マスコミ業界の会社がWantedlyで採用するときの設計|独自選考との切り分け
新聞、出版、テレビ、ラジオ、Webメディア、制作会社、地方局・地方紙、専門出版の会社が、Wantedlyで採用する。マスコミは、「マスコミ志望」の候補者が思い浮かべる仕事(記者、アナウンサー、編集、ディレクター)と、会社が今、人を必要としている仕事(デジタル、事業開発、動画、データ、営業、制作進行)がずれている業界です。大手の本体は、記者・アナウンサー・編集の新卒を独自の選考と試験で採っていて、Wantedlyに同じ職種を置くと、日程と役割がぶつかる。会社名と番組名・媒体名で会社ページを埋めると、「マスコミ志望」の像で読まれ、募集の実態(デジタル、営業)で離れる。結論から言うと、マスコミのWantedlyは、順番を守ります。①大手の本体は、独自選考で採る職種と日程を先に確かめ、Wantedlyで採る職種(デジタル・事業開発・動画・データ・営業の中途と専門職)を分ける。②会社名と番組名・媒体名は一度だけ置き、「誰に何をどう届けていて、今、紙と放送からデジタルへ何が変わっているか」を書く。③その現場で誰が何を決めているか、締切と労働時間の実態を書く。④地方局・地方紙・専門出版・制作会社・Webメディアは、知られていない前提で「なにを」を届け先で書く。 この記事では、マスコミの採用構造とWantedlyとの相性、独自選考との切り分け、会社名で埋めない見せ方、ストーリーとカジュアル面談とスカウトの運用設計、社内の分担を整理します。媒体の選び方はマスコミ業界の採用媒体の選び方、知名度の扱いはWantedlyで知名度をどう扱うかで書きました。数値と料金は書きません。
マスコミの採用構造と、Wantedlyとの相性
| 区分 | 採用の形 | Wantedlyとの相性 |
|---|---|---|
| 大手新聞・テレビ・出版の本体 | 記者・アナ・編集の新卒は独自選考と試験。中途はデジタルと事業 | 独自選考の職種を置かない。デジタル・事業開発・動画・データの中途で |
| 地方局・地方紙 | 知られていない。少人数。デジタルへの転換の途中 | 「なにを」を地域と届け方で。変わっていることを先に |
| 専門出版・業界紙 | 読者が限られる。編集と営業が近い | 読者と届け方で。「出版」の像とずれることを先に |
| Webメディア | 編集、SEO、動画、広告、事業開発。スタートアップも多い | 向く。並ぶ場の中で、読者と収益の形で |
| 制作会社 | 制作進行、ディレクター、編集。締切と労働時間 | 締切と労働時間を素顔として。「テレビ」の像ではなく制作の現場で |
| 業界の特徴 | Wantedlyで起きること | 設計 |
|---|---|---|
| 「マスコミ志望」の像と募集の実態がずれる | 記者・アナ志望が来て、デジタル・営業の募集で離れる | 職種を先に分け、実態で書く |
| 大手は独自選考で採る | Wantedlyの募集が日程と役割でぶつかる | 独自選考の職種と日程を先に確かめる |
| 会社名と番組名で埋めやすい | 会社の像で読まれ、現場で離れる | 一度だけ置き、届け方と変わっていることで |
| 締切と労働時間が仕事を決める | 「マスコミ」で来た人が締切で離れる | 隠さず、先週の一日で |
順番①:独自選考との切り分け|Wantedlyで採る職種を先に決める
- 大手の本体は、独自選考で採る職種(記者・アナウンサー・編集の新卒)をWantedlyに置かない:日程と役割がぶつかり、候補者が混乱する。Wantedlyで新卒の募集を書くときの考え方
- Wantedlyで採る職種を、先に決める:デジタル(編集、SEO、プロダクト)、事業開発、動画、データ、営業、制作進行の中途と専門職
- 「マスコミ志望」ではなく、職種で書く:「〇〇のデジタル編集」「△△の動画制作」。会社名で釣らない
- 副業・フリーランスの入口を分けて置く:ライター、編集、動画、デザインは、副業で関わる人が続く形になりやすい。Wantedlyで副業の募集を書くときの設計
- 地方局・地方紙・専門出版・制作会社・Webメディアは、この切り分けが要らない分、「なにを」から始める
エージェントベストの見解
これは順番の話です。大手の新聞社やテレビ局の人事から、「Wantedlyで若い人にも来てほしい」と相談されることがあります。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、Wantedlyの運用を見ていますが、独自選考で採っている記者・アナウンサー・編集の新卒をそのままWantedlyにも置くと、日程と役割がぶつかり、候補者はどちらで応募すればいいか分からなくなります。当社がお願いしている順番は、①独自選考で採る職種と日程を先に確かめる、②Wantedlyで採る職種をデジタル・事業開発・動画・データ・営業の中途と専門職に分ける、③会社名と番組名を一度だけ置き、「今、何が変わっているか」と現場を書く、④その職種の現場の人が面談に出る、です。①と②が無いと、③以降を書いても、来るのは「マスコミ志望」の候補者で、募集の実態とずれて離れます。①と②を決めると、募集が独自選考と並んで動きます。
順番②③:会社名で埋めない|届け方と、変わっていることと、現場で
- 「なにを」は、「誰に何をどう届けているか」で一言:「〇〇の地域の人に、△△のニュースを紙とアプリで届けている会社」「□□の業界の人に、〇〇の情報を届けている出版社」。会社名と番組名の羅列で済ませない
- 「今、変わっていること」を、事業と場面で:「紙の読者が減って、アプリの〇〇を去年始めた」「放送と配信で、△△の作り方を変えている」。「デジタル化を推進」の一語で済ませない。Wantedlyの募集記事「なぜやるのか」の書き方
- その現場で、誰が何を決めているかを書く:「〇〇はデジタルの担当が決める。△△は編集局の決裁が要る。□□は決まっていない」。Wantedlyの募集記事「こんなことやります」の書き方
- 締切と労働時間を、隠さず:「〇〇の締切が毎日あり、△△の期間は□□」。「マスコミだから」で伏せない。Wantedlyの募集記事で待遇をどう扱うか
- 「こんな人」は、「締切のある仕事を回した・紙や放送の組織でデジタルを進めた・読者や視聴者のデータを見て決めた」の記述で:「マスコミ志望」「文章が好き」で絞らない
- 地方局・地方紙は、地域と届け方を先に:知られていない前提で。Wantedlyで会社の素顔を出す範囲
会社ページの書き方はWantedlyの会社ページで最初に書くことで書きました。
ストーリーとカジュアル面談の設計
- デジタル・事業開発の現場の人のストーリーで、「紙や放送の組織で進めた日」「決裁で止まった日」を本人の言葉で:Wantedlyのストーリーで事業の中身を書く方法
- 中途で入った人のストーリーで、「マスコミの像と、入った後」を本人の言葉で:Wantedlyの入社後ストーリーの書き方
- 制作会社は、制作進行の「締切前の一日」を本人の言葉で:「テレビ」の像ではなく、制作の現場で
- カジュアル面談で、独自選考との違いと、締切と労働時間を、聞かれる前に伝える:Wantedlyのカジュアル面談の設計
- 面談に、その職種の現場の人が出る:人事だけの面談は、「変わっていること」の実態を伝えられない
スカウトの設計
- 絞るのは、「締切のある仕事を回した・紙や放送の組織でデジタルを進めた・データを見て決めた」の記述:「マスコミ志望」「メディアに興味」で絞らない。Wantedlyのスカウトで対象を絞る方法
- 文面は、「今、変わっていること」と現場を最初に:「〇〇の読者にアプリで届ける事業を去年始めていて、△△は担当が決められて、あなたの□□を読んで」。会社名と番組名で始めない。Wantedlyのスカウト文面の書き方
- 副業・フリーランスのスカウトは、正社員と分けて:Wantedlyの副業スカウトの考え方
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 独自選考の職種と日程を確かめ、Wantedlyで採る職種を分ける | 人事 |
| 「誰に何をどう届けているか」と「今、変わっていること」を書き出す | デジタル・事業の現場と人事 |
| 決裁の経路と、締切と労働時間を、何を書くか決める | 部門の責任者 |
| 現場の人が「進めた日」「止まった日」を話し、記事に整える | 現場(整えるのは人事か外に出せる) |
| カジュアル面談にその職種の現場の人が出る | 現場と人事 |
| スカウトを「変わっていること」を最初に、「締切のある仕事を回した」の記述で絞って送る | 人事(絞る作業は外に出せる) |
運用代行や代理店が支えられるのは、区分の整理、切り分けの型、「変わっていること」の書き出しの型、募集記事の型、聞き方の型、面談の型、スカウトの絞る作業までで、独自選考との調整、決裁と労働時間の開示、現場が話すこと、面談は会社が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは切り分けの話です。マスコミの会社が、会社ページを会社名と番組名・媒体名で埋め、募集記事に「〇〇で働きませんか」と書く形を、当社は見ています。大手の本体、地方局・地方紙、専門出版、制作会社、Webメディアでは、Wantedlyで書くことが違います。大手の本体は、知名度があるので会社名は一度で足り、書くべきは「今、変わっていること」と「その現場で何を決められるか」です。地方局・地方紙・専門出版は、知られていない前提で、地域と読者と届け方を先に書きます。制作会社は、「テレビ」の像ではなく、制作の現場と締切を素顔として書きます。Webメディアは、並ぶスタートアップの中で、読者と収益の形で書きます。当社がお願いしているのは、自社がどの区分かを先に決め、その区分で「最初に書くこと」を変えることです。会社名で埋めた記事は、どの区分でも「マスコミ志望」の像で読まれます。
まとめ
- 「マスコミ志望」の像(記者・アナ・編集)と、会社が今人を必要とする仕事(デジタル・事業開発・動画・データ・営業)はずれる。大手の本体は独自選考の職種と日程を先に確かめ、Wantedlyで採る職種を分ける
- 会社名と番組名・媒体名は一度だけ。「誰に何をどう届けていて、今、紙と放送からデジタルへ何が変わっているか」と、その現場で誰が何を決めているかを書く
- 締切と労働時間を「マスコミだから」で伏せない。「こんな人」は「マスコミ志望」ではなく「締切のある仕事を回した・組織でデジタルを進めた・データを見て決めた」の記述で
- 地方局・地方紙・専門出版は知られていない前提で地域と読者と届け方を、制作会社は制作の現場と締切を、Webメディアは読者と収益の形を、区分ごとに最初に書くことを変える
- 現場の人が「進めた日」「止まった日」を本人の言葉で。面談にその職種の現場が出る。副業・フリーランスの入口は正社員と分ける
よくある質問
記者やアナウンサーの募集もWantedlyに置いてよいですか
独自選考と試験で採っている職種を同時にWantedlyにも置くと、日程と役割がぶつかり、候補者はどちらで応募すればいいか分からず、人事は両方の対応で手が足りなくなります。独自選考の職種と日程を先に確かめ、Wantedlyではデジタル・事業開発・動画・データ・営業の中途と専門職から始めてください。
会社名を出せば読まれるのでは
知名度のある会社名は、「話を聞きに行きたい」を押させはしますが、来るのは「マスコミ志望」の像を持つ候補者で、募集の実態(デジタル、営業)で離れます。会社名は一度だけ置き、「今、変わっていること」と現場で何を決められるかを書いてください。地方局・専門出版・制作会社は、知られていない前提で届け方から書いてください。
マスコミのWantedlyの設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、区分の整理、切り分けの型、「変わっていること」の書き出しの型、募集記事の型、聞き方の型、面談の型、スカウトの絞る作業を支えられます。独自選考との調整、決裁と労働時間の開示、現場が話すこと、面談は、会社が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/21 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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