施工管理の採用媒体の選び方|推薦の外の学科と文系の学生に届ける
施工管理を新卒で採る会社が媒体を選ぶとき、最初にぶつかるのは「建築・土木学科で絞って送っても研究室の推薦で決まっていて承認されず、『未経験歓迎』『文系OK』で広げたら承認は来るのに、現場の一日と勤務地の範囲を内定後に伝えて辞退され、入社しても最初の現場で『現場だった』と離れ、『施工管理は人が来ない』で終わる」という問題です。結論から言うと、建築・土木学科の学生は研究室と推薦の流れで決まり、媒体で会うのは「推薦の外の学科の学生」と「文系施工管理」です。現場の移動の範囲を先に決め、「体力」ではなく「段取り・変更・調整」で絞り、施工管理で入った先輩の名義で現場の一日と勤務地と休みを先に書きます。比べられる場は大手の体験談に施工管理の実態が無い前提で企業ページに現場の実態を、送る型は範囲で絞って先輩の名義で、記事を置く型は現場の一日を書き、内定の前に現場の一日を見せる日程を、媒体より先に工事部門と決めます。 業界としての選び方は建設業界の採用媒体の選び方で書きました。この記事は施工管理の職種に絞って、推薦の外の学生と文系にどう届けるかと媒体の選び方を書きます。
施工管理の採用で、起きること
| 会社の状態 | 採用で起きること | 媒体との相性 |
|---|---|---|
| 建築・土木学科は研究室と推薦で決まる | 学科で絞って送っても、決まっている学生に届く | 媒体は推薦の外の学科と文系に。OfferBoxで施工管理志望の学生を見つける検索の考え方 |
| 「未経験歓迎」「文系OK」で広げる | 承認は来るが、現場の実態を内定後に知って辞退し、入社しても最初の現場で離れる | 現場の一日を先に書き、「未経験歓迎」を外す |
| 大手の体験談は事務系総合職の選考が中心 | 施工管理の実態(現場の朝、工期、年上の職人、現場ごとの勤務地)が体験談に無く、学生は書かれていないことを面接で確かめる | 企業ページに現場の実態を先に。ワンキャリアで施工管理を募集するときの掲載とスカウト |
| 現場の移動の範囲が書かれていない | 勤務地が理由の辞退が内定後に出る | 範囲を地名で、先に |
| 「体力」で絞る | 段取りと調整の行動が読めない | 「段取り・変更・調整」で絞る |
| 現場を見せる日が無い | 学生は文と体験談を見比べるしかなく、内定後に迷う | 内定の前に現場の一日を見せる |
判断軸を、施工管理に当てる
| 軸 | 施工管理での見方 |
|---|---|
| 対象(誰に届くか) | 現場の移動の範囲を先に決め、範囲に合う学生に。学科はあればよい条件。「段取りを組んだ・変更に対応した・年上の人に頼んで動いてもらった」の行動で絞る。「体力に自信」は絞る条件にならない |
| 型(送るか、来るか、比べられるか) | 送る型は、範囲と行動で絞って施工管理で入った先輩の名義で「あなたの段取りの経験を読んで」と一人に書ける。来る型は、現場の一日と勤務地と休みを先輩が記事で通年で。比べられる型は、大手の体験談に施工管理の実態が無い前提で、企業ページに現場の実態を書けるかで |
| 課金(費用の性格) | 各媒体の公式ページで現在の条件を確認。この記事では書かない。現場を見せる日の交通費と宿泊を、媒体の費用と一緒に見る |
| 運用工数(誰の時間が要るか) | 施工管理で入った先輩が名義と面談を持つ時間。現場にいるので、朝か夕方か現場の切れ目に枠を固定。現場を見せる日の受け入れは工事部門 |
軸の詳しい見方は掲載型とスカウト型の違い、共感型と条件型の媒体の違いで書きました。施工管理では、「対象」を学科ではなく範囲と行動で絞ることと、「運用工数」に現場を見せる日を含めることが、他の職種と違います。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「施工管理は人が集まらないから、『未経験歓迎』『文系OK』で広く取って、現場のことは入社後に教えればよい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、施工管理の採用の相談を受けますが、「未経験歓迎」で広く取った会社は、承認は来ても、現場の一日と勤務地の範囲を内定後に伝えて辞退され、入社しても最初の現場で離れ、体験談に「現場だった」「聞いていた話と違った」と書かれて、次の年の学生がそれを読んで離れます。施工管理を候補にする学生は、大手の体験談に施工管理の実態が書かれていないことを知っていて、「現場の一日」「勤務地の範囲」を書いている会社を探しています。逆に、「朝は〇時に現場。現場は□□の範囲で、現場ごとに通う場所が変わる。工期の終わりに休みをまとめて取る。最初の年は写真と書類で、職人との調整は先輩が間に入る」と企業ページと文面に書いた会社は、承認は減りますが、内定後の辞退と最初の現場での離職が減ります。当社が最初にお願いするのは、「未経験歓迎」「文系OK」を外し、現場の一日を一段落書くことです。エントリーの数は減っても、入社して残る人数は減りません。
学生が、確かめること
- 現場の一日:何時に現場に着き、何をして、何時に帰るか。「未経験歓迎」では分からない
- 勤務地の範囲:現場ごとに住む場所が変わるか。どの範囲か。自宅から通えるか
- 工期と休み:工期の終わりに休みが取れるか。現場が動く日に休めるか
- 年上の職人との関係:入社した年に、年上の職人にどう接するか。誰が間に入るか
- 最初の年に何を任されるか:写真と書類か、工程の一部か。誰が見るか
- 文系でも採るか:文系から入った人がいるか。最初に何を覚えるか
- 現場を見られるか:内定の前に現場の一日に同行できるか
この条件なら、どれを先に検討するか
| 会社の条件 | 先に検討する型 | 理由 |
|---|---|---|
| 範囲と行動で絞り、施工管理で入った先輩の名義で「あなたの段取りの経験を読んで」と一人に書ける | 企業から送る型(OfferBox) | 推薦の外の学科と文系に、学科を見ずに届く。施工管理向けのオファー文面 |
| 施工管理で入った先輩が、現場の一日と勤務地と休みを自分の言葉で書ける | 通年で記事を置く型(Wantedly) | 「現場」の像を、一日の記事で実態に置き換える |
| 体験談があり、企業ページに現場の一日と勤務地の範囲を先に書ける | 学生が並べて比べる場(ワンキャリア) | 大手の体験談に無い実態を企業ページで先に。建設業界の新卒採用でワンキャリアを使うときの設計 |
| 現場の移動の範囲が決まっていない | どれも先ではない | 工事部門と決めてから |
| 現場を見せる日程が決まっていない | どれも先ではない | 内定の前に見せる日を工事部門と決めてから |
どれか一つが正解ではなく、先輩が書けるか、体験談があるか、現場を見せる日が組めるかで、先に検討するものが変わります。
組み合わせ
- 学校との関係を主に、媒体を推薦の外の学生と文系に:建築・土木学科は研究室と推薦。媒体で会った学生に、学校経由の学生と同じ実態を。大学との関係からの母集団形成
- 送る型と記事を置く型を組み合わせる:文面で段取りの経験を読んだ一文を、記事で現場の一日を。OfferBoxとWantedlyの併用
- 内定の前に現場の一日を見せる日程を、媒体より先に:工事部門が現場の所長に断り、半日でも同行できる日を作る
- 面接で「なぜ建設か」を聞かない:「段取りが崩れたとき、どう組み直したか」を聞く
- 地方の現場なら、層で分ける:地元に残る層、Uターンの層、転居できる層。地方に本社がある会社の採用媒体の選び方
- 代行と組み合わせるなら、範囲と行動で絞る作業と文面の下書きを:現場の実態の決定、先輩の名義、面談、現場の受け入れは出せない。媒体と代行の違い
見せ方|「未経験歓迎」ではなく、現場の一日と勤務地と休み
- 「未経験歓迎」「文系OK」「体力に自信のある方」を消す:現場の実態が無いまま集め、現場で離れる
- 職種名を、何の現場かで:「〇〇(建築か土木か設備か)の施工管理」
- 現場の一日を、良く見せずに:「朝は〇時に現場。朝礼と段取りの確認、日中は職人との調整と写真、夕方に翌日の段取り。帰りは△時ごろ」
- 勤務地の範囲を、地名で:「現場は□□の範囲。現場ごとに通う場所が変わる。遠い現場では寮」
- 工期と休みを、隠さず:「工期の終わりは忙しく、終わったあとに休みをまとめて取る」。数値は自社の実態で。この記事では書かない
- 年上の職人との関係と、最初の年を、時期で:「最初の〇か月は写真と書類。職人との調整は先輩が間に入る。△か月目に工程の一部を」
- 文系から入った人を、書く:「文系から入った人が〇人。最初に覚えるのは図面の読み方」。いないなら、いないと
- 現場を見せる日を、書く:「内定の前に現場の一日に同行できる」
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 現場の移動の範囲、現場の一日、工期と休み、最初の年、現場を見せる日を決める | 工事部門の責任者 |
| 企業ページと文面と記事 | 人事が、先輩に聞いて書く。責任者が確認 |
| 範囲と行動で絞る条件 | 人事か代行 |
| 名義と、オファーの一文 | 施工管理で入った先輩 |
| 面談 | 責任者と先輩。現場の切れ目に枠を固定。「なぜ建設か」を聞かない |
| 現場を見せる日の受け入れ | 工事部門。現場の所長に先に断る |
運用代行や代理店が支えられるのは、範囲の決め方の型、行動で絞る作業、文面の下書き、現場を見せる日程の組み方までで、現場の実態の決定、先輩の名義、面談、現場の受け入れは社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
施工管理の採用で、当社が順番として最初にお願いするのは、媒体を選ぶことではなく、「内定の前に現場の一日を見せる日程を、工事部門と決めること」です。掲載と文面を先に直しても、現場を見せる場が無いと、学生は企業ページの文と体験談を見比べて確かめるしかなく、面接で「本当ですか」と聞き、内定後に迷います。逆に、見せる日程が先に決まっていれば、掲載には「内定の前に現場の一日に同行できる」と書け、文面にも同じ一文が入り、面接で「見に来てください」と言えます。現場の所長への断りは、人事だけでは通らないため、工事部門の責任者が最初に動く必要があります。当社が媒体の運用を引き受けるときも、「現場を見せる日程→現場の一日の段落→媒体」の順番でお願いしています。順番が逆だと、掲載だけが良くなって、内定後の辞退がそのまま残ります。
まとめ
- 建築・土木学科の学生は研究室と推薦で決まる。媒体で会うのは「推薦の外の学科の学生」と「文系施工管理」で、学科ではなく現場の移動の範囲と「段取り・変更・調整」の行動で絞る
- 学生が確かめるのは「現場の一日・勤務地の範囲・工期と休み・年上の職人との関係・最初の年・文系でも採るか」。「未経験歓迎」「文系OK」を外し、現場の一日を一段落で先に書く
- 送る型(OfferBox)は範囲と行動で絞って先輩の名義で、記事を置く型(Wantedly)は現場の一日を通年で、比べられる場(ワンキャリア)は大手の体験談に施工管理の実態が無い前提で企業ページに現場の実態を
- 学校との関係を主に、媒体は推薦の外と文系に。面接で「なぜ建設か」を聞かない
- 順番は「現場を見せる日程→現場の一日の段落→媒体」。エントリーは減っても、入社して残る人数は減らない
よくある質問
現場の一日を正直に書くと、エントリーが減りませんか
減ります。減るのは、現場の話を内定後に聞いて辞退する学生と、最初の現場で離れる学生です。入社して残る人数は、書く前と変わらないか、増えます。「未経験歓迎」で集めたエントリーは、面接と内定後の連絡の時間を使って辞退で終わります。書いて減った分は、面接の時間が減った分です。現場を見せる日があれば、書いた実態を学生が自分の目で確かめられ、内定後の迷いが減ります。
文系の学生を採りたいのですが、何を書けばよいですか
文系から入った先輩の話を書きます。「最初に図面の読み方を覚え、〇か月目に工程の一部を任された」という順番と、いま何をしているかです。いないなら「文系の新卒は一人目。最初に覚えるのは図面の読み方で、先輩が横につく」と正直に書きます。「文系OK」の言葉だけでは、学生は何を覚えるのかが分からず、体験談で確かめます。絞るときは学科を見ず、「段取り・変更・調整」の行動で読みます。
施工管理の媒体選びは、御社に相談できますか
できます。当社は、範囲の決め方の型、行動で絞る作業、文面の下書き、現場を見せる日程の組み方を支えられます。現場の実態の決定、先輩の名義、面談、現場の受け入れは、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、施工管理の媒体選びと運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
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