Wantedlyの記事がマンネリ化したとき|話す人と聞く質問を変える
Wantedlyの記事が、同じような内容になってきた。ストーリーはいつも同じ社員の「やりがい」の話。募集記事は前回の言い換え。書いていて飽きた。読まれ方も、徐々に落ちてきた気がする。「型を変えなければ」「久しぶりに立派な一本を」と考える。結論から言うと、マンネリの正体は「同じ人の同じ場面」と「型に流し込む書き方」です。型を変えても、立派な一本を書いても、直りません。話す人を変え、聞く質問を変え、一本一場面に戻します。読まれた記事と読まれなかった記事を並べて、直す場所を決めます。季節や時事で鮮度を出そうとしません。 この記事では、三つの正体、型を変えるのが答えでない理由、話す人と質問の変え方、一本一場面、並べて見ること、使わない材料、分担を整理します。テーマの決め方はWantedlyのストーリーのテーマの決め方、書き手を増やす方法はWantedlyのストーリーの書き手を社内で増やす方法で書きました。
この作業の目的|「飽きた」を、「材料が偏っている」に置き換える
書く人が「飽きた」と感じるとき、候補者の側では「どれを読んでも同じ」と読まれ始めています。両方の元は同じで、材料(話す人と場面)が偏っていることです。
目的は、型を変えることではなく、材料を変えることです。材料が変われば、型は同じでも、一本ごとに違う記事になります。
マンネリの、三つの正体
| 正体 | サイン |
|---|---|
| 1. 同じ社員の同じ場面ばかり | ストーリーに出る人が、いつも同じ二、三人。話す場面が、いつも「やりがい」「成長」 |
| 2. 聞く質問が固定している | 「この仕事のやりがいは」「会社の好きなところは」で、答えが抽象語になる |
| 3. 型に流し込んで、場面がなくなった | 型の空欄を、聞いた言葉ではなく、前回の記事の言い換えで埋めている |
三つは、順に起きます。同じ人に同じ質問をし、答えが同じになり、型に流し込んで、場面が消えます。
「型を変える」「立派な一本」は、答えではない
- 型を変えても、材料が同じなら、新しい型のマンネリになる:数本で同じ状態に戻る
- 「立派な一本」は、準備に時間がかかり、その間、記事が止まる:止まることのほうが、マンネリより重い。Wantedlyの更新が止まってしまったとき
- 候補者は、型の新しさを見ていない:一人の一つの場面があるかどうかを見ている
- 「飽きた」は書く人の感覚で、候補者は毎回初めて読む:ただし、「どれも同じ」は候補者にも見える
型の構造(誰が・いつ・何に困って・どうしたか・いまどう思っているか)は、変える理由がない限り保ちます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「記事がマンネリ化したので、外部のライターに新しい切り口で書いてもらいたい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、Wantedlyの運用を見ていますが、「マンネリ化した」と言う会社の最近の記事を並べると、出ている社員が同じ二、三人で、聞かれている質問が「やりがい」で固定されています。この状態で外部が新しい切り口で書いても、材料が同じなので、切り口だけが新しい同じ記事になります。当社がマンネリの相談を受けるとき、最初にやるのは、切り口の提案ではなく、「まだ記事に出ていない社員は誰ですか」「その人に、先週の一日を聞きましたか」の二つを聞くことです。この二つで、材料が変わり、記事が変わります。
話す人を、変える
- まだ記事に出ていない社員:一覧を作ると、出ていない人のほうが多いことが分かる
- 入ったばかりの人:「入る前と入った後」が最も新しい。Wantedlyのストーリーの入社エピソード
- 別の職種の人:営業ばかりなら、技術や管理の人
- 代表の、最近の判断:理念ではなく、先月迷ったこと。Wantedlyのストーリーで代表の考えを書く方法
- 内定者:本人の同意のうえで。「なぜ決めたか」
- 顧客や取引先が写らない範囲での、事業の裏側の案件の担当者:Wantedlyのストーリーで事業の裏側を書く方法
「出ている人」より「出ていない人」から選ぶだけで、記事は変わります。頼み方はWantedlyの記事づくりに社員の協力を得る方法で書きました。
聞く質問を、変える
| 固定していた質問 | 変えた質問 |
|---|---|
| 「この仕事のやりがいは」 | 「先週の月曜、朝から何をしましたか」 |
| 「会社の好きなところは」 | 「入る前に思っていたことと、入ってから違ったことは」 |
| 「どんな人と働きたいですか」 | 「一番困った案件で、何をしましたか」 |
| 「今後の目標は」 | 「最近、迷って決めたことは」 |
固定していた質問は、答えが抽象語になります。変えた質問は、答えが場面になります。聞く型はWantedlyの記事が書けないときの整理法の「聞いて整える」で書きました。
一本一場面に、戻す
- 一本に、一人の一つの場面だけ:「やりがい」と「成長」と「今後」を一本に入れない
- 聞いた言葉を、そのまま:前回の記事の言い換えで空欄を埋めない
- 短くてよい:場面が一つあれば、一本になる
- 型のローテーションを、テーマではなく「人と場面」で回す:Wantedlyのストーリーのテーマの決め方の手順5
- 募集記事も、「こんなことやります」を最初の数か月の場面で書き直す:前回の言い換えではなく、現場に「今月、新しい人が入ったら何をするか」を聞き直す
読まれた記事と、読まれなかった記事を並べる
- 管理画面で見える範囲の閲覧の動きと、面談で挙げられた記事を、記事ごとに並べる
- 読まれた記事の「人と場面」と、読まれなかった記事の「人と場面」を比べる:どの人の、どの種類の場面が届いているか
- 届いている場面の種類を、次の記事の候補に:「困った案件」が届いているなら、別の人の「困った案件」
- 届いていない種類は、しばらく休む:「やりがい」が届いていないなら、聞くのをやめる
- 月に一度、並べる:マンネリは、気づく前に記録に出る
読まれ方の見方はWantedlyの募集記事の反応を見て直す手順、記事の資産の整理はWantedlyのコンテンツを資産として貯める考え方で書きました。
季節や時事で、鮮度を出さない
- 「新年度が始まりました」「暑い日が続きますが」:候補者には関係がなく、テンプレに見える
- 時事の話題:記事の鮮度は、人と場面で出す
- 会社のニュース:「〇〇賞を受賞」「△△を発表」は、会社ページの「なにを」に一行で。ストーリーの題材にしない
- 写真の加工や装飾:鮮度は出ず、「作っている」に見える
- 「久しぶりの更新です」:候補者は気にしていない
鮮度を出す材料は、「出ていない人」と「新しい質問」の二つだけです。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 記事に出た人の一覧を作り、出ていない人を選ぶ | 人事 |
| 聞く質問を「場面が出る質問」に変える | 人事 |
| 「先週の一日」「困った案件」「入る前と入った後」を話す | 出ていない社員 |
| 一本一場面で、短く書く | 人事 |
| 読まれた記事と読まれなかった記事を月に一度並べる | 人事 |
| 募集記事の「こんなことやります」を現場に聞き直す | 人事と現場 |
運用代行や代理店が支えられるのは、出ていない人の一覧の型、聞く質問の型、並べる表の型、記事を整えることまでで、話す人を決めること、頼むこと、話すこと、出す判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。当社がWantedlyで「記事がマンネリ化した」という相談を受けたとき、新しい型や切り口を出す前に、出ていない社員一人に「先週の一日」を聞いて、短い一本を出してもらいます。逆に、型や切り口を先に変えると、その一本が出るまでに時間がかかり、記事が止まり、マンネリより重い「停止」になります。当社が勧める順番は、出ていない人を一人選ぶ、場面が出る質問を一つ聞く、短く出す、並べて届いた種類を見る、次の一人へ、です。「飽きた」は、書く人の側の合図で、直すのは型ではなく、話す人と質問です。
まとめ
- マンネリの正体は、同じ社員の同じ場面・聞く質問が固定・型に流し込んで場面がない、の三つ。型を変えても「立派な一本」を書いても直らず、止まることのほうが重い
- 話す人を、まだ記事に出ていない社員・入ったばかりの人・別の職種・代表の最近の判断・内定者に変える
- 聞く質問を、「やりがい」から「先週の一日」「入る前と入った後」「一番困った案件」「最近迷って決めたこと」に変える。答えが場面になる
- 一本一場面に戻し、聞いた言葉をそのまま、短く出す。募集記事の「こんなことやります」も現場に聞き直す
- 読まれた記事と読まれなかった記事を「人と場面」で並べ、届いている種類を次の候補に。季節・時事・会社のニュース・装飾で鮮度を出さない
よくある質問
社員が少なく、出ていない人がもういません
同じ人でも、質問を変えれば場面が変わります。前回「やりがい」を聞いた人に、今回は「先週の一日」を、次回は「一番困った案件」を聞きます。一人に、場面は複数あります。代表の「最近迷って決めたこと」は、毎月変わります。内定者や、入ったばかりの人が加われば、その人が新しい話す人です。
読まれた記事と読まれなかった記事の差が、よく分かりません
閲覧の動きより、面談で「記事のどこを見て来たか」と言われた記事のほうが、差が分かります。挙げられた記事の「人と場面」を見ると、届いている種類が見えます。管理画面で何が見えるかは、現在の仕様で確認してください。閲覧の大小より、面談の言葉で見ます。
記事のマンネリの見直しは、御社に相談できますか
できます。当社は、出ていない人の一覧の型、聞く質問の型、並べる表の型、記事を整えることを支えられます。話す人を決めること、頼むこと、話すこと、出す判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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