証券業界の新卒採用でワンキャリアを使うときの設計|クチコミを二つに分けて読む
大手総合証券、準大手・中堅、ネット証券、地域の証券会社、外資系が、新卒採用でワンキャリアを使う。証券は、リテール営業の実態(数字、相場、資格、電話と訪問)と、面接官の態度(圧迫、詰める質問)が、クチコミと体験談に厳しく書かれる業界で、学生はそのクチコミを読んでから企業ページに来る。会社は厳しいクチコミを「業界のイメージ」として一つに見がちだが、クチコミの中身は「営業の実態」と「面接官の態度」が混ざっていて、後者は今年変えられる。結論から言うと、証券業界のワンキャリアは、自社のクチコミを「営業の実態に関わるもの」と「面接官の態度に関わるもの」に分けて読むことから始めます。営業の実態は隠さず企業ページに書き、どう扱っているかを添えます。面接官の態度は、今年の面接官教育で変え、翌年のクチコミを変えます。リテール・法人・専門(IB、リサーチ、システム)の採用を企業ページと選考で分け、体育会向けのイベントとスカウトは「証券に興味」ではなく「数字を追った・断られてから関係を作り直した」で絞ります。 この記事では、証券業界の採用構造とワンキャリアとの相性、クチコミの分け方、企業ページの見せ方、面接官教育と選考設計、イベントとスカウトの運用設計、社内の分担を整理します。媒体の選び方は証券業界の採用媒体の選び方、クチコミの基本はワンキャリアのクチコミとはで書きました。数値と料金は書きません。
証券業界の採用構造と、ワンキャリアとの相性
| 区分 | 採用の形 | ワンキャリアとの相性 |
|---|---|---|
| 大手総合証券 | 多く採る。リテール営業が中心。体育会と上位大学志向。クチコミが多く厳しい | 厳しいクチコミが先にある前提で、企業ページと面接官教育を |
| 準大手・中堅、地域の証券 | 大手の後に会う。クチコミが少ない。リテールが中心 | 大手のクチコミの像で読まれる。営業の実態を隠さず、扱いを添える |
| ネット証券 | 営業より企画・システム・カスタマー。「証券」の像とずれる | 「リテール営業ではない」を一行に。像とのずれを先に |
| 外資系、専門(IB、リサーチ) | 上位大学志向。選考が独自。体験談が濃い | 選考の中身を先に。対策される前提で |
| 業界の特徴 | ワンキャリアで起きること | 設計 |
|---|---|---|
| リテール営業の実態がクチコミに厳しく書かれる | 「証券」の一語で像ができ、企業ページで否定しても効かない | 隠さず書き、どう扱っているかを添える |
| 面接官の態度(圧迫、詰める)がクチコミに書かれる | 営業の実態と混ざって「厳しい会社」になる | 分けて読み、面接官の態度は今年変える |
| リテールと法人・専門で採用がまったく違う | 専門志望がリテールの像で離れ、リテール志望が専門の選考で戸惑う | 採用の形ごとに企業ページと選考を分ける |
| 内定辞退が多い(銀行、保険、他の証券との併願) | 内定者の体験談に「他社に行った」と残る | 内定者が「なぜ残ったか」を書く設計 |
クチコミを、「営業の実態」と「面接官の態度」に分けて読む
- 自社のクチコミと体験談を、二つに分ける:「数字がきつい」「相場で休めない」「資格の勉強」は営業の実態。「面接で詰められた」「圧迫だった」「学歴を聞かれた」は面接官の態度
- 営業の実態は、今年は変えられない:隠さず企業ページに書き、どう扱っているかを添える
- 面接官の態度は、今年変えられる:面接官にクチコミを読ませ、聞き方を変える。翌年のクチコミが変わる
- どちらでもないもの(説明会の雰囲気、連絡の遅さ)は、運用で今年直す:ワンキャリアのクチコミで説明会の評判が悪いときの見直し
- 競合の証券のクチコミも、同じ二つで読む:業界に共通する実態と、自社だけの面接官の態度が分かる。ワンキャリアで競合企業のクチコミを読む方法
厳しいクチコミへの向き合い方はワンキャリアに厳しいクチコミがあるときの対応で書きました。
エージェントベストの見解
これは数字の読み方の話です。証券会社から、「クチコミの点が低く、厳しい内容が多いのは業界のイメージだから、仕方がない」と相談されることがあります。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアの運用を見ていますが、証券会社のクチコミを一つずつ読むと、「営業の数字がきつい」「相場で休めない」という営業の実態に関わるものと、「面接で詰められた」「志望動機を何度も聞き直された」という面接官の態度に関わるものが混ざっていて、点の低さはその合計です。営業の実態は今年変えられませんが、面接官の態度は今年の面接官教育で変えられ、翌年のクチコミの半分はそこで変わります。当社がお願いしているのは、クチコミの点を「業界のイメージ」として一つに見ず、二つに分けて数え、面接官の態度に関わるものが何割あるかを先に知ることです。分けて数えると、「仕方がない」から「今年変えられるものがある」に変わります。
企業ページの見せ方|採用の形を分け、営業の実態を隠さず扱いを添える
- リテール・法人・専門(IB、リサーチ、システム)を、企業ページの募集で分ける:「この募集はリテール営業で、〇〇」「この募集はIBで、選考は△△」。一つの募集で全部を書かない
- リテール営業の実態を、事実として書く:「数字の目標は〇〇の決まり方で、相場の動く時期は△△、資格は□□の時点で」。数値は実態で。この記事では書かない
- どう扱っているかを、添える:「数字の目標は〇〇の形で見直し、達しなかったときは△△」。改善の予定を約束しない
- 「証券」の像を否定しない:「きついと思われがちですが」は像を強める。業界イメージが不利な会社のワンキャリアの見せ方
- ネット証券と専門は、「リテール営業ではない」を最初に:像とのずれを先に言う
- 面接官の態度に関わるクチコミがあれば、企業ページで反論せず、今年の面接で変える:企業ページに「圧迫面接はしていません」と書くより、翌年のクチコミで変える
本選考の書き方はワンキャリアで本選考を掲載するときの書き方で書きました。
面接官教育を、企業ページより先に
- 面接官に、自社のクチコミの「面接官の態度」の部分を読ませる:誰の面接がどう書かれているかを知る。ワンキャリアのクチコミを面接官教育に使う方法
- 「なぜ証券か」「なぜ当社か」を何度も聞かない:像を確かめる質問は、像の体験談を作る。代わりに「数字を追った経験」「断られてから関係を作り直した経験」を聞く
- 営業の実態を、面接で伝える:「数字の目標と相場の時期を聞いて、それでも来るか」。伝えたことは体験談に「聞いた」と残る
- 面接の印象のクチコミを、面接官ごとに追う:ワンキャリアのクチコミで面接の印象が悪いときの見直し
- リテールと専門で、面接官と聞くことを分ける:専門の選考にリテールの面接官を出さない
イベントとスカウトの設計
- 体育会向けのイベントは、「証券に興味」ではなく「数字を追った経験」で:体育会の学生に「証券は体育会向き」の像で集めない。ワンキャリアの体育会向けイベントの設計
- 登壇は、若手のリテール営業:「最初に断られた日」「相場が動いた日」「初めて任された日」を本人の言葉で
- 専門(IB、リサーチ)のイベントは、リテールと分ける:同じイベントで両方を話さない
- スカウトは、採用の形を最初に:「リテール営業の募集で、数字の目標は〇〇。あなたの△△(ガクチカ)を読んで」。「証券に興味」で絞らない
- 絞るのは、「数字を追った・断られてから関係を作り直した・年上の人に提案した」のガクチカ:ワンキャリアの学生のガクチカを読んでスカウトを送る方法
- 上位大学に送るなら、専門の選考の中身を先に:ワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送るときの考え方
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 自社と競合のクチコミを「営業の実態」と「面接官の態度」に分けて数える | 人事 |
| 面接官にクチコミを読ませ、聞き方を変える | 人事と面接官の責任者 |
| リテール・法人・専門で企業ページの募集を分ける | 人事と各部門の責任者 |
| 営業の実態と、どう扱っているかを書く | 人事。若手の営業と支店長が確認 |
| 面接で営業の実態を伝え、「なぜ証券か」を何度も聞かない | 面接官 |
| 体育会向けのイベントを「数字を追った経験」で組む | 人事 |
| イベントで若手の営業が一日を話す | 入社してまもない営業 |
| スカウトを採用の形とガクチカで絞る | 送る人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、クチコミを分けて読む型、企業ページを分ける型、面接官教育の型、イベントの型、スカウトの型と絞る作業までで、営業の実態の開示、扱いの決定、面接官の聞き方の変更、若手が話すことは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。証券会社から、「企業ページを整えて、厳しいクチコミの印象を和らげたい」と相談されることがあります。当社は、企業ページより先に、面接官教育をお願いしています。ワンキャリアの学生は、企業ページを読む前にクチコミを読んでいて、クチコミの「面接で詰められた」は、企業ページを整えても消えません。消えるのは、今年の面接で詰めなかったときに、翌年のクチコミに「丁寧だった」が書かれたときです。企業ページを先に整えると、面接官の態度が変わらないまま「企業ページはよいが面接が厳しい」というクチコミが増え、差が「盛っている」として残ります。順番は、面接官にクチコミを読ませて聞き方を変え、そのうえで企業ページに営業の実態と扱いを書き、今年の面接で伝えることです。面接官の態度が変わった年のクチコミが、翌年の企業ページの信用になります。
まとめ
- 証券業界は、リテール営業の実態と面接官の態度がクチコミに厳しく書かれ、学生はそれを読んでから企業ページに来る。クチコミの点を「業界のイメージ」と一つに見ず、「営業の実態」と「面接官の態度」に分けて数える
- 営業の実態は今年変えられないので、隠さず企業ページに書き、どう扱っているかを添える。面接官の態度は今年の面接官教育で変え、翌年のクチコミを変える。順番は面接官教育が先
- リテール・法人・専門(IB、リサーチ、システム)の採用を企業ページの募集と選考で分ける。ネット証券と専門は「リテール営業ではない」を最初に
- 面接で「なぜ証券か」を何度も聞かず、営業の実態を伝えて「それでも来るか」を聞く。面接官ごとにクチコミを追う
- 体育会向けのイベントとスカウトは「証券に興味」ではなく「数字を追った・断られてから関係を作り直した」のガクチカで絞る。若手の営業が「断られた日」を本人の言葉で話す
よくある質問
クチコミの点が低いのは、業界のイメージだから仕方ないですか
一つずつ読むと、「営業の数字がきつい」という営業の実態に関わるものと、「面接で詰められた」という面接官の態度に関わるものが混ざっています。前者は今年変えられませんが、後者は今年の面接官教育で変えられ、翌年のクチコミが変わります。点を一つに見ず、二つに分けて数え、面接官の態度に関わるものが何割あるかを先に知ります。
企業ページで、厳しいクチコミを打ち消したいです
企業ページで打ち消しても、学生はクチコミを先に読んでいて、打ち消した企業ページは「盛っている」として残ります。営業の実態は隠さず書いてどう扱っているかを添え、面接官の態度は企業ページで反論せず今年の面接で変えます。翌年のクチコミに「丁寧だった」「書いてあったとおりだった」が残ることが、打ち消しになります。
証券業界のワンキャリアの設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、クチコミを分けて読む型、企業ページを分ける型、面接官教育の型、イベントの型、スカウトの型と絞る作業を支えられます。営業の実態の開示、扱いの決定、面接官の聞き方の変更、若手が話すことは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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