ワンキャリアの掲載運用の引き継ぎ|渡すものと年度の切れ目に合わせる理由
ワンキャリアの掲載の運用が止まる最も多い理由は、担当者の異動や退職です。企業ページの存在を後任が知らず、体験談を誰も読まなくなり、選考の流れが変わっても反映されず、数年前の内容が残る。結論から言うと、ワンキャリアの掲載の引き継ぎは、置き場・起点の一覧・更新の記録・体験談の読んだ範囲と要点・面接の一行の集め方・面接に出る人との合意・管理画面の権限・「なぜこの形か」の記録、を渡します。年度の切れ目に合わせて引き継ぐのが最も安全で、選考の途中で変わる場合は「対応の遅れ」と「選考の変更の反映」だけを先に渡します。後任は、最初の年度は掲載の骨子を変えず、体験談を読んでから直します。 この記事では、引き継ぎが無いと起きること、渡すもの、順番、年度の切れ目に合わせる理由、選考の途中で変わる場合、後任が変えないこと、普段から引き継げる形、分担を整理します。分担の全体は掲載を誰が担当するかで書きました。Wantedlyのスカウトの引き継ぎはスカウト運用の引き継ぎで書きましたが、ワンキャリアは「体験談」と「面接に出る人との合意」が加わります。
この作業の目的|担当が変わっても、掲載と面接の整合が途切れないようにする
ワンキャリアの掲載は、体験談と揃っていることで信用されます。担当が変わると、体験談を読む人がいなくなり、選考の変更が反映されず、掲載だけが古くなります。
引き継ぎの目的は、「担当が変わっても、体験談を読み、起点で更新し、面接に出る人が掲載を読む」という流れが途切れないことです。後任が一から作り直すことではなく、前任が作った流れをそのまま続けられることです。
引き継ぎが無いと、起きること
| 消えるもの | 何が起きるか |
|---|---|
| 企業ページの存在 | 後任が知らず、数年前の内容が残る。学生は「更新されていない会社」と読む |
| 体験談を読む習慣 | 新しい体験談の指摘に誰も気づかない。「掲載と違った」が放置される |
| 起点の一覧 | 選考が変わっても、誰も掲載を直さない |
| 面接に出る人との合意 | 面接に出る人が掲載を読まなくなり、掲載と面接がずれる |
| 面接の一行の集め方 | 「よく聞かれること」の材料が集まらない |
| 更新の記録 | 前回いつ何を直したか分からず、全部読み直すことになる |
| 管理画面の権限 | 後任がログインできない。通知が前任に届く |
| 「なぜこの形か」 | 後任が良かれと思って順番を変え、体験談と揃わなくなる |
最も重いのは「面接に出る人との合意」です。人事が変わっても、面接に出る人は変わらないことが多く、その人たちが「新しい人事は掲載のことを言わなくなった」と感じると、掲載を読まなくなります。
渡すもの
| 渡すもの | 中身 |
|---|---|
| 置き場 | 企業ページの本文の写し、更新の記録、起点の一覧、面接の一行、写真の一覧、体験談の要点。一か所 |
| 起点の一覧 | 選考の変更/体験談の増加/新しい入社者/よく聞かれることの変化/年度の切れ目。それぞれで直す箇所。企業ページを更新し続ける方法 |
| 更新の記録 | いつ、どの起点で、どこを直したか。直す前の記述 |
| 体験談の読んだ範囲と要点 | どこまで読んだか、「補う」と「直す」に分けたもの、「掲載どおりだった」の記述 |
| 面接の一行の集め方 | 誰に、何を、どこに送ってもらっているか |
| 面接に出る人との合意 | 掲載を読むこと、掲載どおりに面接すること、一行を送ること、何を見るかを言葉にすること |
| 上司との合意 | 起点で更新すること、段の表と体験談で見ること、頻度で詰めないこと |
| 管理画面の権限と通知 | ログイン、エントリーや申込の通知の届き先。設定は管理画面で確認 |
| 「なぜこの形か」の記録 | 順番をこう置いた理由、条件をこう書いた理由、過去の体験談で指摘されたこと |
| イベントの予定と、終わった回の処理 | 開催予定、誘導を外す手順 |
| 代理店との窓口 | 代理店を使っていれば、担当と頼んでいる範囲 |
| 段の表(KPI) | 年度ごとの段の数と体験談の言葉。掲載のKPI設計 |
「体験談の読んだ範囲と要点」は、ワンキャリアに特有の引き継ぎです。後任が体験談を一から全部読み直すのは重く、要点があれば増えた分だけ読めば済みます。
エージェントベストの見解
申し込んだあと、担当が変わった年に起きやすいのは、「後任が企業ページを開き、内容が古いと感じて、体験談を読まずに全部書き直す」ことです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載を支えていますが、書き直した企業ページが、前年の体験談と揃わなくなり、その年の学生が「体験談と企業ページが違う」と感じた例を見ています。前任が「なぜこの順番で、なぜこの書き方か」を残していれば、後任は体験談を読んでから、変えるところだけ変えられます。当社が引き継ぎの相談を受けるとき、最初にお願いするのは、「なぜこの形か」の記録と、体験談の要点を、後任に渡すことです。企業ページの本文より、この二つのほうが、引き継ぎでは重い材料です。
引き継ぎの順番
- 管理画面の権限と通知を、後任に変える:初日に。エントリーや申込の通知が前任に届いたままにしない
- 対応中のもの(エントリー後の連絡待ち、イベントの申込への返事)を一緒に見る:放置されそうなものを先に
- 面接に出る人に、後任を紹介し、合意を続ける:「掲載を読むこと、一行を送ること」を後任からも頼む
- 置き場を渡す:本文の写し、記録、起点の一覧、体験談の要点
- 「なぜこの形か」を口頭で補う:記録に無い部分
- 上司に、報告の形と合意を引き継ぐ:後任が同席して
- 代理店との窓口を引き継ぐ:使っていれば
- 最初の年度の見直しに、前任が同席する:異動の場合
1と2と3が、初日から初週です。特に3は、面接に出る人との関係が切れると、掲載と面接がずれ始めます。
年度の切れ目に合わせる理由
ワンキャリアの掲載は、年度の周期で動きます。引き継ぎは、年度の切れ目に合わせるのが最も安全です。
- 選考が終わり、体験談が増えた時点で、前任が要点をまとめて渡せる
- 次年度の掲載の更新(起点:年度の切れ目)を、前任と後任で一緒にできる
- 選考の途中で担当が変わると、対応の遅れが起きやすい
- 面接に出る人との合意を、次年度の選考の前に結び直せる
- 段の表を、一年分揃えて渡せる
異動の時期を選べるなら、年度の切れ目です。選べない場合は、次の節の形にします。
選考の途中で、担当が変わる場合
選考の途中で変わる場合は、全部を渡す前に、二つだけ先に渡します。
| 先に渡すもの | 理由 |
|---|---|
| 対応の遅れを防ぐもの(通知の届き先、連絡の目安、対応中の一覧) | 選考の途中で連絡が止まると、体験談に書かれる |
| 選考の変更の反映(変更を決める会議に後任が出る) | 途中で流れが変わったのに掲載が古いと、体験談に書かれる |
この二つを初日に渡し、残り(起点の一覧、体験談の要点、なぜこの形か)は、選考の山を越えてから渡します。後任は、選考の途中では掲載の中身を変えません。「見るだけ」で回します。週の見方は掲載を週次で見直す方法で書きました。
後任が、最初の年度に変えないこと
| 変えてよい | 最初の年度は変えない |
|---|---|
| 週の確認の曜日と時間(後任の都合で) | 企業ページの順番(選考の流れが最初、など) |
| 更新の記録の書き方 | 「各段階で何を見るか」の中身(面接に出る人が言葉にしたもの) |
| 面接の一行の集め方の形(チャットか紙か) | 条件の書き方(公表範囲は管理部門と決めたもの) |
| 写真の入れ替え(起点が来れば) | 面接に出る人との合意の内容 |
| 上司との合意(起点で更新、段の表で見る) | |
| 前年の体験談で「掲載どおりだった」と書かれた部分 |
後任は、良かれと思って順番や書き方を変えたくなります。最初の年度は、前の形で回し、その年度の体験談を読んでから、変えるところを決めます。「なぜこの形か」の記録を読んでから変えると、前と同じ失敗を避けられます。
普段から、引き継げる形にしておく
引き継ぎは、担当が変わると決まってから作ると、間に合いません。
- 置き場を一か所にしておく:それだけで、引き継ぎの半分が済む
- 更新の記録を、直したその場で残す:まとめて書かない
- 体験談を読んだら、読んだ範囲と要点をその場で残す
- 「なぜこの形か」を、起点の更新のたびに一行残す
- 面接に出る人との合意を、口頭ではなく一枚に
- 年度の切れ目に、「明日担当が変わったら、何が渡せないか」を確かめる
普段から作っておけば、引き継ぎは「一覧を渡して、権限を変えて、面接に出る人に紹介する」で済みます。
面接に出る人が変わる場合
人事ではなく、面接に出る人が変わる場合も、引き継ぎがあります。
- 新しい面接官に、自分が出る段階の掲載(何を見るか)を読んでもらう
- 面接の型を渡す:掲載と揃った聞くことの順番
- 一行を送ることを頼む
- 企業ページの「働く人」や写真に前任の面接官が出ていれば、入れ替える:起点の一つ
- イベントで話す予定があれば、掲載の「誰が話すか」を直す
「新しい面接官が掲載を読まない」は、掲載と面接がずれる最も多い原因の一つです。面接に出る人が変わるたびに、読んでもらいます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 引き継ぎの一覧を作る | 前任(普段から) |
| 権限と通知を変える | 前任と後任(初日) |
| 対応中のものを一緒に見る | 前任と後任(初日) |
| 面接に出る人に後任を紹介し、合意を続ける | 前任と後任 |
| 置き場と「なぜこの形か」を渡す | 前任 |
| 上司に報告の形を引き継ぐ | 前任(後任が同席) |
| 最初の年度の見直しに同席する | 前任(異動の場合) |
| 新しい面接官に掲載を読んでもらう | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、引き継ぎの一覧の型、体験談の要点の整理、「なぜこの形か」の記録の整理、後任が最初の年度に見る項目までで、権限の変更、面接に出る人への紹介と合意、上司の合意、後任の判断は企業が行います。当社が支援を続けている場合、型と記録は当社も持っているので、後任にそのまま渡せます。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
自社で持つべきなのは、どこまでか。当社がワンキャリアの掲載を支えている会社で担当が変わるとき、起点の一覧、更新の記録、体験談の要点、「なぜこの形か」は当社も持っているので、後任にそのまま渡せます。当社が支援を続けていること自体が、引き継ぎの一部になります。ただし、「面接に出る人との合意」だけは、社内でしか引き継げません。前任の人事と面接に出る人の間で「掲載を読む、一行を送る」が続いていたとしても、後任がそれを言わなくなると、関係は切れます。当社が最初にお願いするのは、担当が変わると分かった時点で当社にも知らせてもらうことと、後任から面接に出る人に「引き続き掲載を読んでほしい」と一言伝えてもらうことです。この一言で、合意は続きます。
まとめ
- 引き継ぎで渡すのは、置き場・起点の一覧・更新の記録・体験談の読んだ範囲と要点・面接の一行の集め方・面接に出る人との合意・上司との合意・権限と通知・「なぜこの形か」・イベントの予定・段の表
- 初日に権限と通知を変え、対応中のものを見て、面接に出る人に後任を紹介する。年度の切れ目に合わせるのが最も安全
- 選考の途中で変わるなら、対応の遅れを防ぐものと選考の変更の反映だけ先に渡し、残りは山を越えてから
- 後任は最初の年度、企業ページの順番・何を見るか・条件の書き方・合意の内容を変えず、体験談を読んでから直す
- 置き場を一か所に、記録をその場で、「なぜこの形か」を一行ずつ、普段から残しておく。面接に出る人が変わるときも掲載を読んでもらう
よくある質問
前任が急に退職し、引き継ぎの時間がありません
初日の三つ(権限と通知の変更、対応中のものの確認、面接に出る人への紹介)だけを、退職の前に行います。置き場が分かれば、記録と起点の一覧はあとから読めます。置き場も分からなければ、管理画面の企業ページを写し、自社の体験談を最新の分から読み、面接に出る人に「何を見るか」を聞き直します。時間はかかりますが、想像で書き直すより確かです。
後任が「企業ページが古いので、全部書き直したい」と言います
書き直す前に、前年の体験談を読んでもらいます。「掲載どおりだった」と書かれた部分は、変えると揃わなくなります。「なぜこの形か」の記録を読み、変えるところを起点(年度の切れ目)に絞って直します。全部を書き直すより、体験談と揃っている部分を残して、揃っていない部分だけ直すほうが、次の体験談で崩れません。
ワンキャリアの掲載運用の引き継ぎは、御社に相談できますか
できます。当社は、引き継ぎの一覧の型、体験談の要点の整理、「なぜこの形か」の記録の整理、後任が最初の年度に見る項目を支えられます。権限の変更、面接に出る人への紹介と合意、上司の合意、後任の判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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