迷っています
知名度と体験談で決めます。事務や総合職で学生の候補に入っていて、体験談があり、来た数を返す人がいるなら、比べられる場を主軸にできます。候補に入っていないか、体験談が少ないか、職種ごとに届けたいなら、送る型を主軸にします。迷うときは、送る型を主軸に一年回して、体験談ができてから比べられる場を補助に足す順番が、止まりにくい形です。
新卒10名の会社の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、主軸の選び方、絞る作業、文面の下書き、段ごとの記録の型、切り分けの整理を支えられます。職種ごとの人数の決定、名義の先輩、面談、内定後の連絡は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、10名前後の会社の媒体選びと運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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