上位大学の学生向けスカウト文面の考え方|大学名に触れず行動で送る
いわゆる上位大学の学生にスカウトを送る。「〇〇大学の皆さまに」「優秀な学生の方に」「特別にご案内」。開封はされるが、反応が来ない。「うちのような会社では、上位大学の学生は相手にしてくれない」と感じる。結論から言うと、大学名で選ばれ慣れている学生には、「大学名に一切触れず、行動の一文と仕事の場面で送る」ことが、唯一の届き方です。それは、他の学生に送る通常の型と同じです。「上位大学向け」の型を作らず、大学名を検索の条件から外し、送る相手を行動で選びます。反応が来ない理由を大学名のせいにせず、文面・速さ・仕事の具体・条件で見ます。三つの媒体で、この考え方は同じです。 この記事では、この学生が受け取っているもの、大学名で絞ると起きること、届く文面、型を作らない理由、行動で選ぶこと、他社と違う文面、理由の見方、上司への答え方、分担を整理します。文面全体の骨組みはスカウト文面の基本構成で書きました。媒体ごとの考え方はOfferBoxで大学群を広げるべきか、ワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方、上位大学の学生から承認が取れないときの考え方で書きました。
この作業の目的|「大学名で送る会社」から、「読んで送る会社」に見えるようにする
大学名で選ばれ慣れている学生にとって、大学名で送られたスカウトは、区別がつきません。同じ大学の学生全員に、同じ文面が届いているからです。区別がつくのは、「自分のことを読んだ」と分かる文面だけです。
目的は、この学生の中で「読んで送ってきた少数の会社」に入ることです。大学名を条件に入れることでも、「上位大学向け」に文面を整えることでもありません。
この学生が、受け取っているもの
- 多くのスカウト:一つ一つを読む時間がなく、件名と冒頭で読むか読まないかを決めている
- 大学名だけで送られた文面:「〇〇大学の皆さまに」「貴学の学生の方に」。学生は「大学名で検索した会社」と読む
- 型通りの文面:会社説明、事業の全体、「成長できる環境」。区別がつかない
- 「特別」「優秀」「厳選」の持ち上げ:慣れていて、読まない
- 大学名以外を読んだ一文がある文面:少ない。残る
この学生の受け取り方は、「大学名で送られること」に慣れているという点で、他の学生と違います。慣れているものは、読まれません。この学生が受け取っている文面はワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方の「この学生が、受け取っている文面」で書きました。
大学名で絞って送ると、起きること
| 起きること | 何が起きるか |
|---|---|
| 学生に「大学名で送ってきた」と読まれる | 文面に大学名以外の材料がなく、型通りになる |
| 条件が狭くなり、読む対象が減る | 少ない学生に、多くの会社が集中する |
| 「こんな人」の行動を持つ学生が、大学名で消える | 大学名は「こんな人」と別の軸 |
| 反応が来ないと、「上位大学は無理」になる | 直す場所が文面なのに、大学名のせいにする |
| 「上位大学向け」の型ができる | 大学名で送る発想が、型として固定される |
大学名で絞ることの考え方はOfferBoxで大学群を広げるべきかで書きました。「大学名で絞る」と「大学名で送られたと読まれる」は、つながっています。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「上位大学の学生には、それ相応の格の文面が要る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、三つの媒体の文面を見ていますが、「格」を意識して整えた文面は、丁寧な挨拶と会社の実績と「優秀な貴方に」で構成されていて、この学生には「型通りの一通」として読まれ、反応が来ていません。逆に、大学名に一切触れず、自由記述の行動を一文で引用し、仕事の場面を書いた、他の学生に送るのと同じ型の文面は、知名度のない会社からでも反応が来ています。この学生が読み分けるのは、格ではなく、「自分のことを読んだか」です。当社が上位大学の相談を受けるとき、最初にやるのは、「上位大学向け」に整えた部分を全部外して、通常の型に戻すことです。
届く文面は、通常の型と同じ
- 件名:相手の一文を縮めたもの。大学名は入れない。スカウトの件名の付け方
- 書き出し:自由記述から拾った行動を一文で。「〇〇のサークルで、△△を自分で始めて三年続けたと書かれていて」。スカウトの書き出しで読まれるかが決まる
- 本文:仕事の場面と重なり、選考で何を見るか。「選考では、大学名ではなく、続けたことの話を聞きます」と書いてよい
- 締め:話す場への誘い。スカウトの締めで次の行動を示す書き方
- 会社紹介:一言。実績と受賞は入れない。スカウトでの会社紹介の書き方
「大学名に触れない」ことと、「行動の一文がある」ことの、両方で「大学名以外を読んだ」が伝わります。違うのは、この学生には「大学名に触れない」ことが、より重い、という点だけです。
「上位大学向け」の型を、作らない理由
- 「上位大学向け」に作った文面は、大学名で送った文面:学生には他の多くの会社と同じに読まれる
- 型を分けると、送る人が「この学生は上位大学だから」と、大学名で相手を見る:行動で見なくなる
- 「上位大学向け」という発想そのものが、大学名で送る発想:そこから離れることが、届く最初の一歩
- 型は一つで、空欄(行動の一文と重なり)が相手ごとに変わる:スカウト文面のテンプレート管理
- 型を作らない理由の詳しくは上位大学の学生から承認が取れないときの考え方の「『上位大学向け』の型を、作らない」
大学名を検索の条件から外し、行動で選ぶ
- 検索条件から、大学名を外す:「見る」ことは残し、「絞る」条件から外す
- 「こんな人」の行動で絞る:「自分で始めて続けた」「人を巻き込んだ」「条件を変えて試した」
- 行動で絞ると、大学名に関係なく「こんな人」に近い学生が出る:その中に、上位大学の学生も含まれる
- 上位大学の学生「だけ」を狙わない:狙いを「こんな人」に戻す
- 絞り方はOfferBoxの検索結果が多すぎて絞れないとき
「上位大学から反応が取れない」は、「大学名で絞って送っている」ことの結果であることが多く、絞り方を変えると、症状そのものが変わります。
他社と同じ文面に、ならない工夫
- 冒頭を、学生の一文から始める:会社名からでも、挨拶からでもなく
- 会社説明を、一言にする:「〇〇を作っている会社です」。実績と受賞は入れない
- 仕事の場面を、他社が書かない具体で:「入社した年に、△△の設備を自分で使える」「二年目から□□を一人で持てる」
- 送る人の名前と、その人の一文:「送っている私は、入社した年に✕✕をしていました」
- 「話す場」に誘う:多くの会社が「エントリーを」と書く中で、違いになる
- 「優秀」「特別」「厳選」を使わない:慣れていて、読まれない
工夫の詳しくはワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方の「他社と同じ文面に、ならない工夫」で書きました。
反応が来ない理由を、大学名のせいにしない
| 見る場所 | 何を見るか |
|---|---|
| 文面 | 大学名に触れているか。行動の一文があるか。会社説明で埋まっていないか |
| 速さ | 返信への対応、面談までの日数。この学生は複数の会社を並行している |
| 仕事の具体 | 「最初の一年」が場面で書かれているか。大きな会社では任されない仕事があるか |
| 条件 | 募集要項に事実で書かれているか |
四つを見て、どれも整っているのに反応がないときに、初めて「この学生は自社の狙いと合わないかもしれない」と考えます。順番を逆にしないことが要点です。理由の見方は上位大学の学生から反応が取れないときで書きました。
上司の「上位大学から採れ」への、答え方
- 否定しない:「上位大学の学生に届く形にする」と受ける
- 「大学名で絞って送る」と「行動で絞って送る」の違いを、記録で示す:両方の期間の反応の数
- 「上位大学の学生からも、行動で選んだ結果として反応が来る」形を目指す:「だけ」を狙わない
- 過去の活躍社員の「行動」を書き出して見せる:大学名ではなく行動が共通していることが多い
- 記録がないうちは、小さく試す:OfferBoxの運用方針を上司に納得してもらう資料の作り方
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「上位大学向け」に整えた部分を外し、通常の型に戻す | 人事 |
| 検索条件から大学名を外し、行動で絞る | 人事 |
| 自由記述から行動の一文を拾い、大学名に触れずに書く | 送る人 |
| 仕事の場面を、他社が書かない具体で | 現場の人 |
| 反応が来ない理由を四つで見る | 人事 |
| 上司に記録で答える | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、通常の型への戻し方、行動で絞る条件の案、他社と違う文面の工夫、理由の切り分け、上司への答え方の型までで、読んで書くこと、仕事の具体、「こんな人」の決定は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。上位大学の学生に届かない会社から、「上位大学向けの文面の型を作ってほしい」と求められることがあります。当社は、「上位大学向け」の型を作りません。大学名で選ばれ慣れている学生に、「上位大学向け」に作った文面を送ると、それは「大学名で送ってきた文面」で、学生には他の多くの会社と同じに読まれます。当社がお渡しするのは、「大学名に一切触れず、行動の一文と仕事の場面で書く」型で、それは他の学生に送る型と同じです。この学生に向けて変えるものは、文面の型ではなく、検索の条件(大学名を外す)と、送る人の姿勢(大学名で相手を見ない)です。
まとめ
- 大学名で選ばれ慣れている学生は、大学名だけで送られた型通りの文面を多く受け取っていて、区別がつかない。残るのは「大学名以外を読んだ」一文がある文面
- 届く文面は、他の学生に送る通常の型と同じ。大学名に一切触れず、行動の一文と仕事の場面で書く。「格」を意識して整えた文面は逆効果
- 「上位大学向け」の型を作らない。型を分けると、送る人が大学名で相手を見るようになる。型は一つ、空欄が相手ごとに変わる
- 検索条件から大学名を外し、「こんな人」の行動で絞る。上位大学の学生「だけ」を狙わず、行動で近い学生を見落とさない
- 反応が来ない理由を大学名のせいにせず、文面・速さ・仕事の具体・条件の四つを見る。上司には、大学名で絞った期間と行動で絞った期間の記録で答える
よくある質問
大学名を条件から外すと、送る相手が増えすぎて読めません
大学名の代わりに、「こんな人」の行動(自由記述の言葉)で絞ります。「自分で始めて続けた」「条件を変えて試した」で絞ると、大学名で絞ったのと同じくらいの数に絞れて、残る学生が「こんな人」に近くなります。読める数まで絞る順番はOfferBoxの検索結果が多すぎて絞れないときで書きました。
行動で絞っても、上位大学の学生からだけ反応が来ません
行動で絞った結果、行動で近い学生から反応が来て、面談まで進んでいるなら、運用は回っています。上位大学の学生からだけ来ないなら、四つ(文面・速さ・仕事の具体・条件)を、その学生に送った分だけ見直します。それでも来ないなら、その学生の狙いと自社の仕事が合っていない可能性があり、「こんな人」の行動で来ている学生に集中します。
上位大学の学生向けの文面は、御社に相談できますか
できます。当社は、通常の型への戻し方、行動で絞る条件の案、他社と違う文面の工夫、理由の切り分け、上司への答え方の型を支えられます。読んで書くこと、仕事の具体、「こんな人」の決定は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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