エンタメ業界の会社がWantedlyで採用するときの設計|作る現場を見せる
ゲーム、音楽、映像、アニメ、イベント・ライブ、配信、玩具・キャラクターの会社が、Wantedlyで採用する。エンタメは、「好き」で来る候補者が多い業界で、会社ページに作品名を並べれば「話を聞きに行きたい」は押される。会社が採りたいのは「作る側に回る人」で、「好き」で来た候補者の多くは、作る現場(締切、修正、裏方の仕事、自分の好みと違うものを作ること)で離れる。会社の側は「応募は来るが、欲しい人が来ない」と思い、候補者の側は「好きだったのに、作る側は違った」と思う。結論から言うと、エンタメのWantedlyは、作品名を一度だけ置き、作る現場——誰が何を決めて、締切と修正がどう来て、自分の好みと違うものをどう作るか——を素顔として書きます。「こんな人」を「好き」ではなく「作った経験(何を、どのくらい、誰と)」で決めます。Wantedlyが向くのは、制作の現場の職種(企画、開発、制作進行、デザイン、エンジニア)と、副業・フリーランスの入口で、「好き」の応募が多く来る職種は、別の入口で受けます。 この記事では、エンタメの採用構造とWantedlyとの相性、「好き」で絞らない見せ方、作る現場の書き方、ストーリーとカジュアル面談とスカウトの運用設計、社内の分担を整理します。媒体の選び方はエンタメ業界の採用媒体の選び方、知名度のある作品の扱いはWantedlyで知名度をどう扱うかで書きました。数値と料金は書きません。
エンタメの採用構造と、Wantedlyとの相性
| 区分 | 採用の形 | Wantedlyとの相性 |
|---|---|---|
| ゲーム(開発・運営) | 企画、エンジニア、デザイン、運営。中途と副業が多い | 向く。作る現場を職種ごとに。並ぶゲーム会社の中で「何を決められるか」で |
| 音楽・ライブ・イベント | 制作、営業、現場運営。季節と週末の仕事 | 労働時間と週末の実態を先に。「好き」で来た人が現場で離れないように |
| 映像・アニメ制作 | 制作進行、演出、作画、編集。締切が仕事を決める | 締切と修正の実態を素顔として。制作進行は「好き」ではなく「回した経験」で |
| 配信・キャラクター・玩具 | 企画、ライセンス、営業、マーケ | 「なにを」を作品ではなく事業で。作品名で埋めない |
| 業界の特徴 | Wantedlyで起きること | 設計 |
|---|---|---|
| 「好き」で来る候補者が多い | 応募は来るが、作る側が来ない | 「こんな人」を「作った経験」で |
| 作品名で会社ページを埋めやすい | 作品の像で読まれ、作る現場で離れる | 作品名は一度。作る現場を先に |
| 締切と修正が仕事を決める | 「好き」で来た人が締切と修正で離れる | 締切と修正の実態を隠さず |
| 副業・フリーランスとの関わりが多い | 正社員の募集に副業の候補者が来て行き違う | 入口を分ける |
「好き」で絞らない|「こんな人」を「作った経験」で決める
- 「〇〇が好きな方」「エンタメに情熱がある方」を、「こんな人」から外す:「好き」は絞れない。来る人の多くが持っている
- 「作った経験」で書く:「〇〇を、△△のくらいの規模で、□□人と作った経験」「締切のある制作を回した経験」「自分の好みと違うものを作った経験」。職種ごとに
- 作品名は、一度だけ:「なにを」に事実として。募集記事の全部を作品名で埋めない
- 作る現場を、先週の一日で:「先週は〇〇の仕様を決め、△△の修正を受け、□□の締切に合わせた」。Wantedlyの募集記事「こんなことやります」の書き方
- 誰が何を決めるかを書く:「〇〇は担当が決める。△△はプロデューサーが決める。□□はクライアントが決める」。「自分の作品を作れる」の像で来た人が、決める人の多さで離れる
- 待遇と労働時間を、隠さず:締切前、週末、イベント期間。「エンタメだから」で伏せない。Wantedlyの募集記事で待遇をどう扱うか
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。エンタメの会社から、「うちは作品が知られているので、Wantedlyに置けば応募は来る」と相談されることがあります。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、Wantedlyの運用を見ていますが、作品名で会社ページを埋めると、「話を聞きに行きたい」は押されても、来るのは「作品が好きな人」で、会社が採りたい「作る側に回れる人」は、その中に少ししかいません。面談の時間は「好き」の候補者で埋まり、作る側の候補者に会う時間が無くなります。当社がお願いしているのは、作品名を一度だけ置き、作る現場(誰が何を決めて、締切と修正がどう来るか)を先に書き、「こんな人」を「好き」ではなく「作った経験」で書くことです。書くと、「話を聞きに行きたい」の数は減り、来る候補者が「作る側」に変わります。数が減ることを、会社が先に受け入れておくことが要ります。
会社ページと募集記事の見せ方|作品ではなく、作る現場で
- 「なにを」は、作っているものと届け先で一言:「〇〇を作って、△△に届けている会社」。作品名の羅列で済ませない
- 「なぜ」は、責任者の「なぜこれを作るか」を体験と場面で:Wantedlyの募集記事「なぜやるのか」の書き方
- 職種ごとに募集を分け、それぞれで「作った経験」を:企画、エンジニア、制作進行、デザイン。「クリエイター募集」でまとめない
- 副業・フリーランスの入口を、正社員と分けて:「何を、どのくらいの期間で、どう関わるか」を最初に。Wantedlyで副業の募集を書くときの設計
- 「自分の好みと違うものを作る」ことを、隠さず:クライアントの要望、運営の都合、修正。作る側の実態として
- 作ったものが世に出るまでの時間を書く:「企画から〇〇まで、△△の期間」。すぐ出ると思って来た人が離れる
会社ページの書き方はWantedlyの会社ページで最初に書くこと、素顔を出す範囲はWantedlyで会社の素顔を出す範囲で書きました。
ストーリーとカジュアル面談の設計
- 作る現場の人のストーリーで、「締切前の一日」「修正で作り直した日」を本人の言葉で:Wantedlyのストーリーで事業の中身を書く方法
- 「好き」で入った人のストーリーで、「好きと、作る側の差」を本人の言葉で:像との差を、本人が。Wantedlyの入社後ストーリーの書き方
- 制作進行のストーリーを、別に:「好き」ではなく「回した経験」で来る職種。回す一日を
- カジュアル面談で、「作った経験」を聞き、締切と修正の実態を伝える:「好き」の話で面談を終えない。Wantedlyのカジュアル面談の設計
- 面談に、作る現場の人が出る:人事だけの面談は、作る側の実態を伝えられない
スカウトの設計
- 絞るのは、「作った経験」の記述:「〇〇を作った」「締切のある制作を回した」「自分の好みと違うものを作った」。「〇〇が好き」「エンタメ志望」で絞らない。Wantedlyのスカウトで対象を絞る方法
- 文面は、作る現場と「何を決められるか」を最初に:「〇〇を作っていて、△△は担当が決められる会社で、あなたの□□を読んで」。作品名で始めない。Wantedlyのスカウト文面の書き方
- 副業・フリーランスのスカウトは、正社員と分けて:Wantedlyの副業スカウトの考え方
- 作品が知られている会社ほど、文面から作品名を外す:作品名は、会社ページで一度読まれている
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「こんな人」を「好き」から「作った経験」に書き直す | 作る現場の責任者と人事 |
| 作る現場(誰が何を決めるか、締切と修正)を書き出す | 作る現場 |
| 待遇と労働時間を、何を書くか決める | 責任者 |
| 責任者が「なぜこれを作るか」を話し、記事に整える | 責任者(整えるのは人事か外に出せる) |
| 作る現場の人が「締切前の一日」「修正の日」を話す | 作る現場 |
| カジュアル面談に作る現場の人が出て、「作った経験」を聞く | 作る現場と人事 |
| スカウトを作る現場を最初に、「作った経験」で絞って送る | 人事(絞る作業は外に出せる) |
運用代行や代理店が支えられるのは、区分の整理、「作った経験」の書き出しの型、募集記事の型、聞き方の型、面談の型、スカウトの絞る作業までで、待遇と労働時間の開示、責任者が話すこと、現場が話すこと、面談は会社が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは媒体の向き不向きの話です。エンタメの会社が、Wantedlyで全職種を採ろうとして、「好き」の応募に埋もれる形を、当社は見ています。当社が見ている範囲で、エンタメの会社でWantedlyが向くのは、作る現場の職種(企画、エンジニア、制作進行、デザイン)と、副業・フリーランスの入口です。作る現場の候補者は、作品名ではなく「誰が何を決められるか」「締切と修正がどう来るか」を見て、「話を聞きに行きたい」を押します。副業・フリーランスは、作品単位で関わる人が続く入口になります。一方で、「好き」の応募が多く来る職種(運営、営業、事務、サポート)は、Wantedlyで受けると面談の時間が「好き」で埋まります。当社がお願いしているのは、Wantedlyの募集を作る現場の職種と副業・フリーランスに絞り、他の職種は別の入口で受けることです。絞ると、面談の時間が作る側の候補者に使えます。
まとめ
- 「好き」で来る候補者は多いが、会社が採りたい「作る側」は「好き」では絞れない。「こんな人」を「作った経験(何を、どのくらい、誰と)」で書く
- 作品名は一度だけ。作る現場(誰が何を決めて、締切と修正がどう来て、自分の好みと違うものをどう作るか)を素顔として先に。待遇と労働時間を「エンタメだから」で伏せない
- 職種ごとに募集を分け、副業・フリーランスの入口を正社員と分ける。作ったものが世に出るまでの時間を書く
- 作る現場の人が「締切前の一日」「修正で作り直した日」を、「好き」で入った人が「好きと作る側の差」を本人の言葉で。面談に現場が出て、「作った経験」を聞く
- Wantedlyの募集は作る現場の職種と副業・フリーランスに絞り、「好き」の応募が多く来る職種は別の入口で。「話を聞きに行きたい」の数が減ることを先に受け入れる
よくある質問
作品が知られているのに、欲しい人が来ません
作品名で会社ページを埋めると、来るのは「作品が好きな人」で、「作る側に回れる人」はその中に少ししかいません。作品名を一度だけ置き、作る現場(誰が何を決めて、締切と修正がどう来るか)を先に書き、「こんな人」を「作った経験」で書いてください。「話を聞きに行きたい」の数は減りますが、来る候補者が作る側に変わります。
「好き」を条件にしてはいけませんか
「好き」は、来る人の多くが持っていて、絞れません。「〇〇を作った」「締切のある制作を回した」「自分の好みと違うものを作った」の経験で絞ってください。好きであることは面談で分かります。作った経験は、記事で絞らないと面談の時間が足りなくなります。
エンタメのWantedlyの設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、区分の整理、「作った経験」の書き出しの型、募集記事の型、聞き方の型、面談の型、スカウトの絞る作業を支えられます。待遇と労働時間の開示、責任者が話すこと、現場が話すこと、面談は、会社が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/21 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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