採用KPIから改善点を見つける方法|悪い場所と直す場所は違う

採用ノウハウ採用KPI 更新日 2026/9/22

KPIを見て、改善点を見つけたい。ところが、数字が悪い段をそのまま直そうとし、一度に複数を変え、数字だけで原因を決め、入口を増やして解決しようとし、月の途中で変えて前後が比べられなくなり、前年ではなく他社と比べる。翌月も同じ数字が並びます。結論から言うと、数字が悪い場所と、直す場所は違います。KPIが教えるのは「どこで減ったか」までで、「なぜ減ったか」は、記録と人に聞かないと出てきません。手順は五つ。悪い段を一つに絞る。その段の前の段を見る(原因は前の段にあることが多い)。数字ではない材料を三つ集める(断りの理由、面談の記録、現場の声)。直す場所を一つ決める。次の月まで、他を変えない。一度に複数を変えると、何が効いたか分からなくなり、翌年に同じ判断を繰り返せません。入口を増やすのは、前の段まで遡って原因が入口にあると分かったときだけです。 この記事では、改善で起きる失敗、五つの手順、段ごとに疑う場所、数字ではない三つの材料、変えた後の見方、変えないことを決める、一枚の型、分担を整理します。KPIの基本は採用KPIの基本、ファネルは採用ファネルに置くKPI、新卒は新卒採用のKPI、中途は中途採用のKPIで書きました。数値と料金は書きません。

この作業の目的|「何を一つ変えるか」を決める

改善の目的は、悪い場所を全部直すことではなく、次の月に変える一つを決めることです。担当の時間は限られていて、一度に複数を変えると、どれも中途半端になり、効いたかどうかも分かりません。一つに絞れば、次の月に結果が読めて、翌年に判断を再現できます。

改善で、起きる失敗

改善の、五つの手順

  1. 悪い段を、一つに絞る:複数が悪く見えても、最も減っている段を一つ。全部を直さない
  2. その段の前の段を、見る:面談が少ないなら、その前(承認、応募、送った数、送った相手)。減った原因は前にあることが多い
  3. 数字ではない材料を、三つ集める:断りの理由、面談の記録、現場の声。後述
  4. 直す場所を、一つ決める:文面か、検索か、返信の速さか、面談の枠か、要件か。一つだけ
  5. 次の月まで、他を変えない:変えた一つの結果が出るまで、他を触らない

エージェントベストの見解

これは順番の話です。改善の相談で、「面談が少ないので、送る数を増やしたい」と言われることがあります。当社がお願いする順番は、「面談が少ないことを確かめる」、「その前の段(承認、返信、日程の出し方)を見る」、「断りの理由と面談の記録を読む」、「直す場所を一つ決める」、です。前の段を見ると、承認はあるのに面談に進んでいない、という形が多く見つかります。原因は、承認の後の返信が遅い、面談の日程が先になっている、面談の案内が事務的で学生が来ない、のどれかです。ここで送る数を増やすと、承認が増えて、返信がさらに遅れ、面談は増えません。3媒体(OfferBox・Wantedly・ワンキャリア)のどれを使っていても、この順番は同じです。数字が悪い段の一つ前を見る。これだけで、直す場所が変わることが多くあります。

段ごとに、疑う場所

悪い段前の段で疑うことその段で疑うこと
接点(承認・応募)が少ない送った相手、送った数、送る時期文面の最初の一文、件名、企業ページ
面談が少ない承認の数、返信の日数、日程の出し方面談の案内の文面、面談の枠
面接に進まない面談に出た人、面談で伝えた内容面接の案内、面接までの日数
内定が出ない面談と面接で見た内容、「こんな人」の基準判断の基準、面接官の人数
承諾されない内定を出すまでの日数、面接で伝えたこと内定の伝え方、内定後の連絡。内定のKPI
一年後に残らない面接で伝えた仕事の実態、内定後の連絡受け入れ、配属

数字ではない、三つの材料

材料集め方何が分かるか
断りの理由辞退・見送りの理由を、決めた区分で残す条件か、仕事の中身か、速さか
面談の記録面談で聞かれたこと、伝えたことを一行学生が何を確かめているか
現場の声面接官・現場に「会った人が要件に合っていたか」を聞く母集団が合っているか、基準がずれているか

変えた後の、見方

変えないことを、決める

一枚の型

社内の分担

作業誰が
悪い段を一つに絞り、前の段を見る人事責任者
断りの理由を、決めた区分で残す人事と現場
面談の記録を一行残す面談に出た人
現場の声を聞く人事責任者
直す場所を一つ決め、変えないことを決める人事責任者
変えた記録を一行残す人事
翌月に、変えた月と前の月を比べる人事責任者

運用代行や代理店が支えられるのは、手順の型、段ごとに疑う場所の整理、材料の集め方の型、数の集計、変更の実務(文面の書き換え、検索の絞り直し、送信)までで、直す場所の決定、変えないことの決定、現場の声を聞くこと、要件と基準の判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

これは切り分けの話です。改善の相談で、「文面を直してほしい」と言われることがあります。当社は文面の下書きを支えられますが、先に聞くのは「どの段が悪いか」と「その前の段はどうか」です。文面を直して効くのは、接点(承認・応募)が少ない場合で、面談が少ない場合は、文面ではなく返信の速さか日程の出し方のことが多くあります。承諾されない場合は、文面ではなく内定の伝え方と内定後の連絡です。文面はいちばん外に出しやすい作業なので、相談が文面に集まりますが、直す場所が文面でないなら、書き換えても数は動きません。当社がお願いしているのは、作業を依頼する前に、段で切り分けることです。切り分けてから依頼すれば、外に出す作業も、自社で直す場所も、それぞれ効きます。

まとめ

よくある質問

悪い段が複数あるときは、どれから直しますか

最も減っている段を一つ選び、その前の段を見てください。複数が悪いときは、前の段の問題が後ろに波及していることが多く、前を直すと後ろも動きます。それでも複数が独立して悪いなら、来月・再来月と順番を決めて並べ、一つずつ変えてください。同時に直すと、効いたかどうかが読めません。

改善の結果が出るまで、何も変えられないのは遅くないですか

接点と面談の段は、翌月に動きが出ます。承諾と一年後の数は時間がかかるので、その間は「先に動く数」(面談の枠の埋まり方、返信の日数)で見てください。遅く見えるのは、一度に複数を変えて何が効いたか分からないまま翌年も同じ判断をするより、結局は速い進み方です。

採用KPIからの改善は、御社に相談できますか

できます。当社は、手順の型、段ごとに疑う場所の整理、材料の集め方の型、数の集計、変更の実務を支えられます。直す場所の決定、変えないことの決定、現場の声を聞くこと、要件と基準の判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト

採用の進め方を、媒体選びから一緒に整理しませんか

  • 採用人数・時期・体制から、どの媒体で何をするかを一緒に整理します
  • スカウト代行・運用代行と組み合わせて、手が回らない部分を外に出せます
  • 料金は各媒体の正規料金のまま。ご相談・お見積りは無料です

この記事の内容に合うサービス:採用ご担当者さま向けサービス一覧 ↗人材紹介・採用代行・求人広告代理店

相談無料 / 営業のお電話はしません / 正規料金・上乗せなし / 厚生労働大臣許可 13-ユ-316964
送信いただいた情報は、お問い合わせ対応の目的にのみ利用いたします。

この記事のタグ

採用ノウハウの他の記事

採用ノウハウの記事一覧を見る →