新卒と中途の内定辞退の違い|構造の違いと別々の設計

採用ノウハウ内定辞退・承諾率 更新日 2026/9/22

新卒と中途の両方を採っていて、辞退が両方で出る。同じ「内定辞退を減らす」なので、同じ型で対応しているが、新卒に効いた内定者イベントが中途には重荷になり、中途に効いた条件の早い提示だけでは新卒の内定後が空く。結論から言うと、新卒の辞退は「内定から入社まで半年以上あり、他社と比べる時間と、家族と相談する時間がある」ことから生まれ、中途の辞退は「現職があり、退職の交渉と引き継ぎが挟まる」ことから生まれます。新卒は内定後の接点が要り、中途は条件の書面と入社日の確定が要ります。同じ「辞退を減らす」でも、新卒は「持ち続けてもらう」設計、中途は「決める障害を取り除く」設計で、台帳と対応の型を分けます。新卒の型を中途に当てるとイベントと連絡が重荷になり、中途の型を新卒に当てると内定後に接点が無くなります。 新卒の内定後の設計は内定者フォローの基本で書きました。この記事は、二つの違いと分け方を書きます。

この作業の目的|「辞退を減らす」を、新卒と中途で別の設計にする

辞退という言葉は同じですが、生まれる場所が違います。新卒は、決めた後の長い時間の中で気持ちが薄れ、比べられ、家族と相談して辞退します。中途は、決めた後に現職の退職の交渉があり、引き止められ、引き継ぎが長引いて辞退します。

目的は、辞退を一つの型で減らすことではなく、二つの構造を分けて、それぞれの障害に合った設計を置くことです。

同じ型で扱って、起きる失敗

失敗何が起きるか
新卒の内定者イベントを中途にも置く現職がある人に平日の集まりを求め、重荷になる
新卒の月一の連絡を中途にもする転職の検討中に会社からの連絡が増え、現職に知られる不安が出る
中途の「条件を早く出して決めてもらう」を新卒にだけ当てる条件は届くが、内定後の半年に接点が無く、気持ちが薄れる
台帳を一つにする辞退の理由が混ざり、直す場所が新卒と中途のどちらか分からない
承諾率を合算する新卒と中途で分母の性格が違い、率が意味を持たない
同じ人が同じ手順で回す兼任の人事が、どちらかの型に寄せてしまう

共通するのは、「内定辞退」の言葉が同じことから、構造も同じだと扱っていることです。

辞退が生まれる構造の、違い

項目新卒中途
内定から入社までの長さ半年以上。気持ちが薄れる時間がある一か月から数か月。現職の退職の交渉が挟まる
現職の有無無い。学生生活と卒業研究があるある(在職中が多い)。引き止めと引き継ぎがある
比べる相手他社の内定。同時に複数を持つ現職に残る選択と、他社の内定
家族の関与保護者。「知らない会社」への不安。内定者の保護者への対応配偶者。収入・勤務地・転居の現実的な判断
決める材料「入社したら何をするか」「誰と働くか」条件の書面、入社日、現職との比較
辞退の言い方「他社に決めました」「親が」「現職に引き止められて」「入社日が合わない」
最も多い障害内定後の接点の途切れ退職の交渉と引き継ぎの長期化

構造が違うので、直す場所も違います。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「内定辞退を減らす方法は、新卒でも中途でも同じで、丁寧に接点を持つことだ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、また紹介で中途の採用も見ている立場から言うと、新卒に効く「接点を増やす」は、中途には逆に働きます。中途の候補者は在職中で、会社からの連絡が増えるほど、現職に知られる不安と、まだ決めていない段階での関与の重さを感じます。中途で辞退が出る場所は、内定後の接点の少なさではなく、退職の交渉が進まないことと、入社日が決まらないことです。当社が最初にお願いするのは、新卒と中途の台帳を分け、新卒は「内定後に何を渡したか」、中途は「条件の書面を出した日・入社日を決めた日・退職の交渉の状況」を欄に持つことです。欄が違えば、対応も分かれます。新卒の型を中途に当てている会社は、接点を減らして条件と入社日に寄せるだけで、中途の辞退が減ります。

新卒の設計|持ち続けてもらう

新卒は、長い時間の中で「何をするか」を持ち続けてもらう設計です。

中途の設計|決める障害を取り除く

中途は、決めた後に現れる障害(退職の交渉、引き継ぎ、家族の現実的な判断)を取り除く設計です。

台帳の、分け方

台帳を分けると、「新卒は内定後の接点、中途は入社日の確定」のように、直す場所が別々に出ます。

兼任の人事が、共通にできること

共通にできるのは「入口と選考の一致・返事の速さ・言わないこと・条件の書面・辞退後の返し」で、内定後の設計は分けます。

媒体ごとに、変わる点

新卒と中途で媒体そのものが違うので、台帳の入口の欄も分かれます。新卒と中途で媒体を分ける考え方は新卒と中途で媒体を分けるかで書きました。

社内の分担

作業誰が
新卒と中途で台帳と設計を分けると決める採用の責任者
新卒の内定後の四つ人事(読むもの・窓口)、現場の社員(話す相手)、配属先の責任者(会う場)
中途の条件の書面と入社日人事(労務が条件を確認)、配属先の責任者(入社日)
中途の退職の交渉の相談人事。在職中の時間帯に合わせて
共通の五つ(入口と選考の一致・返事の日数・言わないこと・条件の書面・辞退後の返し)採用の責任者と人事
承諾率を分けて出す人事

運用代行や代理店が支えられるのは、台帳の型、設計の分け方、文面の下書きまでで、内定後の接点、入社日の調整、退職の相談は社内が担います。

エージェントベストの見解

新卒と中途を分けることで、当社が先にお伝えしているのは、「兼任の人事は、忙しい側の型に寄る」ということです。新卒の採用が主で中途が少ない会社では、中途の候補者に新卒の型(連絡とイベント)が当てられ、中途の採用が主の会社では、新卒の内定者に中途の型(条件を出して待つ)が当てられます。申し込んだあとに内定後の運用が止まる会社に共通するのは、この寄りに気付かず、少ない側の辞退が続くことです。当社が案内するのは、台帳を分けるだけでなく、「中途は内定後に連絡を増やさない」「新卒は条件を出したら終わりではない」の二つを、一枚に書いて人事の手元に置くことです。一枚があると、忙しい時期に手が動くとき、寄りを止められます。分けるのは設計だけでなく、忙しいときに思い出す言葉です。

まとめ

よくある質問

中途の候補者にも、内定後に社員と会う場を作ったほうがよいですか

本人が希望するなら、一対一で、本人の希望する時間帯に置きます。集まる場は、現職がある人には重荷です。中途で効くのは、会う場より「条件の書面」「入社日の幅」「退職の交渉の相談に応じること」です。会う場を置くなら、入社日が決まった後に、配属先の人と短く一対一が向きます。

新卒と中途で、辞退の理由の分け方は共通で使えますか

五つの分け方(入口のずれ・選考中の印象・内定後の間・条件・他社)のうち、新卒はそのまま使えます。中途は「内定後の間」を「退職の交渉・入社日」に置き換え、「他社」に「現職に残る」を加えます。軸の数は同じで、中身が二つ違います。

新卒と中途の辞退の分け方は、御社に相談できますか

できます。当社は、台帳の型、設計の分け方、文面の下書きを支えられます。内定後の接点、入社日の調整、退職の相談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、新卒の内定後の運用まで含めて支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/22 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト

採用の進め方を、媒体選びから一緒に整理しませんか

  • 採用人数・時期・体制から、どの媒体で何をするかを一緒に整理します
  • スカウト代行・運用代行と組み合わせて、手が回らない部分を外に出せます
  • 料金は各媒体の正規料金のまま。ご相談・お見積りは無料です

この記事の内容に合うサービス:採用ご担当者さま向けサービス一覧 ↗人材紹介・採用代行・求人広告代理店

相談無料 / 営業のお電話はしません / 正規料金・上乗せなし / 厚生労働大臣許可 13-ユ-316964
送信いただいた情報は、お問い合わせ対応の目的にのみ利用いたします。

この記事のタグ

採用ノウハウの他の記事

採用ノウハウの記事一覧を見る →